genarowlandsさんの映画レビュー・感想・評価

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スノーデン(2016年製作の映画)

3.7

先にドキュメンタリー『シチズンフォースノーデンの暴露』を観て正解だった。こちらは、香港での告発の他に、スノーデンの人物像と告発に至った経緯、その後を描き、ただのハッカーではなく、勇気ある内部告発だった>>続きを読む

切腹(1962年製作の映画)

4.4

え、まだ続くの?ここで終わらないの?と想像もつかないびっくり展開が次々と起き、たいへん面白かった。
まさに、ザ・ジャパンそのもの。
海外の大学での日本文化論の教材になりそう。不可解な日本人を理解する助
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シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

-

スパイ映画より怖かったドキュメンタリー。

プーチンのインタビュー『オリバー・ストーン・オン・プーチン』の中で話題にのぼった「スノーデン」。すっかり忘れていた、米国政府がテロリスト以外に市民の情報を監
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オリバー・ストーン オン プーチン(2017年製作の映画)

4.1

オリバー・ストーン監督が2年に渡ってプーチン大統領を取材した4時間のドキュメンタリー。プーチンにオスカーをあげたい。

見ようによってはプロパガンダにもなるけれど、長い歴史をもつ激動の国の元首の視点が
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.5

極上のエンターテイメント。黒澤監督らしい迫力ある映像は随所にあるのだけど、姫の護衛というストーリーや、キャラクターにより重きが置かれ、会話やエピソード、展開の見えない面白さで飽きさせない。ルーカスがス>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.2

プーチンのインタビュー『オリバー・ストーン・オン・プーチン』を観たいので、その中で話題になったキューブリックのこの作品を予習として観ました。

ブラックなコメディで全編に渡っておかしいんだけど、最終的
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赤い河(1948年製作の映画)

3.8

(西部劇の備忘録として長文)

ダイナミックで面白かった。
 1万頭の牛がアメリカ大陸を縦断する大スペクタクルの迫力と、その難しい大移動を成功に導きたい父と息子の新旧のやり方の違いによる葛藤劇。

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用心棒(1961年製作の映画)

3.9

先日観た『椿三十郎』の前作だということで順番逆になりましたが、三船敏郎演じる浪人「桑畑三十郎」が宿場町の悪党どもをやっつける時代劇、爽快でした。

私にはほとんど西部劇にしか見えませんでした。セルジオ
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ウエスタン(1968年製作の映画)

3.6

ウェスタンの傑作ですが、西部劇初心者の私には無口な登場人物ばかりで、味わい方がわからず、もう少し西部劇の経験値高めてないと楽しめないマニアックな作品と感じました。西部劇といえば『駅馬車』の刷り込みがあ>>続きを読む

リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

4.1

傑作。
西部劇のように見えて西部劇ではなかった。

ジョン・ウェインが出ていてもテーマは、法治国家として民主制度を推進し権利を守る自由(liberty)を獲得すること、西部の開拓魂による自治の自由(f
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.8

凄い迫力で、評価に違わず面白かった。3時間半があっという間で、ずっと観ていたくて、終わるのが惜しいと思ったほど。

武装した盗賊(野武士)から農村を守るために結成された七人の侍。誰もが個性派揃い。農民
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.2

キアロスタミ監督の良心を感じました。

1990年のイランの地震の後に、前作『友だちのうちはどこ?』で主役を演じた少年と舞台になった二つの村の人々の安否を確認しに行くセミドキュメンタリー。

山の奥深
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.4

間違えて持ってきてしまった友だちのノートを隣村まで返しに行く話。

あーよかった。
最初からそうすればよかったのに。
でも、ひとりで頑張ったね。
心細かっただろうに。
おじいさんの好意を無にしない優し
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椿三十郎(1962年製作の映画)

3.6

朝ドラでヒロインがデートで観た映画が『椿三十郎』だったので、観てみました。

怪しい風体で口のわるい浪人の三船敏郎は剣の腕も立つし、合理的な策士でありオールマイティー、他の9人の侍は腰抜けで、しょっち
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.6

ビジネスマンになったマフィアはマネーロンダリングのために財団をつくりバチカン銀行を利用しようとする、というのは実話らしく、Part3はフィクションを超えた驚きの実話が含まれ、裏社会では想像の及ばないこ>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.5

どんどん人相が悪くなり冷酷非情になっていくマイケル。

そうまでして守りたい「ファミリー」とは何なんだ。
シチリアの古いしきたりと妻に言われる。
長年の参謀(養子兄弟)からも非情さに呆れられる。

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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.8

昔観たはずだけど、凄惨なシーンが多く、ちゃんと観たのは初めて。

殺戮シーンは多くても、それ以上にマフィアのファミリーを維持するための人間関係が濃厚に描かれていて見応えがあり、堅気だった三男のアルパチ
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

-

自分達と同じように絶望を感じて「象は静かに座っている」と思っていた。

フー・ボー監督が作品を完成した後に自死していることを知っていて観たので、この4時間の長尺作品が救いを求める遺書にみえて仕方ありま
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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.7

インドのシーク教寺院に600年続く巡礼者、旅行者のための無料食事サービスのドキュメンタリー。カーストが異なれば同じ食卓を囲めなかったが(今でも)、この寺院だけが階層、宗教、人種が異なっても同じ食事を同>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.3

【1月2日の追記】昨日から三回観て、政治的メッセージだと気がつきました。あまりの楽しさにそういうことすっ飛ばして観ていました。だからスパイクリーでBLMのムーブメントの年だったんですね。なんてことだ。>>続きを読む

セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター(2014年製作の映画)

5.0

元旦に観て心からよかったと思えた今年一番の作品。アート好きな方にオススメです。

社会派カメラマンから環境問題を写すようになったセバスチャン・サルガドの人生と写真をヴェンダースが映しています。

写真
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ニール・ヤング/ハート・オブ・ゴールド 〜孤独の旅路〜(2006年製作の映画)

3.7

明けましておめでとうございます。
年明けはほっこり、優しい声のニールヤングのライブから。

『ハート・オブ・ゴールド』の歌詞が年の始まりにふさわしいと思って観ました、というより聴いていました。こういう
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レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ(1976年製作の映画)

4.0

カウントダウンはツェッペリンのライブにしました。

映像が思っていた以上にきれいで、カメラワークもよかったです。若きジミー様をアップで堪能できました。ライブ映像だけでなく、サイケな劇やライブのドキュメ
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宵待草(1974年製作の映画)

3.1

なんだかよくわからなかった。
作っている人たちは楽しかったんじゃないかな。

アナキストの男二人と令嬢の逃避行。
『明日に向かって撃て』を飄々とさせエロくして(とくに音声)、暴力的にして(大正時代舞台
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ヒート(1995年製作の映画)

3.8

アクションやバイオレンスは苦手なのにデ・ニーロとアルパチーノなので観てしまった。
ただの撃ち合いだけではなかった。市街地の銃撃戦は凄まじかったけど。暴力団とそれを追う刑事はいかに家庭を省みないか、そし
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カランコエの花(2016年製作の映画)

-

犯人捜しと糾弾はこの作品の意図ではないとは思うが、登場人物すべてにLGBTQについての知識と配慮があればと思う。さまざまな議論ができる優れた教材。

それとは別に、私は女子校出身なので、女性の先輩に憧
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チェブラーシカ(2010年製作の映画)

3.8

日本での公式サイトが年内で閉じると聞いたので日本制作の人形劇(ロシア語版)の方を観ました。

チェブラーシカ全部可愛い❣️
声も話し方も仕草も動きも。
大きな目と耳に表情あって。

小さくて可愛いキャ
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錨を上げて(1945年製作の映画)

4.1

すっごく楽しかった。
水兵のジーン・ケリーとフランク・シナトラと歌手志望の女優とのラブコメ、時々ミュージカル。
全てが本物のエンターテイメント。 

プレイボーイだけど友達思いの役のジーン・ケリーのダ
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.7

遺伝的原因で顔の骨格が異なったりする症状をもった男の子オギーは何回も整形手術を受け、宇宙帽を被らなければ外出できなかった。自宅学習の後に初めて学校(小5)に入学し、いじめに遭いながらも、友人を得て、素>>続きを読む

桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)

3.7

ハッピーなクリスマス映画を発見。

ジェームズ・スチュワート主演のラブコメ。『ユー・ガット・メール』のオリジナルだそうです。

当時は匿名の文通で私書箱でのやり取りでした。二人の勤め先が実は街角の小さ
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炎上(1958年製作の映画)

3.9

金閣寺放火の実話を元にした三島由紀夫の小説『金閣寺』が原作。若い修行僧(溝口)の心理が細やかに描かれていて、自身の聖域だった憧れの寺に火を放ってしまう実話に近い作品です。

ハンディ(吃音)のせいで内
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三人の名付親(1948年製作の映画)

3.7

今敏監督の『東京ゴッドファーザーズ』の元だということで観賞しました。これはいいお話でした。こちらの方が私はほっこりします。

クリスマスにオススメの意外な西部劇。ならず者達が瀕死の母親から赤ちゃんを託
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.6

クリスマスイブに赤ちゃんを拾ったホームレス三人組が本当の両親に赤ちゃんを返すまでの、それぞれの家族の物語。

今敏監督の『パプリカ』に感動したので、クリスマス映画としてほっこりを期待しましたが、今敏監
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

実はエンディングだけ以前どこか美容室かで観てしまっていて💦、それを忘れて観始め、しまったエンディングだけ知っている💦 いや、私は夢の中でエンディングを観たのかもしれない💦 ということで夢の中でもそんな>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.0

再観賞しました。

フォロワーさんのレビューを読んで以前に観たことを思い出しました。でも車で造成地だかオリーブ畑をジグザグに走るシーンしか覚えていなくて、最後を思い出せなかったので再観賞しました。
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

4.8

もっと軽い気持ちで観られる作品だと思っていたのに、死生観を問われていて動揺しました。

脳腫瘍で余命が短いことを知らされた無口で内気な青年が、「自分が死んでも世界は変わらないだろう」と考えると…

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