lgKaoringさんの映画レビュー・感想・評価

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HOKUSAI(2020年製作の映画)

4.0

久しぶりに邦画の大作を観た、という感覚。
豪華キャストの演技合戦も素晴らしい。

北斎の人生は謎に包まれているのだから、実際彼はどの様に生きたのだろうかとの疑問は残る。

それでも、フィクションとノン
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のさりの島(2020年製作の映画)

3.6

旅先でオレオレ詐欺を続ける若い男。
彼が辿り着いたのが、熊本天草の寂れた商店街。
そこで彼を孫として受け入れたのは、これまた寂れた楽器屋の老女だった…

その怪しい男を演じたのは、藤原季節。
この人、
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残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

3.6

北欧の至宝、マッツ様。

ずっと孤独でサバイバルして来たマッツ様が、1人の女性を助ける為に頑張る97分。

少ないセリフでほとんどゼェゼェ言ってるマッツ様を、ひたすら拝める97分。

か…過酷過ぎる。
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MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

3.8

なぜだか、80年代に狂った様に何でもかんでも観ていたフランス映画の匂いがした。

洒落たボーカル入りの音楽と、お洒落な映像。
あの頃感じた、甘酸っぱい気持ちが甦った感じ。

どんなに出来過ぎた話でも、
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グンダーマン 優しき裏切り者の歌(2018年製作の映画)

4.0

果たして、彼の罪はどれほどのモノなのか。

彼のグンダグンダした(「飄々とした」の勝手な造語です)感じも憎みきれなくて。

当時の政治的な事に詳しくないせいなのか、そういう面では理解出来ないまま終わっ
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デッドロック(1970年製作の映画)

3.3

「スピルバーグが、ホドロフスキーが、タランティーノが絶賛した、白日夢クライム・アクション!」との謳い文句に惹かれたが、それらを観て来た今の時代だからか、新鮮味がない。

カルト的な作品と聞いていたので
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.4

フィンランドの壮大な景色がキレイ。
料理が美味しそうで、観た後はお腹がすくのでご注意を。

肝心のストーリーは…
ほっこりしたけれど、ちょっと展開が早すぎかな。
ご都合主義なのも否めない。

悪者がほ
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めぐみへの誓い(2020年製作の映画)

5.0

今、どれだけの人が覚えているだろう。
若年層は知らない人がいるのだろうか。
悲しいかな、そんなにも年月が経ってしまった。
なのに、めぐみさんは帰って来ない。

滋さんの「めぐみちゃん」という呼び声が頭
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.7

考えてみれば女性のスタントが居るのは当然なのに、そこに注目して映画を観る事はなかった。

それはそれは危険なミッション。
こんな事までするの?CGで出来ないの?
モノクロトーキーの時代から存在している
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43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

3.4

あらすじだけ読むと、なかなかの感動モノ。
だけど色々と問題が…
純愛と言ってしまえばそうだが、うーん…

その問題に同調は出来ないし、なかなかの予定調和っぷり。

だけど、こういう映画に癒されたい時っ
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緑の牢獄(2021年製作の映画)

3.3

西表島にかつて炭坑があったなど、全く知らなかった。
それもかなり過酷な労働状況であったらしい。

その史実と、小さい頃台湾から島に連れて来られた老女の生き様を織り交ぜながら撮られたドキュメンタリー。
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.0

少女のフリした大人の女性がSNSで友達募集をし、それに対して成人男性がコンタクトを取って来て…というドキュメンタリー。
児童にはびこる性的犯罪の調査なのだが…

ほとんどの男性が、会話してすぐに性的な
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.5

「スイス・アーミー・マン」といい、どうやら私はラドクリフと相性がいいらしい。
(ハリポタはほとんど観ていないが)

今作も最高!
イカれてる!いや、イカしてる!

カメラワークに酔いかけたが、音楽もい
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.0

鮮やかで眩しくすらある赤の色彩。
そして美しい風景と女たち。
それぞれに渦巻く感情は、まさに生と性。

これぞ芸術!
素晴らしい。
引き込まれた。

リヴ・ウルマンの美しさは当然ながら、儚げな次女役、
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スタイルウォーズ(1983年製作の映画)

3.6

ヒップポップカルチャーには詳しくないが、このドキュメンタリーはとにかくカッコ良かった。
ラップやらブレイクダンスやら。

そして、グラフィティ。
それは芸術なのか、ただの落書きなのか。

法に抗うのな
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少年(1969年製作の映画)

3.8

高知県出身の家族が、当たり屋(車にわざと跳ねられて、いちゃもん付けて金をもらう)として全国をまわり生活をしていくロードムービー的なお話。

これは実際の事件で、小さな子供に当たり屋をやらせていた事で大
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.0

何故イ・ビョンホンという人は、こんなに上司に忠実な部下の役が似合うのだろう。
父親の様に慕い信じ切って、身を滅ぼしてしまう役が。

彼はいつも裏切られ、淋しい仔犬の様な目をしてラストに向かう。
でも、
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.8

韓国系移民の一家が越して来たのは、アメリカのアーカンソー州。

浪漫を求める男と現実的な女の夫婦は、ケンカばかり。

そこにおばあちゃんが来てからはますます色々な騒動が起こり、もっと波乱に満ちる家族。
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.8

噂には聞いていた今作。
アマプラに登場して、ラッキー。

古い作品だけど、今、観ても面白い。
むしろ古くさい所が新鮮なのかも。

噂通り、ブルック・シールズむっちゃ可愛い。
アリスちゃんの悪戯のセンス
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

てっきり、頑固じいさんがまわりに助けられ改心して行くハートウォーミングなお話だとばかり。
いや、その通りか。
だけど、実際はとんでもなく深いお話だった。

邦題が軽すぎる。

じいさんの人生が色々と重
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.2

UFO飛んどるで!

オッタマゲーなポスター。
そんでもって「見事なまでに狂ってる」ってか!
なんだこの超カオスなカンジ。

だけど、あらすじ読んでもどんな映画か想像もつかない。
こりゃ観てみるしかな
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夏の嵐(1954年製作の映画)

3.5

冒頭のオペラのシーンから豪華絢爛、期待が高まる。
なんせヴィスコンティだもの。
衣装も当時の風景も素晴らしく、製作費は相当掛かったんだろう。

だけど内容は…薄っぺらい。
当時だとセンセーショナルだっ
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.5

邦題と予告から、軽く観られるコメディだとばかり。

軽快な音楽で始まるオープニングに、結局こんなもんなんだよ、と突き放す様なラスト…
辛辣だなぁ。

差別の要素もあり、軽くは観られない内容。

ロッシ
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ジャック&ローズのバラード(2005年製作の映画)

3.7

アマプラで見つけた日本未公開作品。
主演はダニエル・デイ=ルイス。
何だか不思議な異質な映画だったなぁ。

娘を愛してやまない父。
父の恋人に激しく嫉妬する娘。
その危うい関係。
共存?いやこれは…ダ
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彼女は夢で踊る(2019年製作の映画)

4.0

ああもう、すごくいい!
ノスタルジー溢れる映画。

ストリップってきっと、その人の人生を表しているんだろうな。

映像も勿論だが、加藤雅也の枯れた演技が良かった。
犬飼くんの初々しい役も。
そして、サ
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滑走路(2020年製作の映画)

3.9

重い内容だと分かっていながらも、観てしまった。
いじめを始め、人生はなんと苦悩に満ちている事か。

自死の原因は、本当の所は誰にも分からない。
彼や彼女のせいとは思えないし、いじめのせいだけでもないか
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.8

大学卒業の夜に一夜を(何もせず)過ごし、それぞれ気になりながらも、友達でいる事を選んだ2人。
その2人の23年間の、7月15日だけにスポットを当てたストーリー。

そんな設定だけを聞けば、もっと軽い感
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ユージュアル・ネイバー/マッド・マザー 生贄の少年(2013年製作の映画)

3.5

アマプラで何となく選んだ本作、なかなか面白かった。

マイケル・シャノンのダメ親父っぷりはハマり役で、サマンサ・モートンは怖いし、見た事あるけど誰だっけ?と思ったらピーター・フォンダも出てる!

途中
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

凄いもん観た…。

女の情念とは、男のそれとは比べものにならないと思った。
そもそも情念と言う言葉は、女の為に生まれたのではないか。

ラストのワンカット長回しのシーンも凄くて、泣いた。
凄さと共に美
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.9

この監督兼主人公、失礼ながら全く存じ上げなかった。
だけど、なんだこの既視感?と思っていたら…

松尾スズキが旅をしながら、とりとめのない話ばかりが進んで行く。飽きない。楽しい。

パソコンいじってた
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

4.3

ホロコーストを生き延びてしまった(と言わざるを得ない)42歳のアルドと16歳のクララ。

あらすじにある様なスキャンダラスな内容はほぼなく、孤独な2人に芽生えた親子愛の様な恋愛の様な、微妙な感情が静か
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声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

4.0

コレは面白かった。
遠い異国の声優事情。

仕事のお客さん(?)との淡い恋。
(奥さんの仕事笑える)
倦怠期のダンナとのやり取り。

所々にユーモアが効いており、移民の切羽詰まった時代だろうに、暗過ぎ
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丑三つの村(1983年製作の映画)

3.7

言わずと知れた津山三十人殺しを基にした、西村望原作小説の映画化。
津山三十人殺しと言えば横溝正史の「八つ墓村」が思い浮かぶが、今作の方が史実に近い。

古尾谷雅人の、ひょろひょろとした身体つきの気弱な
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ナンシー(2018年製作の映画)

3.6

主人公のナンシー。特技は嘘をつく事。
とあるが、どこまで嘘をついてるのか分からないし、悪い人間には思えない。
終わってみても、ただ寂しい人間だったんじゃないかとしか…

5歳で行方不明になった娘を探す
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.8

去年の暮れに観るつもりが、重い映画を観た後に放心状態になってしまい、まさかの年明け「ラスト・クリスマス」。
やっぱり、クリスマスシーズンに観たかったかなぁ。

クリスマスカラーに彩られた街の雰囲気もお
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.2

2020年最後に観たのがこの作品。
重すぎてなかなかレビューする事が出来ず、年が明けるまで引きずってしまった。

上映時間が長過ぎて観るのを躊躇していたけれど、章で区切られていたからかあまり長さを感じ
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