miuさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

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あすかちゃんの浅草氏が良い
何かのオタクってさいこ〜!早口になっちゃう自分も誰かも

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

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海や湖の水面を眺めながら側にいない人のことを思う。ここに来たら少しだけ会えそうな気がして。栞のように挟んだ日々はいつまでも消えてはくれない。だから、さみしくていとしい。失くしたものばかり数えてどうする>>続きを読む

春原さんのうた(2021年製作の映画)

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言葉にしなかったこと、触れなかったこと。そのやさしさが身に染みて、少しの窮屈さに疲れてしまうことがある。人のありがたみを理解しているつもりなのに、一人になりたくてしょうがなくなったりもする。暗い部屋で>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

罪の意識は埋まったのか
善悪の二極化にしないところに優しさを感じる、裁くなんてできっこない
最後の晩餐の構図が良かった

さがす(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スリラー、サスペンス、青春、社会派、家族愛など色んな要素が詰まったジェットコースタームービーのようだった。近年だとパラサイトが顕著な例だが、日本でこういう映画を観られることがとても嬉しい。チェイスシー>>続きを読む

Love Letter(1995年製作の映画)

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ユンヒへを観てから、小樽が恋しくなって冬の間に。ラブレターの意味が分かった時、もう会うことのない記憶の中の人に少しだけ会いたくなった。どんな風に世界を見ていたのか、教えてほしかった。図書室の匂いとカー>>続きを読む

MIRRORLIAR FILMS Season1(2021年製作の映画)

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「さくら、」のファムファタールめいてる葵ちゃんとこの世の果てみたいな海が良かった。「INSIDE」と枝監督の「Petto」も好き。いずれも自分と他者を飼い慣らす話。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ヤングケアラーが近年話題にあがることが増えているけれど、彼女もそれに当てはまるのだろう。幼い時から通訳をして、周りの顔を読み取り、店ではビールの注文をする。家族は好きだし、生きるためにも手伝わざるを得>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あなたの夢を見る。生きていることを知らせたくなる時が、生きていたらどうしてもある。奥底に封じ込めた気持ちは、立っていられないような出来事がある時、溢れ出てきたりするものだ。多くを望まなくても、慎ましく>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

夜にしがみついて、朝で溶かして。ラストシーンが好き。未だに余韻の中にいる。
熟考して言葉にするのが苦手な照生と考えるより先に言葉にしてしまう葉。似ていないようで不器用なところが似ている二人。過去と現在
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

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生きてきて、何度袖を握りしめただろう。
色々な要素が織り重なってできたカラフルでグラデーションな模様が自分であること。生まれた時から自分より自分を見てくれて愛してくれた人がいること。真の絵を気に入って
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うなぎ(1997年製作の映画)

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うなぎは無数の卵を腹に蓄え、赤道までたどり着くと産卵してその子どもははるばる日本に戻ってくる。この一節が意味するところをずっと考えていた。
完璧な選択などきっとないのだから、ボタンをかけ間違えるかだけ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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アンニュイの街並みが良くて散歩したくなった…一見"退屈"な街もウェスアンダーソンのフィルターを通せばこんなに愛おしくポップに映る。モノクロでも圧倒的画力だった。3話目が特に好き。計算し尽くされた画作り>>続きを読む

お葬式(1984年製作の映画)

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死を前にした人間の滑稽さとエゴが可笑しみを含んでいて寝酒と共に観るのに丁度良かった。ブラウン管サイズのビデオが懐かしくて往年の作品をもっと観たくなったんだが、家父長制が滲み出ててしんどくもなった。手の>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

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涙が零れるたび、あとどれくらいとあとどれだけを数える。声を殺して、押し黙る。手にとどくその距離が遠い。そうだったかもしれない未来はずっと笑っていて、それくらいは、それだけはと少し期待してしまう。傷をそ>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

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真夜中乙女戦争を観た後に、観たくなった。ライフスタイルに仕える奴隷、タイタニックと海に沈めばいいんだ。
無駄も退屈も犯罪だなんてくそくらえだというばかりにぶち壊し、生きている実感を取り戻す。血生臭さだ
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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

リミナルスペース映画と言っても過言ではないくらい好みのそれらが沢山出てきて歓喜した。不協和音のような一千ものバイオリンが鳴り響く中、果たして愛は世界を救えたか。
本気になってしまう人間ほど壊れてしまう
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スーパーの女(1996年製作の映画)

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宮本信子がチャーミングでサイコー
伊丹十三が描く意志が強く聡明な女性像が良い、カーチェイス映画としても好き

DEATH DAYS(2021年製作の映画)

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今日も死んでなくて、おめでとう。
ただ生きるをすることがどれだけ難しいことか。外出するのが憚られる世の中になってしまったし、ただでさえ外には危険が蔓延る。何も考えずに電車に乗っていたのはいつまでだった
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

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魔法はいつか解ける。盲目な恋も消える。何だっていつかは終わる。だから、今だけは。このきらめきを閉じ込めておきたい。背伸びをしてくれる年下の男の子と知らないことを教えてくれる年上の男性。わたしの全てみた>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

彼女という信仰対象、抗えない感情の波。愛おしくて目に映る何もかもが好き。旅行の夜の僕の泣き顔から痛いほど伝わった。次の日の朝、海を眺めながら彼女はもう決断しているように見えた。どんなに大切に思っていて>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スパイダーメン…夢展開すぎた…
ヴィランを治療するという手法が新しくも少し引っかかってしまった…何度でもやり直せるよという意味は伝わるけど
それでもトムホランドのスパイダーマンが少年ゆえの未熟さを自覚
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

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こちらが笑って言わないでおいた言葉がいくつあるだろう。そうやって我慢してやり過ごす態度がそののちに同志を苦しめるかもしれないことも忘れてはいけないな。世の中に存在するいわゆる愛され、モテるためのもの。>>続きを読む

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

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背景の描き込みが圧巻だった。香港色がありながら高度経済成長期の日本のようでもある街並み。光が眩しいほど、その影は濃くなる。自分の中に渦巻く得体の知れない黒い感情に飲み込まれないように、どうにかバランス>>続きを読む

味園ユニバース(2015年製作の映画)

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もらとりあむタマ子といい山下監督、咀嚼音と食事シーンが相変わらず良いな〜ユニバース行きたい

99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

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花ちゃんがキュートで良き、道枝さんもっと観たかった、、劇団に一番笑った
またいつか

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

思い込みやタイミングなどを運命的なものに錯覚しやすい。実際そういうものも存在するのだろうけれど、どれだけ不確かで輪郭がないんだろうか。どんなに確かめても、触れられないものなのだろう。目を奪う心象描写は>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

数日前、小学5年生の時の夢を見た。目の前にはかすかに好意を抱いていた男の子がいた。この夢を見てから、あの時のことが頭から離れず今ひらいてを観なければと滑り込んだ。よくからかわれていた、悪意のような好意>>続きを読む

バッテリー(2006年製作の映画)

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中学の朝読書で読んでいた思い出。作中に野球は気持ちを伝えるスポーツという言葉がある。その意味をその時はあまり分からなかった。わたしは当時顧問と考え方や指導方法が合わず夏休み中不登校するほどで、途中から>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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大晦日に観たかった最高映画…!ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ全部違う良さがあってさいこ〜大晦日フィルターありだけどムード的に今日観られて良かった。海外のタクシーには意外と思い出が>>続きを読む

不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

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氾濫してすべてを流し去ってしまうような予感、触れずとも眼を見れば分かる
人はなぜ川に惹かれるのか、たどり着くのか。ポーラ美術館で見たロニ・ホーンの詩の朗読を思い出した、ヒミズを思い出す最高の染谷将太

偶然と想像(2021年製作の映画)

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好きを傷つけることでしかと言っていた彼女の想像
sagawa…気付きも親愛も隙も仕返しも憎しみも内省も…人生…というには重すぎるかもしれないがそのようなものに映る
削り取られても守ったものを照らし合わ
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

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さよならは 言わぬものなり さくら舞う
武装が癖になってるから眩しかった

蝸牛(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

好きに種類があってもなくてもいい。分からないから反応確かめたくなる気持ち、切実でかわいい。「千帆ちゃん、それあげるよ」で食べちゃうのもポップな阿部定みたいだね

お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

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美人とブスのピクニックに笑ったけど、ふざけんな男どもって言いたくもなる。どうでもいいことばっかだ、どうでもいいやつばっかだって歌詞が見てる間ずっと流れてた。勝手に敵対視されて蔑まれて良い迷惑だよ。女の>>続きを読む