中学の時に背伸びして見た映画。
アラブ人が国を取り戻した途端に、自分たちの利権を巡って争い始めた姿が、今の世相とダブって見える。
動かないとカバにしか見えないが、殺し屋の役がとてもカッコ良かった。
金城武が生前の父親をビデオで撮ったものを何度も何度も見ている姿が印象に残っている。
カンフーじゃない、始めての香港映画だった。
街がとても魅力的に見えた。
その後、撮影地を巡って数年くらい香港通いをするきっかけになった映画。
いちばん心に残っているシーンがある。
恋人が去った後に、彼が使っていた毛布を抱いて号泣しているシーンだ。
愛用していた物を見て、その人を感じたりする事に共感した。
ヒロインがもっと鮮やかにボクサーに変身するのだと思っていたが、始めから終わりまでゆるい感じだった。
もう、20年前の作品だという事にめまいがした。
街でスカウトした少年を起用し、余り物のフィルムで撮られた作品はとても勢いがあって、現実のほんこんを熱気と湿度を感じた。
数年前に見たので覚えていないが、最後にスピーチを、見事に終えた事は覚えている。
あまりにも大評判だったので、共感できなくても少しは泣けるかと期待して行った。
が、感性が合わないのか鑑賞後に取り残された気分になった。
また、時間をおいて試してみたい。
自分が大切にしていた、身の回りの品々を贈りたい相手にメッセージを付けて丁寧に包んでいた姿が印象的だった。
尊厳死について、娘は母親の意思を尊重して協力したが、息子は最後まで受け入れられず、やり場のない>>続きを読む
