manamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

きみはいい子(2014年製作の映画)

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登場人物たちの心情に心当たりがありすぎて分かりすぎて辛すぎる。
まず、鑑賞中いろいろな場面で度々気になるのは、女の人しか育児してないこと。「光のパパ🟰岡野先生の先輩」が仕事ばかりで我が子の面倒は見ない
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87分の1の人生(2023年製作の映画)

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フローレンスピューとモーガンフリーマンという、いかにも見応えのありそうな共演ながら日本ではなぜか劇場公開されず、先日晴れて配信開始となった作品。彼女の演技力と彼の説得力が次々たたみかけてきて、ぐいぐい>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

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これは。公開当時から高評価なのは知ってたし、気になりながらも逃してしまった作品だけど、想像してた通り。ボロ泣きしてしまうやつだった。
まずは主人公の母親が最高。尾野真千子が持ち味を遺憾なく発揮していて
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エール!(2014年製作の映画)

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酪農家のベリエ家は高校生の長女ポーラ以外、両親も弟も耳が聞こえない。ポーラは家族の通訳をしたり仕事の電話をしたり、それなりに大変そうだけど、でも家族はとっても仲良しで楽しそう。
ママがめちゃんこファッ
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

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スターウォーズを再鑑賞してレビューするシリーズ、第2弾。
あー、これは辛いなー。最後の最後まで知ってしまっていると、この作品は見るのがしんどいわ。アナキンとオビワンが暗殺者を追いかけてクラブに入店する
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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たぶん3回目か4回目の鑑賞。『アルプススタンドのはしの方』を観たら、久々に観たくなったので。
11年前かぁ〜、もうそんな経つのね〜。神木隆之介、橋本愛、山本美月、松岡茉優、大後寿々花、東出昌大、鈴木伸
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ハートビート(2016年製作の映画)

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『赤と白とロイヤルブルー』が素晴らしかったので、映画友だちさんから役者つながりでおすすめしてもらったこちらも。
またしてもニコラスガリツィンの王子顔っぷりが傑出しすぎてる。今作では王族じゃなく、どちら
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

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レビューしてないスターウォーズを再鑑賞しようということで、まずはこちらから。
生まれて初めて「劇場でSW」を体験した作品なので、とにかく衝撃を受けたという印象が強い。特にポッドレースのシーンを大スクリ
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千年女優(2001年製作の映画)

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今敏監督の命日だったということで、昨日はこちらを。原案・脚本・キャラクターデザインも務める。
30年も前に引退した「伝説の女優」藤原千代子のインタビューを撮る、って話、だった、はず、なのに…。現代から
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恋する極道(2015年製作の映画)

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『リバー、流れないでよ』ではシャンプー編集者役だった中川晴樹が、監督・脚本・主演を務めるショートムービー。
ヨーロッパ企画のコワモテ役担当と呼んでも過言ではない彼の風貌あってこその面白さが光る。
やる
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

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お気楽ワチャワチャコメディかと軽い気持ちで観てみたら、「ふぇ?」ってなるくらい良作だった!
「女性初」であるアメリカ大統領を母に持ち、一方でメキシコ系移民2世でもあるという、パリピ陽キャ意識高い系、ア
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緊急事態宣言(2020年製作の映画)

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コロナ禍を受けて制作されたオムニバス。

1.デリバリー2020(中野量太)
生クリームの泡立て、手動はキビシイよ〜。毎年作ってるなら電動ハンドミキサー使おう?それか、せめて氷水につけながらにしたらい
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

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夏帆。今まで観た夏帆の出演作品で、夏帆が可愛くなかったことがないんだけど、どうなってるんだろう。2007年の今作ももれなく可愛い。一人称「わし」で方言しゃべりまくるの可愛い。
彼女が演じる右田そよは、
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

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夏だからでしょうか、少年少女ものがやけに観たい今日この頃。暑さと若さとは親和性が高いのだ。
今作も中学生のお話で、思春期の少年少女が抱きがちな「誰も自分のことを分かってくれない」「自分が本当に居るべき
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

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あああああ〜プ〜〜〜〜〜!私はくまのプーさんが大好きな子で、小説も何度も読み、巻頭の「100エーカーの森」の地図を眺めながらプーさんたちの物語を空想したりしていた。挿絵画家アーネスト・H・シェパードが>>続きを読む

緋文字(1972年製作の映画)

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私にとって初となるヴィム・ヴェンダース。なるべく初期のものからにしたくて、こちらを。1972年の作品だって。
さらに舞台は17世紀だから、今の感覚で観ると価値観がそりゃもうとんでもない。「教会で女に賛
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

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2016年の『この世界の片隅に』も言わずもがな名作だったが、すずとリンさんとの交流などが追加されて168分となった今作は、42分で映画が表現しうる可能性をも最大限に発揮している。
ファンタジー的に描か
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

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今作撮影時の「裏側」を追った『アルプススタンドのはしの方のうらの方』を観たので、こちらもその流れで再鑑賞。図らずも時季的にもタイムリーでした。
私は女子校だったから全然ピンとこないんだけど、やっぱり高
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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ティモシーシャラメが美しい。このレベルの美しさとなると、いったいいつから美しいのだろう。生まれた時からだろうか、美しい新生児だったのだろうか。いやもはや美しい胎児だったと言われてもすんなり納得できるレ>>続きを読む

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

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「悪そうな病気はだいたい治る」があまりにもパンチラインすぎて、本家を超えるレベルで脳にこびりついてる。
あんな友だち思いの幼馴染たちがいたら、それだけで人生楽しいよなぁ。そりゃ夜な夜な、どころか昼も夜
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

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紫夏と政と言えばコレだよねのファーストカットからして、もうさっそく感慨深くて困ってしまう。原作で既に泣けるんだからと、上映開始前からハンカチ握りしめた上で臨んで正解だった。杏ちゃんのあんなん無理にきま>>続きを読む

光と血(2017年製作の映画)

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かなり鬱陶しいタイプのいじめを受けているあかりと、彼女を気にかける同級生ヒカリの、女子高生二人。
急死した父親の町工場を継いだものの、従業員たちになめられきってるボンクラ息子。長年付き合ってきた彼女に
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

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「ラスベガスまで240km」見渡す限り砂漠しかないような辺鄙な場所でケンカするドイツ人夫婦。最初のこのシーンあたりがよく分からない。車を何度もぶつけるのは何?なんで降りたの?なんで隠れたの?
からの、
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さかなのこ(2022年製作の映画)

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好きなことがあるっていいなぁ〜。
めくるめくおさかなファンタジー。実在の、しかも存命どころかまだまだ現役バリバリ有名人がモデルだなんて、いったいどうやって映像化するのかと不思議に思ってたら、こんな幻想
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A LITTLE WORLD(2011年製作の映画)

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藤井道人監督、2011年、20分。

夢破れて祖国へ帰ることとなった、行き詰まっている男。自分にも自分以外に対しても、本心では憤っている女。偶然で繋がる二人の、一晩の思い出。
尺の都合もあるだろうけど
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東京(2013年製作の映画)

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藤井道人監督、2013年、43分。

柿谷の上司、ひどいパワハラでヒク。10年前でもこういう人ってまだ普通に生息してたのかな?それともかなり誇張された存在?
それにも増して最悪なのが、JKのミライと子
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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It's all led up to this.
パンフレット最初のページにある言葉。全てはこれに繋がる、みたいなことなのかな。なにしろ1作目が1996年だものね、ALLって言うのに十分なほどの歴史が
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リトル・マーメイドIII/はじまりの物語(2008年製作の映画)

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久々のディズニーシーに向けて3作目も鑑賞、こちらもOVAらしい。人間は全く登場せず、完全に海の中だけ。
そして今度は1作目より前のお話で、みんなの過去、実はこんなことがあったんすよー、ってやつ。特に前
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リトル・マーメイドII Return to The Sea(2006年製作の映画)

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続編、あるのは知ってたけど初鑑賞。
すっかり友好的な関係となったらしき人間達と海の生きものたち。って、あれ?トリトンは前作で「魚を食べる人間なんかと仲良くなっちゃダメだ」とか何とか言ってなかった?その
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

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エルヴィスは建物を出た🟰もう帰ってくれ→望みはない、おしまい。7歳の子には確かにちょっと難しい「表現」よね。
まあそれはともかく、アマンダが可愛い。イマドキ過ぎたり都会っぽ過ぎたりしてなくて、お鼻もほ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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すごくすごく狭いひとところに世界が、宇宙が、深遠なるまま広がっている。幾星霜も一瞬もおしなべて当たり前のようにただ在る。そんな、移動しないロードムービー。
吉野源三郎の同名小説は確かに原作ではないけれ
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名もなき一篇(2014年製作の映画)

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藤井道人監督、2014年、25分。

プロポーズしたい男→ガラの悪い男たち→その男たちにヤバイこと命じられてる男→その男に想いを寄せられてる女→赤い袋を持たされる男→そして……と、バトンリレーのように
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そのうちぼくらは(2011年製作の映画)

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藤井道人監督、2011年、49分。

たっくんことタクヤが父親から相続した「大きな大きな一軒家」に、彼女やら友だちやらが一緒に住んで、青春を謳歌する…のは、ほんの短い間だけ。中心人物が不幸に襲われたの
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

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やっっと行けたー!それだけでも幸せなのに、なんなんだこの面白さは。上田誠の大好きな「2分設定」SFでありながら過去作に比べたら格段に分かりやすい。ハウリングやドロステのロジックがさっぱり理解できなかっ>>続きを読む

カナタ、遠く(2013年製作の映画)

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藤井道人監督、2013年、31分。

カナタ、マサシ、ヒカリ。保育園からの幼馴染3人。マサシは自らの勤務先の工場長に、カナタも雇ってくれるよう頼み込む。
これを受け入れてくれる工場長。この人がめちゃく
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(2011年製作の映画)

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藤井道人監督、2011年、42分。

カウンセリングらしきものを受けている男性、小林。そこで「院長」に誘われて、1泊2日のセミナーに参加するが、そこに集まって来ているのはいろんなパターンの社会不適合者
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