Carlyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Carly

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17歳(2013年製作の映画)

3.6

ティーン特有の不完全な美しさの体現がすごい。あどけない少女が背伸びをしてジャケットとブラウスを纏って颯爽と歩いている姿が印象的。そのアンバランスさが魅力であり、言葉なしに語られる素晴らしさを秘めている>>続きを読む

シラノ(2021年製作の映画)

3.3

前情報なしで鑑賞。途中、ド・ギーシュの名前で舞台がフランスと確信した。(何てったってベルばら狂なので)そしてこちらのド・ギーシュもなかなかな奴でしたね。
古典的な、と誰かが表現していたけどそこかしこで
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.5

良い映画、であることに異論はないけど個人的にはそれ以上にもやもやしてしまった。毒親体験のある人にとってはある種のトラウマ的な要素もあると思うので安易に観ることは勧められない。
ウィリアムズ姉妹の幼少期
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ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.9

まだ黒人差別が色濃く残るアメリカで、戦う為に歌うことを選んだビリー・ホリデイ。その強く気高い生き様と、彼女が陥った罠と薬物の恐怖がまざまざと描かれている作品だった。
アンドラ・デイの圧巻の歌声。その迫
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355(2022年製作の映画)

3.9

女優さんのアクション大好きなのですんごい楽しみにしてたー!チャス姐さんは何となくわかってたけどダイアン・クルーガーカッコ良すぎてびびった。わたしはペネロペが好きなので彼女とセバスタ目当てで観に行ったん>>続きを読む

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

4.1

期待を裏切らない作品でした。やはりコリン・ファースは強い。軍服を完全に着こなし、当時の世界観を忠実に再現して見える。
WWⅡ、局面打開の為のシチリア上陸作戦。その成功には欠かせない陽動。その行く末を担
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.3

観ないつもりが観てしまった…
まず長すぎ、1時間くらいはしょってほしい。そんなに切々と語らなくても観れば分かる。難しい話をしているわけでもない。起承転結は簡潔に。
良かったところはアダム・ドライバー。
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.3

ケンプトンじいちゃーーーん!!!もう!すごくすき!ってなる映画だ。
まずオープニング。秒速で心を射抜かれた。テンポのよい音楽と分割画面をタイプライターの音に重ねて…もうここだけ繰り返し見たいって思うく
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アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

4.0

アンネ・フランクの日記が作り出したこれまでの物語のどれとも違う、新しい作品。空想の友だちキティーが現代のアムステルダムでアンネを探して、様々なアンネの名前が付けられた場所を巡っていく。
日記に書かれて
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ギャング・オブ・アメリカ(2021年製作の映画)

3.7

ハーヴェイ・カイテル演じるランスキーが晩年に語るその生涯。戦争を乗り越えあの波乱と激動の時代を生き抜いたのはひとえに彼の才覚ゆえだろう。変革の波に乗ることができる力が彼にはあった。ギャンブル、暗殺、酒>>続きを読む

ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ(2020年製作の映画)

3.8

農場をスタジオにして経営するなんて夢物語みたいなことを成功させちゃった兄弟と、自然溢れるスタジオで数々の名曲を誕生させたミュージシャンたちのドキュメンタリー。最高にクールでロック。ボヘミアン・ラプソデ>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.8

軍人マッツの華麗なる復讐劇…!みたいのを想像していたのですが、それよりもっとずっとシリアスでちょっとコミカルもあって面白い映画でした。
偶然乗り合わせた電車で起きた爆破事件。妻を亡くした喪失感は哀しみ
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.4

試写会にて。
アンドロイドの完璧な伴侶と生活を共にし、その評価をする3週間。容姿や言葉遣いまで好みに合致していても、心を開くことはできない。そこには彼女の計り知れない喪失と、孤独があるから。結局のとこ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!一応、過去作全部見てるけどほぼ記憶にないのでその全てを楽しめたかは分からないけど、それでも満足度はかなり高かった。正直どうなるかわからんだけどこの三部作できれいに終わって欲しい…って思うく>>続きを読む

MONSOON/モンスーン(2020年製作の映画)

3.6

戦争が別つ、各々の運命。
幼くして離れた故郷。風景も様変わりし、言葉も忘れてしまった母国。彼にとってそれはどんなに痛ましいことだったろう。遺灰の埋葬先を探す旅は、いつしか彼自身のアイデンティティを探す
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.3

新春一作目!なんですが面白すぎて2日連続で映画館で観ました!全てはラスプーチンのせいです!!笑
なんてったって情報量がかなり多くて、ずっと脳内整理に必死になってたのですが終わったらもう頭の中にはラスプ
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

4.1

初見は映画館で、今年はクリスマス映画として見返してみた!一番すきなゾンビ映画。
ゾンビ×クリスマス×ミュージカルって豪華すぎるB級映画!でも意外とストーリーはしっかりしてて、悩める学生たちの心模様にも
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

すっごく良かった…もうアカデミーあげますよ、はいどうぞって感じでした。エミリア・ジョーンズ、歌も手話もすごく練習したのがよく分かる。手の動きが本当に違和感なくて、表情も。本当に"そういう風に育ってきた>>続きを読む

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.5

ザ☆ここが変だよ日本の政治!の総集編みたいな映画でした。可笑しいけどあんま笑えない。妙にリアル。
いきなり表舞台に担ぎ出された世間知らずの二世議員と奮闘する秘書チーム、嫌味な後援会御三家、そして利益優
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.7

オンライン試写会にて。彼の表情、ふとした瞬間に見せるそれがやはり美しいと思わずにいられない。ほんの少し見ただけのわたしでこれなのだから、当時ベニスに死すを観た人々の熱狂はおおよそ想像がつく。アクターと>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

4.0

わー!久しぶりにアメコミ作品で面白かったし終始楽しめた!エンドゲーム以降、どれもイマイチってなっててもはやアメコミ興味なくなったのかと自分で思ってたけど違った…作品次第だったんだなぁ。これめっちゃすき>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.3

期待してたんだけどトマト評価がイマイチだったので期待を捨ててから見てきた。正解だった。やっぱりトマトは嘘を吐かない。笑
オープニングで一番好きな曲が流れてしまったので、そこがクライマックスというラ・ラ
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ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)

3.5

フランス映画祭にて。
セリーヌディオン自身の伝記物語ではないけれど彼女からインスピレーションを受けているというか元になっているので、素敵な楽曲がたくさん聴けるのが良い。80年代~のファッションのテイス
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.6

これは面白かった!騙し、騙され、また騙し?真相が明らかになる度に変わっていく展開とオチが素晴らしい。主演(?)の三人も個性的で見ていて飽きないし、みんな上手く化けの皮を被ってるんだなぁって終わってから>>続きを読む

母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.9

Tiffにて鑑賞。
エターナルズはしぬほど長かったのにこの映画はちっとも長さを感じなかった。実際の時間より体感は短かったくらい。やっぱり緊迫感のある映画は違う。スクリーンの向こう側の出来事に心を奪われ
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エターナルズ(2021年製作の映画)

2.8

嫌な予感がしてたので期待せずに行ったらやっぱり的中してた。これ好きじゃなかった。金髪アンジーを出してきたところだけは圧倒的称賛でしかないけど。
まず良かったところは金髪のアンジー。(2回目)あと、個人
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四つの壁(2021年製作の映画)

4.2

Tiffにて鑑賞。
今年はTiff作品をかなり絞っててぜんぜん観てないのだけど先日観たネトフリ作品Power of the dogより断然こっちのが良かった!タイトルの持つ意義を考えてみたり、遠くイス
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.3

Tiffにて鑑賞。ラスト20分くらいまでは久しぶりに考えるな感じろ、的な映画だった。長くて間延びしててつらい…これ劇場じゃなかったら途中で観るのやめてる多分。なんと言うか抑揚のない映画な感じ。じわじわ>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.0

911-あのテロ事件は一体どれほどの人の人生を狂わせたのか、それを改めて知ることができる作品。フェンスの向こう側に閉じ込められた真実、そんなものははじめからなかったかのように溶けて消えた正義。裁判もな>>続きを読む

リスペクト(2021年製作の映画)

3.9

ジェニファー・ハドソン圧巻の歌唱力に軍配。強い。そして美しい。彼女の歌声は本当に勇気を与えてくれる。ドリームガールズを初めて観た時の感動が思い起こされた。アレサ自身が彼女を指名したと言うのも頷けるでし>>続きを読む

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.8

昨年のTiffで好評だったのでずっと気になっていた作品を先日オンライン試写会にて。これは凄まじいエネルギーの映画だった。自身からすれば現実離れしているけれど、起こりうる事なのだと思わされる圧倒的な魅力>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.4

リドリー・スコット監督作品は個人的に合う・合わないがあるので見るまで不安でしたがこれは好きな方のやつでした。
三者三様の真実が紡がれていく中で、少しずつ歯車の擦れが見えてくるのは面白い。事実をねじ曲げ
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恋するモンテカルロ(2011年製作の映画)

3.6

セレーナ目当てで録画してたけどレイトン出てるの知らなくてびっくりした!二人ともすきだから嬉しい~そしてかわいい!レイトンはGGのブレアとはぜんぜん違う役柄なんだけどちょいちょい上から目線な感じで話すと>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

待ちくたびれました。公開してくれて良かった、ほんと。これスクリーンで観れないとか辛すぎるもんね。
一番良かったのはアナ・デ・アルマス。思ってた感じと違って良い意味で裏切られた!もっと出番欲しかったし、
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.0

みんなだいすきガイ・リッチーとステイサム!ハードボイルドかつノワールチックな作品、不穏なバックミュージックにぞくぞくする。オープニングからして最高だった。
何度でも言うけどステイサムを敵に回してはいけ
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

4.0

オンライン試写会にて。
ムーミントロールを生み出したトーベ・ヤンソンの物語。この作品がハリウッドで作られなかったことをまずは称賛したい。トーベの生き様により忠実に、誠実に向き合っていることを感じる。
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