落伍者さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

落伍者

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現代やくざ 与太者の掟(1969年製作の映画)

4.0

再見。ギラギラした文太と待田京介の義兄弟関係がブロマンスで最高。

月形半平太(1961年製作の映画)

3.0

寺の奥の間からぬらりと現れる大川橋蔵。詩吟を詠いながら敵を切り伏せるの、今だったら役者がダサく踊って通用しなさそう。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

2.5

凱旋門で走行中の車巻き込んでガンガン潰しながらの銃撃と格闘。「蒲田行進曲」ばりの階段落ち。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

防弾装備が徹底されているから、執拗に顔を撃ち抜かないとなかなか死なないゾンビみたいな敵。ガラス張りの部屋での対決が「燃えよドラゴン」ラストの鏡張りの部屋リスペクトっぽくて良き。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.0

ゴッドファーザーとアルジェント。夜の暗がりに白い明かりが注がれるコントラストが美しい。身体が引き裂かれるようにギュンギュン鳴る処刑BGMも良かった。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.5

プラスチックを分解するバクテリアや、セックスは相手の内臓に入り込む行為(byタモリ)とか、泉鏡花「外科室」を挙げるまでもなく手術は性交そのものだとかは、知識として知っていたり理解できることではあるが、>>続きを読む

沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

2.5

戦車や飛行機と比べると船モノは撮るのが難しいうえに、原作が原潜で核の脅しなので、チキンゲームなメンチ切るヤンキーの話にしかならないのは必然。とすれば今後、大沢たかおのニヤケ面とねっとりボイスに勝てる面>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

緩い会話劇と、リアルに処理される殺され方の差が魅力的。

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

1.5

スラッシャーを期待してたが、主人公の精神的自立としてのホラー。

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)

3.5

自分らしく生き、かつ他人からも評価されるなんて虫が良すぎないかと意地悪に思ってしまうが、結構好き。楽団ではとちらないように周りの様子を窺っているのに、動物相手には横柄なの、ネット弁慶なオタクの様で笑え>>続きを読む

新宿純愛物語(1987年製作の映画)

1.5

水路だか鉄道だか工場とも分からぬ謎の地下空間で火炎放射器振り回すヤクザと物陰から襲い来る仲村トオルが「エイリアン2」。

変幻胡蝶の雨・月の輪族の逆襲(1958年製作の映画)

2.0

東映の時代冒険活劇モノ。「月の輪奇談 変幻胡蝶の雨」の後編。足利義高役に里見浩太朗。目新しい展開は無し。万能アイテム手鏡。

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.5

何処にも行けない地方都市で足掻く学生たちに過疎や荒廃等の衰退要素が加わったのが最近のトレンドか。邦画の、ひいては日本の未来そのものが厳しさを増しているようで憂鬱になる。頑張る若者たちへの制作側のエール>>続きを読む

大日本人(2007年製作の映画)

3.0

終盤、アメリカを象徴しているであろうウルトラ一族に介入されるシーンをバラエティのコント的に処理したのは逃げだと思う。スポンサーのロゴを身体に入れて戦うヒーロー像は、タイバニに先んじてた。

夏至物語(1992年製作の映画)

2.5

鰻?の入った水槽に手を入れたり、汚らしく素麺を口いっぱいに頬張ったり、キュウリを食べて腹下したり、タライにホースで水を入れて行水する日常生活と向かいの部屋を監視している異常性が共存している、白石美樹の>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.5

アメリカの是枝裕和であるショーン・ベイカーは貧困にも一種のユーモアがあるやたら深刻ぶらない作風が好きだ。主人公は控えめに言ってもクズだが、なんとなくダラダラと観れてしまう面白さがある。ヒロインのスザン>>続きを読む

名門!多古西応援団(1987年製作の映画)

3.0

サングラスにリーゼントで敬語、かつ飄々としてるがやるときはやる団長(我王銀次)がツボ。若くして亡くなったらしく勿体ない。話の流れは任侠映画特有の殴り込みからの大人数での喧嘩、のちタイマンといういつもの>>続きを読む

上方演芸 夢月城騒動記(1957年製作の映画)

2.5

ミヤコ蝶々は若い頃も全然可愛くないなと思ったら、当時37前後と結構年行ってたらしい。

満月あばれ笠(1956年製作の映画)

3.0

股旅モノ。主演の東千代之介は達観した人物ではなく、良い意味で若々しく、喧嘩っ早いので観ていて気持ち良い。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

50年代アメリカの雰囲気を多分に含んだ箱庭世界。その劇中劇の舞台裏がTV中継されており、役者は己の演技に苦悩している。魅力的な虚構と比べると現実は色褪せて見え、過酷だが、それでも虚構は現実を生きる人々>>続きを読む

シャコタン★ブギ(1987年製作の映画)

2.0

車知識が無くても、童貞2人のヤレそうでヤレない話なのでそこそこ楽しい。喧嘩とかはしないので、自分のイメージする不良や暴走族とはニュアンスが異なる。

SPACE ADVENTURE コブラ(1982年製作の映画)

3.5

アニメ版より前の劇場版。原作者がジャン=ポール・ベルモンドや山田康雄が好きだと、コブラの声優は松崎しげるになるのか…。歌は上手いが。抽象的な映像表現も多々あって楽しい。

THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!(2014年製作の映画)

3.0

765プロの面々が、ちゃんと次世代のアイドル候補生たちから尊敬される対象になっていたり、アイドルを目指すきっかけとなっていることに感傷的になる(渋谷のスクランブル交差点で街頭ビジョンを見る渋谷凛)。

旗本退屈男 謎の七色御殿(1961年製作の映画)

3.0

奥行きのある豪華なセットに圧倒される。広いし、デカい。鍾乳洞まで出てきて、冒険モノっぽさもある。

旗本退屈男 謎の珊瑚屋敷(1962年製作の映画)

3.0

刀を畳に突き刺してしまった敵がとっさに素手で戦いを挑むも、速攻で切り捨てられるシーン、殺人拳シリーズっぽさがある。

遺産相続(1990年製作の映画)

3.0

妾役の佐久間良子も良いが、インパクトあるのはチェーンソー振り回してマネキン群を破壊していく清水美砂。

雁の寺(1962年製作の映画)

3.0

若尾文子が色っぽくて中々良いけど、それ以上に小僧が可哀そうで同情する。

女は二度生まれる(1961年製作の映画)

3.5

誰もいない駅の待合室で独りぼっちのラストカット。

ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌(1986年製作の映画)

3.0

前作はステゴロオンリーで牧歌的だったが、今作は相手校の生徒が殺し屋の様にナイフを体中に仕込んでいる。中山美穂より断然、宮崎ますみ派。「キートンの蒸気船」というか、ドリフみたいにドライブインの外壁が倒れ>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.0

人魚姫の変形。女から見たら男は皆、ケンみたいに浅薄に見えるのか。認め難いが、そうなのだろう。ケン同士のお遊びにしか見えない戦争までの流れが見事。男は闘うことで自らの地位と女を守っていると勘違いし、女は>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

2.5

バランス良い。悪く言えば物足りない。時代設定が87年だが、悪魔憑きの殆どは精神疾患なのと、教会の性加害に軽く触れてるのが今風。モデルの神父はフリードキンがドキュメンタリー撮ってるらしい。

聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

3.0

夜、部屋と画面の明かりを暗くしてダラダラと見るのに丁度良い。大した中身が無いのだから90分程に収めてくれないものか。