まさしくシリーズ集大成。過去作の映像がこれでもかと出てくる。最大のサプライズは1作目の「あの人」が30年の時を経て再登場したこと。劇中の時間経過と現実の時の経過がリンクする様は、まるで「スター・ウォー>>続きを読む
実話ベースなだけあって、派手さはないものの最初から最後まで緊迫感に満ちていて見ごたえがあった。
CIAの頭脳派職員が己の強みを生かして多田会を挑む様が新しい。肉体派のエージェントが驚異的な戦闘能力を武器にアクション満載の肉弾戦で悪を叩きのめす切り口には食傷気味。
それにしても、よくよく見ればこの>>続きを読む
アウシュヴィッツの悲劇を直接描くわけでもなく,かといってナチスの残虐性を描くわけでもない。アウシュヴィッツ収容所の隣で,ただただ幸せに,平凡に暮らす家族の様子が淡々と映し出されていく――。この作品をど>>続きを読む
やっぱりソウはジョン・クライマーとアマンダが出てこないとソウじゃない。最後のどんでん返しはシリーズ1作目のラストに勝るとも劣らない衝撃。ゲームに勝ったと思い込んだ相手を血まみれのジョンが悠然と眺める場>>続きを読む
規模が小さくなった『ミッション:インポッシブル』シリーズのような作品。でもそれは決して悪い意味ではない。「主人公はこのピンチをどうやって切り抜けるのか?」と何度も思わせるスリリングな展開はテンポが良く>>続きを読む
前作から24年ぶりとなる続編だが、まさかストーリーがここまで直系だとは思わなかった。主人公の母を前作とに引き続きコニー・ニールセンが演じていることも、そう感じさせる大きな要因だろう。主人公の素性が明か>>続きを読む
期待はずれだった。16歳になったら強制的に美容整形して誰もが美しくなるという狂気の社会を描いているのかと思ったら、途中から「ダイバージェント」とか「ハンガーゲーム」みたいな展開になり目が点。
面白かった。根拠不明の内線の理不尽さや悲劇を描いた作品かと思ったが、実は報道写真家の成長物語でもあった。最後の戦闘シーンは臨場感・迫力ともに満点の出来。「私のヒーロー」と公言する伝説的報道写真家が自分>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
シンプルな作りで面白かった。奇をてらわずに、エイリアンからひたすら逃げることに焦点を当てた原点回帰路線に好感が持てる。台詞回しやアクションに過去作のオマージュっぽいところがあるのも良い。リプリーが放っ>>続きを読む
タイトルに偽りありと感じた。宇宙船に紛れ込んだ人物には密航しようという意図はなく、単なるアクシデントで巻き込まれたという感じ。ただし「なぜ彼はそこにいたのか」はまったく不明なので、モヤモヤ感が残る。>>続きを読む
仮想現実と現実が入り混じるトリックを用いた作品は色々あるけど、それが幾重にも重なり合っている点が本作の秀逸なところ。もはやどこまでが現実なのか分からなくなり、あらゆることを疑い出しかねないレベル。果た>>続きを読む
真正ホラーではなく、ファンタジーテイスト強めのホラーだった。前半は密室系ホラー、後半は人間と人間ならざるものとの交流を描いたファンタジーといったところか。怖くもありながら、どこかハートウォーミングなエ>>続きを読む
高い所が苦手な人には地獄のような作品。高さ600nのテレビ塔のてっぺんに取り残された2人の女性の脱出劇だが、106分のほとんどがテレビ塔の頂上で繰り広げられるという、ある意味「フォーン・ブース」のよう>>続きを読む
今までアニヤ・テイラー=ジョイにはタフなイメージがなかったけど、そのイメージが完全に覆された。シャーリーズ・セロンに負けず劣らずのクールな戦士っぷりだった。ギターをかき鳴らすウォー・ボーイズも出てきた>>続きを読む
テーマや設定、素材に目新しさはなく、意地悪く言えば過去の様々な作品の寄せ集めと言えなくもない。それでいて最初から最後まで一気に見させる求心力は強烈で、その理由はストーリーの良さにある。見た目はド派手な>>続きを読む
科学者オッペンハイマーの異能ぶりに焦点を当てた作品。非常に見応えがあった。「原爆の父」と呼ばれるオッペンハイマーが題材の作品なので、特に日本においては「原爆被害者の視点が欠けている」「原爆の悲惨さが描>>続きを読む
シリーズ5作目だが、ストーリー的には1作目と2作目の続き。当時の子役が本作でもそのまま主人公の息子を演じているのがエモい。ホラーだが家族愛がテーマ。主役のパトリック・ウィルソンが監督も務めている。
前作に比べて前半はおとなしめの展開が続く。しかし終盤,いよいよ村を守るための一大決戦が始まると,ザック・スナイダー監督の面目躍如。スローモーションが多用された迫力満点の戦闘シーンでは多くの人が入り乱れ>>続きを読む
超能力を持つ故に虐げられている人と、そうでない人との分断が軸になっていた前作から一転、ストーリーは権力者の汚職という路線へ。骨太の展開ではあったけど、個人的には前作の路線の方が好きだった。
劇場で鑑賞。IMAXで観るべきだったと少し後悔してる。それくらい映像&音の迫力と美しさが凄まじかった。哲学的かつ深遠なテイストが良い、壮大なサーガ。早く続きが見たい。
超能力を持つ者がマイノリティとして虐げられる社会が舞台。よくある超人バトルものではなく、この手の作品としては珍しい社会派のテイストが含まれている点が良い。現代社会が抱える差別や多様性の問題という視点が>>続きを読む
前2作のようなハロウィンらしさを求めると肩透かしを食らうかも。単純明快なホラーらしさは減退し、耳目を集めた事件の関係者(被害者だったり加害者だったり)が狭いコミュニティの中で被る差別に焦点が当てられて>>続きを読む
ジョン・ウィックの壮絶な戦いっぷりを堪能すべき作品。もはやストーリーはあってないようなもの。最後の戦いの地を目指すジョン・ウィックの首を取ろうと、無数の賞金稼ぎ達が次から次へと現れてジョンの首を取ろう>>続きを読む
いったに何が起きているのか判然とせず、ドキドキしながら食い入るように鑑賞した。面白かったけど、肝心のラストが拍子抜け。梯子を思いっきり外された感じがする。もったいないなあ。邦題もダメ。チープな印象を与>>続きを読む
怖かった。母親(妻)を亡くすという悲劇がトラウマになっている点がキモ。暗闇に何かがいるという、子どもなら誰もが抱いたことがあるであろう原初的な恐怖に説得力が増している。
このレビューはネタバレを含みます
とてもスリリングで見応えがあった。誰が味方で、誰が敵なのか。主人公ジューンの周囲にいる大人たちの素性が最後まで判然としないので、一瞬たりとも目が離せない。
『スター・ウォーズ』をベースに『マッド・マックス』と『300』をまぶしたような作品。ストップモーションを多用したど迫力の戦闘シーンは見応えあり。ただしストーリーは浅い。特に主人公が戦うために仲間を集め>>続きを読む
年に一度の『インターステラー』。今年も鑑賞。マーフの兄トムの少年時代を演じていたのがティモシー・シャラメであることに今さら気づいた。
主要キャラが一致団結して戦う“アベンジャーズ版”バイオハザード。派手さもあるしストーリーも骨太で、硬派な作りに好感が持てる。美しくて強いジル・
バレンタインが事実上の主役。巨大ボスに挑む最後のシーンは>>続きを読む
壮大なスケールを感じさせる圧巻のビジュアルにただただ驚愕。映画館でこそ観るべき作品だ。
面白かった。オーソドックスな作りながら見せ方が上手いので、分かっていてもビックリしてしまう。真新しさや特別感は少ないが、正統派かつ古典的な恐怖に満ちた作品だと思う。
2では話のスケールが大きくなって1の良さが失われてしまったけど、今作になってそのよそを取り戻した感じ。その良さとは、物語が主人公の周辺に限定されていること。自分と関わった人が困っている時に、誰に頼まれ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
面白かったけど、「女性は若さと子供を持つことに執着する」という偏見に満ちていると感じた。
寿命を取り戻すことに積極的だった夫が終盤で急に消極的になり、反対に妻が超積極的に行動し始めて最終的には別の男の>>続きを読む
好きな作品。久しぶりに観たけど、これで何回目だろうか。今となっては「みんな若い!」としか言いようがない。アンジーがキュートだなあ。