朝鮮戦争時、興南撤収作戦の混乱から釜山に逃れた主人公。父と生き別れ、残された家族を一身に背負い、炭鉱、戦争と命懸けの出稼ぎ。韓国も家父長制が問題になりフェミニスト運動が盛んになりつつあるようだけれど、>>続きを読む
同じ民族同士、80年近く分断されて、銃を向け合っている国がすぐ隣にあるという事、私が産まれた頃に軍事政権に弾圧された市民たちがいた事。何も知らなかった自分にとても傷ついた。もっと知らなければ行けないと>>続きを読む
性自認に解放されて、幸せを知ったからこそ苦しむ。
LGBTQなんて言葉が無くなればいいと思う。人を思うことに杓子定規なんて当てはまらない。
「罪大き偉人は罪人でしかなく、寛大でない富者は貧者だ。富は持っているより使う事で幸せになるが、気まぐれではなく上手に使う必要がある」胸糞悪い、グロい、だけどこれは世界で起こっていること。メタファーたっ>>続きを読む
大人になって、「誰のものでもない私」になっていく。
BGMでずっと流れているピアノがとても優しい。
西ドイツの女と駆け落ちした父親、残された東ドイツで共産主義に傾倒する母親。
主人公が見ている景色は、東西が統一されて劇的に変わっていくのに、母親の為、壁の中の生活に固執する姿が何とも。
時代や大きな力>>続きを読む
史実に基づく、長い物に巻かれなかった人たちの話。
絶対的な理不尽や、差別など、目を覆いたくなるようなシーンもあるし、テーマが重厚なのにとっても軽快でキャッチー、見終えた後には上を向きたくなるような清涼>>続きを読む
リメイクだと思ってたら違うんだね。
なんともアオハル眩しい〜
終盤、時をかけてきた私たちに「そっか〜」なフックがあって少し震える。
自分の欲望に純粋過ぎる。善悪倫理のない世界。
全てが異常で感情移入する隙がない1ミリも無い。
ラスト、主人公が夢想するありえたかもしれないもう一つの可能性が、本当に欲しかったものだったのかもしれないと>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あなたがいなくても地球は回る、それが答えだ。
さみしいも、愛しいも、全部を背負って私達は生きていく。
引きずることから逃げるんじゃねぇよ。
いつでもヘラヘラしていたろ。
心臓が!!
ここが命の向こ>>続きを読む
ジム・ジャームッシュ、スタイリッシュでクールなロードムービーがイメージ強いのけど、なんじゃぁ〜このコテコテのB級ホラー映画は〜。でもしょうがない「台本読んじゃってる」から。
イギー・ポップのゾンビが>>続きを読む
「ここには告発しても足りぬ罪がある。ここには涙で表しきれぬ悲しみがある。我々の全ての成功を覆す失敗がある。肥えた土地、まっすぐに並ぶ木々、力強い幹、熟した果実、だが民の前には失敗があり、飢えた者は怒り>>続きを読む
笑っていいんだか、どういう気持ちになっていいんだか。
腑に落ちない所だらけなんだけど、不快でないのはなんでなんだろう?あまり深く考えないで見るくらいがちょうどいい感じ。
主人公家族の食卓の得も言われぬ>>続きを読む
幸せは、心地良い事だけじゃなく、痛いも苦しいも受け入れて奥行きをもつもの。
流されるだけの男と、しがみつくだけの男、自分を手放してから始まる物語、幸せになって欲しいな。
「心底惚れるって、その人だけが>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
とても余韻の残る素敵な映画だった。
ラストは納得いかず、ずっとモヤモヤしハッピーエンドだったら☆5つなのになぁ〜!!と思っていたところ、「今のトランスジェンダーの方々の置かれている状況を考えたらハッ>>続きを読む