haruさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.4

男性社会の醜悪さを見事に描いた作品だと思う。

3章に渡ってほとんど同じストーリー展開だが、演出の違いによってそれぞれの視点がわかりやすく違っていて、最後のマルグリットの証言により重みをつけている。
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

中盤、ネッドたちがピーター・パーカーを呼び出すと、円の向こうにスパイダーマンが立っている。そのスパイダーマンの背が明らかに高いことに気づいた瞬間は鳥肌物だった。その後、画面に向かって歩いてきてからマス>>続きを読む

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

4.0

人生で初めて映画館に行く4歳の次女と鑑賞。

このシンプルな絵柄で、
あなたの夢はなんですか?
失っていませんか?と問うてくる。
物凄い刺さる。

夢を持つことはその人らしさを作る要素というのは良いな
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.4

役者の演技は素晴らしい。
ただ、主人公の成長があまり感じられないのでラストのカタルシスが少し薄い印象

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

これほど完成度が高いと言いたくなる作品はなかなか無いと思う。

あまりにセンスの良い美術の中であれほどまでに光るシャラメの存在感たるや

そしてオーニソプターの造形がとてつもなく素晴らしい

予告編で
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.8

自分都合が他人に何かしらの影響を与えていて、簡単に片付ける事ができない場合もある。
ただ、決断する事で傷つきながらも少しずつ前に進むことはできると信じたくなる

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.7

ボビーのような人が身近にいる貴重さと、子供ならではの工夫やたくましさ(やりすぎな点もあるが)に救いを感じる。逆にこの2点がなかったらかなり殺伐とした映画になっていたと思う。

ヘイリーに対しては、ある
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ビーボ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

4歳と5歳の娘と鑑賞。
蛇のシーンで泣き出すかと思ったが最後まで集中して観ていて感心した。
一見、危なすぎる、怖すぎるシチュエーションがたくさん出てくるが、コメディ要素とのバランスが良かったから泣かな
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山下達郎 シアター・ライヴ/PERFORMANCE 1984-2012(2012年製作の映画)

4.4

配信にてようやく視聴。
とにかく、貴重映像、この一言に尽きる。

実際のライブに近い曲順や構成になっていて数年前にNHKホールで観た時の興奮が蘇った。
こぬか雨にグッときた。

竹内まりやさんのシアタ
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.0

5歳の娘と観ていたところ、後半のシーンで娘が突然「怖い」と言い走り出してしまった。どうやら人間にバレて殺されてしまうのではないかと不安になり、怖くなったとこのことだった。
大人から見ると、この映画で主
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.4

ここまで登場人物の身体的動きを魅力的に描いたガンダム作品は無かったのではないかと思うほど見応えがあった。
特に市街地戦はモビルスーツの動きも加わり、空と陸からの視線のダイナックな切り替えの中で、どちら
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

4.8

極上のエンタメ作品。
こんなに心から笑えて泣ける作品は稀だと思う。
脚本でも勿論グッとくるところが多いが、それ以上に映像表現の豊かさで号泣する多幸感はなかなか味わえない。
個人的にロスキャンが流れてた
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

いかにもセリフっぽい発言が時々あり引っかかったが、
音楽映画特有の最後の演奏でのカタルシスは存分に味わえた

メランコリック(2018年製作の映画)

4.5

ポスターからは想像し得ない特大の感動を味わえた

ノワール映画として堪らないものがある

透明人間(2019年製作の映画)

4.5

途中からの展開は空いた口が塞がらなかった。
カメラワーク、透明人間の視点、観客の視点、登場人物の視点だけで想像が掻き立てられて面白い

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何を書いてもネタバレになるが
それでもただ一言だけ
心からありがとうと言いたい

追記
新劇場版シリーズとシン・という位置付けを考えると(新劇場版はヱだが、シン・はエ。新劇場版は1.0、2.0、3.0
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

撮影や美術に只々圧倒され、
戦争映画だがまるで美術作品を観ているかのような感覚だった

長回しにより常に緊迫感があり、この先に何があるか分からない不安をより一層感じた。
車のスタックや、照明弾の灯りな
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

4.2

冒頭の会話劇からよくここまでの友情ものに仕上がっているなとただただ感心する。ただただ最高

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.4

最高のカルト映画

映画館で観たかったと思う一方、観たくない自分がいる

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.9

ヘレディタリーに通ずる家族のしがらみや問題の黙認、先延ばしが招く悲劇がこの短さで良くまとまっている

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

社会的弱者の立場から抜け出せない状況下をさらに悪化させているのは、考え方や発言一つで何もかも変わってしまうと本人が理解できていないことも問題だと言っている様に感じ、かなり変な映画だが普遍的なメッセージ>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

ユーモア満載で細部に工夫が凝らされていて見応えあり

この映画の質は、表面的にしか見ていない視点を変える、知ろうとするアクションとマッチしていると思う

あと、ダンスの動き最高

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.5

原作を読んでいないためヴァイオレットの心に空いた穴をどうやって埋めるのかずっと気になっていた。
愛する人の死をどう乗り越えるかに意識が向いていたため、この展開でしか救われないのかと最初怪訝に思ったが、
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.3

主人公の当初の思惑通りに夢を叶えて成功、終劇とならない捻り方と説得力の妙。
普段見ている何気ない日常へのときめきは心の底から共感できる

デンジャラス・バディ(2013年製作の映画)

3.8

女性2人のバディ物として傑作

常軌を逸した行動とそれによる心情の変化が見所