けいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

けい

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そして父になる(2013年製作の映画)

4.3

久々に観ました。レビュー書き直し。
初めて観た時は泣き過ぎて大変でした。

子供と親との関係というとても難しいものを描いている。今の心境として「人と人の関係の正解のなさ」を感じました。

常に答えがな
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.5

「私たちには、世界の片側しか見えてないと思うんだよね。」

という劇中の台詞の通り、世界の片側から見えるものを終始見せられる。それは「人」そして「生きる」ということの片側でした。

コンセプトはと
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

うわー。評価がむずい。泣けた。

聾唖者、というとどこか差別はいけないという知識や考え方でみてしまう。この映画はそんな何か特別な目でみがちな人たちを、「人」として観る映画だったように思う。

もちろん
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余命10年(2022年製作の映画)

4.3

いやあ泣けた。何度も泣きシーンがある映画でした。恋愛映画としてではなく、一人の女性の生き様を描いている。だから女性は観ていてグッとくると思う。男だけどそう思った。

また、大雑把に言って、死を意識して
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.0

以前に人に勧められた映画だったけど、本当いい映画でした。
障がいがあろうがなかろうが、ぶつかって、本気になって生きれば摩擦もあるしお互いに思うところもある。ぶつからなくても思うところあるんだから。
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

安心してみれる良作ラブコメ。
想像より成田凌がキモってなるシーンがあったけど。笑

「普通なんてどうでもいい」とは映画の中のセリフだったと思うけど。ついつい日常で使ってしまう普通という言葉に惑わされて
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街の上で(2019年製作の映画)

4.1

前情報何もなく、タイトルとジャケットだけで観ました。

しかし、観終わってから気づきました、「愛がなんだ」の監督じゃん!!!
今作の主人公である荒川が、愛がなんだでも存在感を出していた若葉竜也。いい味
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.1

これはマインドフルというか、禅に通じるお茶の映画。

頭で考えることではなく、今をどう感じるか。
功利主義に日々を踊らされ、何かを成すことに意味を見出す生活から、ふっと遠ざかることができる。

時間を
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

いやー、シンジくんが新しい世界でも、うまくいかない日々から自分の居場所を守ろうと立ち上がる素敵な話でした。

0巻自体、原作を読んでいたので知ってましたが、その雰囲気壊さず忠実に作られててよかったです
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ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.5

なんとなく流し見をしたのだけど、ドラマだと思ってたら映画だった。笑

意外と自分の気持ちに気づかないっていう甘酸っぱい青春時間のお話。
学生の頃に見たら楽しめたと思います。

程よいエンタメ映画。

劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア(2021年製作の映画)

3.9

期待していたより楽しんだ!ノリでいってよかった。
SAO好きにはたまらないでしょう。

大枠の物語はTVアニメと同じだったけど、細かい点や終わり方も違っていて。TVとは違った終わり方に心躍りました。
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

3.9

4DXでみるという奇行を犯しつつ見てきました。
この映画ってここまで社会派だったっけ。以前の自分はどんな気持ちでこれを見たのか思い出せない。

パトレイバーという題材を使っているだけで、東京とその生活
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空白(2021年製作の映画)

4.4

二度観たくないし、人に薦めづらい傑作。

人の死を発端に色んな人の人生が動くのだけど、これリアルでもある話で。少し前に身近でも聞いたこともある。ドキュメンタリーといってもいいくらい人間の心理描写が逸品
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0

ピーナッツバター・ファルコンの何が格好良いか。
誰にでもある外見的特徴を度外視して、どう生きたいかに寄り添っているから。

もちろん、失敗も問題も色々あって。悪いことだってしている。
そんなにシンプル
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.8

誰でも楽しめるアクション超大作映画。
マーベル作品とはいえ、過去作や繋がりを全く知らなくてもそこそこ楽しめた。

後半ではファンタジー色がだいぶ強くなるが、個人的には前半の街中戦闘にとても興奮できた。

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.9

シモネタ、ブラックユーモアオンパレード。
政治の世界をテーマにしながら、ここまで笑えてグッとくるラブコメも珍しいのではないかな。シャーリーズ・セロンの美しさも相まって、最後には全てを肯定したくなる。
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.8

長澤まさみが、、、笑顔かわいいっ!
ストーリーとしてはとてもキレイ。

コンフィデンスマンJPらしい、どんでん返し。
シリーズを観ている人はなんとなーく色々展開が読めると思う。

ほどよく外れないエン
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

映画のような小説?あ、小説を読んでるような映画。めちゃくちゃレビューが難しい。一部の人には傑作で、一部の人には駄作になりえる。

ここまで大人しい映画なのに、ちゃんと起伏を感じられたのがすごい。

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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

退屈な日常も、自分の選択で変わるということを思い出した。

世界観が少しだけゲーマー向けのため、ゲームに関心がない人には少しだけ入りづらさがあると思う。

ただ、そこを乗り越えると、豊富なアクション、
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.5

ブラックヒーローおじいちゃんのスリルアクション映画。

すみません、実言うと他の映画観ようと思ってて、発券したら違う映画だったという状態でした。寝ぼけて買ったか。普段全く観ない部類の映画。

前作も知
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.9

原石!ダイヤの原石みたいなキラキラした映画。

勝新太郎などを中心とした時代劇リスペクトを中心軸にしながら、映画を撮っていく青春物語。ワンシーンワンシーンに、青春が溢れている。
部室のシーンホント好き
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.3

またしてもクレヨンしんちゃんの名作が生まれてしまった。かすかべ防衛隊が主軸になる作品でここまで泣けたのは初めて。
青春、友情、ミステリーそしてちょっとの家族愛や努力の話。これも大人にならんとよさわから
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.4

ケーキとラーメンが好きなのでケーキラーメンにしたような。
ものすごく賛否あって然るべき作品。
※個人の感想です

いいところを言うと、映像と音楽、瞬間瞬間の演出は素晴らしい。おそらく誰でも、このワンシ
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.6

おもてぇ!そしてまあ人間って感じ。
万人向けではないと思う。

人と人は理解しあうって非常に難しいんだけど、それをまあ、危うい表現で描いた作品。

異常と正常を2極化して考えてしまうと、劣等感を強める
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

邦画好きなら観て損はない。
素晴らしい演出と安藤サクラの好演。

前半は本当に登場人物がみんな腐っていて、これはこういう映画なのかなって正直思った。胸糞映画というのも結構あるから。

後半は打って変わ
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劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―(2021年製作の映画)

4.0

泣けた!

基本はアニメ版と同じです、若干の追加エピソードがある感じ。(ってアニメ版見直さないと全体的に忘れてるけど)

娘の姫とお父さんの掛け合いがいつも愛に溢れていて、本当好き。何度も泣いた。
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.9

日本映画で久々に怖かった。
Fukaseの元々のミステリアスな印象が上手く作用した映画。

殺人の現場が一種のアートのような印象すら受ける、
いろんな場面を見ることができる。

一人で見てて、何度かビ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.1

アメリカンドリームを夢見させる風潮から、幸福像の在り方が大きく変わってきたことを痛感する映画。

自分が何をするために生まれてきたのか、ということを考え始めた瞬間にきっと多くの迷いが生じるのだと思う。
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.7

ほどよくまとまって、力を抜いて観ることが出来る作品。

バラに対する愛情や、個性的なキャラに愛しさを感じた。

が、予想通り感もあったりするのでなんとも言えないこともちょびちょび

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

アンソニーホプキンスの名演。
そして、誘われる酔いの体験。

なんというか、少し変わった体験をするための映画と言えばいいか。
エンターテイメント性を求める映画とは一線を画す。

感動があるとかないとか
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.9

なるほど。気持ちの悪い映画。

なにが悪いかというと、人の弱い隙間に上手く入りこむふたりと、その二人自身の葛藤。どれも、こう気持ちの良い娯楽映画ではなく、気持ちの悪い人間味溢れた映画。

しかしまあ、
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.8

世界でヒットしたラブストーリーという触れ込みで観たけど、ものすごくモヤモヤしている。

成功とはなんなのか、よい生き方とはなんなのか。そういう価値観をど直球で揺さぶってくる。

モヤモヤしたりすること
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

前から気になっていた映画で、目に飛び込んできて勢いで観た。

恋愛を描いていると思いきや、恋愛感情に似た依存関係とそこからの精神的自立を対比して描いている作品だった。

自分の置かれている状況を理解し
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

恋愛バリバリの話かと思ったら、別にそういうだけの話ではなく。

人生の選択に関する話だったように思う。

非常に分かりやすく、今どう生きたら良かったのかを表現している。

良作!

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.3

この映画をネタバレせずにレビューする自信がない。

でも言えるのは、庵野監督は色んな物事にきちんとケリをつけ、エヴァを終わらせたんだな、という点。今作の一番の驚きは、エヴァをちゃんと終わらせたこと。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.9

改めて見返し。

新劇場版で、一番の注目はQの展開だったと思う。

観客は常に、シンジくんへの感情移入と、シンジくんの行動のあやふやさにヤキモキする。
あと、エヴァ新劇場版シリーズで、実は最もエンディ
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