ならさんの映画レビュー・感想・評価

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

これは映画館で観たかった。
スラムダンクと一緒で、モーションキャプチャーを取り入れたライブシーンが圧巻。プレイヤーが上原ひろみと馬場さんだからなぁ〜。ライブの臨場感を上手くアニメに落とし込めてました。
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.5

昔のジブリのような物語の割振りがしっかりとしたような作品ではなく、どちらかというと宮沢賢治風なふわっとしたお伽話のような印象。しっかり成人して見てしまったので、子どもの頃に見たらまた感じ方が違ったのか>>続きを読む

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

3.7

めっちゃ地味な作品。
おもひで篇と紅花摘み篇に別れており、前者はちびまる子ちゃんと同じ世界線で60〜70年代の日本を懐かしいと思えるかどうかで満足度が変わってくる。個人的には好きな世界。懐かしい昭和で
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.6

好みが分かれそうなのは他のウェス・アンダーソン作品と同じ。

本作はモノクロで進んでく点やオムニバス形式なところなどジム・ジャームッシュのコーヒアンドシガレッツを彷彿とさせる表現が多かった。そんな中で
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

マーティン・スコセッシっぽく、人間が狂気に陥っていく過程をスリルフルに表現してた。

ラストのどんでん返しはなるほどなぁと思う反面、陰鬱でサイコパスな演出が続くので、何が正しいのか見てるだけではわから
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ルパン三世 VS キャッツ・アイ(2023年製作の映画)

3.4

同窓会作品。

日本国内のコソ泥と世界的怪盗では規模の差が歴然としてて、キャッツアイの活躍出来る場面はちょっと少なかったかな。せめてシティハンターが参加してれば変わったかもしれないけど。

ルパン3世
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

王道のミステリーもの。

序盤の設定説明でうとうとしてしまったが、中盤以降の展開と終盤の伏線回収のテンポ感が良く、後半で面白さを巻き返した。

テンポ的には伊坂幸太郎の小説みたいな感じかな。最後にバツ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.6

紛争で故郷を追われる過程を描いた話。

紆余曲折あろうと地元に好感を持つ人が多いのは、過ごした時間の長さと好感に相関関係があるからなのだろうかね。

全編モノクロだったけど、カラーでも良かったんじゃな
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.4

新しくなってからの劇場3作目。

前2作に比べると戦闘シーンが多め。序盤のブロリー登場の経緯を描く流れは、昔のDBの劇場版と作りが似ていた。1:40も無くて良かったんじゃないかな?登場人物が少なく、戦
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

「タクシー運転手」同様、軍事政権化の韓国で行われた拷問を描いたノンフィクション。

登場人物が多いので序盤はダレるが、中盤以降の緊迫感は集中して見れた。

まだ30年足らずしか経ってないので、経緯がリ
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.1

他のレビューを読んだときに「若い頃に見た時は何がなんだかさっぱりわからずただ気持ち悪かった」って書いてあったのだが、凄く同感。

中年になると抱く人生の空虚感みたいな薄気味悪さに引き込まれてしまった。
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

ある欠陥を中心に家族愛と友情の変遷を描いていて、エレメンタリースクール版のCodaという印象。ラストが超ハッピーエンドで終わるところはアメリカだなぁ〜と思ったが、変遷は綺麗に描いてた。

年末に観るに
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.4

原作の山王戦リメイク。昔のテレビ版もインターハイ前で打ち切られてるので、動画はまったくの初モノ。

それまでの花道・流川から、リョータに主軸が移っていて、片親、死別、団地、と、出て来る設定がとにかくパ
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.7

伝記物なのでヒューマン的な系譜の作品かと思ったのだが、直球のラブストーリーだった。同性愛はトーベヤンソンが生きた時代は違法だったのね。

あとで調べてみると、ムーミンには彼女の周囲にいた人たちの大半が
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.5

本人がチョイスしたらしいのだから当たり前だが、サイケデリックかつフォーク・ニューミュージックな邦楽を使ったミュージカル風な展開が、がっつりさくらももこワールド。

たまとかね。さくらももこの漫画の中に
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.8

一年半タイミングを逃し続け、ようやく見れた。

ホントに史実?と思うくらい終盤の展開がエモーショナル。レディーガガのそこまで美形でもなく(失礼か)、でも主張は強いパーソナリティが適役。女性的な嫉妬を巧
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

画は韓流なんだけど、言い回しやストーリーは海街Diaryやそして父になるの是枝監督だった。原作の総集編のような映画。まぁ、原作は知らんのだけどね。いつの間にか家族っぽくなってるところの描き方も一緒。>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

永らくレビュー出来ず放置してしまってた。

新規の人より、かつてのウルトラQ〜ウルトラマンを観てた世代にバッチリ刺さるオマージュ映画になっていた。自分に翻ってみれば、幼稚園の頃に見てから30年弱分、心
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リスペクト(2021年製作の映画)

4.0

ようやく見れました。

アレサフランクリンの伝記物。
10代で子ども産んだり、束縛するステージパパやDV夫など、つくづく周囲の男性に恵まれない。映画ではその描写の後に曲を歌うシーンになるので、自立した
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.6

ダウン症の青年がプロレスの学校に入団する為に施設から脱走する話。と思って見始めたのだが、プロレスはエッセンス的なもので主軸はフロリダまでのロードムービーだった。

真面目に作ろうとしつつ、ところどころ
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.7

レコード店を営む父と医者を目指す娘の青春バンド物語。

娘が凄く大人で父の幼さっぷりが目立った。いつまでも夢を追ってないで現実を見なさいと娘に教えられる姿とサンプラーやルーパーを使って作曲する手法に現
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ドラえもん のび太と竜の騎士(1987年製作の映画)

3.4

旧版の大長編ドラえもんの中では初見。明確な敵が居ないのは本作と創生日記くらいだろう。伏線の回収に史実や科学を交えてくるところがいかにもドラえもんぽかった。

風雲ドラえもん城が時代錯誤です。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.5

5本のオムニバス。

タクシー内の会話が、映画というよりはコントに見えてクスッと笑える。中ではパリの盲目のお姉さんの話が好きかな。日常の何でもないやり取りを120分飽きさせずに見させるのはスキルがいる
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ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)(1985年製作の映画)

3.8

リメイクするというので久々に見てみた。子供の時から通算で数十回はみてるだろうけど、今見返すと、マクロスやブレードランナー等、SFが流行った真っ只中で作られた映画だって事がよくわかる設定だ。OPのパロデ>>続きを読む

ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.6

たいしてやりたくもない男娼をやってたらちょっと本当の恋を知ってしまって、1つの出会いと別れを経験するお話。

これ本当にニューヨーク?ヨーロッパの田舎の話じゃないの?っていうくらい長閑な時間が流れるの
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音楽(2019年製作の映画)

3.2

好きな人にはウケるけど、わからない人には全くわからないであろう意見が分かれそうな作品。

初期衝動がバンドなんですよって伝えたいんだろうけど、自ら体験した人じゃないと共感し辛そう。

主に杉並区と中野
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

黒人ミュージシャンとイタリア人運転手の南部ロードツアームービー。

一見折り合わなそうな2人が一緒に時間を過ごす事で仲を深め合ってく。この設定が最強のふたりに似てた。どちらもノンフィクションなのも面白
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

地球を滅亡させるレベルのどデカい彗星が衝突するというのに誰も信じてくれない、というところから始まるブラックジョークに溢れたコメディ。アメリカって感じの皮肉がたっぷり散りばめられてて、昨日見たスイング・>>続きを読む

スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.8

アメリカの選挙制度が限界に来てんじゃないかと思わせる程に風刺が効いてた。

選挙ビジネスを超皮肉ってるところが最高。日本だとここまでやったらスポンサーが離れてしまいそうなところ、しっかり配給してるとこ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

耳が聴こえない家族と歌を歌いたい健常者の主人公という枠組みの中で、お互いがお互いを分かり合いながら、葛藤やら試練やらを乗り越えていく青春ヒューマンストーリー。

立場の違いからのボタンの掛け違いが相手
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

本作から見始めたので、ちょっと経緯が掴めないところがあったが、どうやらどキングスマンの成立ちの話だった様子。スターウォーズで言うところのエピソードゼロ的な。

もう少し007みたいなド派手なエンターテ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.3

ビートたけしフリークの劇団ひとりが監修したからこそ芸人目線でのテンポ良い展開が描けたんだろうなと感じた。

たけしよりも大泉洋演じる深見千三郎の方が主人公なんじゃないと思えるくらい画を食ってたし、何よ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

ベイビー・ドライバー監督の最新作品ということで映画館へ。

同じような作品を期待していたのだが、同じだったのは使われているサントラのセンスとテンポだけで、映画自体はパニックホラーの様相。とにかく音が大
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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.9

テレビにて鑑賞。
大分経ってしまったけど書いてなかったので記録。

半分コントを交えたような展開がいかにもフジテレビらしい。テンポも良いので飽きないし、1を観てなくても2単独で十分楽しめる。邦画はこれ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

すべての酒クズたちに捧げる反面教師的な映画。酒は飲んでも飲まれるな。自分のことのようでゾッとするも、映画館から帰宅して冷蔵庫からスッと缶ビールを取り出してしまうところがまた、この作品に出て来るクズたち>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

なんともシュールな誘拐事件。

身内を脅かすだけがどんどん大きな事件に発展。サスペンスぽいがコメディなので、バッファロー66みたいに見てるとニヤけてしまう感じ。

寝たいんだけど、なかなか寝られないな
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