ルミエルさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ルミエル

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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

2.0

大自然の中で男が男に目覚める…そこまで衝撃的でもないし。どうもアン・リーとは相性悪いかも。

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.5

セラピーを受けてるちょっと病んでる人たちが何かを達成するというアメリカ伝統の映画。それがダンスというんだからズルいけど上手いね。
時間が経ってみればデニーロ親父とジェニファー・ローレンスのキャラの強さ
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狂ったバカンス(1962年製作の映画)

3.0

イタリア式浦島太郎のような話。
プログラムピクチャー的な作品と思いきや、フェリーニを意識したようなとても計算された画面で見応えある作品でした。映画黄金期のレベルの高さが伺える。
カトリーヌ・スパークが
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菖蒲(2009年製作の映画)

5.0

いやぁ、凄い、凄い。見ながら何度思ったことか。
死と生を映画という枠を超えて生々しく描いていく。
アンジェイ・ワイダというとシネフィルから熱く支持される訳でもなく、何か重苦しく、もう分かってるつもりで
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.0

マニア心をくすぐるとこもあるが既視感のあるシーンが流れていく。期待が大きすぎたかも。後半は基本的に西武警察に見えた。

オーストラリア(2008年製作の映画)

1.0

ニコールキッドマンの冒険活劇ということで快作「遥かなる大地へ」の再現を期待して見たが……これはひどい出来。
話が子供騙し、絵作りも肌に合わない。バズラーマンってこんなにダメだっけ?

カティンの森(2007年製作の映画)

4.0

ポーランドのあまりに酷い悲劇を自らの生い立ちを投影して描くワイダ監督渾身の作品。見事なまでの完成度で、もうワイダに黙って拍手です。撮影が非常に美しい。

蜜の味 テイスト オブ マネー(2012年製作の映画)

3.0

韓国セレブの赤裸々なドロドロ愛憎劇。
サービスカットも多く丁寧に撮っているのでエロムービーとして見ればそれなりに楽しめる。

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

1.5

適当に耳当りの良いオールディズを流してる程度でどうにもセンス感じられない。

孤独な場所で(1950年製作の映画)

4.5

傑作。画面に見とれてしまい字幕読むのを忘れてしまうくらい。
浜辺のピクニックからの夜のドライブのシーンの恐ろしい美しさ。
ニコラスレイならこの作品か大砂塵。

飼育(1961年製作の映画)

4.0

日本的村社会、狭い共同体の暗闇を描く。
火葬の炎が漂うラストシーンは怖くも美しく素晴らしい、タルコフスキーを思い出す。
同じく捕虜と終戦を扱った戦メリよりいい。
この三国はデニーロみたいだ。

アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

2.0

単なるメロドラマになるのを避けて劇中劇のような演出にしたんだろうが、特別な効果も生まれてなく、このアプローチは成功してるようには思えない…
コスプレ劇するならナイトレイじゃ線が細い気も。

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.5

映像センス良く、エロとユーモアのスパイスが効いてて愛すべき作品に仕上がってる。男の欲望を上品に昇華させてる。

愛の記念に(1983年製作の映画)

4.0

フランス式小悪魔ムービー。
まだ幼さの残るサンドリーヌ・ボネールの魅力爆発、見事な肢体。衝撃的デビュー。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.0

コーエン兄弟では一番いいかも。
濃いキャラを見事に演じてて見てて
楽しい。
ハチャメチャな展開が緩いボウリングシーンに収斂していく様は心地いい。

わたしの可愛い人 シェリ(2009年製作の映画)

1.5

キレイな画面だけでは…
今さらミシェル・ファイファじゃあね…

プレイス・イン・ザ・ハート(1984年製作の映画)

4.5

ネストール・アルメンドロス(撮影)が見事に光を捉え、残酷で哀しい世界を優しく包んでいく。
映画を見れば見ていくほど、いかに彼の仕事の素晴らしいかが分ってくる。このフィルムの絵はもう還ってこないんだろう
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

4.0

こういうアメリカ文学を丁寧に描いた作品はけっこう好み。画面と音楽が見事にコントロールされててサム・メンデスの確かな力が分かる。静謐。
ラストもなかなか洒落てて笑える。

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

2.0

良くも悪くもアメコミの映画。
この世界観にハマれるかどうか…。
もう少し驚くような展開を期待したが既視感ある作品で終わったかな。

歌え!ロレッタ愛のために(1980年製作の映画)

4.0

シシー・スペイセクが炭鉱町の片田舎に見事に収まっている画面、テレンス・マリックの映画を見てるような錯覚をしてしまうほど。
大好きな70年代のニューシネマ感がバリバリの演出、テクニカラーの哀愁のある素晴
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それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.5

スペインの何とも美しい風景、街並みにあのラテン音楽、ズルいね。でヨハンソンとペネロペが出るんだから楽しく見れちゃいます。軽妙、さすがウディアレンです。

バーレスク(2010年製作の映画)

2.0

ステージシーンはかなりの迫力だが、それ以外の繋ぎが学芸会レベルという凄いギャップ。

ラブホテル(1985年製作の映画)

3.0

相変わらず相米の長回しが冴えをみせ、画面にひきつけられる。

CUT(2011年製作の映画)

2.0

確かに日本の映画の状況を考えたら、警鐘を鳴らしたくもなる。観客よ、気付いてくれという思いは伝わるが、でも結局この映画も一部のシネフィル向けということを考えると状況を変えられない無力さを感じてしまうが。

みなさん、さようなら(2003年製作の映画)

1.0

上滑りしたユーモア、気持ち悪い下ネタ、時には深刻ぶったりと、全く共感出来ない何とも酷い映画。やはりアカデミー賞は信用ならない。

アウトロー(2012年製作の映画)

4.0

オープニングの素晴らしさ。あまりに素晴らし過ぎるので、それ以降も十分見応えのあるシーンが続くのですが物足りなく感じるというハメに。
人間って欲張りです(笑)

グランド・キャニオンの対決(1959年製作の映画)

4.0

素晴らしいです。もし見るチャンスがあれば本当に感謝しなくてはいけません。

隠された記憶(2005年製作の映画)

4.0

いろいろな意味で画面から一時も目が離せない映画です。ダイアローグの撮り方が上手い、それは映画にとってすごく大事。

昼下りの決斗(1962年製作の映画)

2.0

ペキンパー初期の西部劇。
老ガンマンの友情と裏切り。
まだペキンパー印のような演出は確立されてなく、出来もそんないいとは思えない。
ただ娼館での哀しい結婚式のシーンは素晴らしい。

ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956年製作の映画)

3.5

ドンシーゲルのキレのある演出。
話はウルトラセブンを思い出すような荒唐無稽なところもあるが、2人の逃避行を捉えたショットの美しさは特筆もの。

星の旅人たち(2010年製作の映画)

5.0

亡くなった息子の意思を継いで老いた父が巡礼の旅に出るというロードムービー。スペインの美しい風景とともに
丹念に愛に満ちた映像で切り取っていく。
それを実の父子が演じ、息子が監督するという
実に何重にも
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