かげさんの映画レビュー・感想・評価

かげ

かげ

正欲(2023年製作の映画)

4.0


多様性なり個性尊重なり言いようはいくらでもあるし、現代社会まだまだこの手のフレーズは増えるだろう。
しかしそれらが叫ばれるに連れて、お節介な干渉おばさんが増えていく。
意識の高い学生が多様性ってプラ
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.5

彼女とではなく1人で見る方がベターです、男子諸君。
まあでも、女子もいい加減分かりなさいよと。

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.5

なんでこんなんできんの?てぐらい運動神経悪いやつの演技が天才的
最後の意味わからん展開で終わる感じもカジュアルで好き

ハイキュー!! 勝者と敗者(2015年製作の映画)

3.0

まあ、こうなりますわね。
エンドロールを解説してもらえてよかった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

おっさん2人川沿いでエモ飲みして、煙草咽せてるの、めちゃ笑った

全ての景色や情報をつい画面越しでばかり追っかける我々に対し、ここまでかというぐらいアナログの平山氏。
木漏れ日の説明で、いつから自分が
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アムステルダム(2022年製作の映画)

2.5

ウェスアンダーソン味をやや感じる画角。
内容は眠くなるが、美貌で目が覚める感じのやつ。

大河への道(2022年製作の映画)

3.0

忠敬さんを忠敬さんたらしめる人々の努力。感慨深いものがある。

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.5

あれだけ出たかった紫禁城を出された後もラストエンペラーとしての運命は変わらない。
もう少し史実説明の補足があればわかりやすかったが、生き続けた皇帝の苦悩が分かる。
万世一系の日本との対比が凄い。

俺物語!!(2015年製作の映画)

3.5

こんなにほっこりすることはなかなかない。
三人とも素晴らしく可愛いですね。

異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

3.5

つくづく異邦人というタイトルが素晴らしいと思う。原作にとことん忠実で、特に裁判で置いとけぼりにされる表情が上手い。

本題と違う部分をフォーカスして揚げ足を取るのは現代も同じ。
改めて物事を大衆視点、
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Daughters(2020年製作の映画)

1.5

なんか軽いし27歳にしては若いし、状況と言動があまりにチグハグではと。
父親が誰かも説明せずに同居人に協力を求めるのも変だし、沖縄に1人で行って酔い潰れるってのもどうなんだと。
おしゃれなのはいいが、
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アジアの天使(2021年製作の映画)

4.0

石井裕也作品で見慣れる、台詞の一人歩き感、感情の急上昇など非常にアラが目立つ作品ですが、それなりに面白く見れたかなと。
割と前半の方が良かったかも。
言葉が通じないから言いたいことを吐き出せてるところ
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そばかす(2022年製作の映画)

3.5

ホテルフェアリーラブ事件がシレッと不問に終わってる感じ本当に好き。

マイペースに見えて世の中にちゃんと関わっていくそばかすちゃん。
お見合いで仲良くなったり、前向きに転職したり、さらっとキャンプに行
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

肩書きを捨てたい彼らの物語。
サスペンスとしてはややまったり感が残るが、ルーツをとことん掘り起こされる現代にある意味ぴったりかと。
その人が別人であっても、その時間は変わらない、時を経てポジディブに折
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説得(2022年製作の映画)

3.0

原作を読んでたがテンポよく行かず。
イギリス文学特有の階級社会と湿っぽい会話にハマらずだったが、今作はアンの説明形式という独特の手法でわかりやすく楽しめた。
いい意味でカジュアルだが、少し軽すぎるのも
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.5

久しぶりの戦争映画、かなり応えた。
突撃命令がなかなか出ない生殺し感なんかは居た堪れないなと。
月の満ち欠けであと数日の命を感じさせるのが粋だった。
百合の花を挿してってのも粋ですね。
所々でKY女主
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.5

映画でも見ようぜって静かに過ごすのもいいけど、思い切ってホリデイするのも大事ですね。
男も社畜生活もなんでも、一旦捨てましょうと。

ほつれる(2023年製作の映画)

3.0

もうゲームオーバーなんだけど、最後の最後まで悪足掻きする感じが湿り気たっぷり。
ちょっと値段はお高いけど、気楽にできちゃうグランピングをもってきたのは上手だなと。
好きじゃないけど自分自身納得できてし
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.0

開始10分でここまでやらかしてる刑事居ないでしょって思いつつ、割と早い段階で綾野剛もやべえ奴だと見せてくる。
最後のアクションが間延び感はあったが、なかなか仕組まれてるなぁ。
ドラム缶落ちてくるのは笑
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(2023年製作の映画)

4.5

だいぶ面白い。
大河ドラマのアンチテーゼとしても成功している。登場人物の目線で視聴者が感情移入する脚本に対し、現代人が当時の武将から忍び・足軽に至るまでのぶっ飛んだ価値観を俯瞰して捉えられる。
また全
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カクテル(1988年製作の映画)

1.5

さすがにこのクオリティは作品としても若者の人生としてもアカンでしょ。
カクテルあんま関係ないやんか

私がやりました(2023年製作の映画)

4.2

「危険なプロット」ほどの衝撃と緊張感はなかったが、軽いタッチのクライムコメディと主役二人の美貌にパリの街並みも合間っていい仕上がりになっている。
悪を懲らしめて這い上がるという普遍的な物語も、オゾンの
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破戒(2022年製作の映画)

3.5

水平社100年記念ということで、当時の差別を分かりやすく描いていた良作。
間宮祥太朗の控えめな演技に好感をもてる。
作品に仕上げるのは非常に難易度が高いが、昭和〜平成に根付く部落差別に関しても学べる機
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花腐し(2023年製作の映画)

4.2

酒と煙草への手が止まらない二人の会話を延々聞いているだけ。
湿度でムンムンしつつ、時より軽やかな会話に飽きることがなかった。
同じ女の20代、30代の元恋人同士の会話の中で、夢を追うフェーズと夢から醒
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.0

過去に遡る群像劇、映したい女の子をとことん映す岩井俊二が炸裂している。
4人のその後の繋がりが想起されにくい点、キリエのうたの他人物への影響度がわかりにくい。
決してオチをつけてほしいわけではないが、
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.5

過去も未来によって変えられる、そう思って生きていきたいもんです。
いい年の男女にしては、なんでやねんとなる部分は多いが、それが年を経ることなのか。
モヤモヤ感が悪くない。
ただ総じて新鮮な刺激に欠ける
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

いつもに増してわけわからず、疲労度すら感じない。
結局ウェスが見せる冒頭の電車が一番テンション上がる。
これが売上高いアメリカ人の文化的教養に頭が下がる

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.5

原作知らない故にタイトルの意味合いをどう伝えてくるのかと楽しみにしていたが、なんとなくフワッと終わってしまった。
雰囲気は好きだし、ちょっとしたコメディ要素もそれなりに良いし、喪失から再生への流れもい
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.5

素晴らしく王道なラブストーリー。

冒頭はポップなコメディで、イギリス人の皮肉とアメリカ人のジョークの掛け合いが良い。
王室と政界、英米のコントラストが分かりやすく面白い。

次はヘンリーのネクタイの
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