ロビンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

女神の継承(2021年製作の映画)

3.4

なかなか高評価の作品なので期待したけれど、残念ながら個人的には期待を上回る面白さや怖さはそこまで無かった。
ナ・ホンジン監督の「哭声」の方が好み。

中盤までのモキュメンタリーの作りに関しては、ちょっ
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.8

とにかくラスト10分でヤラれる作品。
ラスト10分で評価爆上がり!
それまではただひたすらイライラさせられて、胸糞な気持ちにさせられ続ける。
このラストが無かったら正直かなり低い評価になっていた。
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ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

3.0

あるチャイニーズレストランで泥酔した主人公ジョエルが目を覚ますと、何やら怪しい集会に参加することになる。
なんとそれはシリアルキラーの集会だった。
シリアルキラーに狙われる主人公はどうなるのか。。
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ひろしま(1953年製作の映画)

-

原爆が投下されて日本が降状して8年後に作られた作品。
実際の被爆者たちが出演し、当時の被爆した衣類や瓦礫を持ち寄って市民エキストラ達があの日の惨劇を徹底的に再現しているからとても生々しい。。

しかし
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風鳴村(2016年製作の映画)

2.9

『犬鳴村』や『樹海村』等の“村”シリーズに寄せまくったタイトルとジャケ写を見て、どんなZ級映画なのかと思って観たらそこそこちゃんとしたB級スプラッタームービーだった!
色々と訳アリな男女が参加した、そ
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砂の器(1974年製作の映画)

3.4

安部公房原作の“砂の女”だと思って鑑賞してたら松本清張原作の“砂の器”だった。。
しかしながら、本作は未鑑賞だったのでそのまま鑑賞したがなかなかの長尺。。

前半の流れる様な展開は、突っ込みどころはあ
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

「眩しかったアオハルかよ!」

タイトル通りアルプススタンドのはしの方で繰り広げられる会話劇。
グラウンドと同様に応援席にもドラマはあった!
そのドラマの描き方、切り取り方が絶妙!

序盤は「なるほど
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.7

本作はタイトル通り夏に観るのにぴったりな“夏のエモい青春映画”だった。
そして子供の頃ああいう秘密基地作りたかったけど、あんなに凄い規模の秘密基地はさすがに作れない〜笑

そして本作のMVPはビアジオ
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ブラック・ボックス(2020年製作の映画)

3.1

個人的に“ブラック・ボックス”といえば大好きな、イタリアのハウス・ミュージック・グループ ”ブラック・ボックス ”を思い出す。
バブル絶頂期にリリースしたアルバム ”Dreamland” で当時クラブ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.1

ホラー要素は控えめだけれど、サスペンスやミステリー要素等色々な要素がぶち込まれていて、胸熱にもなれてしまうジュブナイルホラーの傑作。
スティーヴン・キング原作みたいな雰囲気だなと思ったら、スティーヴン
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ウィッシュ・ルーム(2019年製作の映画)

3.5

『ビバリウム』が好みの人にはオススメの作品。
なので個人的には好きなテイストの作品だけれど、もっと面白くできたんじゃないかなと。

郊外の一軒家に引っ越してきた主人公夫婦は、ある日願望を口にすると全て
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ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷(2018年製作の映画)

2.9

作品に終始漂う雰囲気は好みだったけれど、如何せん怖くない。。
しかしながら、ちょこちょこビックリさせられるので、ビックリ系好みの方には良いかと。

舞台となる屋敷は38年間、365日、24時間、絶え間
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怪獣の日(2014年製作の映画)

3.5

めちゃめちゃ酷評された『大怪獣のあとしまつ』だけれど、この作品がある意味本当の意味での『怪獣のあとしまつ』という作品だと思える社会派ドラマ。
当然『シン・ゴジラ』の方がエンターテイメント性が高いけれど
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X エックス(2022年製作の映画)

3.6

1979年テキサス州でポルノの自主映画を撮ろうとする男女6人が、ロケ地として老夫婦が営む農家の離れを借りるが。。
本作は愛の物語でもあり、老いと性をテーマにしているちょっと新しいテイストのホラー作品か
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.0

30年ぶりぐらいに観たけれどほとんど内容憶えてなかった。
ちょっと「??」だったのが、本作にはアイスホッケーマスクしたジェイソンは登場しないという。。
アイスホッケーマスクしたジェイソンには3作目でや
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あの日の声を探して(2014年製作の映画)

4.0

チェチェン紛争を舞台に描いたヒューマン・ドラマであり、ロシアのチェチェン侵攻は現在のウクライナ侵攻と重なる。
何故ロシアという国は蛮行を繰り返すんだろう。。。

物語の主軸となるのはジャケに写ってる両
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

2.9

“うずまき(スパイラル)”見ると伊藤潤二によるホラー漫画を思い出す。
この漫画でうずまき模様めちゃめちゃ苦手になった。

グロシーンはなかなかのグロさで良かったけれど、とにかくオールリセットし過ぎ。
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.0

暗殺者から少年を守るべく戦う森林消防隊員(アンジェリーナ・ジョリー)を描いたサバイバル・サスペンス・アクション映画。

この作品でまず致命的なのは少年を狙う暗殺者の二人組。
序盤ではいかにもデキる風な
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デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)

4.1

タイトルを見ただけだとちょっとゾンビ映画に思えるけれど、死刑囚とシスターの交流を描くヒューマンドラマ。
観終わった後何とも言えない気持ちになる作品。

死刑制度に対する考え方や死刑囚に抱く感情等様々な
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ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式(2007年製作の映画)

3.9

主人公の父親のお葬式を舞台に同時多発的にハプニングが起きて葬式どころの話じゃなくなるドタバタコメディ。
伊丹十三監督作品の「お葬式」も面白いけれど、個人的にはそれをかなり上回る面白さ!
邦題では“ちょ
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リング(1998年製作の映画)

3.0

超久しぶりに再鑑賞。
改めて観ると、どうしても怖さが足りなく感じてしまうのは仕方がないのかなと。。
怖そうな雰囲気は終始漂わせてるんだけど。。。

特にあの有名な貞子がブラウン管のテレビ画面から這い出
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コーチ・カーター(2005年製作の映画)

3.7

「高校時代を彼らの人生のハイライトにして良いのか?」というセリフが響いた作品。

そして、このセリフ聴いて佐々木朗希の決勝戦登板を回避させた野球部の監督のことを思い出した。
2019年夏の岩手大会決勝
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キャリー(1976年製作の映画)

3.2

昔々に観たけれどこんなに胸糞な映画だったかなと。。
とにかくめちゃめちゃ胸糞でこの作品をホラー映画としては観れない。
ただただ胸糞悪い映画。
冒頭の学校でのキャリーへのイジメのシーンからめちゃめちゃ
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ミザリー(1990年製作の映画)

4.0

「君も同じことをしただろ」

自動車事故で死にかけた人気作家であるポール・シェルダン(ジェームズ・カーン) が彼の熱狂的なファンであるアニー(キャシー・ベイツ)に助けられ、そして軟禁されるサイコ・サス
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.6

前作を公開時に劇場で鑑賞した世代にはたまらない続編。
そして間違いなくIMAX鑑賞絶対案件作品。
オープニングの『Danger Zone』で一気にテンション上がると同時にノスタルジー感じまくりで涙が出
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.6

『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』の、あるシーンを観てゾワッと鳥肌立って以来、ホラー作品観てゾワッと鳥肌たったシーンがあったの久しぶり。
あのシーンはかなりヤバかった。。

正直、廃墟の精神病院に
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.0

『Midsommar』とは夏至祭を意味したりするらしい。
夏至が近くなってきたのでディレクターズカット版は未鑑賞だったので鑑賞。

不気味なメルヘンの世界であり、且つ倒錯した世界でイカれまくっていて、
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.9

あまり評判は高くないので期待しないで観たけれど、想像以上につまらなかった。
巨大ザメ(メガトロン)と戦うという内容にしては尺が長過ぎるし展開が弛緩し過ぎに感じた。
そしてこの手の映画に恋愛要素はホント
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.7

何か食べながら観る作品じゃないのは、間違いない〜笑
ある建物の中で過ごす人々。
1日1回豪華な食事を乗せた台が上から各階層へと順番に降りてくるが、下層階にはほとんど食事が残らない。。
1ヶ月ごとに自分
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.8

ホロコーストから生き延びた老人がポーランドに住む親友に、人生最期に仕立てた服を届けるために、ブエノスアイレスから旅に出るロードムービー人間ドラマ。

主人公のアブラハムは右足が不自由。
その足にツーレ
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死霊館(2013年製作の映画)

3.8

ジェームズ・ワン監督の実話をベースとした死霊館シリーズの原点となる作品。
しっかりと怖いのにその怖さにジェームズ・ワンの映像センスが加わると、ホラー映画でもスタイリッシュでカッコ良くなっちゃう。
カメ
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.9

HIVに感染した少年デクスターと、その友人エリックとの友情を描いたヒューマン・ドラマ。
個人的には途中多少中弛みしてる感もあったけど、ラストの15〜10分くらいが本当に良過ぎてトータルでの満足度は高い
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.0

ジャケの絵柄とタイトルでちょっと敬遠してた作品。
しかしながら、フォロワーさん達の評価が高いので鑑賞してみることに。
とにかく絵柄とタイトルに惑わされないで、一人でも多くの人に観てもらいたい良作!
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.6

『牛首村』はまだ観てないけど『犬鳴村』や『樹海村』よりは面白い〜笑
『ベイビーわるきゅーれ』がめちゃめちゃ面白かっただけに期待して観たけれど、そこまでの面白さは感じられなかった。
個人的には本作に伊澤
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レインマン(1988年製作の映画)

4.1

約30年ぶりに再鑑賞。
『トップ・ガン』観た後にトム・クルーズの役名がこちらではチャーリーなのがちょっと笑える。
改めて観てとにかく自閉症(サヴァン症候群)のレイモンド役、ダスティン・ホフマンの圧倒的
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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

3.7

本国イランでは検閲され、公開禁止された作品。
日本人からすればこの内容で公開禁止される理由を、イランという国の文化や宗教観そして社会通念を十分認識していないと理解するのは難しい。
ちなみに監督、脚本、
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