Hoshiduruさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Hoshiduru

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チチを撮りに(2012年製作の映画)

3.1

なんとなく予想した流れに沿って、予想外のエピソードが成立する、の連続がすごくよかったな。説明は無いのに家族の立場それぞれでの心情・言動の違いを細やかに描いてた印象。

あの姉妹、どこか幼さが強いし、だ
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.0

グルーの子供時代って今までの回想だと辛い印象しかなくて、見たいような見たくないような…ってところの話だったけど、既にほぼ「悪党グルー」が完成してて、なんか拍子抜けしたな……。過去編といえど、ミニオンが>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

側から見てると完全にムロさん側のヤバおじへの進化が凄いんだけど、完全に感情を添わせてそのヤバおじを見守るという、中々無い体験だった。

結構しんどかったな、あくまで2人の闘いみたいな顔してるけど、そこ
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.4

ずっと「え〜?」「う〜ん」「でもさ〜」を連発しまくって、散々考えて、最終的な結論としては、まあ普遍的に感動の物語ではないし肯定できるものではないけど、これに関しては、いいお話だったね、ってところ。>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

3.5

グロさがウリなんだと思ってたら全然違くて(リアルな怪我が無理なんだけど、これは大丈夫だった)、それがとても良かった。オチは知ってたけど、それまでが面白いし、終わり方も「え、今オチするの⁉︎」って感じで>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.2

よかった。よかったけど、期待しすぎた感が否めなかった。あとは私がこれを受け止めるにはちょっとメンタルが悪かった可能性もある。しんどかった。

リチャード自身の心情描写が過度じゃなくて、だからこそ不意に
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

ミステリって、謎の質の高さを期待して観るのに、実際は謎なんてどうでもよくて、ひたすら画面に釘付けになれるかで(個人的には)面白さが決まる感じがする。釘付けだった。
観てたら謎解きなんてやる暇なかった。
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映画 おそ松さん(2022年製作の映画)

2.5

実写化云々の前に、おそ松さんを映画の尺で撮るということ自体に割と無理があって、コケる前提の企画をどうにか形にしたのは、偉いと思う。でも、ここまでなんでもありにして、きっとSnow Manの方も割と企画>>続きを読む

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.2

「25年ぶりの再会でも再確認できる強い絆」と「強い絆があるはずなのに25年間も会わなかった」の2つの印象が交互にチラつくお話だった。あれだけの仲良しグループがその後散り散りになってしまうというのは案外>>続きを読む

ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.0

だらっと眺めてたら意外と起承転結がしっかりしてて驚いた記憶。雰囲気ゆるいし安いけど。
でもそんな特筆すべきこともなくて、池田エライザがなんであんなに陰気な雰囲気がうまいんだろうってことと、やっぱ渋川さ
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった〜、正直展開とか多少は読めるけど、どこで落ちるってわかっててもジェットコースターは楽しいよね(?)

とはいえどんでん返しが「ここまで味方で計算内でした」の一本調子だな〜という部分はあって、
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

2.8

本編での「なぜ彼女が"僕"に惹かれたのか」の部分は、心情的にというより構造的に?推察できる部分があり、そこの補足としてはよかった。けど、本編では理解できないけどまあ同情の余地はあるかな...と思ってた>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.2

恋に恋するというか夢に夢見るというか、なお年頃だね〜〜、私もまだ学生だけど「いや〜若えな」って思った、し、まだ学生だから「私もああなのかな〜」って思った。老いと同様に若さからもどう足掻いても逃げられな>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.7

全く期待してなかったのもあるけど、久々に「なんか面白かった!」ってなれるの嬉しかった。面白そうだけど正直原作・アニメの絵柄があんまり好みじゃなかったから実写版だったら...北村匠海だったら...という>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.0

だる〜んとした、映画へのモチベ低い状況で観たらめちゃくちゃちょうど良くて、やっぱりタイミングって大事だよな〜とは思った。

お話としては「ここで終わるの⁉︎」って感じで、あらすじとしてはめちゃくちゃ地
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

ちょっと前までナイルズの気持ち寄りだったろうな〜と感じつつ、ナイルズの幸せのためには「この」サラに出会えたのが本当によかったんだな〜って心から信じられるこのお話が最高でした。


それはそうとしてめち
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

マリコが見た目も中身も昔の友達(=友達の昔)に本当によく似てたから、しんどかった。けどシイちゃんが強いから、一緒にその死を乗り越えられた。

その友達に話したら彼女も観て、「私だった〜!」って言ってて
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.4

原作は既読。3つの映画を同時に観ているような感覚で、全部面白くって、それって本当にすごいことだと思う。90分って最高!ってひとことで締めたかったけど、実際最後はぞわぞわしたけど、ちょっっぴり、乗り切れ>>続きを読む

億男(2018年製作の映画)

2.8

大晦日になんか暇になって観てみたんだけど、年越す頃にはなんの記憶も残ってなくて、あれ〜〜ってなっちった〜。原作は既読だけどあんま覚えてない。
絶妙に胡散臭い人たちがたっくさんでてきて、その胡散臭さの振
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母性(2022年製作の映画)

3.4

原作既読。母と観たけど、「誰が一番悪いと思う?」「「父親」」で意見が一致したので平和だった。

原作読んだ時はゾワッというよりむしろ腑に落ちたような、若干の救いすら私は感じたんだけど、数年後に今映画と
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ツナグ(2012年製作の映画)

3.2

原作既読。オムニバスって難しいよなあ。30分×5回とかでNHKでドラマ化したぐらいが良さそうな手触りだよな……と正直思ってしまう。

原作に非常に忠実なつくりで、だから観たいな〜と思ってたシーンは観れ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.4

映画としてはきちんと一本として仕上がってるけど、どうしてもその枠を超えた現実への目配せを含めての良さ、になっちゃってて、評価難しいな〜〜って感じでした。

MCUからちょっと離れてたのもあって、「1本
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.2

とにかく序盤からしんどすぎて、じっと眺めていることが出来なかった。
彼女が光の中を歩いていくことを決めたんだってわかっているけれど、やっぱり私は彼女に美味しいケーキを好きなだけほおばってほしいし、やっ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

結構前に観てて、「どうだった?」って聞かれた時の表情と声色が「微妙」を物語ってるらしい。スクリーンの奥にずっと新海誠の顔が見えてて、これは自分の感想だと思えるものを持つのが本当に難しかった。

・描く
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.2

世代差と文化差が合わさって、どこにでもあるような、ここにしかないようなギクシャク感がある食卓のシーンは、正直少し置いてかれた感があった。全体的に置いてけぼりで、だから高い点数をつけることはないけれど、>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

サスペンス的にはここからの展開に期待し始めたとこでブツっと切れちゃったので、若干消化不良。だけど、ホラーとしてはすごく楽しかったし、余韻がある方が想像しまくって自分の中でどんどん怖いストーリー作れるか>>続きを読む

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

2.9

劇場版は正直他の単作映画に求めるものと違うから点数は当てにならないです、という前置きで。
とにかくカオス。ポスターに映ってる物全部出る。

生活の変化による倦怠期と結婚への不安、疑心暗鬼、っていう題目
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

2.8

豪奢さとスマートさの中に人間模様が映し出される感じが好きだった前作に比べ、今作は豪奢さだけだった感じがする。

・無理難題をスマートに解決!っていうより、「ホテルマンってクレーマーの召使いなの?」って
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.3

良くも悪くもウタが全てだったな〜って印象。楽曲は勿論のこと、思ってたよりお話も面白かったし、音楽ライブの形態だからこその強みみたいなのもあった。まあでも、あくまでウタの映画としてよかったな〜って感じだ>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.3

緩急の仕方が若干ホラー映画じみてる気もするけど、切り替えスイッチの明示と、「元女子高生」って設定によるマイルドさによる調節がうまい。

「殺し屋」を現実的にコミカルに描くことの面白さと、JKによる野次
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

4.3

この1ヶ月間全く感想書けなくて、他の映画も観てるけど溜まってて、さあ書こうとしてたまにこの映画のこと思い出してはちょびっと泣いたり前向きになったりして、そうやって徐々に忘れていって。
良いところいっぱ
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エレファント(2003年製作の映画)

3.7

なーんも感じなくてちょっと動揺したまま過ごしてて、これって私が普段見てる夢まんまじゃん、って今不意に気づいたわ。
知らないけどなんか彼らの物語がある人たちが出てきて、よくわかんないけど、なんか怖い人(
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

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この映画を観て催す不快感が、この映画の最大の価値であり、最大の罪だと思う。
観る前に出来るだけ多くのネタバレを踏んでおいた方が良いと思う。女優達が受ける性被害の追体験を観客はさせられる事になるし、途中
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

すべてがズレてしまって、なんかうまくいかないな、が続いて、「誰か私を引っ張って」って言った、だーれも引っ張ってくれない。なんかわかんない。そんなのが全部襲ってきてしまった日が一度だけあった。「死にたい>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

先に吐かせてくれ、この物語に固有名詞が不要だと思ってしまったことと、麦は精神科を受診してくれという感想が中盤ずっと頭に浮かんでいたこと(抑うつ症状に見えてしまった)を。それさえ吐ければ、あとは普遍的な>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんでずっとモヤモヤしてたかわかった。おかしいんだこの話、語り手のbiasなのかわからないけど、どうしても通り切らないんだ。(最終的に好きだしほめてる)

“前の”お父さんに面会するシーンはオズの魔法
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