このレビューはネタバレを含みます
黒澤明監督「生きる」の忠実なリメイク。
もちろん国も違うし作られた年代も違うので別物にはなっているが、ストーリーも登場人物も基本的にオリジナルを踏襲しています。
一番の違いは役者さんの個性という事にな>>続きを読む
得点詳細
物語・脚本 0.8/1.0
映像・演出 0.9/1.0
配役・演技 0.8/1.0
音楽・音響 0.6/1.0
独自性・個人的好み・その他 0.8/1.0
旧猿の惑星シリーズ最終作。前作が個人的にイマイチだったのに対しこちらは結構面白かった。猿と人間の関係、猿の種族間での対立が言葉で語られるので理解しやすい。戦闘シーンも前作より見応えがあった。2作目で出>>続きを読む
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シリーズ4作目、ジーラとコーネリアスも子供が主役になる。奴隷制度、革命といった人類の歴史に準えたストーリーだが、どうにも展開が強引すぎるように思う。クライマックスの暴動・革命のシーンも尺が長いわりに絵>>続きを読む
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シリーズ3作目、今回はジーラとコーネリアスが主役、彼らがタイムスリップし現在の地球に現れる。1作目とは逆の立場に置かれ、その設定だけでとても面白いのだけれど、その描かれ方が少し引っ掛かる。現代の人間の>>続きを読む
前作の大ヒットを受けて作られたであろう続編。
確かに強引な展開、作りの雑さは目立ってしまうが、それでも結構引き込まれるものがあった。特に後半に出てくる彼らの不気味さ、特にミサのシーンは印象的で、あの賛>>続きを読む
1968年、SF映画の古典的作品。宗教、人種差別、戦争などの現実の人間社会の問題・事柄がメタファーというかパロディーのごとく表わされている。猿たちの妙に人間臭い個性的なキャラクター作りに関心する。特に>>続きを読む
舞台となった1930年代大恐慌時代のアメリカ、実在した主人公。映画が製作された1960年代、カウンターカルチャーが世界的に若者文化を変えていった時代性。そういった事を抜きにして見る事、語る事は難しい作>>続きを読む
予算の掛かった重厚な時代劇大作。ストーリー的には戦国時代のifものと言えるが、もの凄い飛躍がある訳では無く、粛々とあるべき史実に収束していく。萩原健一演じる勝頼のイライラと、隆大介演じる信長のギラギラ>>続きを読む
得点詳細
物語・脚本 0.9/1.0
映像・演出 0.8/1.0
配役・演技 0.9/1.0
音楽・音響 0.7/1.0
独自性・個人的好み・その他 0.9/1.0
アマプラでの配信が終了という事で視聴。
これ邦題の付け方があまりよろしくないのでは?
「セッション」というタイトルを頭に入れて見ると、ドラマーのアンドリューと指揮者のフレッチャーのセッションというふう>>続きを読む
得点詳細
物語・脚本 0.8/1.0
映像・演出 0.9/1.0
配役・演技 0.8/1.0
音楽・音響 0.7/1.0
独自性・個人的好み・その他 0.8/1.0
得点詳細
物語・脚本 0.7/1.0
映像・演出 0.9/1.0
配役・演技 0.9/1.0
音楽・音響 0.7/1.0
独自性・個人的好み・その他 0.8/1.0
1960年、昭和35年の作品。公団の汚職に関わる復讐劇。明らかに悪い人間が出てくるが正攻法で裁くのは難しい。黒澤監督の描く現代劇は社会派の重いテーマのものが多い、しかし見せ方が上手くてストーリーに引き>>続きを読む
殆どのシーンが長屋の中、長回しで役者の演技を撮っているため、舞台での演劇を見ているよう。役者さんの演技には引き込まれるものがあったが、絵面の変化は少なく映像作品としてはいまいち良さを感じられなかった。>>続きを読む
1955年、昭和30年の作品。原水爆への恐怖心がテーマとなっている。
三船敏郎が老け役を演じる、まだ若いはずの彼が何故老人を演じるのか最初は腑に落ちなかったが、見て行くうちその演技に納得した。
広島長>>続きを読む
黒澤明監督のオリジナルが滅茶苦茶面白かったので、こちらのリメイク版も見てみましたが、やはりと言うか・・・あまり良い出来とは思えませんでした。言ってしまえば松本潤と長澤まさみによるアイドル映画という面が>>続きを読む
成瀬巳喜男と高峰秀子の代表作とされる事の多い作品。
戦争中から戦後にかけての道ならぬ男女関係を、高峰秀子、森雅之主演で描く。
終始湿度の高い重たい空気が流れ、”死臭が漂っているように感じる。そこに退廃>>続きを読む
「七人の侍」の時にアクションが苦手でそれ程楽しめなかったと書いてしまったが、こちらは滅茶苦茶楽しめた。全てのシーン釘付けにさせられる娯楽大作。
序盤の暴動のシーンから、真壁六郎太と田所兵衛の決闘、火祭>>続きを読む
農村から山中、劇中の99.9%がスタジオセットでの撮影。その時点で異様な映画だと感じる。その音楽からも歌舞伎などの様式を取り入れている事が分かる。
過去の日本、貧しい寒村にあったとされる因習を元にした>>続きを読む
芸者置屋を舞台にして、その凋落が淡々と描かれる。
田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、杉村春子、岡田茉莉子・・・と女優陣が豪華、今作は特に杉村春子さんが印象的だった。カリカチュアがあるようでとても自然な演>>続きを読む
個人的に戦闘やアクションを中心に据えた作品は苦手なほうなので、世間の評判程に楽しめたとは言い難い。しかしこの3時間半という長い尺を飽きさせずに一気に見させてしまうのは優れた映像作品だからだろう。また後>>続きを読む
1952年、昭和27年の作品。所謂お役所仕事、複雑そうで面倒臭そうで思考停止している。役所を辞めた女性との会話の中で見せる笑顔に涙腺が緩む。偶然重なるハッピーバースデイ。最後のほうでまた人間社会の組織>>続きを読む
劇中かなりの割合で山中、森の中でのシーン。その光と影のコントラストに目を奪われる。三船敏郎、京マチ子の顔の演技が目に焼き付く。
それぞれの証言は食い違い、何が真実なのか?最も客観的と思える証言すらも・>>続きを読む
売春防止法が施行される直前の赤線地帯、その川を挟んだ橋のたもとにある居酒屋にカップルが転がり込む。美人でやり手の女と、ウジウジグダグダしている男。見始めて、どうしようもない、どっちもどっちで好きになれ>>続きを読む
初っ端からこれは、酷い事しか起こらないキツイ話になるだろうと思ったが・・・その通りだった。
江戸時代、田中絹代演じるお春という女性の半生を描く。
時代、社会制度、周りの人間に翻弄され続けるのは美貌で>>続きを読む
京マチ子の映っているシーン全てがゾクゾクする。
怖ろしいが美しい。
戦国時代を舞台に、金銭欲、出世欲を抱く男たち。
やはり圧巻なのは朽木屋敷でのシーン、強い美意識、整い過ぎたものは怖ろしいと感じてし>>続きを読む
1960年代前半、東京オリンピックの少し前、地方都市の商店街と進出してきたスーパーマーケットとの軋轢が描かれるが、それが後半になるにつれ高峰秀子演じる未亡人の主人公と、加山雄三演じる義理の弟の話になっ>>続きを読む
日中戦争の時代から、戦後昭和30年代までの男女の愛憎劇。
終始ドロドロとした憎しみの感情が作品を覆っている。
高峰秀子と仲代達矢の演技が素晴らしい、ぞくっとするような緊張感。
ラスト、救いがあるように>>続きを読む
「カルメン故郷に帰る」の続編。
前作ではそれほど表に出ていなかった、社会風刺、ブラックユーモアが色濃く出ている。
前作はカラーだったがこちらはモノクロ。斜めになる画面、前衛芸術家の部屋とその場面でかか>>続きを読む
日本初のカラー映画作品、1951年。
何回目かの視聴だが何度見ても奇妙な作品に思える。
コメディではあるが、かなり皮肉というか毒がある。
しかし70年も経った現在では、その皮肉とか社会風刺的な面を当時>>続きを読む
「狂った果実」を見て中平 康監督に興味を持ち見てみたら、
劇中の映画館で上映されているのが「狂った果実」でした。
復讐劇、サスペンス。
個人的には最後のセリフが余分に思えた、そこで見る人に委ねるよ>>続きを読む
セリフの無い映画、音声はある。
前半は水を運ぶ夫婦のの描写が延々と続き正直眠くなる。
しかしそれがあるから中盤の以降の動きが映える。
貧しい生活の中でのちょっとした贅沢の高揚感。
そして唯一大きな声で>>続きを読む
新藤兼人監督の自伝的作品。
下積み時代の苦悩と貧困、辛い描写が多い。
儚げで可愛らしい乙羽信子さんを見るための作品かも。
2023/1/14追記
得点詳細
物語・脚本 0.5/1.0
映像・演>>続きを読む