良いんだけどネトフリドラマの「このサイテーな世界の終わり」をいろいろ思い出しちゃったな。
あのドラマがほんと素晴らしすぎた。
ブラビ史上ダントツにひどい作品。
日本観光か日本食が食べたいが為に脚本も読まなかったとしか思えない…
コリン・ファレルの作品選びは相当信頼できる。
もう10年以上はがっかりさせらたことはないんじゃないかな。
ストーリーとしては冒険譚とも幻想譚でもあって解釈もいろいろと出来ようが、とにかく堂々とした映像作品になってた。
この監督に「もしかして溝口は知ってるか?」と尋ねてみたい。
過去作はマリックだったしけ>>続きを読む
良くも悪くもテレンス・マリック風味。
昔見たもののほぼ記憶にないマリックの初期作品の地獄の逃避行を見返したくなった。
ハリウッド映画史の悲劇をタランティーノの映画愛でハッピーエンディングで焼き直す。
とりわけシャロンテートへの愛情の注ぎ方は感動的。
前半は思いの外テンション低めで肩透かし感があるが映画牧場のシーンの面>>続きを読む
キャスティングが最大の肝というタイプの映画なのに、サンドラブロックがメインじゃ役者不足感がね…
この二人を共演させるとどんなものになるだろうと思い見たのですが…
門脇麦の存在感には驚かされました。
あの小松菜奈を遥かに圧倒してます。
これにはビックリでした。
まぁ作品的には実際にあいみょんが歌>>続きを読む
ほぼ全ての画面が恐ろしまでのセンスで全く無駄なく繋がれてる。
こんな監督を私は他に知りません。
これこそがエドワード・ヤン。
恐ろしくも懐かしい本当に愛すべき映画。
冒頭のスーパーマーケットの爆破シーンの見事さ、これでもう参りました。
その鳥肌ものの緊張感が終始120分持続する。
何者、この監督!?
マイケル・マン超えて行くんじゃない。
素晴らしいインパクトをあり>>続きを読む
クストリッツィアもデビュー当時から一貫してこの世界観を描き続けてるが、さすがに自家中毒というか、ほとんどもう自分の為に作ってるよね。
更に今作は自分が主演して、そのヒロインにお気に入りのモニカベルッチ>>続きを読む
何の不満のない見事な作品。
オゾン監督も円熟味を増してきた感。
カラーパートとモノクロパートの使い分けも初めはあざといなぁと思いもしたが、やはりモノクロならではの良さを実感させられる。
マネの絵の前で>>続きを読む
あんまり軽々しく成瀬やエリセの映画を出して欲しくないんだが…そこまでの覚悟のある作品でもなかろうに。
劇中で数十秒流れるエルスールの映像の美しさだけでもう完全に吹っ飛ばされてるよ、この作品自体が。
後>>続きを読む
ラストタンゴ・イン・ポルト
ポルトのカフェとアパートの一室で男女が恋に落ちていく。
3部構成の最後のパートはまぁ素晴らしいです。
大根監督、モテキを頂点に未だ下降中。
モテキは奇跡の一作だったのか…
当然、オリジナル版サニーも超えられず。
岡崎京子の90sのちょっと過激なガールポップカルチャーのエッセンスを現代を舞台にってことですね。
既視感のある映像ではあるがセンス良くまとめてるとは思った。
なんか園子温が好きそうな題材だな〜って思い>>続きを読む
門脇麦ちゃんの一番のハマリ役かな、彼女の等身大ぽくて。
麦ちゃんの過去作全てを見てる訳でないが。
作品は若松監督オマージュなので若松作品やATG作品が好きな方には十分楽しめるよ。
このテーマはダルデンヌ兄弟がさんざん描いてきたでしょうに、しかも遥かに良質の作品で。
さらに作風も極似。
元夫も最後までただの薄っぺらいDV男として描いてるのも作劇としてどうなの?
これにヴェネツィ>>続きを読む
ミケルセンが西部劇やりたいのはよく分かる、でもまぁちょっと陰惨すぎるかな、話も画面も。
もう少しエンターテイメント寄りにして欲しかったね。
最後の10分はやっと活劇となりそれなりに楽しめたが。
ペイル>>続きを読む
ほとんど世にも奇妙な物語レベルやね。
後半の演者のオーバーアクトっぷりにただただ興冷め。
この監督も終わりかな、まぁ脚本の幼稚さのせいもあるが。
どこまでも無垢な黒木華が東京の闇に引きずり込まれる冒険譚。
闇へと導く道先案内人を飄々と演じる綾野剛もハマってる。
岩井俊二と黒木華のスウィートさとビターな話の意外なマッチングの妙。
「万引き家族」と同じく先進国での貧困層の現実を描いた作品ではあるが、断然こちら推し。
あざとさなど微塵もなく子供たちの演技にしても本当にスーパーナチュラル。
いかにも賞狙いの下心が感じられた「万引き家>>続きを読む
人種差別問題を絡めた作品と思わせておいての実はオカルト映画という仕掛け。
いかにもユニバーサル映画的題材で嬉しくもあったが。
どうせならオカルト部分でもう少し遊んで欲しかったな、メイドや父親なんかで、>>続きを読む
3時間ずっとキューブリックと脳内シンクロでき、ひたすら多幸感に浸れる。
キューブリックで1本選ぶなら、断然これ。
菜奈フェチにはとりあえず満足の作品。
あとオッサンにはなかなか嬉しい展開やね、ラストも(笑)
ほぼ全編、小松菜奈の写ってる画面だけど余裕で堪えられるね☆
小松菜奈のいろんなコスも楽しめるし。
(高校制>>続きを読む
この映画には日本映画が受け継がなければならなかったものが詰まってます。
市川、相米、そして黒澤のDNAを感じさせてくれるシーンの連続。
感心と同時に嫉妬を感じながら堪能した。
ちょっと恐ろしいものを見せつけられた。
障害者の性(セックス)とかそんな生易しいものじゃなく、パンドラの箱の中身を見せられた感じ、それも淡々と…
影を効果的に使いながら画面が素晴らしく安定してて見てて気持ちいい。
クロフォードの風格、キレのある演出も良かった。
マイケル・カーティスで今見るなら甘過ぎるカラブランカよりもこっちの方が断然面白い。
自由の女神をそんな風に使うとは!
それだけの映画なのかもしれないが、やはり素晴らしい。
ラオール・ウォルシュの作品としてはほとんど評価されてないような作品にすぎないのだが、いざ見てみると…これがかなり楽しめること!
恥ずかしながらウォルシュ作品をあまり見てこなかったことを後悔させてくれる>>続きを読む
とにかく終始すべての画面が素晴らし過ぎる。官能的な手持ちカメラによる撮影、演技してるのがウソのような四人のパリジェンヌのあまりの自然な身振り、夜のパリの街の美しさ…
撮影監督アンリ・ドカエの最高の仕事>>続きを読む
スクリューボールコメディのDNAをしっかり受け継いでると言ったら誉めすぎかもしれませんが、なかなか楽しい作品となってます。
妻にひたすら気を使ってるパパサークルの連中の可愛さがかなりツボにはまります。
本人の知らないところでこんな奇跡のような事がおきていようとは!奇跡が起こってる瞬間を見事なまでに追体験させてくれます、ドキュメンタリーならではの衝撃。後半は涙なくしては見られません。