mikutyさんの映画レビュー・感想・評価

mikuty

mikuty

映画(804)
ドラマ(61)
アニメ(0)

パディントン(2014年製作の映画)

-

ロンドン旅行の前日に予習(?)
パディントン駅は通る予定ないけど主要な観光地がいくつか登場した気がする。

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.8

前に絶対見たことがあると思っていたが初見のようだ。
主演ふたりと周囲のキャラクターが最高にステキだし、話もベタなのにグッとくる。

ひさびさに王道のラブストーリーを堪能してノッティングヒルにも行きたく
>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

-

ロンドン旅行の前に見た方が良い作品の一つと勧められて鑑賞。

あの曲を聴くだけでハリーポッターの世界に誘われるとはすごい。
幼き日のエマ・ワトソンがキュートすぎる!

オクスフォードのロケ地を訪ねるの
>>続きを読む

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.8

エモーショナルに描きすぎず茶化さないマイケルムーア、といったドキュメンタリーだと思った。
医療用麻薬による中毒死はいかにもアメリカらしい問題だが、紅麹問題で騒ぐ日本と被害の規模は桁違い。

デモパフォ
>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

3.8

思春期の象徴であり進路選択でドラマが生まれやすい15歳とちがって、14歳(中学2年)は受験もなければ部活の引退もない。
しかも長期間密着したわけではなく撮影はクラス替えまでの50日だけという。

本当
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

観た後にどう感じるかたのしみにしていたが感情があまり動かなかった。
オスカーを受賞して上映回が満席になるほど注目度が上がり、逆にバイアスがかかって少しだけ冷めてしまったのかもしれない。
(そういえば昨
>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.7

ストレートな青春群像劇だなぁなんて思いながら観てたらラスト、エモ!
心が通じ合っててもライバルなら決着をつけなくちゃ。

「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち(2022年製作の映画)

4.4

大川小に通っていた我が子を亡くした親たちがなぜ国家賠償訴訟を起こさなくてはいけなくなったのかがよくわかった。
津波で証拠となり得るものが流されてしまったので、遺族たちが自分で証拠資料を集めて示さなけれ
>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.8

「哀れなるものたち」からのヨルゴス過去作鑑賞。

今回登場の動物は主に犬。
ぶっ飛んだ設定ながら現実に起こりうることと地続きなのがこの監督の作品のおもしろいところ。

娘が狂ったように踊り続けるところ
>>続きを読む

逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.8

光石研はそこに本当に存在しているかのように演じるのがすごい。

老いや病気をきっかけに自分の人生を振り返っても、過去を美化したり後悔のないように一念発起して生きなおそうとしたりしないのが良かった。
>>続きを読む

あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

4.0

いつまでもかわいらしく仲睦まじい夫婦が微笑ましいばかりか、「次はおじいさんね」と別れを悟りゆっくりと準備する姿を丁寧に描いていた印象。
幼くして亡くなった6人の子どものためにパジャマを買ったり、子犬が
>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

追悼する気持ちがなかった人たちが急にスピーチ動画をSNSに拡散するのはグロテスクだし、言葉に嘘がある時点でモヤっとしてしまったが、エヴァンに遺族や社会が求める感動ストーリーを創り上げる才能があったから>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.8

子どもにも大人にも、周りに理解されない関係性はあるのだろう。
学校はそれが可視化されやすい場所であり、子どもは無邪気に「付き合ってるの?」「カップルなの?」と聞いてしまう。

この距離の近さは普通では
>>続きを読む

漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~(2024年製作の映画)

3.5

手づくり感が半端ない笑
テンションはポップな「ザ・ノンフィクション」。
得意の消しサカを使った説明もサイコー。

ナイツの塙がYouTubeの企画で漫才協会に勧誘したオリエンタルラジオは、一応まだ会員
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

すがすがしいほど観た後に何も残らない…!
3時間続く不気味さの向こう側に何かあるわけではなく、母と息子の関係に一瞬ギリシャ神話の「父と子」やカフカの「城」なテーマがちらつくけどそれも華麗にひっくり返さ
>>続きを読む

伯爵(2023年製作の映画)

3.5

かなりコメディ寄りで独裁者をいじりまくっている。サッチャーをそう使うとは!

米アカデミー賞2024年の撮影賞にノミネート。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

アニメーションで描くからこそ伝わるJAZZの熱さをみた。
展開自体は予想通りで王道だが、自分の殻をやぶった演奏に体温が2℃くらい上がった。
バンドの始まりから見てきたBARの女性が嗚咽するのすごくわか
>>続きを読む

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

3.8

意外と観たことがなかった名作シリーズ。

「海辺にピアノ」の画が美しいのはもちろんのこと、主演のホリー・ハンターの目の演技がすばらしい。
そして弱冠11歳でオスカー女優となったアンナ・パキンは口を聞か
>>続きを読む

ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー(2023年製作の映画)

3.5

パートナーの闘病とそれがジョン・バディステのメンタルに影響する様にスポットを当てていたが、最後カーネギーホールで演奏するまでの作曲の過程や葛藤をもっとのぞきたかった。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

「殺戮のプランテーション」とかセンスが良すぎる笑
背に腹はかえられぬと白人が喜びそうな黒人の物語を渋々書いて評価され、自らも期待に応えてステレオタイプの黒人を演じてしまう。
皮肉たっぷりで笑ってしまっ
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

たぶん初インポッシブルだったので過去を振り返るところは???だったが、カーチェイスや例のパラシュートスタントなど最後まで緊張感が途切れず前のめりになった。

ローマやヴェニスのシーンも美しかった。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.7

映画館で日本語字幕で観たらもっと集中できていたかもしれない。
リリー・グラッドストーンはたしかにすばらしいし、ディカプリオがこの役にすごくハマっていた。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

犬のスヌープと息子ダニエル役にオスカーをあげたい気持ち。
最後までずっと気味が悪いしずっと不快。終わり方も色んな可能性を残してすっきりしない。
そう感じさせるためにはカメラワークや演出だけでなくスヌー
>>続きを読む

ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

3.6

「テイラースウィフトの曲の歌詞は英語の勉強に役立つ」と何人かがメディアで言っているのを聞いて興味がわいたタイミングでこのドキュメンタリーを見つけた。

早くにデビューして社会的に成熟しないまま大人にな
>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.0

癇癪を起こしやすい火とすぐ泣いてしまう水。
得意なことと弱点が違う異質な他者同士が出会い、共存する道を探るというメッセージ性が強い作品だと思った。
移民や差別の問題など多様性に思い切りフォーカスしなが
>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.3

舞台やロケ地だけでなく、人間vsAIというディストピアを描いたテーマのスケールが大きい。
最初はAI=ロボットという誤解を招きそうなストーリーに入っていけなかったが、特攻隊のロボットバージョンや人間並
>>続きを読む

本物のオッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.8

「オッペンハイマー」の予習として鑑賞。
なぜこの映画がいま作られたのかがわかった。

「日本がなかなか降伏しないので原爆を投下せざるを得なかった」「広島と長崎への投下で私たちアメリカ人の戦争がようやく
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

-

初スパイダーマン。話についていけない上にマルチバースの世界が出てきて混乱してるうちに終了。
インドでチャイ飲んでるスパイダーマン良い。

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

ハリー・ベイリーがかわいかった。

比較対象がちがうかもしれないが、「リスペクト」の主人公の歌や演技が良かったので、歌唱シーンでそれを上回るカタルシスが感じられなかった。

アーティストではない市井の
>>続きを読む

理想郷(2022年製作の映画)

3.8

村八分やご近所トラブルはどこの国にもあるだろうし、風力発電に反対したからという理由が日本の田舎みたいだなぁ。
そんな風に見ていたら想像していなかった夫婦愛や親子愛の話になっていった。

森を歩いてると
>>続きを読む

ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男(2023年製作の映画)

3.7

ここでクリスロックとはおしゃれな配役!

行進後の集会で歌うマヘリア・ジャクソンの役もすばらしかったし、他にもたまに出てくる市井の人たちの歌唱シーンだけでも目の保養、いや耳の保養になる。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

36歳のノラの気持ちはこうだったのだろうか。

「小学生のとき夢中だった彼は私にとって母国そのもの。兵役とか一人っ子の足かせとかこの歳で実家暮らしとか、いかにも韓国って感じでなつかしいなぁ。
12年前
>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

生への渇望。

カニバリズムといえばこの事故ということで、何が起こるかはわかっていた。
グロテスクな描写ではないのに2日もレビューを書けないほどずっしりと重いものが心をふさいだのは、究極の選択を迫られ
>>続きを読む

>|