じゃいろさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

じゃいろ

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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.8

"セブン"の時も思ったが、デヴィッド・フィンチャー監督作品のOPはスタイリッシュ過ぎないか
原作は未読なので完全に初見で見たがミステリー要素も登場人物の心情を描いたドラマとしてもかなり面白かった
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KKKをぶっ飛ばせ!(2020年製作の映画)

3.7

よくこんな邦題付けられたな...というインパクトでそのまま見てしまった
低予算ではありながらストレートな内容で軽快にゴア描写を楽しめる怪作

KKKに嬲られた黒人が過激に復讐に走るという本当にそれだけ
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フェイス(1997年製作の映画)

3.6

強盗団が破滅に向かうありがちな犯罪映画ではあるが、誰が裏切ったのかというサスペンス要素よりも主人公の再生にスポットを当てたような作りが面白かった

しかし肝心の主人公にはあまり魅力を感じなかった クー
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.5

初めは話が淡々としていてどこに着地するのか読めない展開の連続で飽きてくるが、終盤の衝撃が凄い

クローネンバーグらしい気持ち悪いヴィジュアルは良かった
また、クローネンバーグが実生活で離婚し、親権争い
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奪還者(2014年製作の映画)

3.9

渋くて派手さのない映画ではあるが暴力的でありヒリヒリする空気感は堪らない

主人公であるガイ・ピアースが何を考えているかわからない怖さがあり、尚且つ人格者と言う訳では無いのがまた良い
唐突な暴力描写が
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.8

ビルとテッドシリーズでは1番面白くて楽しい作品だった
自分は2日かけて一気に見たけどリアルタイムで見た人は大人になった2人にエモい気持ちにさせられたと思う ある意味成長してないのもまた2人らしくて良い
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ビルとテッドの地獄旅行(1991年製作の映画)

3.6

前作から既に荒唐無稽ではあったんだけど2作目でより拍車がかかったようなハチャメチャさで相変わらず面白いが粗が気になるようにもなってしまった
前は過去や未来を行き来して次は地獄巡りをする忙しなさは嫌いじ
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ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

3.8

何も考えなくていい単純に楽しい映画を久しぶりに見た気がする 若いキアヌ・リーブスがアホな役を演じてるだけで興味が引かれる

ビルとテッドはアホなんだけど仲が良くて良い奴だから憎めないしなんか安心して見
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

3.7

仁義なき戦いを見た時も思ったが菅原文太はまさに漢って感じで本当にかっこいい、本作ではヤクザと癒着している刑事というアウトローでもあり、離婚を求める奥さんを殴って追い返す有害な男らしさも持ち合わせている>>続きを読む

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.7

エイズに対する偏見や医療団体の在り方などシビアな題材を扱いつつもあまり重さを感じない、良い意味で軽い映画になっていて素直に楽しめる

主人公がとても人格者とは言えない性格なのがまた良い
エイズが発覚し
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XYZマーダーズ(1985年製作の映画)

3.4

勢いだけはあってたまに笑えるけど、基本的には流石にギャグが古臭く感じてしまった ずっとテンションがおかしいし頭のネジが飛んじゃってるキャラクターしかいないからこの短いランタイムでかなり丁度いい気がする>>続きを読む

リベンジ・キラー(2015年製作の映画)

3.5

低予算映画なりに工夫が施されており、ここでの低評価っぷりにしては面白い方だとは思う
ランタイムが異常に短いのも飽きる前に終わるため良かった

計画性のないアホな人達に誘拐された女性のリベンジものと言え
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ハンテッド(2003年製作の映画)

3.7

無駄を極限まで削り、かなり硬派な作りとなっているアクション映画
フリードキンらしいエグ味は薄く感じるが十分楽しめる

視覚的なアクションという意味では地味で物足りないと言う人の気持ちも分かるが、本作の
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狼は天使の匂い(1972年製作の映画)

3.6

童心を忘れない大人たち、もしくは大人になりきれない大人たちの緩い雰囲気ながら哀愁漂う不思議なフレンチノワール

北野映画で見られるような大人たちが本筋とは関係ない部分で子供みたいに遊ぶシーンがずっと続
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

見ている間ずっと胃がキリキリするような居心地の悪さに苛まれるが見終わる頃には不思議とスッキリした気持ちになれる
それでもあの終わり方は賛否両論を生みそうではある 個人的には嫌いじゃないが

ある出来事
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ミラージュ(2007年製作の映画)

3.7

コメディタッチなキーヴィジュアルとは裏腹にまあまあ重めのテイストの映画であった ただチープな面も見られるので人は選びそう
意外に重いストーリーと低予算でどこか緩い雰囲気が丁度いい塩梅

特筆すべきは
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荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

3.7

至って普通の青年がアルコールとギャンブルの沼に堕ちていき、破滅に向かうまでを描いた作品
ただ、主人公はあくまでも常に受け身であり、破滅に向かって振り切れてないのがミソ

主人公にとってブンダンヤバは自
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.6

バカな人達がバカな勘違いをしてそれがどんどん雪だるま式に悪い状況になっていく、そんな蟻地獄状態を面白おかしくブラックコメディに昇華した佳作

まず主要人物がほとんどアホしかいない
特にブラッド・ピット
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赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

3.7

シリアスな犯罪劇もコメディに振った犯罪劇も面白く纏められるコーエン兄弟
シリアスな作品のイメージが強い監督だったので今作はわかりやすくドタバタコメディで面白かった

バカな人がバカなことをしてそれが段
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ミラーズ・クロッシング(1990年製作の映画)

3.7

わかりやすいコーエン兄弟らしさは抑えつつ、登場人物達があまり後先を考えず行動した結果だんだん物事が大きくなってくる様はらしさがある
主人公がきっとクールに生きられるタイプの人間ではないのに必死にクール
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テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

3.7

ロマン・ポランスキーらしさ全開の変態映画であり、尚且つ随所に厭な演出が施されており見るものを安堵させる瞬間は全くと言っていいほどない

前の住人が投身自殺をした現場がそのまま残されていてそれを内見時に
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソンの作品はどうもグランドブタペストホテル以外は刺さらない

画としての面白さは間違いないが話が掴みどころがないにもほどがある
ジーン・ハックマンの名演は見事

L.A.大捜査線/狼たちの街(1985年製作の映画)

3.8

やはりウィリアム・フリードキン監督は末恐ろしい映画を撮る人だ
同監督のフレンチ・コネクションの様な型破りな刑事が凶悪犯を追うストーリーだがこちらの方がより娯楽に寄っている気がして見やすかった
主要人
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.7

ジム・ジャームッシュ監督作品はなんとなく数ヶ月に1回見たくなる
ダウン・バイ・ローはかなり前に途中まで見て寝落ちしてしまったのでリベンジしたが今回は眠くならず最後まで見れて良かった

説明するまでもな
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

個人的には韓国版より面白かった
本家よりも最後まで行ってる2人が堪らない

情報解禁時は日本リメイクということもありスルーしようかと思ってたけど意外にも評価が悪くないので見てみた
確かにこれは面白い
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

3.8

なかなかに面白い
"ファーゴ"が深く関わってくる映画なのは知っていたが、まさか"ファーゴ"が実話のフリをしたフィクションなのに対してこちらが実話を元にしたフィクションだとは思わなかった
実際にあった事
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ディフェンドー 闇の仕事人(2009年製作の映画)

3.9

ここでの評価は特別高くないがかなり面白いまっすぐなヒーロー映画になっている
謎にジャンルがコメディになっているからそこからの落差で評価が低くなってる気がしてならない
"キック・アス"や"スーパー!"を
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ギャングスター・ナンバー1(2000年製作の映画)

3.7

タイトルに引かれてほぼ内容を知らずに見たが主人公がかっこよすぎると同時に思ったより狂気的なヤツでびっくり
ここまでヤバいヤツじゃないとナンバー1のギャングスターにはなれないのか

自分の憧れだったギャ
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バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト(1992年製作の映画)

3.8

難しい役どころを見事に演じきったハーヴェイ・カイテルが素晴らしい
実際の役は素晴らしさとはかけ離れたクズ刑事だが、そんな最低人間の贖罪の物語

職権乱用でセクハラしたり野球賭博したりドラッグキメまくっ
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ガルシアの首(1974年製作の映画)

3.8

サム・ペキンパーらしい乾いていながら迫力がたっぷりある銃撃戦や人格者とは言えない登場人物達のロードムービー要素など娯楽的で面白い映画だった

開幕早々服を脱がされ腕の骨を折られたり、酒場で男を誘っただ
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オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

3.7

これぞスタローン映画と言える良い意味で軽く楽しめるエンタメスポ根映画

短いランタイムで疎遠だった親子の蟠りを埋めるロードムービー的要素にアームレスリングの熱い試合模様など様々な見所が詰まってる その
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人魚伝説(1984年製作の映画)

3.8

久しぶりに邦画を見たと思ったらとんでもないものを見てしまった
日本にもこんなおぞましい暴力映画が眠っていたとは まだまだ自分のディグりの足りなさを痛感させられる

後の邦画、洋画問わずにあらゆる暴力映
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