lamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.6

見栄っ張りの映画監督、野心を秘めた女優、思い込みの激しい女優の旦那、ホットドッグ屋の男etc...(あらすじ)
始まってしばらくは、どの人物があらすじのどの人物に当てはまるのか。状況把握するのに集中。
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悪魔のバージン(1973年製作の映画)

2.3

明らかにチープな雰囲気でも、ロケーションが良かったりすると好きだったりもするんですが・・・今作は笑っちゃうくらい、色々と雑な印象。

オープニングから出し惜しみなくヌード。
ヒンドゥー教ってこんなじゃ
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緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

3.7

優しそうな丸いお顔立ちの中年サラリーマン、クロス。芸術を愛する豊かな心を持ったおじさんでも、女は結局見た目なのね・・・( ; ; )コロッと落ちてその後も彼女の本質が何も見えてないあたりは可哀想でも>>続きを読む

水の中のナイフ(1962年製作の映画)

3.9

静かに眠りたい夜、寝る前に鑑賞しました。
海上でのバカンス。
モノクロなのに鮮明に伝わってくる、
瑞々しさや空気感。
こういう所を観ると
ジャック・ロジェの作品を思い出す。

ロマン・ポランスキーの
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

この監督は人間の内側、野性的だったり冷淡で利己的だったりする部分を強調するから、たまに目を背けたくなる。

前作『ロブスター』では人間味のありどちらかというと視聴者側に寄り添った主人公を演じていたコリ
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

数年前にヨルゴスさんの『籠の中の乙女』を観て、不快感満載で理解に苦しんだのをよく覚えています。
大丈夫かな…と思いつつも、どこか雰囲気に惹かれずっと気になっていたので鑑賞。

前半の狭い廊下とか、建物
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.7

病院の真っ赤なライトに照らされた廊下の先から現れた謎のオバケ。奇妙なルックスに惹かれて(笑)鑑賞。

個人的に一番恐怖だったのは、鍋のシーン。それを食べることよりも、静かだけど今この瞬間もどこかからか
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.7

カルト的人気を博する、わりと有名な作品なのかな?
SFと青春映画が混ざったような、現実と非現実の比率がちょうどいい。

コミカルさも奇妙さもある。何年経っても不思議な映画として記憶に残りそう。

銀色
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愛を綴る女(2016年製作の映画)

3.6

この監督の作品は過去に観た作品に対しても同じ事を思った。
"女優さんが綺麗だから観ていられる。"
マリオン・コティヤールが好きなのでいつか観ようと思い、ようやく。

想像以上の狂った執着心や愛に戦慄。
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サラブレッド(2017年製作の映画)

3.7

あれ?Markし忘れ・・・
大好きなアニャとオリヴィアクックのW主演で観る前からソワソワしてた作品*笑

タイトル『サラブレッド』
=比喩的に血統・家柄の良い人を指すそうで、競走馬の品種だと
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レイジー・ヘイジー・クレイジー(2015年製作の映画)

2.3

滅多に観ないアジア系ガールズムービー。
ポップな色遣いと、白いポメ"モンモン"だけが可愛い。ガールズムービーは好き。
でもこれは正直、色々と不衛生で苦手な描写が多々あった。下水道のような・・・

登場
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17歳(2013年製作の映画)

4.6

17歳という絶妙な年頃の繊細な心の描き方、終盤に空気を一変させるシャーロット・ランプリングの存在感。
歳が離れた兄弟関係もよかった。

ジャケットの女の子が微妙で避けていましたが、観てみたらすごく美人
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CRESCENT 冷たい海の底(2017年製作の映画)

3.6

オープニングのマーブリングアートから引き込まれ、幼稚園生の時に短冊に写したマーブル模様を思い出しながら鑑賞。
その後も変化するマーブル模様、海の波打ち際の自然の模様、家の窓に反射するオーロラ色の模様・
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.9

ウェス・アンダーソンらしいオープニングにわくわく♡(テンポについていけてはない)

ただ主人公のことがどうにも好きになれず、可愛く思えなかったところが残念( ; ; )
青春映画らしい痛々しさは、ウ
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

4.0

作家の豊か過ぎる想像力。
歳の離れた女2人の変化していく関係性、最後のモヤっとする結末が好き。

全然惹かれなかったジャケットも、観賞後はまた違って見える。プールの鮮やかなブルーや水面の模様、ギラギラ
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バタフライ ルーム(2012年製作の映画)

4.0

赤く染まってゆく浴槽、壁一面に張り巡らされた蝶の標本、少女の顔を切り取った写真のコラージュ。

チープさが残るけど、表現される世界観はとても良かった*
ジャケットにもなっている、狡賢そうなアリスの横顔
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.8

登場人物一人一人、顔のパーツや形だけでなく色も大幅に違う。それが一人一人の個性と重なり、アイデンティティになっていてとても良かった。

可愛いな〜と前々から気になっていて観たけど内容はシビア。哀しい過
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ザ・カニバル・クラブ(2018年製作の映画)

3.5

スタイリッシュな映像。スローな音楽や車の動きから、優雅な生活を感じさせられる冒頭。
・・・と、油断してみていたらド変態な展開に。

ジャケットの雰囲気から、華麗なる晩餐(2008)をイメージしていたけ
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レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

3.5

富豪のお遊び。ゴシックホラーな豪邸で繰り広げられるスプラッター祭り!人があまりに簡単に死んでいく。派手だけど、そんなにグロくはなくてなんかもう笑える。笑
赤黒く染まった純白のドレス・・・最後は爽快感す
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謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス(2016年製作の映画)

4.2

ボスの絵の素晴らしさにこの点数。
1490年頃に描かれた絵とは到底思えない、色褪せずに人々の心を魅了する『快楽の園』。

何年か前にボスやブリューゲル、マグリットの展示を観た時に、ボスの生み出すキャラ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

カルトを題材にした、カルトじゃない映画。これまで前情報を極力入れないようにするのが大変だった。このジャケット男性だと思ってた。

冒頭の家族の死、不気味なBGMと共に一気に引き込まれる。ただでさえ弱っ
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.6

とても観やすい作品だなと思った。
自分の好きなものに一生懸命な主人公の姿は、見ていて応援したくなる*
でも終盤、私の倫理観に反する行為にイマイチ好きになりきれず葛藤。

何と言っても、わんこが可愛い。
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シスター(2014年製作の映画)

3.8

フランスの14歳の少年が監督したホラー。
監督自身が作中に登場していたと後から知りました。
白いネグリジェに身を包み、内に閉じ籠もった2人の姉妹。
ジャケットが可愛かったのに、Filmarksにはなく
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スリーピング ビューティー ~眠り姫と悪魔の館~(2016年製作の映画)

3.3

インディア・アイズリー目当て*
キャストに入ってたから観たけど、メイクが派手すぎてインディアちゃん本来の可愛さが・・・( ; ; )

ホラー寄りのダークファンタジー 。
寝て起きた時の、部屋に陽が
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血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)

4.8

すっごくチープかなと覚悟の上で鑑賞したら、想像以上によくできたストップモーション。小川のせせらぎや小鳥のさえずり、カラカラ馬車を引く音とか、効果音がすごくいい。

アダムとエヴァを連想させるシーン
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ガール・イン・ザ・ミラー(2018年製作の映画)

4.5

うわ、私好きそう・・・と警戒してましたが、やっぱり・・・。(インディア・アイズリーにこの点数です)
主人公のマリアが、細くてお顔小ちゃくて、めちゃくちゃドーリーでとにかく可愛い。ストーリーは後半がね・
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.6

乾いてザラっとした質感の映像。
最初スリラーっぽい演出があったけど、SFミステリーに分類されるのかな。

ジャケットの絵で察した通りの世界。

時代も時間も場所すらも、自分がたしかだと信じて疑わなかっ
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あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

5.0

ブルーグレーにオレンジが鮮やかに映える。終始一貫した色彩とスタイリッシュな映像に魅了された。

どの人間も無感情で冷笑的。淡々と低いトーンで話す。まるでコンピューターによって操られた機械のようで。
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沈黙/ある沈黙(2016年製作の映画)

3.8

隔離された妊婦の少女たち。
その施設の中は照明も何処となく薄暗く感じられて、その密閉感が息苦しさを加速させる。

施設を支配する側の医師や大人の姿はほとんどなく、少女たちにクローズアップされている。赤
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菜の花畑で引きつけられて(2018年製作の映画)

3.8

自然の美しさに圧倒させられる。
今年の1月にmyfffでこの作品見逃して後悔していたから観れてよかった。

菜の花畑が綺麗*
全然違うけど、『ビッグフィッシュ』を初めて観た時と同じ感覚。黄色いお花畑の
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The Pocket Man(英題)(2017年製作の映画)

3.6

丸太や紙に彩色してコラージュしたような、温かみある質感の映像がとにかく可愛い。ストーリーにもほっこり*

小さな箱の中に住む、平和なお顔の小人。
その部屋の壁に、バーコードやボタンが絵画のように飾られ
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深海の光(2017年製作の映画)

3.8

環境汚染とか風刺を食物連鎖を通して描かれている。
海の底に眠る廃棄物やガラクタのスクラップで物で象られた魚たちは、創造的で絵的にも面白い。

海洋恐怖症気味なので、深海の映像も魚も恐ろしくおぞましかっ
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ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム(2013年製作の映画)

3.6

後で実話だと知りぞっとした。
ジョンが可愛くて綺麗だなと思いながら鑑賞してました。

このジャケットと同じく、真っ青なブルーが印象的。

「イカれた人生を送りたい」

変わった事をして、注目されたい。
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いいね!(2016年製作の映画)

3.5

SNSが主題ならサイコ系かなと思いきや、オカルト系のホラーでした。

よくある
「○○したら死ぬ」シリーズだけど
それが "いいね!" なんて現代的。

海外は、日本以上にセルフィーが当たり前で誰もが
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南へ行けば(2009年製作の映画)

3.8

レア・セドゥ(役名もレア)目的で鑑賞。
男3人+女1人のロードムービー。

レアは主人公じゃなかった( ; ; )
ジャケット詐欺だー!なんて思ったりもしたけど、結果よかったです。

主人公は過去に
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海の沈黙(1947年製作の映画)

4.2

記録漏れ。
シンプルで洗練された美しい構図。
感慨深く、余韻が残る。

あれほど台詞一つ一つに
重みを感じたのはこれが初めて。

また見返したい。