LODGEさんの映画レビュー・感想・評価

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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

5.0

映画館に公開当時観に行った大好きな映画。
まさしく!令和版「ナイトオンザプラネット」
観賞後にあれこれ話たい。

お涙頂戴な安直な恋愛物、彼女や奥さんや彼氏が結局死ぬやつ、高校生のイケメンに振り回さ
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

5.0

22年ぶりに劇場で上映されるって言うのを聞いてこれは大画面で大音量で観たいと思い観に行った。

後で観よう、後で観ようと先延ばしにしていて結局今の今まで観てなかったので初めて上映された「2001年」の
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

「普通」って何なんだろう?

おやすみプンプンを読んだ時も同じ事を考えた。

その人にとっては普通でも他者からすると普通では無い。なんて事はよくある。
「常識」と言う言葉もそうである。

自分とは違う
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

5.0

圧倒的に儚く淡い美しい物語。時代は違いますが『台風クラブ』を思い出した。
岩井俊二監督のフィルムの様な質感の映像がそれに輪をかけている。岩井俊二監督の作品好きだなー。よく観たら助監督で行定勲監督もいる
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ヒポクラテスたち(1980年製作の映画)

4.0

ATG作品。
ですが、ATG作品っぽくないなあと言うのが観始めた時の印象。見終わった後の印象はやはりATGだった。

京都府立医大を卒業した大森一樹監督が自らの体験をもとに、大学病院に学ぶ若者たちをい
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書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

4.0

物凄いものを観せつけられた。

と言うよりは、これは今、自分は一体何を観ているんだろうと言う気持ちのほうが正直デカかった。分からない。まっっったく分からない。理解が出来ない。理解しようとしなくても良い
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もう頬づえはつかない(1979年製作の映画)

5.0

ATG作品。
恋愛物はあまり観ないがこれはATGだしと言う事で鑑賞。

「桃井かおり」がこの頃から既に「桃井かおり」なのが凄い。全く意に返さない。
様々な物に様々なジャンルがありカテゴライズしがちだが
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TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

4.0

ATG作品。
何よりもまず言いたいのは関根恵子が美人過ぎる!今までは映画「モテキ」の長澤まさみが人類史上一番美人と思っていたがそれに匹敵する。兎に角美しい。
後半の雨の中でスローモーションで唾を吐くシ
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キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)

5.0

ATG作品。
タモリ主演作品で実際に"森田一義"として出演。キャストが豪華。
所さんがハーレー?に乗ってるシーンが微笑ましい。笑

独り身の森田一義が近所に住む少女を誘拐する。そこから不思議な2人旅が
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ブリット(1968年製作の映画)

5.0

大好きな映画の一つ。
この辺の60年代、70年代の映画にハマったキッカケはマックイーンの影響、そしてマックイーンを教えてくれた父の影響でもある。
そこからマックイーンの映画、70年代の映画をディグった
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私の男(2013年製作の映画)

5.0

当時、「進級できるかな?」と言うフォトブックを見て「誰だ!この可愛い子は!!!」と思いよくよく見たら"二階堂ふみ"と言う女優だった。

「この子は将来絶対化ける、、、ヤバい子を発掘してもうた。。。」と
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

4.0

60年代、70年代の伝説の映画人、「若松孝二」監督の半生とそれにまつわる人物達の映画。

若松孝二作品はお洒落なポルノ映画、通称"オシャポル"(十中八九、自分しか言ってない)が多いなと言う印象。

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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

5.0

これが初めて観た園子温作品。

これを機に園子温作品をディグるキッカケになったのだが、当時観た時の衝撃は凄かった。

何なんだこの作品は!?何なんだこの監督は!?となりました。


小さな熱帯魚店を営
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

70年代ホラーの代表的な作品。
全体的なB級味溢れるかんじがたまりません。

恐ろしい化物に襲われて次々と惨殺されていくスプラッター物の原型にもなったのだとか。

随分昔にこの作品の設定を一からやり直
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遊びの時間は終らない(1991年製作の映画)

5.0

TSUTAYA TVで映画観ようと思って検索してたら、全然観ようと思ってた映画がなかった。

ならばとショーケンの「傷だらけの天使」を観ようと"萩原"と入れて検索したら"萩原流行"が出てきた。

そっ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

5.0

ジムジャームッシュ監督のオムニバス映画。
短編集が5つあってロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの各都市のタクシードライバーと乗客の物語。

以前、前情報無しにジムジャームッシュだしジ
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

皆が観てるから観たく無いと言う何とも捻くれた思考から敬遠してたんですが、ふと思いたち鑑賞。


当時の世相を反映した内容。HIVは今でこそあまり騒がれなくなりましたが、当時は凄かったのかな、、、

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永遠の僕たち(2011年製作の映画)

4.0

恋愛物は余り、と言うか全く観ないのだが「コレ、オススメ!」と言われて借りた。
基本的に人からのオススメは趣味、趣向を知ってくれている人からであれば即観るんですが、余り知られていない仲だった時がさあ大変
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.0

鈴木清順監督の艶美で甘美な映像。

スペインのヴァイオリニスト「サラサーテ」が独奏しているレコードを聴いてそれを取り巻く人達が妖艶な世界に迷い込んでいく。。。

原田芳雄が渋い。
大楠道代がエロい。
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

4.0

BAD TRIP MOVIE.
終始トリップした映像が垂れ流されるカルトムービー。
支離滅裂。魑魅魍魎。
が、ジョニーデップの変質者みたいな着こなしや街並みの背景、レース場のサイン等いちいちカッコいい
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女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)

4.0

さそりシリーズ第2弾。
相変わらず、梶芽衣子嬢がお美しい。。。そして、セリフほぼ無し。
眼光の鋭さがパワーアップしています。むしろホラーです。
そして、女囚達、看守達の気狂いじみた感じも漏れなくパワー
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

5.0

散々、popeyeやらの映画特集で色んな人が紹介していた意味がようやく分かった。。。いちいち面白い。。。
オープニングが手が混んでる。わりに、出てくる人が絶妙にダサい。ナード。兎に角、ナード。
その相
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女番長 野良猫ロック(1970年製作の映画)

4.0

全ての要素がカッコいい。。
ずーーーっと先延ばしにして見て無かったんですが、ふと思い出し観賞。

流れ者のアウトローの和田アキ子。a.k.a アコが、
藤竜也率いる女不良グループから喧嘩を売られた梶芽
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竜二(1983年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「伝説の映画人」と言われている、金子正次の最初にして最後の主演のヤクザ映画。なのに、一般的なヤクザ映画では無い。

少し名の知れた"ヤクザモン"の竜二。そこそこに羽振りがいい。
自分の賭場を持っていて
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

梶芽衣子嬢のお美しい事、、、
眼光も鋭く、ほぼセリフは無し。
しかし圧倒的な存在感。

刑務官の表彰式を行なっている時に急に鳴り響くサイレン。
誰かが脱獄した合図だ。
そんな事を出来るのは"アイツ"し
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ヨコハマBJブルース(1981年製作の映画)

4.0

原案が松田優作のヨコハマを舞台にしたハードボイルド。

混沌とした街、ヨコハマ。
ある場末のバーで売れないブルースシンガーをやっているBJ。
裏では日銭稼ぎに私立探偵的な事をやっている。
ある日、失踪
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

70sの反体制思想が色濃く反映された映画。
アメリカンニューシネマの代表作。

刑務所から逃れる為に、精神異常を装い、精神病棟に入院する事になったマクマーフィー(ジャックニコルソン)。
それまで、管理
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モテキ(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ、漫画、映画と全て見るほどめちゃくちゃ好きな映画。
と言うか、大根仁監督が好きと言うのもあるけど、、、

ドラマから入って、音楽、演出、俳優陣等全て好きでドハマりした。それからあの時間帯のテレ東
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田園に死す(1974年製作の映画)

4.0

ATG作品。
終始流れるサイケデリックな音と映像。これを観た時、最後まで観れるか?気が狂うんじゃないか?と不安になりましたが、意外と観れました。気も狂ってないです。
寺山修司の自伝的映画。

恐山の麓
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前半30分くらい、いや、1時間くらいはほぼセリフ無いんじゃないかなくらい無口。
実際はそんな事無いんでしょうけど、、、それくらい最初は喋りません。
が、一度口を開けば饒舌。

大雨の夜。
警察が刺殺さ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

5.0

マーティンスコセッシ×ロバートデニーロ。

この映画全体を通しての夜のニューヨークの汚く、かつネオンが煌びやかな街並みとサックス。。。
独り言を言いながら、拳銃を振り回すトラビスの狂気に満ち溢れた感じ
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台風クラブ(1985年製作の映画)

4.5

ATG作品。
初っ端のBARBEE BOYSの暗闇でDANCEが良過ぎる。。。

台風直撃前夜。
思春期の鬱憤、熱量、爆発力を内に秘めた少年少女が学校に閉じ込められてしまった。
日頃のそれらを解消する
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青春の殺人者(1976年製作の映画)

5.0

ATG作品。
主人公が落ちるところまで落ちる映画。
長谷川和彦監督デビュー作品。

今ではすっかり右京さんな、若かりし頃の水谷豊主演。
この映画では、右京さんみたいに淡々としていませんし、冷静ではあり
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逆噴射家族(1984年製作の映画)

4.0

ATG作品を掘っている時に、何だこのジャケは?!?!となったパンク映画。いや、狂った映画。
狂い咲きサンダーロードの石井聰亙監督作品。

爽やかな映画と思いきや、そこはATG。家族全員狂ってる。

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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

5.0

DVDで何度も何度も観た。
多分擦り切れてなくなっている。
内容、映像、音楽、俳優陣、、、
全て最高。。。

一教師のジュリーが原爆を作って日本を脅かすと言う、今では考えられない内容。
主人公がアンチ
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原子力戦争 Lost Love(1978年製作の映画)

4.0

ATG作品。
予告でオチを見せると言う前衛的な映画。山口小夜子の現代にも通じる艶っぽさは目を見張る物があります。原田芳雄の無頼漢な感じも良い。。。

また、当時の福島の原発に正面から無許可で入っていく
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