たこさんの映画レビュー・感想・評価

たこ

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ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.0

歪な親子関係を見ると胸が痛くなります。近くのコンビニなんかでも、夜遅くにプロレスラーみたいな女が「何してんねン!早よこいや!」などと怒号を飛ばし、小さな女の子が半べそをかきながら、「ママ待って」とあと>>続きを読む

ターミネーター(1984年製作の映画)

3.0

普段からいちびりの相手をしている身からすると、いちびりが好きなだけいちびってからやられる様はスカッとします。正直なところ、朝早く来れて、挨拶ができて、力持ちなのがとってもえらい世界に疲れました。幼稚園>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

僕は車の中から外を眺めるのが好きでした。綺麗な景色であろうが殺伐としていようが、ただ目の前を流れていく風景をぼーっと眺めるのは心地よいものです。最近は窓の外に没頭することが難しくなってきました。運転し>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

2.0

社会風刺映画だったようです。時代背景が頭に入っていなかったので難しく感じました。以前はちゃんと知ってからもう一度見てみようなどという向上心があったのですが、今やそんなものは無いに等しく、疲弊しきってい>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

2.0

普段は短編が苦手な僕ですが、これは短編でなければ途中でくたばっていました。情報量が凄まじくて目が忙しいです。いつかは字幕なしでも洋画が見れるようになりたいなと思います。経験上、願望は永遠に叶わないので>>続きを読む

最終頁(2021年製作の映画)

3.0

時々行ってた喫茶店は休業という名の閉店を迎え、昔ながらのうどん屋は流行りを意識した居酒屋に代わり、勤めていたミニシアターは惜しまれつつも閉館しました。いつどうなってもおかしくないのだから、行けるところ>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.0

たまたま小説を読んでから見ました。感想はだいたいそっちの方で書きましたが、とりあえず僕は神戸八重子のような人が嫌いです。別に何が悪いということではありません。色んな要素が合うか合わないか、ただその絶妙>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.0

昨今の、同意だとか不同意だとか、もちろん加害者の肩を持つ気は全くありませんが、どういう場におったらどんなことになる可能性があるのかくらい想像できそうなもんやのに、なんて思ってしまいます。ただ、僕はずっ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

イナゴの軍勢が1ターンに1度、魔法・罠カードを破壊できる意味がわかりました。恐竜映画のはずだったんですが、デカいイナゴのインパクトゆえに他の記憶がほとんどありません。そらダイナソー竜崎なんかはインセク>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

2.0

まだ僕には仕事の流儀のようなものはありませんし、社会というものもあまりよくわかりません。けれど仕事も日常も地続きなんじゃないか、なんて思います。友だちに嘘をつく人は仕事でだって嘘をつくだろうし、職場で>>続きを読む

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

2.0

エッセイのような映画だったので、本でええやんと思ったら監督がエッセイストで納得しました。僕は人の手仕事を見るのが好きです。料理にしろ、創作活動にしろ、何かが生み出される様は見ていて気持ちがいいものだと>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

2.0

病める日も健やかなる日も、ほろ酔いの日も泥酔した日も、梅田の街は全てを受け入れてくれます。ある真冬の夜、ヘロヘロになって終電を逃した僕は、いつの間にか工事現場の外で寝てしまっていました。その時に見ず知>>続きを読む

チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

3.0

一昨年くらいから、本を読んだり読まなかったりしています。それ以前はあまり読んだことがありませんでした。ギターと同じ理由で始めた読書は、ハマると一気に読めるんですが、なにせ読書が趣味であるということに憧>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

僕が嘘をつかないようにしているのは、嘘をつくのが苦手だということもありますが、いちばんは自分を安心させるためだと思います。たったひとりでも嘘をつかない人間がこの世に存在するならば、もう1人くらいはいる>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

照れ隠しか構ってちゃんか、またはその両方なのかはわかりませんが、何年か前まで父は僕の誕生日を覚えていませんでした。最近は彼に対して腹を立てたり、落胆したりといったことが少なくなったように思います。その>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.0

微妙に違う考えから極論まですぐ目に入ってしまう世の中だから、あらゆる立場を想定し、危害を加えるつもりはないよと前置きをしてから話さなければならない時代です。もう疲れました。そうは言いつつ、周りがそうだ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

僕の積み木はどんなだろうと考えると、13個のうちの7つくらいはまあまあ積み上げやすい形で、4つは絶妙に重ねにくい繊細さを持ち、残りの2つが煮ても焼いても食えないような、きっとそんな感じです。なんかまあ>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

2.0

男らしさというものに漠然とした憧れがありましたが、男社会に身を置いているうち、僕の思う男の理想像がわからなくなってきました。マッチョイズムのいちびりを目の当たりにしては辟易して、インテリたちの人肌のな>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.0

きっと動物好きでない人にはなんのこっちゃ理解できないでしょうが、動物が痛めつけられたり殺されたりする描写は、何よりも堪えます。年明け早々、地震があり、飛行機の事故があり、人だけでなく動物も犠牲になりま>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

2.0

己の信条以外に従うべきものはありません。常にかっこいい自分を貫くこと、外野は関係ないんです。無駄な肩書きとプライドは捨てるべきだし、クソ野郎は一言も発させずにぶちのめしたらいい。ただ、かっこよく見える>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.0

死ぬまでに1回でいいからパーティを開いてみたいです。知ってる人も知らない人も、男も女もそれ以外も、若者も年寄りも、あらゆる人を招待します。ただし僕が霞んでしまわないようなキャラの人で。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

2.0

僕の今の大上さんは結構むちゃくちゃな人ですが、この業界にはかなり向いてる人です。はっきり言って僕は向いていないので、ある種の尊敬の念を抱いています。それでもそれなりに信頼されてきているのか、日を追うご>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.0

祖父がマル暴だからこの映画を見るとおじいちゃんを思い出すと言っていた高校時代の同級生がちらつきました。ちょっとガールズバーで働いただけで夜の世界を知ったような口ぶりをし、社会人半年で学生だった僕に社会>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

僕の思い描く死後の世界は、夕暮れ時の田園風景や殺風景な野原がずっと広がっていて、そこに延びている一本道をひたすらに歩き続けるというものです。暑くも寒くもなく、少しの風が吹くだけ。お腹も空かず喉も乾かず>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.0

日本人として、後ろめたく、目を背けたくなるような内容でした。当時の中国人、朝鮮人への差別は本当に恥ずべきことだと思います。僕らがやるべきことは、こういった事実を忘れないこと、2度と起こさないこと、次に>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

2.0

自称ではない、本物のオタクの悪いところは、趣味の押し付けがしつこいところです。少しでも話を聞くとすぐに詰め寄ってきます。もうちょっと距離の測り方をわかってほしいなと思ったこと数知れません。勘違いしない>>続きを読む

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

1.0

毒親とまではいかないが、ちょっと普通ではなくて、家族だからという葛藤が生まれる感じ。他人を変えるのは、ましてや親くらいの年齢の人間を少しでも変えようなんてことは不可能です。そう考えると、ラストのセリフ>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

2.0

ちょっとも思い出せることなんかないので、バイトへ行くのによく使った道だとか、足繁く通った店だとかを見ては、昔とは違う関係性に切なくなるような、そんな気持ちになりました。行く先が不透明で、今だけがある状>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

望まれなかった子どもが人を恨むのではなく、誰もが人を恨みます。自分は特別だという気持ちを持つことは大事です。でもそれは自分を奮い立たせるためだけにすることであって、実際は誰も彼も大差なんてないのだとい>>続きを読む

(2020年製作の映画)

3.0

ありそうでない、普通っぽくて普通ではない、けれど何だか親近感が湧くような映画でした。身近に何かあったわけではないのですが、なんとなく死に敏感になっているような気がします。これが大人になるということなの>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

2.0

前作を全く覚えてなかったので自分の書いたレビューを読んだら後悔しました。僕は現在というのは過去の否定の連続だと思っています。失敗ではないし無駄ではないけれど、いつだって当時の自分とは違う方へ向いている>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.0

ダンブルドアの弟がパトローナスを唱えたとき、こんな状況でも頭の中は幸せいっぱいなんかなと思うと尊敬の念すら湧いてきました。僕は今日がまだ火曜日だという事実だけで幸せの「し」の字も思い起こせないというの>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

2.0

イライラするときは大体ロケットを首に下げてるときか、薬を2、3日飲み忘れたときだと相場が決まっています。今日は頭が重たかったなあ。

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

正直なところ、あんまり身内でくっつかないでほしいです。僕も気があればヤキモキしてしまうし、気がなければバカみたいに思えてしまいます。最後は崩壊しかありません。ただ、友だちのままなら永遠に仲良くできると>>続きを読む

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

2.0

アンブリッジは絶対に履き違えたジェンダー論を振りかざす、とんでも左翼みたいな思想を持った人間だと思います。何かあれば女性の権利が、社会的地位がなんて言い出しそうです。昨今叫ばれている男女平等観をもって>>続きを読む

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

全知全能のように思えたダンブルドアが余裕のないおじいちゃんになっていて少しガッカリしました。僕がハリーならダンブルドアに不信感を抱き、ロンとは完全に絶交し、ダンスには誰も誘えず、バイトと酒だけで学校生>>続きを読む

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