Lilyさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Away(2019年製作の映画)

4.6

エンディング曲The pillowsみたいと思ったらやっぱり!こんなところで聞けるとは!0.2ℓの涙。ひとつのキーが少年の不安を克服し勇気を獲得し仲間と共に希望を見た。人生そのものだった。青年監督の本>>続きを読む

君の誕生日(2018年製作の映画)

4.7

君の誕生日会でも1ℓの涙。でも結局みんなが集まる場の本当の意味は死者の為ではなく、残された者の自己満足と励ましの為。記憶を共有した証を形にすることで、罪悪感と悲しみを少しでも溶かしたいだけなのよね。私>>続きを読む

詩人の恋(2017年製作の映画)

3.9

詩人は心の季節の移り変わりの速度を緩めることが難しかった。悲しみ、痛みの細かな破片まで拾いながら、スポンジのように吸収して素直に生きることでしか...。

スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.7

マドンソクは何にでもなれる、虎にでも兎にでも。親の口出しは自我が芽生えるまでだね。それからは疎まれて逃げられるだけ。自分の人生は自分が決めなきゃ。それにしても韓国人の親子の親友みたいな親密度には毎度驚>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.7

アニメも漫画もノータッチ!だけれど、0.5ℓの涙。自己犠牲と麗しき心を持った人の愛の紡ぎは涙の王道ね。音響も声も映像美も相まって、狡かった。これぞ、五感の最大化だ。韓国映画の「新感染」とも構図がよく似>>続きを読む

BREAK THE SILENCE: THE MOVIE(2020年製作の映画)

4.7

BTSの曲はよく聞いていてもメンバーの名前も知らなかったし、初めて映画館でライブ映像を観たのだけれど、0.3ℓの涙。ステージで最高に楽しむ為にどれだけの魂を捧げてきたのだろうか。日々のメンバーとの食事>>続きを読む

さらばわが愛、北朝鮮(2017年製作の映画)

3.9

故郷に帰らなくてもユーラシアに仲間が散りばっても同胞の絆が解かれることは決してなかった。同じ民族同じ言語同じ文化、共通のアイデンティティがあることは厳しい異国の地での彼らにとってどれほどの励みになった>>続きを読む

スライヴ(2011年製作の映画)

4.5

この手の産業、農業、医療、経済、軍事、マスコミの闇はあらゆる書物で認知はしていて、何も驚きもしないが、総集編としてバランスよく要約されている。美しいものは円運動でできているという持論がトーラスの原理と>>続きを読む

BTS World Tour: Love Yourself in Seoul(原題)(2019年製作の映画)

4.7

BTSの曲はよく聞いていてもメンバーの名前も知らなかったし、初めて映画館でライブ映像を観たのだけれど、0.3ℓの涙。ステージで最高に楽しむ為にどれだけの魂を捧げてきたのだろうか。日々のメンバーとの食事>>続きを読む

マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(2016年製作の映画)

4.0

脱北者ベーの人生の記録。息子が殺したいほど恨む人は韓国の国家情報院の職員らしい。一方で焼肉もするし、週に2、3回はカラオケにも行くし、最悪の状況下には見えないが幸せとも違う、アイデンティティに胸を張れ>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.1

原作よりも淡々としていて、夫が味方でいてくれる分、悲痛さが緩和されているから、男性が観ても問題意識が低くなってしまったかも。女性は男性が考える以上に、子供と家庭を持つ喜びと自分の本当にやりたいことがで>>続きを読む

ヒットマン エージェント:ジュン(2020年製作の映画)

3.9

あ、へー、おー、みんなここで笑うのね!勉強になります、一般的な笑いのツボってやつ。私、1回も笑ってません。いつも通り眠気と闘うのに必死で...ヒットマンが家族の為に闘っている間を。娘の素直な気持ちをぶ>>続きを読む

ワンナイト・カップル(2015年製作の映画)

3.8

誰とだって繰り広げられる男女2人の世界の深海への誘いの定番はワンナイトからだろうから、キャリアや順序の問題ではなく、今自分が心地よい気持ちであるかどうか。何度目のナイトになってもいつも自分の心に確かめ>>続きを読む

ひと夏のファンタジア(2014年製作の映画)

3.8

田舎の旅の良さは時が止まり、隣で素敵な人が見る景色や感じるものを感じられる歓喜だと思う。感動や笑顔は伝染するから。接触したことのない土地はその人の新たな一面が見られる期待とエネルギーを誘き寄せる。

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.5

2度目だけれど、何度でも観たい映画とは歴史、精神の美、故の愛の踠きが惜しみなく表現され、映像芸術として完成されたものを言うんだね。究極の選択を繰り返し与えられた先に行き着いたのもまた愛の終点だった。

デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)

4.0

失恋のデッドエンドはもっと素敵な出会いの為の冷却と準備期間。固定された未来ではなくて、またどこまでも羽ばたく可能性を秘めているのだから。とりあえず今までの自分だったら行かなかった場所に行ってみようか。

映画チーズ・イン・ザ・トラップ(2018年製作の映画)

3.0

誰にも胸キュン出来なかった。相手が自分に歩み寄られる場合は一番求められていることとそのメリットは何なのか見極めることから。それに対して時間を共有するだけの意義や充足感があるかどうかが全て。ドラマと漫画>>続きを読む

ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

4.6

0.2ℓの涙。「ビー・デビル」「哭声」を彷彿とさせる世にも恐ろしい村人集団がカムバック。日本も韓国も児童行方不明者数は毎年2万人だ。2度の死と対面した絶望ともう1つの微かな希望が織りなすイヨンエの姿は>>続きを読む

赤ちゃんと僕(2008年製作の映画)

3.7

赤ちゃんの満面の笑みにひたすら癒されるからストーリーはどうでもよくなる。赤ちゃんにとって母乳の時間が幸せの絶頂だろうね。母乳を勝ち取る為に全力で泣くのが赤ちゃんのお仕事なのだから。

ラブ・アゲイン 2度目のプロポーズ(2018年製作の映画)

3.5

結婚ストライキも恋愛ストライキも女性から1度起こしたらもうそれは終わりを意味するでしょう。跳ねることしかできないコイキングからギャラドスくらい変身でもしなければ。未練たらたらなのはいつだって男性の方よ>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

4.6

エンドロールで0.1ℓの涙。少女時代の悩み、苦しさの軌跡をナチュラルに再現されている。仲間外れの順番待ちを恐れていたことや習い事と遊びとのバランスや家庭環境の羞恥心や勉強やスポーツができる子への嫉妬心>>続きを読む

シークレット・ジョブ(2019年製作の映画)

3.8

楽しめたなら真偽なんて関係なくなるのかも。騙されたままでもいいじゃない。夜の開園にしたらもっと騙せるし流行るんじゃないかな。私みたいに動物好きだけど日焼けしたくないから動物園に行けない人は沢山いると思>>続きを読む

最も普通の恋愛(2019年製作の映画)

4.1

コンヒョジンの合理的に刺す会話が沁みてキュンキュンさせるのよね。会っている時はカップルのように全力で相手の心にダイブする。そんな関係の方が付き合ってプレッシャーと惰性の混じった気持ちで会うよりも美しい>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

3.7

ゾンビも観てる分には耐性ついてゾンビメイクの分析を冷静にできるようになったほど。やはり顔の全パーツを大きく見せる方がインパクトはあるね。生きている。そのたった一言の共有が人との繋がりによる安堵感や生き>>続きを読む

あなたの初恋探します(2010年製作の映画)

3.6

インドの風景が生の躍動感があって美しかった。ブルーシティにも癒される。エンディングからの未来設計は寂しい。いつだって今の気持ちに素直になるだけ。今の初恋探しはSNSでこっそりと行われていそうだね。

長沙里9.15(2019年製作の映画)

4.6

0.2ℓの涙。仲間を守る為の自爆シーンは「トンマッコルへようこそ」や「ミスターサンシャイン」など色んな映画やドラマで観ていて韓国のお得意分野だけど、何回同じシーンに出会っても泣くのよ。最期の瞬間まで誰>>続きを読む

カンチョリ オカンがくれた明日(2013年製作の映画)

4.2

韓国人は親子の距離が近い、心も身体も。成人しても恋人みたいなボディータッチやらほっぺにキスやら。羨ましいというよりは微笑ましい。ユアインの本当に幸せそうな笑顔は伝染する。しかし、人工透析ビジネスをさり>>続きを読む

ワンドゥギ(2011年製作の映画)

4.6

0.1ℓの涙。親子の抱擁に。誰がきっかけで人生プラスに変わるかわからない。昨日まで死んで欲しいくらい恨んでいた人かもしれない。それほど君の近くにいる人ってことだ。そんな人とは一度本気で心でぶつかってみ>>続きを読む

パンドラ(2016年製作の映画)

4.7

0.1ℓの涙。1つの命が捧げる想いに。福島の原発事故の猛省を促す貴重な作品。原発事故に限らず日本の真実のパンドラの箱でもある。それでも、原発と共に生きたい理由がありますか。日本人はこの作品に感謝すべき>>続きを読む

ハーモニー 心をつなぐ歌(2010年製作の映画)

4.7

0.5ℓの涙。ラストのお別れに。法的には罪人でも決して人間力に欠けている訳ではない。むしろ自分の心に嘘をつけない正直さが行き過ぎただけだった場合もある。心がひとつになる美は誰にだってどこにだってあるも>>続きを読む

甘い人生(2005年製作の映画)

4.2

似ている作品に「アジョシ」はないのね。誰も真似できないくらいカッコいいおじさんだったよ。運命は味方してくれなかったけれど。ボスにさえ出会わなければ...。誰と出会うかと同じくらい誰と出会わないか、関わ>>続きを読む

幼い王子様(2008年製作の映画)

4.1

幼い王子様は家族、世界の王子様。本当に大切なものを教えてくれるのだから。王子様の言うこと聞かないと後悔することになるんだからね。僕の話し少し長くなるけど、聴いて?満天の星空の下で。

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.9

ポケモンカードがちらつく。ここの勝負は水か炎か光か。パク・ソジュンの肉体美と幼少期の決意故の強靭なハートの勝ちだったみたい。善と美の相似と相性の再確認。

未成年(2018年製作の映画)

4.6

0.3ℓの涙。少女達の弟が繋いだ心合わせに。未成年なのは大人達の精神年齢だった。大人になるほどベクトルが核心から離れていくしそっぽ向いてしまう典型例ね。狡い大人は子供と向き合うことから。

世界で一番いとしい君へ(2014年製作の映画)

4.8

0.8ℓの涙。早老症でもパパとママと子供はとても幸せだった。素直にそう思える生き方を提示してくれている。どんな病だろうと愛に満ちた空気があれば幸せの温度は最高だ。夢より愛を選ぶ人生もまた夢だった。

パパロッティ(2012年製作の映画)

4.7

1ℓの涙。心が生まれ変わる人と心と心のクロスの本音のぶつかり合いと音楽芸術と歌詞の美しさに。愛の共鳴には涙しかない。孤独でも愛着があって自信が持てるものたったひとつ、それだけで人はなりたい人になれる。>>続きを読む