サブカルさんの映画レビュー・感想・評価

サブカル

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謙虚に映画を見ます

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ヴァンダの部屋(2000年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

途中までものすごくキツかったけど、二時間すぎたあたりから急にすべてが真実(マジ)に思えてきて、あ~〜〜ってなってた。だからこの映画は三時間必要だわ。

この映画は全然すごいことが起こらない。めっちゃド
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心と体と(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

メルヘンで幻想的なラブストーリーずっと見たかったんだよな。ふたりのベロニカにかなり感性的に近い。

食肉加工場の様子がベジタリアンが見たら卒倒しそうなほどエグい。このようにしてグイグイにbodyを強調
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処女の泉(1960年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

業の描き方がシンプルだが容赦なくてずっしり重い。それが多分ベルイマンの映画的にすごいところな気がしている。

処女を犯すことと地下から水が湧き出ることの性/聖的なanalogyがある。生命力や善悪や神
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荒野の七人(1960年製作の映画)

4.0

うん、西部劇おもしろいな。説明が少なくて必要なカットしかない感じする。様式美だなぁ。

美しい星(2017年製作の映画)

2.3

サイキックB級コメディから家族の和解まで来てあと一歩ってところでその終わり方かい。壮大なラストでそのままいけばいいのに、最後照れ隠しでB級に戻っちゃうから、肩透かし食らった。いや、内容は壮大なのにセッ>>続きを読む

マッチポイント(2005年製作の映画)

4.4

ウディアレンはジョーク飛ばすだけのおじちゃんじゃないってわかった。

いのちの深呼吸(2017年製作の映画)

3.0

酒・タバコ・ディスコが好きな曹洞宗の坊さんが自殺防止活動に勤しむ話。

なぜ他者を救わなければならないのか、という点についてもっと掘り下げてくれたらenlightenmentが得られたと思う

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.1

現代のノーフューチャー感を容赦なく描いてるな。善悪を超越した論理マシーンである殺し屋とそれを前に無力な保安官。論理の美学を追い求めている彼だけど、結局論理は何かの手段でしかなく、それ自体の意義は永遠に>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.0

なんにも心に残っていない。30分寝ちゃったからだろうか。いや、そもそもぼくは実は劇場に居なかったんじゃないだろうか・・・・?ということを考えさせるような、そういう趣旨の映画だったと思いますが、あってま>>続きを読む

(1997年製作の映画)

4.9

ツァイミンリャンの映画では家族愛も自明ではない。みんな誰かの体温を求めて孤独にさ迷っている。ラストで一筋の光が射してくる。完璧すぎる

愛情萬歳(1994年製作の映画)

4.5

青春神話と似てて初期はリーカンションの独身者的要素が強いね。しかし思えば覗きという行為はずっと大きなテーマであるな。例えば「西瓜」のAVなんかはまさにそれだ。そしてマンション、納骨堂など容れ物ばっかり>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

ゴダール的な表現久しぶりにみたらかっけ〜ってなった。監督とジャックドゥミの結婚生活どんなんだったか気になる

童年往事/時の流れ(1985年製作の映画)

4.0

中盤で完全に集中力が切れちゃった。悲しいな・・・

そして父になる(2013年製作の映画)

4.3

悪くない、どころかめちゃくちゃいいじゃないか。決して交わることのないはずの丸の内サラリーマン核家族と高崎自営業仲良し家族の予期せぬ出会いを通して現代日本の家族問題を提起している。その物語が、普通に見え>>続きを読む

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見てて元気になった。カーネギーホールでキューバ国旗掲げる老人たちに謎の革命感を感じてとてもよかった。

宇宙戦争(2005年製作の映画)

4.6

すごくいい。あんまりうまくいっていない家族像や侵略者の正体や死に方などの設定が全然明瞭じゃなくて、どこか異物感があって、それが極限状態にある種のリアリティを与えているし映画の深みにつながっている。人間>>続きを読む

ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

3.0

結論から言えば、ぼくはこの映画の中に生命の樹を感じることが出来なかった。紋切り型の家父長制度で、エディプス期一通り再現されても、そこから何か深いものが抽象できるわけでもない。思うに、こうした壮大なテー>>続きを読む

ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

4.8

ヤバい、、!!!、今まで見てきた映画のなかで一番狂ってる。映画の出来とか好き嫌い如何に本当にヤバい

何がヤバいかというと、
第一に現代東京を中東の監督が撮る、圧倒的な気持ち悪さ。西洋式のオリエンタ
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郊遊 ピクニック(2013年製作の映画)

4.2

二度目だが全然ピンと来てない。説明が全然ない上に時間軸がぶっとんだりしてて今まで見てきたミンリャンの中でも本当にぶっちぎりで訳が分からない。後半はリアルというより幻視っぽいと思った。

一つ言えること
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

5.0

エドワードヤンの総決算と思った。クーリンチェ後の正義と打算に分裂した「半分の真実」(=a two)の世界を生きる大人たちへのアンサー。監督の映画的・精神的な至りを感じた。ヤンヤンという少年の視点で結論>>続きを読む

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.8

超越的な存在を前に自分を支えてきた信念みたいなのが全部崩れて自分が何者か分からなくなる。という意味で哲学をしてた。科学を相対化するSF。ラストでお手上げ

天使の涙(1995年製作の映画)

3.3

そもそもぼくにはこうしたユースの世界観があまり理解できない上にそれを80's的?なお洒落センス(≒ダサさ)で堂々と提示してくるもんだから、あまりにもつかみどころがなすぎてなんというか全体的にウケてしま>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.7

2001年宇宙の旅をヒューマンドラマをミックスして分かりやすくノーランなりに解釈しました、という感じで普通に楽しんで見てた。愛とか勇気とか人類の意思の力を重視してて見方によってはバカみたいだが、こうし>>続きを読む

青春神話(1992年製作の映画)

4.7

処女作からスタイル完成しちゃってる・・・長回しなくてフツーに撮ってるんだけどちゃんとツァイミンリャンだし群を抜いてる。ミンリャンは映画と演劇を学んだらしいが映画的なイメージと演劇的な身体性が混じりあっ>>続きを読む

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

4.5

しっとり系シャオシェン。恋々風塵のテイスト。青年と田舎と人々へのやさしいまなざしが炸裂してる。そしてなんとも言えない妙味がある。監督が自己ベストに挙げてるのもうなずける。ラストシーンで一気に少年の物語>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

ぼくらが成長段階で殺さざるを得なかった純粋でヌメヌメした正義とか衝動が全部詰まってる。どこにも自分の中心が無くて確かなものを求めてさまようシャンスーと戦後の台湾の姿が重ね合わされてより深いテクストにな>>続きを読む

行者(2012年製作の映画)

4.1

映画が見たくない気分のときに見ると一番いい

チェンジリング(2008年製作の映画)

3.5

反権力的でありながら単に勧善懲悪ではなくて、権力の中で翻弄される弱い人間・無邪気な子供の罪・殺人鬼の祈りなどを徹底的に描くことで、何が悪とか誰が正義とかそういった類いの二項的な観念を取り払おうとしてる>>続きを読む