ルルドさんの映画レビュー・感想・評価

ルルド

ルルド

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.2

「国自体が刑務所」

北朝鮮から脱北する家族を追ったドキュメンタリー。

脱北するには韓国にいる支援団体に頼み中国、ラオス、ベトナムと密航しタイまで辿りつかなければアウト。
中国、ラオス、ベトナムは北
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.5

何処からがフィクション!?

前半は生きる為に、後半は人として生きる為に。
こうであって欲しいという願望を描いた作品。全てがノンフィクションだったら美しい。

ガイ先生はまともな作品も作れるのですね。
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

重くて切ない。

全くの予備知識無しで観て良かった。

志尊淳をちゃんと見たのは初めて。
最初、ひろゆき的なビジュアルに違和感があったが、アンさんの素性が分かりもの凄くしっくり感じた。
志尊淳のアンさ
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罪と悪(2024年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

仲の良い同級生の一人が不審な死を遂げ、その事件をきっかけに疎遠になった3人が20年後に発生した新たな事件をきっかけに再会を果たす。
二つの事件の真相は?
二つの事件の関係は?
そして再会した三人のそれ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.2

凄い世界。
シンプルにその世界の住人達を尊敬する。
が、尊敬しろって態度で選民思想を感じさせる人はちょい違うと思う。

思えば自分が昔好きだったNSC10期のジャリズム渡辺、誉遠藤、シェイクダウン久馬
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ドミノ(2023年製作の映画)

4.0

最近、YouTubeでブレインダイブという手品をする「あたらしくん」にハマっている。
相手の超個人的な情報、初恋相手の名前やペットの名前、これから何処へ行くかとか昨日の晩御飯とか。
まさに相手の脳をハ
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市子(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

プロポーズされた翌日に失踪した市子を探すため恋人の長谷川が幼少期の彼女を知る人物たちを通して彼女の壮絶な生い立ちと秘密に辿りつくお話し。

プロポーズに涙する市子から始まり、知人たちを通して明かされる
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.0

ハラハラドキドキのクライムサスペンスと見るかドタバタコメディと見るか。
私には7:3でコメディでした。

綾野剛の怪演が光る作品。
綾野剛はイケメン俳優扱いされてますが怪優です、イケメン枠で使うのはも
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

評判どおり面白かった。

「終戦直後の日本」と言う設定が絶妙。
今ならドローンでちょちょと出来そう。

それにしても浜辺美波はシンプルに特攻で旦那を亡くした未亡人で良かったのでは!?
何故、あんな複雑
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PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

4.3


1933年、日本統治下の京城では抗日組織「黒色団」のスパイ"ユリョン"が暗躍していた。新たに赴任した警護隊長の高原は総督暗殺を阻止するため、朝鮮総督府内に潜むユリョン”を捕まえようと罠を仕掛け、ある
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正欲(2023年製作の映画)

4.2

自身のニッチな嗜好に悩む人たちと、その人たちと出会い戸惑う人達を描いた作品。

朝井リョウは微妙な心の襞を絶妙な物語にする達人。
「年末年始はどういう生き方をして来たかの通信簿」

吾郎ちゃんのセリフ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

乙骨憂太が菅原道真の末裔なら
五条悟は安倍晴明の子孫で夏油傑は平将門の末裔で、そうなると虎杖悠仁は崇徳天皇の子孫かも!?
保守の皆さまが大好きな男系継承者なら血のスペアにピッタリ!

流石に不敬かw
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ハント(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ
1980年代、安全企画部(旧 KCIA)の海外班長パクと国内班長キムは組織内に入り込んだスパイを探し出す任務を任され、それぞれが捜査をはじめる。二重スパイを見つけなければ自分たちが疑われるか
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(2023年製作の映画)

5.0

宮沢りえが素晴らしかった。

以上。

自分がさとくんに詰められたら…と自問自答する。
何を言っても洋子にウソっぽいと言われそうで怖い。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

3時間近い大作で95%がアクション。
さすがにお腹いっぱい。

次作はジョン、ケイン、シマヅのなり染めを深掘りしたスピンオフを作って欲しい。
一作限りではもったいキャラたち。

あとドニー・イェンは座
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福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ
1923年春、澤田智一(井浦新)は教師をしていた日本統治下の京城(現ソウル)を離れ、妻の静子(田中麗奈)と共に故郷の福田村に帰ってくる。智一は、日本軍が朝鮮で犯した虐殺事件の目撃者であった。
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春に散る(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ボクシングもののストーリーとして、火が出るぐらい擦り倒された展開。
予告から全てが推察出来てしまう。
山口智子の役どころに凄い既視感を感じたのだが、キムタクドラマの内田有紀だと気づく。時系列でいったら
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

宮崎駿による「イタチの最後っ屁」の様な作品。
さっぱり分からんかった。

アオサギ
ペリカン
インコ…なんのメタファーだったのか。
まあまあグロいし。

エンドロールで吹き替えが豪華でびっくりした。

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

京都人特有のイケズ感がそこはかとなくなく散りばめられていて上手かった。兵庫県民としては共感出来た。
コメディとしてはグッド。

ただ一人一人のキャラは愛おしかったが、あまり感情移入が出来ずさっぱり共感
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「かいぶつだ〜れだ?」

サイドaサイドbを見事に全く別人種として演じ分けた演者たちです。
特に田中裕子の狂、無、壊、優の演じ分けが憑依的。

「怪物は誰なのか?」
「嘘つきは誰なのか?」
「何を守ろ
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.5

近所中で煙たがられる偏屈じじーが隣に越して来た人好きなメキシコ人奥さんに心をこじ開けられるお話。

構図が「グラントリノ」そっくりだが、ラストはトムハンクスならではに思えた。

心に沁みる良き作品でし
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ベルリンフィル初の女性指揮者で同性婚者でもあるリディア・カーがスキャンダルに巻き込まれて行くお話。

予備知識なく観てめちゃくちゃ面白い映画でしたが、後でフィクションと知り少し残念。

もう少しカーの
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.8

家族の苦悩を勝手に忖度し認知症の進んだ要介護の高齢者を「ロストケア」と称して42人殺めた介護士とそれを裁こうとする検事の話し。

二人称として坂井真紀と戸田菜穂、二人の遺族のコントラストはどちらにも感
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.4

ネットの中だけで事件の真相に辿り着き解決するという斬新なプロット。
二番煎じは厳しいだろうと思ってたら余裕で前作を上回る秀逸さだった。
前回よりミステリーの要素が分厚く見応えがあった。とはいえほぼ主人
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

岸井ゆきのを観る映画。

多くを観る側の感性に委ねられた作品。

Winny(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Winny事件
「人がナイフで刺された時、ナイフを考えた人を罪に問えのか?」みたいな案件。

当然、そんな馬鹿げた話しはないのだがWinny開発者の金子氏は有罪とされてしまう。
日本の警察、検察が護り
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

概ねライブシーンがメインの作り。
音と映像は圧巻。

ストーリーはややありきたり。
原作ならもう少し背景が掘り下げられてるのか。

RRR(2022年製作の映画)

4.8

これぞエンタメ!

胸焼けがする(いい意味で)
家では決して観れない(いい意味で)
細いとこは全く記憶に残らない(いい意味で)
とにかく疲れる(いい意味で)

※塚口サンサン劇場では「甘納豆」を配って
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

すっごい太った女性を見るたびこの映画を思い出す。

非常宣言(2020年製作の映画)

3.9

てんこ盛り韓国ムービー

安定の熱血漢 ソン・ガンホ
お馴染みクールガイ イ・ビョンホン
しっかり二人の見せ場があり、しっかり反日要素もぶっ込み。
韓国の人には「シン・ゴジラ」を見せて誤解を解きたいw
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

4.0

ナチスの高官アイヒマンをどう裁くか?
その裁きをユダヤ人女性哲学者のアーレントがどう読んだかの半ドキュメンタリー。

情緒と知性
情緒は人によって違う、自身が情緒に従ったり己れを裁くのは自由。
しかし
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