この興奮、映画体験。
エンドゲームを観た時にこんな経験はもうなかろうと思っていたが、それに匹敵する。ある種超えてきた。
もう嗚咽。嗚咽嗚咽。
実写スパイダーマン映画という混沌たる歴史を受け止めつつ>>続きを読む
その本質ではないところで標語的に「議論」されてしまう。
全力でコメディなのだが、役者や映像のクオリティから、妙なリアルさがあり、笑いながらも怖くなってしまう。
というかここまで笑えないとみてられない>>続きを読む
もとは高校演劇の戯曲ということでワンシチュエーションの会話劇。
ある種の「中心」である野球が一切映されていないが、ラスト、そこに熱量が集中していく様はまさに演劇的とも言える。
そして、そこにスポー>>続きを読む
自分は全くこんな男共とは違う。
なんて言えるか?
いや言えない。この作品はしっかりと釘を刺してきている。
そう言えないということを忘れないよう、常に己に問うていかなければならない。
そんなドス>>続きを読む
映画などの映像作品は、シーンを切り取り、繋ぎ作られていく。
我々の記憶も似たようなもので、あらゆるところが断片的に思い起こされるものだ。
ただ、生きてきた時間だけ、そこには時が流れていて、そこでやっ>>続きを読む
この国の中心と外縁にある世界。
そこは全く別の世界であるにも関わらず、どこか閉じたもので、それぞれに柵にまみれている。
最高級のスーツもクソ改造車もある種同じなのだ。
そこからの一歩。
いくらでも語>>続きを読む
クレイグボンドを観直してIMAXで満を辞しての観賞(うまくまとめきれず、観てからしばらく経ってしまった)
この映画は大きく、二つの要素を持っている。
自分がこの作品で最も印象に残った二つのシーンがそ>>続きを読む
No Time to Die に向けた見直し。
アバンの長回しが最高ですわ。
最高も最高も最高。
外連味に溢れた作品。
(長くて疲れて感想書ききれない感がある。)
今作はボンドの腕前が全開で、その>>続きを読む
No Time to Die に向けた見直し。
改めて見るとものすごい作品。
序盤のテストに象徴されるボンドの老兵感。これが英国の栄華の象徴たる戦艦がもはや沈没している絵画と重ねられる。
ここか>>続きを読む
No Time to Die に向けた見直し。
承前のストーリーであるが、その実復讐、環境資源をベースに、これでもかな悪役、故のはっきりとしたモチベーションと、非常にストレートなストーリー。
それでい>>続きを読む
No Time to Die に向けた見直し。
新たなボンドとしてのダニエルクレイグが、ボンドが007になっていく過程を描く。
ここを描いたのはシリーズでもこの作品だけか?シリーズの流れと本筋をリンク>>続きを読む
夏!高校!映画作る!
もうコテコテのジャンル映画的展開を詰め込み詰め込み、それ故に細かいところは省略できる。
お決まりの、アレなんで☆で済んでしまう。
ただ、こうすると、はいはい、お決まりのね…と>>続きを読む
最高最高!
ドーン!バーン!ブッシャー!
最高のヒーロー映画のひとつだろう!
展開をカケラも損なわず個々のキャラクタを掘り下げながら、それぞれの関係性までみえてくる作りには感服する…。
そしてラス>>続きを読む
タイトルに誘われて当時劇場で観た。
素直なロードムービーなのだが、作中にしっかりでてくるマークトウェインの世界よろしく、その道中に筏が使われており、ゆったりと進んでいく旅の非日常と、河の行き着く果て旅>>続きを読む
レーベルの設立記念作品ということで音楽な作品を、とはならずその本質的なところに触ろうとするような試み。
背景は鈴木英人然とした淡くもビビットで、そこに俳句がタギングされている。
序盤のその非現実な現>>続きを読む
竜とそばかすの姫で不完全燃焼感を味わい再見。
おもろいわー!おもろいわー!
ちびっこが小人を指さす描写で同時刻を示す演出とか、風景描写中の語りの演出とか今見ても唸ってしまう。
爽やかな苦さとテー>>続きを読む
まず、この作品の根幹となるネットワークサービス「U」これが一体この作品世界においてどういうものなのかがわからない。
サマーウォーズではそれが個人と結びつき、生活インフラとなっているもの、僕らのウォーゲ>>続きを読む
当時にこのネット世界の発想、それを田舎大家族に結びつける構成、そして世界系の構造を最終的に主人公たちの周辺に収め直す展開は面白い。
公開当時はどうしても、デジモンで見たやつや!とばかり思ってしまった>>続きを読む
子供の見るファンタジックな世界。
オムニバス的に、大きな意味での家族という自分のルーツとの交流を経て、自分と他者、というより外界との折り合いをつけていく。
子供が言っている、事実とのズレ感、これを子供>>続きを読む
今までの設定も、キャラクタ達も、その全てが、僕らが待っていた大怪獣プロレスの、その舞台を整える為だけの存在。
リングごとでの得意を活かした技の応酬、それぞれを立てた勝敗の付け方、最終的な展開、まさに>>続きを読む
第二次世界大戦やベトナム戦争にただ触っただけ、ではなく、しっかりとキャラクタの行動やら存在の理由に結びついている。
彼らがストーリーを展開させながらも、コングのキャラをしっかりと立てている。
ベタベ>>続きを読む
劇伴と演出と設定は、とにかくいい。
さまざまな演出で、つぶさな変化の積み重ねを表現した作品だな、と。
ただ視点が定まり辛い作品で、ストーリーがあるけどないというか、短編連作とかだったりしたらもっといい>>続きを読む
人とポケモンという構造は勿論、ポケモンの中にも格差の構造。差別的な要素すらそこにある。
ザルードの訴えかけを退けるポケモンたちが印象的だ。首がすげ変わっても、その下のものにはそれだけのことだという。>>続きを読む
いわゆる倦怠メロドラマ。そして、恋愛映画。
冒頭のシーンからもう、ある程度気持ちよく、その時まで連れて行ってくれるのだろうと思わせてくれる。
退屈な生活から突如として出会った自分の写身、その感動を幾>>続きを読む
古くから人が問い続けてきたテーマへの答えを、追体験で示す。
その双方向からの捉え方が押し付けがましくもないのはそれぞれのキャラクタの立ち位置や感覚が明確だから。
また、その実感、体感、捉え方がリア>>続きを読む
編集の力。目を引くカットで飽きさせない。映像が作品感を持つことで、それをリアリティから浮遊させることに成功している。フィクションのような作風の中でのドキュメンタリー。逆に際立つ。
ストーリーの展開と>>続きを読む
後に原作を読んで驚いたのは、本作において骨太な主軸として語られた後半部分が、原作では数ページに留まるというところ。
この後半で語られる主軸が劇中劇、主人公達のストーリー、そしてこの作品自体をもって重>>続きを読む
自分の中のもう1人の自分。
とはよく言ったものの、それはまさに自分の似姿だったり、極端な善や悪だったりするイメージを勝手持っていたが、今作でのそれは自分の一部とは自覚しながらも、客観性を持っている中で>>続きを読む
台詞、カットが多めで情報過多に思えるが、その積み重ねでそれぞれの思想、キャラクタが見えてくる。
それが絶え間なく続いく過程で、さながらこの事案に巻き込まれた彼らと同じように目まぐるしい展開を追いかける>>続きを読む
さようなら、すべてのエヴァンゲリオン。
これの受け取り方は、その人が「エヴァンゲリオン」にどう関わっていたのか寄るもので、その全てを受け止めた上で、そこに蹴りをつける。まさに「落とし前をつける」一作>>続きを読む
ドキュメンタリー的に今を描くことに心血を注いだ作品だなと感じた。
反面意図的にフィクションとして配置される映像やセリフに自分との距離感がわからなくなったのだが、そこをリリーフランキーが繋いでくれたの>>続きを読む
原作を夢中になって読んだ。
そのキャラクタの活かし方も、その扱いも、渋谷にあるトンカツ屋の説得力も、キャストや小道具、その積み上げで見事に表現できていた。
ストーリーラインもわかりやすく、キャラクタ>>続きを読む
おジャ魔女どれみ、自分はデジモンとあわせて、妹が観てるということを大義名分に観ていた。
今でも覚えている魔法の呪文に、当時必然の如く推していたおんぷちゃん。この作品を機に見返しているが、異様に覚えてい>>続きを読む
誰もが常に隣にあるが、気づかない、向き合うことができていないことに、ゆっくり、じっくりと向き合わせてくれる。
爺さんのルーティンだらけの生活を共に追っていくのだが、とにかくその「老い」のリアルさが、>>続きを読む
ノーラン!ノーラン!
低音ドーン!!
何これ?
感じて!
ドーンドーン!
スパイスパイ!
ドーンドーン!
細かいことはいいんだ、ノーランが映画作ることを表現しつつ常に据えているテーマが全力でド>>続きを読む
主人公が学校では自由人、家では猫を被る。故に、さらに猫をかぶる必要性に乏しく感じてしまった。
学校で自由人なんだよな。奇人と思われる程に。そんな自分に嫌気がさしている様子もなく、その点がひっかかって>>続きを読む