【スタジオカラーの挑戦】
近年見た日本の映画で1番好きなのは?
と聞かれればぶっちぎりで「シン・ゴジラ」と言える。
震災を経験した日本人なら誰しも抱く不安や恐怖を体現し、
またそれを克服する強さを日>>続きを読む
【原作リスペクトと圧倒的補完】
コロナの影響で数ヶ月前まで閉館していたとは思えないほど、映画館はかつての活気を取り戻しているようにさえ感じられる。その源はもはや”社会現象”という言葉では収まりきらな>>続きを読む
【やっと訪れた春に涙】
2度の公開延期を経て、ついに幕開けとなった最終章。当初は桜満開の時期に公開して季節感をシンクロさせる思惑だったはずだろう。しかしなぜか、春が過ぎ蒸し暑くなったこの季節に見た>>続きを読む
【ヒロインが最強すぎる】
外出自粛中なのでAmazonプライムで鑑賞。
岩井俊二作品をアニメ化した作品。
ドラマ版はとにかく奥菜恵がかわいすぎるのだが、アニメもヒロインがかわいすぎる。ここをブレず>>続きを読む
【池井戸作品といえど…】
外出自粛中なのでAmazonプライムビデオで鑑賞。
「半沢直樹」や「ノーサイド・ゲーム」などのTVシリーズ、劇場公開作品「七つの会議」はどれも良作で評判もいい。
されど「>>続きを読む
【アニメーションの良きも悪きも体現】
いまアニメーション製作を話題にした「映像研に手を出すな!」が話題だが、今回のSHIROBAKOはその対抗馬にリアルな情熱と大胆な構成で迎え討った。
今回の劇場>>続きを読む
【ファン納得の一作】
※ネタバレ含みます※
前回のtri.が結果、散々だったのもあって、今回の劇場版が発表された時、心境が穏やかではなかった人も多いだろう。
「これ以上何をやりたいの?」となるが、>>続きを読む
【頭脳ゲーム系に新しい泥臭さ】
これまで特に期待感もなく全く手をつけていなかったがシリーズ3作目が上映されるというし、これまでの2作がテレビ放送されていたので「ファイナルゲーム」は劇場で。
「金」>>続きを読む
【浜辺美波かわいい】
原作よりもかなりポップに仕上げてきたのは意外と好印象で、映画館で声が出るくらいの笑いは起きていた。
トリックは簡単なれど、ミステリーっぽく伏線をしっかり回収して事件解決に導く>>続きを読む
【描き切る事の潔さ】
TVアニメ版2シーズンを経て、最終章は「Fine(フィーネ)」劇場版で幕を閉じた。
この映画の素晴らしいところは"幕を閉じた"と言い切れるほど、ストーリーを描き尽くした事にあ>>続きを読む
【ひとつも笑えない最低のコメディ】
上映前から既に話題騒然、アカデミー賞は確実といわれている2019年最大の注目作。
夜1番深い時間の上映にも関わらず、日比谷の映画館で最も大きな劇場が満席だった。>>続きを読む
【思い焦がれる出会いでなくとも】
冴えない男が冴えない出会い方をして
冴えないプロポーズをして冴えない幸せを手にする話。
なのだが、伊坂幸太郎という作家は本当に、広げた風呂敷を綺麗に畳むのが上手で、>>続きを読む
【至極真っ当な意見に違和感を覚える秀逸のラスト】
あれだけ話題になっていたのにも関わらず、結局テレビ放送まで待ってしまった。
日本が誇る超豪華キャスト、全員芝居がうますぎる。
うますぎるがゆえに、そ>>続きを読む
【大きな決断も、世界にさほど影響はない】
爆発的大ヒット作「君の名は。」から待望の新作。
今作は、そんなプレッシャーも元ともしない、
期待に応えない、”応え過ぎない”良い作品でもあったと思う。
「>>続きを読む
【熱さで物語の粗すら消火】
アニメ「キルラキル」を初めて見た時の衝撃が忘れられなくて劇場まで観に来た。
30分まるまる全力、メリハリの「ハリ」しかないような作品で、見てる側も相当体力を使うものだった>>続きを読む
【最強のドラマパッケージ】
Netflixで第1シーズンから好きで見ていたドラマ。演出も新しく、世界観を貫いた素晴らしいドラマ。
劇場版は展開が急ぎ足だった事が要因か、ドラマほどのディテールはないよ>>続きを読む
【背伸びしすぎた邦画アクション】
叩かれがちな漫画実写映画の良くない所はだいたい、キャラのハマらなさがゆえに物語の歯車などんどん狂っていき、つまらなくなるというものが多い。
その点でいうと「キング>>続きを読む
【「世界よ、これが日本だ」と言わんばかりに…】
3.11を経験した日本人だからこそ、シン・ゴジラという映画の奥行きがわかる。
日本人以外が見ても、面白いとは全く思わないだろう。
地震、津波、台風…>>続きを読む
【Screen X、4DXで見るべし】
前々から気になっていた270度スクリーンの「Screen X」初体験。
アクアマンの海の世界に没入できるとあって、半分はそれ目当てで鑑賞。
これがかなり楽しい。>>続きを読む
【帰ってきた世界観】
「アニメが完璧に終わったのに続編なんて…」そんな意見がチラホラあったようだが、今作はそんな蛇足感を巧妙に排除した、そんな映画だった。
10年前からのアニメファンにも必ず「見てよ>>続きを読む
「相棒」シリーズ「鑑識・米沢守の事件簿」的な立ち位置の映画。
シビュラシステムが管理する世界でそれぞれの正義を貫く刑事の話、のスピンオフ。
【秀逸な予告によるミスリード】
自殺をするために集まった12人の子どもたち。しかしその中に1人、殺人犯が潜んでいた…。恐怖の密室パニックホラー、開幕。
……というのが予告を見ただいたいの人が思う>>続きを読む
【アニメ史の大革命】
前作の面白さもあってか、観る前から死ぬほどハードルを上げて観たつもりだったと思うのだが…そんなハードルを余裕で飛び越えられた。
「Fate」シリーズの3部作の最終章は、
過去>>続きを読む
噂のラスト20分、そのシーンの完成度は確かに文句なし。
ただ、私がQueen世代でないからなのか。期待値以上の感情が湧く事はなかった。
そもそもの価値観の違いなのだろう。
親に訳わからん事を言い続け>>続きを読む
【北川景子を脅かすだけのコント映画】
予告編の期待度と身近感もある内容で結構楽しみにしてた映画だったが…
内容は若年層向けで犯人の仕掛けもバレバレ、スマホひとつで今も過去も全て明らかになっていく怖>>続きを読む
【正しく義きを貫く事とは】
己の正義とは、信念とは。
それを貫くため、「法」ではない、「執念」を銃にして。
実直な正義を正義のまま執行できなくなった日本で、検事は"悪しきを持って正義を正す"ように>>続きを読む
芥川龍之介も、太宰治も。
尾崎豊もそうだったように、天才と呼ばれる人物は天才がゆえ、その死生観に苛まれ死んでいった。
「死んだからこそ名作家になる」という節は世の中にある。そこに一種の美徳さえ感じる>>続きを読む
往年のドロドロとした少女マンガを思わせるドラマチックな展開とダークな人物像が人気の漫画「累」
その実写化劇場版。
もちろん映画なので、累の容貌は可愛い芳根京子が演じるが、見ているうちにそれとなく醜悪>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
平成最後の年に爆発的大ヒット。
見慣れたキャスティングが皆無な中、ここまで惹きつけるのは脚本力と熱量。
日本の映画は決してタレント力ではないことが証明された。
前半は超難易度の1カットホラー。
違和>>続きを読む
【なかなかエグい青春アニメ】
青春とは、思春期とは…
未熟な人格が集まったこの群像劇は自分勝手な振る舞いが災いした物語。
過去の贖罪をした少年は自分勝手に自殺を試みるが、結局失敗。
小学校時代の友>>続きを読む
スピンオフシリーズ第2段。
若きハン・ソロの過去にまつわる話で、爽快感もあり、何も考えなくても見られるのがSWシリーズの良いところ。
過去を語っていく中でこれまでの小さな疑問が色々と解決されていくの>>続きを読む
愛と願いの「stay/night」
自分自身と戦う「UBW」
ならばHFは「欲望」に満ちた物語だ。
欲望とは?聖杯とは?
シリーズの核心に迫ったFate最終章。
序盤から主要キャラがバッタバッタ死>>続きを読む
この映画はエピソード4~6の回帰であり、続編。そして運命の物語。
エピソード4を思わせるデジャヴのような内容だが、そこで躍動するのは新時代の面々。
若きジェダイがライトセーバーを手にしたその瞬間、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ウォッチメンは「象徴的」な映画である。
163分の長編に散りばめられた「象徴的」なシーンを見逃さないよう観賞してほしい。
犯罪が悪化、覆面を被った殺人鬼たちの個人は特定できず、 警察は犯人逮捕>>続きを読む
一言で言うと爽快。
見終わった後、とてつもない爽快感がかなり心地よい。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」
という有名なヒーロー映画の言葉とは対照的に
力もないのに勝手に責任を伴って奮闘する>>続きを読む