ルーロー飯さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

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ティーンエイジムービーといえど、現在のムードを知る上で、ふむふむ、と思う点がいくつか。 The Linda Linda’s が演奏するのはBikini KillのRebel Girl。直訳すると反逆ガ>>続きを読む

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

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この夏、ブレイディみかこさんの本を数冊読んだので。映画としてはウーンなのだが、金子文子という人はこの先も描かれていくのだろうな。

13人の命(2022年製作の映画)

5.0

神秘的な祈りのシーンから、ヴィゴモーテンセンが一喝するシーンへの切り替わり。見つかっても「で、どうやって救出するの?!」の絶望感。こういった場面での本当どうでもいいメンツ争い、常に「一喜一憂している場>>続きを読む

つつんで、ひらいて(2019年製作の映画)

5.0

尊敬します。

営業の方へのインタビューでも、
あるゴシックフォントに対して「無機的で、表情がなくて温度が感じられない」という風に、言語化されていて、本を作る人たちの、手抜きのない仕事ぶりが感じられた
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グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル(2019年製作の映画)

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”人をつなぐプラットフォームが兵器になった“

橘玲さんの本を読んで、鑑賞。
冒頭から、キャンブリッジ・アナリティカの中心人物だったブリタニー・カイザーがバーニングマンに行っている映像から始まった..
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

”私たちが信じたいものを
成したいものを
見たいものを“

職なし、結婚、出産なし、それなりにがんばってきたつもりなのに何もないのまま40に突入。
年下の男性に勘違いしまう火を吹くような恥ずかしさ。9
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アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発(2015年製作の映画)

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普通の人が悪魔に転ずることを「ルシファー効果」というらしい。

「私は自分の仕事をしただけ」
「規則を決めたのは私じゃない」
『代理人状態』の人がよく言う言葉。日々、会社員という立場でよく耳にすること
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

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ポーランドのウッチだから「家へ〜」にしたのね......。アウシュビッツからウッチ まで、GoogleMapだと徒歩で2日と出たが、その何倍もかかったであろう。ウッチは繊維の町らしい。

コリーニ事件(2019年製作の映画)

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『顔のないヒトラー』のその後、
1968年に可決されたドレーアー法。

原作小説が出た後、ドレーアー法の落とし穴が問題になって、調査委員会が2012年に設置されたそうだが、実際その間どうであったのよ.
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

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あまりにも無知な私。

1963年〜1965年まで行われた「フランクフルト・アウシュビッツ裁判」までを描いた作品。
実際、戦後の15年はこんなにも消極的だったのだろうか。(正式名称は「ムルカ等に対する
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

5.0

「素晴らしき、この世界」ではなく「素晴らしき、きのこの世界」。きのこ成長のタイムラプス、ずっと観ていられる。集合体恐怖症の方はむりかもね。美しいと思う方にはたまらない映像美でしょう。ところで「浦島効果>>続きを読む

逃げた女(2019年製作の映画)

5.0

淡々と、知的。
冒頭に出てくる先輩キャラクター、「なんか余計なこと言っちゃう人物像」を台詞で描く感じから、「いい映画はじまるな」と思った。

私の娘を殺した男(2022年製作の映画)

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自分の人生を、風車と戦うドンキホーテに例えていたことが印象的。人生をムダにするな、と。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

好きな人ばかりが出ている、が、しかし。
HAIMの演奏シーンもサントラとしてかかるもなく、この配役だったのね(驚)
軽率なヤングアダルトであるアラナも、野心家クソガキのクーパーも、映画のキャラクターと
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

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ヒッピー探偵
シャスタ
占い師役のジョアンナニューサム
なぜ今まで観ていなかったのか、私。
ウィジャボードのシーン最高だった。

カラミティ(2020年製作の映画)

5.0

前作同様の美しいグラフィック。こういう色彩感覚ってどうやって培われるのかしら。

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

5.0

素晴らしいダンスシーン。ベイビードライバーも歌うまいし。特にアリアナ・デボースのAmericaは見もの!『ロシュフォールの恋人たちの』のアップデート版かよ!と思った。(そこはあえてロシュフォール)

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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エドガーライトって、映画つくんの上手いんだか何なんだか。冒頭の新聞ドレスには一瞬にして恋に落ちます。ベイビー・ドライバーの時もそうだった。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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場のスクロール「これ撮るために繋ぎ用の壁を作ったんだなー」とか「これセット?!やりたい放題だなー!」とかいちいち考えるのが楽しかった。やたら豪華なキャスト。

トムボーイ(2011年製作の映画)

5.0

いま、世界で一番美しい映画を撮る監督だと思われる