suzuさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

  • List view
  • Grid view

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

2.5

ドヤ!おもろいやろ!感満載のアメリカの笑いが合わないのかおもんなくて途中離脱した…。

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

3.2

近代アート×コント×ポルノって感じ。
黒沢清監督の観たのはこれで2作目なんだけど、美術とか背景がいつも芸術的で綺麗だな〜って思う。
昔の人の湿度のある髪の質感好き。
まあ内容は全然ついていけなかったけ
>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.0

どの立場にもなる可能性がある怖さ。
自分のせいでは無いのに突如罪を背負わされてしまった人達の物語。
それでも償わなければならないのか、許しを乞わなければならないのか、憎悪の矛先をどこへ向ければいいのか
>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

5.0

オレは絶対に催眠にかからないぞ!との姿勢で観てた。
劇中音楽一度も無かったよね?
音と言葉で聴覚じわじわ侵食してくる感じやばかった。
観終わった後、全ての生活音がホラーになるという余韻まで残してくれる
>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

4.0

すごい良い映画を観たなーって観賞後じんわり感じました。
身体に障害のある老いた男性と、精神に障害のある若い女性の奇妙な邂逅。
鮮やかな赤い血と肉は、直視できないグロテスクさで死を表現する。
残酷な無機
>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.0

コメディ要素が強かったかな。
2人の老いた姿が時間の経過を感じさせてとても魅力的でした。歳取るのもいいなって思えた。
あと実写のアクションそろそろ時代的に観るのキツくなってきたかも。不自然さの方が際立
>>続きを読む

EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.0

服飾や調度品など美術を楽しむための映像かな。セットあったら普通に写真撮りにいきたい。
ストーリーはどうでもいいかんじ。
顔の見分け難しくて誰が誰かよくわからなかった……

天使のたまご(1985年製作の映画)

4.8

すごい好きだこれ、絵や表現の美しさもさることながら、如何様にも解釈できそうな世界観。隠喩系はやはり楽しい。

私は「人」そのものだと思った。一体どこから来たのか何のために生きてるのかさっぱり分からない
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

冗長な気もするがそれが古典SFの良さだよな、とあくびしながらも寝ずに観た。映像と終始暗い画面の雰囲気はとても良かった。押井守の「天使のたまご」と雰囲気が瓜二つ。
「ここだよ!ここが見せ所だよ!どや!」
>>続きを読む

秋日和(1960年製作の映画)

4.0

親父を邪魔扱いする平山さんとこの息子に笑ってしまった。
陽気なゆりちゃん、控えめなあやちゃん、強い母、呑気な親父たちの対比が良かったな。
寂しさや怒りを紛らしてくれるゆりちゃんの存在に救われる。

お早よう(1959年製作の映画)

3.8

お婆ちゃん役の人、樹木希林みたいな味のある雰囲気でとても良かった。
「たんま」ってすごい久しぶりに聞いた気がする。
圧縮効果で隣家がすぐ目の前にあるように見える錯覚がすごかった。

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.8

構図は言わずもがな会話の韻律が美しいな。
「ダメよ、ダメダメ」「わりに高いわよ。買うわよ。ほんとに買っちゃうんだから。」がキュートすぎてズキュンってなった。
岡田茉莉子の役が本当に可愛くて可愛くて終始
>>続きを読む

浮草(1959年製作の映画)

4.5

美の連続。夏の湿気を感じる。

「悲しいくらい青い空だな」
「何言うてけつかる、でっけえトンカツ食いてえや」

郵便局シーンと雨の中の喧嘩シーンは映画史に残る名シーンでしょ。あまりにも美しい。

飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.0

この会話のめんどくささがいかにもフランスって感じで観ててイライラしたw
興味のない友達の恋愛話を長々と聞かされているような気怠い映画と表現すればよいか。
日曜の眠たい午後って感じ。
「言葉にすると意
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.7

唯一のジュテームが失恋した女の子からエリオに向けてでしたね。
ひと夏の恋を綺麗な景色と綺麗な言葉で美的に芸術的に描いてるのでそれはもう絵画と見紛うくらいに美しいし、さらに父母が善良すぎるしであまりに恵
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

すずがすずのままで歌うシーンがとても良かった。あの瞬間のすずはベルよりも綺麗に魅力的に描かれてて良かった。クリオネ可愛い。
HelloWorldやハサウェイでも思ったけど、ここまで映像技術が進歩すると
>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.0

顔が良いとシリアルキラーがアート映画の主人公になってしまうんか。確かに本人は全盛期レオ様以上のマジもんの美形やったわ。「こんな美形が!?」って驚くの共感できる。いくら悪を憎んでも圧倒的美を前にすると見>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

序盤のカップルのやりとりとか友人間の雰囲気がリアルー。
入村以降はわりと笑いどころあった。商店街みたいな生贄ガチャとか、クリスチャンがめちゃめちゃ悪役にされてるのとか、最後クスリ全然効いてないのとかw
>>続きを読む

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

3.7

世界を知覚する方法がアニメってすごく興味深かった。セリフで言葉を発し、感情の表現もアニメキャラみたいにする。知覚方法が我々と違うだけで、孤独を嫌がり、未来を不安がり、人との接触を欲し、人生の歩み方はな>>続きを読む

シンデレラ(2021年製作の映画)

2.0

「自由、平等、多様性」という現代的な価値観取り込んでるけど、結局はそういう価値観の押し付け感がすごくて「女性らしさ、画一的な美の基準、男性社会」を表現してた金髪碧眼の頃のシンデレラと同じ。「価値観の押>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

「マララ!」とリンリンバチコーン!!で声出して笑った!!泣いて笑っての青春ドタバタコメディといったら月並みだけど、現代感を皮肉まじりにこれでもか!ってくらいブチ込んでくる演出がかなり笑えた😂モテキ味を>>続きを読む

めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

4.0

踊らないインド映画って初めて見たわ。
民族的な音楽がなんだか魂に響く。
淡い期待を胸に抱かせるようなエンディングがすんごく良かった!!
天使の涙観た時の感覚に近い、爽やかな終わり方。

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.9

「The boy and the beast」っていう英題なんだね。竜そばかすの予習にぴったりの作品。
他にも悟浄出世とか白鯨とかいろんな作品にインスパイアされてるのが分かって創造に満ち溢れた作品だっ
>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

2.9

ここまで声の違和感が気になったアニメ映画は初めてでした。そのせいで全然物語に入り込めなかった。登場人物の誰にも共感できなくて、終始俯瞰で見てる感じでいまいちでした。
なんで建築家設定の凝った家背景にし
>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.3

初めてのガンダム!
ガンダムについて何も知らずに見たから話はよく分かんなかったんだけど、それすらどうでもよくなるくらい映像が魅力的ですごく面白かった!
これきっかけに昔のガンダムから追いかけ中。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.8

古代ギリシャのソフィスト達の対話のようで面白かった。古代知らんけど!
哲学と芸術論がわからないとなかなか理解が難しい会話かと思います。
当時の大学生はじめ芸術家たちがこのような熱情を抱えながら世界と自
>>続きを読む

時をかける少女(2006年製作の映画)

4.5

やっぱり青春時代の夏って特別。
背景美術綺麗だったな。
蝉の鳴き声とか、夏の夜の描写とか。
もう戻れないあの頃の夏。
胸がぎゅってなる。

オンネリとアンネリのふゆ(2015年製作の映画)

3.0

インテリアとファッションの可愛さよ。
ドールハウスに住みたいってよく思ってたなあ子供の頃。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.9

おめでとう。
おめでとう、庵野。
ありがとう、庵野。
そして、全てのエヴァンゲリオンにさよなら。
ちょっと置いてかれた気がして寂しい。

HELLO WORLD(2019年製作の映画)

5.0

えー、めちゃくちゃおもろー!!
アニメだからこそできる大胆な表現が素晴らしい。こういうSFは確かにたくさんあるけど実写だとなかなかここまで面白くならない。
古典SFへのオマージュ、日本アニメへのオマー
>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

5.0

エヴァが終わっても鬼滅のおかげでまた生きていけそう。
ギャグシーンはたしかに大人が観たら寒いけど子供と一緒に観たら楽しいだろなって子供欲しくなったわ。
そんなギャグシーンもあって、人生哲学的なセリフと
>>続きを読む

レイジー・ヘイジー・クレイジー(2015年製作の映画)

2.5

雰囲気は18禁花とアリス。
話の内容は一昔前のケータイ小説みたい...

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

2.8

良い話ではあるけど、なんか…あんまり響くものも残るものも無かったな…。タイトル負け。