Okierさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

混沌とした今の時代にこそ
上映する意味があると感じた映画でした。

第二次世界大戦時の名だたる重要人物や
物理学者たちが登場しています。
特に物理や理系好きな方は
観る期待値は大きいかと思います。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

今まで観たことのない
新感覚なロードトリップ映画と、
喜劇とか舞台観劇を観ている感覚に近い映画で
現実離れした話ではあるけれど、
妙に生々しい性と生の対比も面白かったし、
ベラの奔放だけど揺るがない信
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.9

完成披露試写会で見てきました。

ほぼ原作(3巻中盤まで)そのままで
かなり忠実かつ丁寧に描写していた印象で、
演者さんの完成度もとても高く
ゴールデンカムイが漫画から
リアルに飛び出てくる勢いそのま
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.7

ホアキン・フェニックス演じるナポレオンの英雄と悪魔の紙一重をまさに演じていて皇帝という地位まで登り詰める中、ジョゼフィーヌを最期まで想う一途な男を演じる人間味のバランスが絶妙に良かった。

幾つもの戦
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

Filmarks様の日本最速試写会にご招待頂き
鑑賞しました。

1920年代の混沌としたアメリカの中で
先住民族の暮らしを一変に変えてしまう史実に基づいた物語。
利権を狙う金と欲に満ちた白人たちの冷
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劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)(2023年製作の映画)

3.4

原作ファンゆえに少し辛口の感想です。

最終章という割には煮え切らないストーリー展開でした。お色気ギャグシーンは前作と被る部分と
ちょっと今に寄せすぎてる感は否めません。
アンジーの過去と海原とユニオ
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.2

実際に起きた事件を基に作られた映画ということで結末は分かっていたけどどうか救われてほしいと思わずにはいられなかった。

端々に救いのチャンスがあるんだけど
日本とは比べられない程の凶悪犯罪が多く蔓延る
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6月0日 アイヒマンが処刑された日(2022年製作の映画)

3.7

公式さんの試写会にて鑑賞させて頂きました。

アイヒマンの処刑から火葬する部分に焦点をあてた映画ですがほとんどアイヒマンは出てこないが見えない存在感が一層、かえって不気味で恐ろしさを感じた映画だった。
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アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)

4.2

ホロコーストを証言した人物の生き様の重みを感じながら涙して観ました。
強制収容所での耐え難い記憶と共に生き延びてきた主人公だが苦悩が消えずとも生きる希望を見出す仲間に出会い救いがあって良かった。只々凄
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

試写にて鑑賞。

今作は嬴政の過去、紫夏との出会いを
重点に置いたストーリーになっていて
冒頭はやや捻りがなく間伸びした感が否めないが
馬陽の戦いに至るまでの戦闘シーンはやはり圧巻。

映画自体は2時
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猫と、とうさん(2022年製作の映画)

4.3

オンライン試写にて鑑賞。
猫と飼い主の愛溢れる9人の男たちの
生き方を淡々と紡いでいくドキュメンタリー。
劇中の猫たちの豊かな表情や仕草に癒され、
気持ちが前向きになれるようなストーリーになっていて改
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.5

子どもから大人になる段階の
多感な年齢ゆえに言葉の端々から伝わる
青春で括るには残酷で儚い映画でした。

初映画デビューで主人公を演じた
エデン・ダンブリンの表情、
佇まい全てが美しかった。

ぜひ映
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.9

試写会にて「ザ・ホエール」を観てきました。

娘の容赦なく辛辣な言葉の数々も愛と受け取めるチャーリーの心理描写と苦悩を抱えた2人のやり取りに感情移入しっぱなしでした。ずっしりと重くラストに向かう破滅と
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.9

人を人と思わないユダヤ人の排除に向けた会議を淡々と粛々と進める会議の一部始終を撮った映画。同じ人なのに思想や宗教に翻弄されている今も昔も変わってないところが虚しいし悲しい。戦争を改めて深く考えるきっか>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

壮大な親子ゲンカと家族愛の映画という感じで
風変わりなマルチバースの世界観と
下ネタの盛り込むセンスとサイケデリックな
映像で違和感なく面白かったです。

終始カオスなので何も考えず
その空間を楽しむ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.2

ありふれた日常をすごいリアルな演技で終始ドキュメンタリーに近い感じもあって覗き穴から観てる感覚で心臓がぎゅっとなって感情の浮き沈みと自分のエゴで満たしても孤独感までは埋められない2人が切なかった。>>続きを読む

崖上のスパイ(2021年製作の映画)

3.7

観る前は若干抵抗がありながらも、
陰湿さはほとんどなかったので
自然と見入る事が出来ました。

雪原に降り立ったスパイが任務を遂行中、
裏切りや駆け引きに人間模様が
複雑に絡み合った極上のスパイ映画で
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.9

Filmarksさんの試写会にて鑑賞しました。

信長と濃姫の水と油のような関係性が
不器用ながらもお互いが惹かれ合い徐々に存在意義を見い出し天下統一に向かっていく様は観ていてテンポよく爽快だった。
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最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998年製作の映画)

4.7

壮絶な体験を生き抜いた生存者のドキュメンタリー。絶望の淵に立たされた人たちが解放され、新たな人生を切り開き家族に囲まれて生きていく内容。
所々、見るに堪えない程痩せ細った収容者達の当時の記録が戦争の悲
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.3

IMAX 3Dで観てきました。
森から海へ渡った家族の新たな物語。
アバターが生きる神秘に溢れた世界と
家族愛を間近で味わえる新感覚映画!

センシティブな自然破壊や
海洋問題を取り上げているので
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

4.5

Filmarksさんの試写会にて鑑賞しました。

ルイスウェインの奥さんの言葉が哲学的で
暖かくて2人の関係性が美しかったです。
猫ちゃんや猫の絵がいっぱい出てくるので猫好きな方なら堪らない映画の一つ
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シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ(2022年製作の映画)

3.8

実在するフランスの水球チームが国際大会に向かうトランジット道中でトラブルに見舞われるというお話です。

コメディに中にもセンシティブな社会問題を扱った映画でLGBTQ+の排除に動くロシアやチェチェン共
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.3

Filmarks様より初日舞台挨拶上映会に招待頂き「バズ・ライドイヤー」観てきました。

序盤から本当にアトラクションに乗っているようなスピード感あるCG映像とちょっとした笑いも随所にあって最高に楽し
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.9

Filmarksさん主催の試写会にて鑑賞。

短編小説を読んでいるような淡々としたシーンの移り変わりと白黒の映像とエレクトロなBGMがパリを象徴していて素敵だった。

自由で奔放な人間模様も丁寧に描か
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チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

4.1

興味深いドキュメンタリー映画でした。
独裁国家の闇は暗くて深くて救いが狭められる。身内にも見放され、罵られ、拷問の上消される同性愛者たち。

そのような危険を顧みず救出や保護、他国への亡命を支援してい
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ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

4.3

配給会社 MadeGood Films様より
試写会のご案内を頂き「ミッドナイト・ファミリー」を視聴させて頂きました。

メキシコシティーで家族経営している民間救急車にスポットをあてたドキュメンタリー
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

痛いほど人間愛を感じた映画。
残酷ながらも美しい描写に
俳優陣の演技が素晴らしかった。

深く考えずにフラットな気持ちで観ると
ぶっ飛んだ映像の連続でハマること間違いなし!

装苑さんの試写会にて。

ストレイ 犬が見た世界(2020年製作の映画)

3.4

シネマカフェさんのオンライン試写会にて鑑賞

トルコにいる犬を題材にしたドキュメンタリーでしたが、移民(恐らく不法)と貧困の影が色濃く出ていたのが印象的でした。
犬たちの表情も生きるのに必死な目をして
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.2

Filmarksさん主催の試写会にて。

ノーラン3部作からの新しいバットマンはどうなんだろうと思ってましたが、

やっぱりバットマンは最高に面白かった!

光と闇の部分が絶妙で自分にはあまり暗さは気
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.6

Firmarks様のオンライン試写会
を見終わって。


色々な感情が湧き出てくる映画でした。
シリア難民が主人公で言論の自由も許されない世界から飛び出て自分の存在意義とは何か現代アートを通じて葛藤す
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.2

ほとんど原作に近くて感動。
最後の平手さんの演技に感動。
最後のボス登場で山岡編の3部作に期待。

岡田さんのファブルのシンクロ率が更に上がってて最高でした。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.8

最高の映画のひとつ!
何度観ても鳥肌な作品。
ありがとうQueen!

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.2

Filmarks主催のオランライン試写会にて
鑑賞しました。


一言で言うと非常に興味深い映画でした。

初っ端から犯罪行為のオンパレードで、
作中に出てきた男たちのほとんどは罪悪感がほぼ皆無で女性
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

映画公開直前に試写会にて鑑賞してきました。

昭和の未解決事件を
題材にした映画とのことで、
当時の事件の事を少し調べてから観ました。

中盤から終盤にかけて点と点が線になっていく過程と犯罪に巻き込ま
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.9

レビューを見て慄いて観るのを
一瞬躊躇ったが劇場で観ないと
一生観ない気がすると思い
心して鑑賞してきました。

実際は、そこまでグロ寄りではなく
白黒の映像と場面も淡々としていたので
目を覆うような
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