ナツキさんの映画レビュー・感想・評価

ナツキ

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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なぜ、勝てないとわかっているのに勝とうとするのか、そもそも勝ち負けでは測れないことに対してすら勝とうとする「男性性的な何か」を理解することは、私にはきっとできないだろうなと思わされた作品。

私はカン
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

男の子に向けた、不思議の国のアリス的な話なのかな、と言う印象でした。
なので男性の感想が聞きたいなと思った作品です。

私は一応女性なので、君たちはどう生きるかの「君たちは(少年)」には入れなかったこ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.0

絵面通りに、とてもスタイリッシュで独特な世界観に、毒もピリッと効いてたりして飽きずに観れてよかったなと。

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.5

司法とはなんなのか、誰のための法なのかを、今一度考えることになる一作でした。
実話なので、本来なら身に迫るものがあるはずだが、起こった事実が大きすぎて他人事のように感じるかもしれない。
しかし、これに
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前科者(2022年製作の映画)

3.0

映画用の事件として、センセーショナルな連続殺人を選んだことで、保護司の話としてはやや行きすぎた演出や、リアリティに欠ける話になってしまったのではないかと思います。
ドラマ版の方が、保護司の持つ役割や必
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

2.5

超高速新撰組ダイジェスト映画(小説、燃えよ剣版)なので新撰組に対する基本情報を知っていないとわからないし、小説の映画版なのに、小説の良さを描けているかと聞かれても正直微妙なところでした。
無理に小説の
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

映画の基本を完全におさえれば、複雑な脚本や余計な演出も構図も必要ない。
わかりやすさは、全ての人間に伝わる面白さだ!面白い映画はこう作るんだ!と言われたような気がする、映画のお手本のような続編だと思い
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

ウルトラマンは人々の業が呼んだ偉大な力であり、厄災でもある。
そんな、側面を描いたのが、シンウルトラマンなのかなと思ってます。

人間よりはるかに上位存在のウルトラマンが、神の如き傲慢さを兼ね備えなが
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.0

みんな好きでしょ悪魔祓い!(聖痕持ちが、物理で殴る!聖水を振りかける!)って感じでした。
嘘偽りなく、韓国のキリスト教系司祭がエクソシストとして戦う話。
悪魔側になった人間がわりとリアルに怖いし、主人
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.5

見終わった後でキム・ヒャンギの存在に気づいたぐらい、神と共にの時の彼女とは別人で、自閉症少女を演じる彼女の素晴らしい演技力に唸ってしまった。

各俳優陣の演技を見るだけでも十分に価値がある。もちろん、
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.5

これは、あくまでもノーベル賞受賞者の純文学系SF作品の映像化だと知って見れば高評価になると思います。
要約されたあらすじから、想定出来そうな事件が頻繁に起こるSFを望んだ場合は、低評価になるのは頷ける
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461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.0

内容云々より、イノッチ眺め映画枠と割り切って、のんびり観賞する用の映画。
お弁当を上手に作るイノッチ、ほのぼのホワホワ良いお父さんイノッチ、が見たい人へ、おすすめ。

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.0

とりあえず行動の理由を、戦争にしておけばそれっぽくなるでしょ。の典型的なダメ日本映画だった。
心の芯を捉えることなく、揺さぶることが出来ないなら、戦争を映画の装置扱いして安直に書くなといつも思う。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

何度か見て楽しむ作品だと初めから構えて見たら、案の定理解が追いつかない状況になって途中で作品に置いていかれたので、考えるな!感じろ!!と自分に言い聞かせるしかなくなりました。
しかし、自分が主人公の目
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チャイルド・イン・タイム(2017年製作の映画)

3.0

誰かの時間の中の存在になった子供。題名そのまま素直に見るべき作品だったと、後から思った。

ただ、原作ありきで、正直1時間半では伝えきれてないことが多いのでは?と思わせる内容だったのは残念。
しかし一
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ビバリウム(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ビバリウム……生き物の住む環境を再現した空間。

小さな箱に完璧な世界を再現して、生き物を飼うとは?を人間でやってみた!みたいな作品。
人間って、衣食住だけじゃ、完璧じゃ無いし生きてけないんだよね、と
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ノウイング(2009年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも直球でエイリアンネタだったので、驚きとか関心はなかった。予言するだけして避けられません、はひねりが無いので残念。
2021年に見たからか、ちょっと稚拙に感じてしまった。

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