利根川さんの映画レビュー・感想・評価

利根川

利根川

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.2

結論から言うと期待はずれだった。面白く無いとは言えない。ただ特に真新しいモノはなかった。
この映画題名にもあるように焦点はあくまで「オッペンハイマー」。彼の伝記映画だということを理解した上で見ないと、
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#マンホール(2023年製作の映画)

2.1

主演の演技は凄かった。一人でいるからこそできる喜びかた、怒りかたがすごくリアルだったし、表情ひとつひとつからもどかしさと緊迫感を感じた。
ただ、ストーリーとしては強引にぶん投げたな、と。正直面白くなか
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.8

フォードVSフェラーリはただの下地で物語の軸はシェルビーとケンの物語。
ケンカのシーンや事故のシーン、額縁のレンチなど、さりげなく登場人物の心情を示すようなカメラ。いい。
一人称視点が使われているシー
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

オープニングから詐欺の手法や逃亡の様子を描くのかと思ったが短い期間での主人公の感情をとても丁寧に描いていた。
題名は「やれるもんならやってみろ」という意味かと思っていたが「捕まえにきてよ」という意味だ
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.9

飛行機事故の結果生き残った20と数名。彼らの極限での生きる意志を痛々しく、そして正面から描いた作品。
生き残るの20名もいらないだろ、と思ったのだが実話をもとにしたということで、その辺り合わせる必要が
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エスケープ・ルーム2:決勝戦 エクステンデッド・エディション(2021年製作の映画)

3.4

ゲーム自体は面白かった。特に第一のゲーム。しかし全体を通して時間設定に無理がないか?と思う場面が見られる。そこが引っかかってしまい没入できない部分もあった。しかし全体的には良かった。
ただ、ゾーイと組
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黄龍の村(2021年製作の映画)

1.3

若者たちがたまたま立ち寄った村。実はそこにはヤバい風習が・・・
という擦りに擦られた引き出しの本作。途中急カーブがあるものの基本的には「奇妙な村」モノ。
若者たちグループのなんかウザいノリを丁寧に写し
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.2

意外と泥棒を追い返す見せ場のシーンは短いのだなと感じた。
前半にしておいた前振りを後半なかなかのハイペースで回収していくのでテンポがいいのに加え体感時間が長い。
カートューン的なやっつけ方は子供の時の
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.1

誰もが名前を聞いたことがある作品。だけど内容知らないな、ということで見てみたがあまり楽しめなかった。
序盤のスピード感はどこへやら。列車に乗ったあたりからペースダウンし、退屈と感じる場面も。重厚になっ
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Gメン(2023年製作の映画)

1.0

恵まれた原作からカスみたいな映画。
収まるわけないのにストーリーを詰め込みすぎているせいで全てが唐突。キャラの行動、話の流れの説得力が0。山場山場で展開のクソさが目立って本当に面白くない。原作改変して
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.6

いや〜な敵役を作るのがとんでもなくうまいなと。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

かなり序盤から出てきたゴジラ。それがまた大迫力で度肝を抜かれた。その後の上陸、決戦シーンでも迫力は抜群。
必死に生きてる人々(主人公)を戦後の日本という舞台でうまく強調しているため引き込まれる。自分も
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.0

ドラマ「チェルノブイリ」からドラマ「THE DAYS」に興味を持ち、そこからさらに派生して今作を視聴。面白かったが前に挙げた2作、特に「チェルノブイリ」と比べるともう少し頑張れたのでは?と思ってしまう>>続きを読む

整形水(2020年製作の映画)

2.5

なんというかテーマが迷子になっている気がしたが、物語の入り口と出口の高低差を楽しむのも韓国映画の魅力の一つだからなんとも、、、
 漫画というページ、コマ、セリフが分割された媒体でなら許されていたとんで
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.0

思っていた以上に面白かったけど短すぎ、そこまでいっちゃう?という流れが多かった。

SFとは少しジャンルが違う。セカイケイとも違う。青春モノの変わり種。

デジタルだのマッピングだのオーロラ、カラス、
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

-

随分と難しい映画だった。飲み込んでいくのか溜め込んでいくのか。異食のシーンは生理的にキツかった。色々な余裕がある時に本腰入れてもう一度見たい

セガvs.任天堂 Console Wars(2020年製作の映画)

3.0

「へー、なるほど」と思うシーンはあっても興奮するようなところはなかった

ランボー(1982年製作の映画)

3.9

すごく簡素なストーリーなのに面白かった。
前半はどちらかというと保安官が主人公でランボーをモンスターとするモンスターパニック味が強い。しかし最後半になって一気に焦点が移り、今までビジュアルでしか見せて
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.2

母として族として女としての自我の遷移を人間の一生を通して描いており、優しくも儚げな作画も合わさって感傷的な気分になる。
一方で妙に開けた世界観とメッセージ性が先行し、少しとっつきにくいストーリーだった
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