じゃいろさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

じゃいろ

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クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

3.7

前半は話の進みがスローペースでどうなるかと思ったが中盤のホラーテイストや終盤のいつものおふざけパートなど、思い返すとバランスよく楽しめる1作になっていた

映画オリジナルキャラがみんな魅力的で特にオカ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.6

ジム・ジャームッシュ作品の中では評価が良くない本作だが、個人的にはそこまで駄作とは思わなかった
ゾンビコメディの映画は山ほど作られてきたがここまでオフビートに徹したゾンビ映画はなかなか無いんじゃないか
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ケープタウン(2013年製作の映画)

3.8

地味と言えば地味だけど良い暴力描写が散りばめられた良サスペンス

トラウマを抱えた黒人刑事と私生活がめちゃくちゃな堕落した白人刑事のバディものだが、物語を通してバディになるというよりかは既に関係性が完
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クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(1998年製作の映画)

3.8

当時アクション映画が流行っていたのか、明らかにシュワちゃんがモデルのキャラクターが出てきたり、クレしん映画にしては核戦争を起こそうとするガチガチの悪役が出てきたりと異質ながらクレしんらしいしょうもなさ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

ヨルゴス・ランディモス監督の過去作品があまりハマらなかったから見るか迷ったが見てよかった 監督特有の芸術センスと娯楽性のバランスが見事で置いてきぼりになることなく最後まで楽しめる

本当に面白いんだけ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

ずっと気になってた本作だが、いざ見ると見事に心に突き刺さった
こんな悲しくて切ない映画を見てなかったのかと

わざと余白が多い作りになっていて見る側に優しい作風ではないが、娘が昔のビデオを見てあの時は
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

3.7

デヴィッド・リンチぽい悪夢的な雰囲気で進行する映画でありつつコーエン兄弟らしさも詰まった一作

少しずつだが確実に状況が悪化する様はコーエン兄弟らしいブラックさで面白い
悪魔に魂を売ってしまった人間の
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バトルシップ(2012年製作の映画)

3.6

地球に飛来したエイリアンと人間が死闘を繰り広げる。それ以上でもそれ以下でもない潔い映画

ストーリー性を求めるものではなく、ド派手な戦艦バトルを見れるだけだがそこがいい たまにはこの手の映画を見たくな
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クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年製作の映画)

3.8

これぞクレしん映画と言わんばかりのくだらなさとスリルを兼ね備えた素晴らしい映画

暗黒タマタマ大追跡というタイトルから面白さが約束されているし、なによりレギュラー以外のキャラの魅力が大きい
この時世だ
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ラスト・ボーイスカウト(1991年製作の映画)

3.7

いかにも昼にテレビで見るようなアクション映画だが、それゆえの楽しさは間違いなくある1作

前半のやさぐれた雰囲気のブルース・ウィリスが好きだったから後半にかけてエンタメ性が強くなるのが惜しかった
登場
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ブロウ(2001年製作の映画)

3.7

ありがちなドラッグディーラーの栄枯盛衰を描いた作品ながら主人公を演じるジョニーデップの画力が強くなかなか面白くなっている

パブロ・エスコバルが画面にいる間は緊張が走って引き締まるが、エスコバルの出番
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.8

無自覚な発言で人を傷つけ、また自分も傷つく様を神の視点で見続ける本作は過激な描写こそなくても暴力映画のような恐ろしさが混在する

この話に出てくる大人のほとんどは他人との会話が上手くいってない 目を見
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サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

3.8

ここじゃ描き記せないほどの下品な発言の連発に思わず笑ってしまう
意外に社会問題を提起しているようでしていない気もする絶妙なラインが面白い

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

シリーズ最終作として完璧なフォーマットとも言えるほどの完成度
最終盤にして新キャラがかなり増えたがその誰もが埋もれずに、むしろ既存のキャラクターの魅力を増す働きをしているのは流石の手腕 筑波のような物
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.8

ド直球のスポ根だった上の句の雰囲気は踏襲しつつも、また違った角度で見せてくれる下の句もまた面白い
下の句では"なぜかるたをするのか"という葛藤にぶつかり、上の句より暗くなった印象だが、その熱さは変わら
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

普段このタイプの映画はなかなか見ないが、直球のスポ根ものという情報を耳にして鑑賞 正にその通りであり、めちゃくちゃ熱いスポ根映画だった

原作未読だから変なフィルターを通さずに見れたのも大きいが、出て
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ドリラー・キラー(1979年製作の映画)

3.3

アベル・フェラーラ作品は"チャイナ・ガール"と"バッド・ルーテナント"は大好きだが本作はダメだった

薄汚いニューヨークの雑踏の見せ方は良かった

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.6

上質なブラックコメディであり、それゆえに問題作になった怪作

ヒトラーが現代にタイムスリップしてきたらという出オチとも言える設定で想像出来る範囲のオチになったりとあまり印象に残らない
老婆がヒトラー
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.7

独身が罪であり、45日以内にパートナーを見つけないと動物にされるというファンタジーな設定とは裏腹にどこまでもドライである意味リアリズムに溢れたアート的な1作

掴みどころがなくて見ている間はクエスチョ
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ブレスレス(1983年製作の映画)

3.8

リメイク元の"勝手にしやがれ"は未見の状態で視聴
その日暮らしの小悪党だけどどこか憎めない底抜けの明るさを持つ男と平々凡々で現実的な視点を持つ女の絶妙な愛の逃避行
絶妙というワードを選んだのは男側は女
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反撃/真夜中の処刑ゲーム(1983年製作の映画)

3.5

敵サイドの厭さ加減とオチは面白かったが、そこ以外の籠城戦はどうしても地味でそれだと似た作品の"要塞警察"の方が好き

26世紀青年(2006年製作の映画)

3.6

ナンセンスな邦題が付けられてしまったが、映画の内容は良い意味でナンセンス

コメディ全開のディストピア映画だが、徐々にこのレベルに現代が近づいているのではないかと怖くなる

お尻や金玉で大人が爆笑し、
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.5

"哀れなるものたち"に向けて初めてヨルゴス・ランティモス監督作品を鑑賞

ランティモスのセンスにはなかなかついていけなかった...
ブラックなコメディとして面白い部分はたびたびあるが話が平坦すぎてラン
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

予想以上の恐ろしさと面白さが詰まった傑作

オーストラリアのYouTuberがメガホンを取った本作だがチープさは無く地獄の形相を見せる作品になっている
日本で言うコックリさんのような遊びが若者で流行り
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エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

3.8

法廷劇とホラーという異なるジャンルが交ざる珍しい作品だが、これが実話なのだから現実はさらに凄い

死んでしまったエミリー・ローズという女性は悪魔の仕業でなくなったのか、それとも病気であり神父の過失致死
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ヴァンパイア/最期の聖戦(1998年製作の映画)

3.7

最近になってジョン・カーペンター作品にハマってきた

今作もヴァンパイアをテーマに据えながらも地味ながらハードボイルドな作品に仕上がってて面白い
地味ながら、ヴァンパイアに杭を打ち日差しの元へ引きずる
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.4

ホラーやパニック映画の類はそうとう面白くないと短いランタイムでも飽きてしまう

本作も掴みは良かったがダレてしまった
親子ドラマがそのまま現状を打破する役割を担ってるのと、ワニの豪快な食べっぷりは良か
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リトルトウキョー殺人課/リトルトーキョー殺人課(1991年製作の映画)

3.6

この映画で見られる日本文化がもれなくめちゃくちゃであり、ツッコミどころしかないのにテンポのいい話運びで気になる前に話が進む

とにかく画のもつパワーが強すぎる
ヤクザ映画好きとしてはカタコト日本語ヤク
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.9

ストレートな友情や愛の物語も好きだが、本作のような奇妙な友情で結ばれる2人の物語はもっと好き

足を失い家族からの信頼も失いかけている落ち目の主人公(ダン)が最後の最後に自分の誇りを息子に見せる物語は
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エスケープ・フロム・L.A.(1996年製作の映画)

3.8

前作に当たる"ニューヨーク1997"とストーリーもなにもかも同じでほぼ焼き直しのリメイクと言ってもいいが、全体的に前作より派手な演出が多く、より娯楽性が増した。
予算が増えたことでCGも増えたがそのC
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.8

ジョン・カーペンターは不気味で退廃的な雰囲気を保ちながらも娯楽映画を撮るセンスが高すぎる

言ってしまえばB級映画に値するであろう今作もチープながらも良く出来たSFアクションになっている
寡黙な主人
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サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

3.8

主要の人物がほぼおじさんでいぶし銀な作風だが、その実はかなり高クオリティなクライム映画であり、そりゃリメイク何本も作られるなってくらいの傑作

犯人グループが地下鉄をジャックするまで冒頭からの流れの見
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.7

ブルービートルのヴィジュアルと独自の武器を作り出す戦い方は面白いがストーリーが今までアメコミ映画で何百回も見たような薄味

ヒーローだけが活躍するというよりはその家族にもスポットが当たるのは良かったが
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.7

見終わったらマックを食べたくなると思ったらまさかの真逆だった

捉え方によっては主人公は優秀なビジネスマンだが、やってることは胸糞悪い乗っ取りだし兄弟が不憫でならないが、ビジネスで成功するのはこういっ
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

3.9

スポ根としても青春ものとしてもシスターフッド映画としてもクオリティが高く、ドリューバリモアの監督としての才能が光る。この1作しか監督作品を出していないのが残念に感じるほどに

冴えない少女がローラーゲ
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武器人間(2013年製作の映画)

3.5

武器人間のヴィジュアルや時代設定、容赦ないゴア描写は満足だが、POVが苦手でどうも楽しめなかった
女子供に容赦ない世界観は最高

個人的には惜しい作品
POVじゃなかったら好きな作品だったと思う