胃潰瘍のサンタさんの映画レビュー・感想・評価

胃潰瘍のサンタ

胃潰瘍のサンタ

水魚之交(2023年製作の映画)

3.7

『SUPER HAPPY FOREVER』の原型らしいが、むしろこちらがアンサー映画のようだ。

SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

4.0

海辺をウロウロする映画なんてごまんとあるけど、「廃れていく旅館」と「変わらない海」の対比が、こんな短尺でも時間を感じさせる素晴らしい装置になっていて、モチーフだけでもう勝利じゃないか。

ただ、親友が
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この手紙を読むときは(1953年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

画質が悪かろうと、字幕が多少変だろうと、日本になかったメルヴィル作品が手軽に見られるだけでも感謝の一言。

だが内容は、ベテランが酔っ払って書き出したら楽しくなっちゃって、書き上げたはいいけどどういう
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.9

初ヴィスコンティ。

ただでさえこういうポテンとした原色の画は苦手な上、退廃的な欲望を描いた文芸モノってのはあまりにも脂っこそうで食わず嫌いしてたんだが、意外にも心地良く観ることができた。
多分ほぼマ
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海の沈黙(1947年製作の映画)

4.1

徹頭徹尾ナレーション漬けだが、だからこそ「沈黙」という消極的な行動が映画らしい緊張を持つ、メルヴィルのデビュー作。
沈黙の意味合いが変わっていく様を目線やミザンセーヌだけで表現し切っているのがさすが。
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マルサの女(1987年製作の映画)

4.5

中学生ぐらいの頃から親にすすめられていたものの、何故か観る機会を逃し続けた念願の1作。思いきって伊丹十三コレクションBOXを買って鑑賞。
こういう映画を観ると、映画の感想なんて「面白い!」だけじゃダメ
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クライム101(2026年製作の映画)

3.7

スタイリッシュな犯罪映画に見せかけたL.A.人間交差点。
とりあえず入れましたって感じの不要なカーチェイスをはじめ、主人公の性格がイマイチ伝わらない犯行シーンや、頭が良さそうに見えない駆け引き等、ジャ
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その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

3.8

シドニー・ルメットの遺作。
18歳になる前はあんなに観たかったんだけど、成人すると今の今までほったらかしだった。情けない(笑)

ド頭から「そりゃR-18ですよね」なベッドシーンなのは驚いたけど、観終
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美しく、黙りなさい(1976年製作の映画)

2.2

まるでつまらない飲み会で上司の愚痴を聞かされ続けるような、拷問のような2時間だった。

彼女たちの言ってることはつまるところ「面白いと思える役がない」の一言に尽きる。
まあ脚本の都合でステレオタイプ化
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.4

少し凝ったトリックを用いた『砂の器』オマージュ。
オマージュというか、ドラマ版は福澤克雄演出だったよね。
音楽まであのまんま。

まあがっつりテレビ演出ではあるけど、話が面白いので見ていられる。
ただ
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麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

3.0

相変わらず殺しの動機が弱い、いつもの東野圭吾原作。
2つの関係ない話をくっつけたような奇妙な構成で、前半の話は「麒麟の翼」ともそこまで関係ない。
スペシャルドラマじゃいかんかったのかね。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

極悪人が実は今回の事件の犯人ではなくて、しかしやっぱり実は殺していて……という、表の裏は表、みたいなどんでん返しの連続。
「どうせ『オリエント急行』みたいな話なんだろ」と決めつけていたので、驚きはあっ
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.3

これだけ映像化された作家は清張以来では……と思っていたが、単にフジテレビが擦り続けただけかもしれない(笑)。
覆面仮装パーティーの綺羅びやかな光景と、その裏に息づくホテルマンのプロ意識を軸にした内容で
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.7

東野圭吾が亡くなってしまった。
中学生の頃にちょうど『容疑者Xの献身』が直木賞を獲ってブーム絶頂、同級生の大半が何かしら東野作品を読んでいたと思う。
当時は真保裕一の方が好きだったので何となく反発して
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雨の訪問者(1970年製作の映画)

3.0

情緒たっぷりの映像と音楽でワクワクした序盤の期待はどこへやら、駆け引き密度の薄いブロンソンとジョベールの会話を延々見せられたかと思えば、勘違いが発端のクライマックスは本筋とほぼ関係ないし、もったいぶる>>続きを読む

十一人の賊軍(2024年製作の映画)

4.3

面白い!!
仲野太賀は本当に良い役者だ。クライマックスは演技といい殺陣といい、独壇場と言っていいぐらい目を奪われてしまった。
拳銃がニクいね。

海辺の一日 4Kレストア(1983年製作の映画)

4.2

終盤1時間がちと長く感じたし、これを「成長譚」と捉えるのには違和感もあるが、パズルのように人生の断片を繋ぎ合わせていく構成と、次々展開する「なぜ」のサスペンスのおかげで、(ところどころダレるとはいえ)>>続きを読む

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

3.6

ジャンヌの退屈な日常にカメラが張り付く、その"アクション"だけで映画が成立しているのは本当に凄いと思う。
特に、ビフカツを作る、ハンバーグをこねる、ポテトの皮を剥く、といった調理のシーンが良い。黙々と
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ガス人間第1号(1960年製作の映画)

3.5

リメイク版の1話が思ったより素晴らしいVFXで続きが気になったので、敢えて我慢してオリジナルを。
本多猪四郎の手堅い演出、いつもの東宝特撮らしいちょっとズレた脚本、売りの円谷英二特撮まで、贅沢にまとま
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

長崎尚志が確立した、虚構の物語/妄想と同じように実際の犯罪が起きて主人公が疑われる展開は、『MONSTER』や『20世紀少年』、『BILLY BAT』と同じ。
さすがに模倣されすぎて手垢がついてきたけ
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急に具合が悪くなる(2026年製作の映画)

4.6

ただただ素晴らしいとしか今は言えない。もう一度観に行きたい。