meikoさんの映画レビュー・感想・評価

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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大人になってから初めて見て、ぽろぽろ泣いてしまった。トンボを避ける気持ちも、飛ぶことしか取り柄がないのに、と焦る気持ちもわかるし、
絵描きの「描き続けるしかない」もしくは「散歩したり昼寝したりする。そ
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オスカー・ピーターソン/オスカー・ピーターソン:ジャズ界の革命児(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

母の勧めで鑑賞。
楽しくてしょうがない!という感じの音楽が良かった。
「自由への讃歌」の女性の歌声が圧倒的で、誇りが人を自由にする、という歌詞がしゅーんと心に入ってきた。
自分を恥だと思うことに巻き込
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Here(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

おやすみに入ってから初めて見たいと思った映画。会話にのめりこまず、森を歩くのはいまの気持ちにすごくぴったり来た。あんなふうに人と歩きたいなあ。

スープを配るという意味について
ステファンの性格かなぐ
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

相方くんからの提案で韓国アクション🇰🇷
愛の不時着より前のヒョンビンはリジョンヒョク氏とは全然ちがう、、が
ターミネーターみたいで体幹すごすぎ。
安定のユヘジン大好きで楽しく見れた😄
妻が言う、「けが
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.2

つらかった、、が

うつくしいものを、好きな人たちと思い切り楽しむことより大事なことはない、と全力で伝えにきてくれたような高畑ワールド。

だからかぐや姫が走りまくり、好きな人と手をつなぎ、、が夢の中
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.2

頭痛いのいっとき忘れるぐらい食い入るように見た。

エマが孤独な時期もあり、降板しようかと思っていたという話、もっと深掘りしてほしかったーー

トムフェルトンに恋する気持ちがわかる気がする。かっこいい
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.8

なんとなく久しぶりに見返したら最後までじーっと見ちゃった。
これももう16年前なのですか、、?
トムリドルが、フィアーザウォーキングデッドの若きニック。

ハリーは最初から最後までわたしのタイプではな
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

誕生日に、大好きな友達と、もののけ姫を映画館で見れること以上に幸せなことなどないと思いました。

もうすぐ閉館しちゃう吉祥寺プラザに滑り込みで入ったら、並んで見れる最後の2席。友達がゆずってくれて、端
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最悪の選択 Calibre(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに相方とムービーナイト。
最初に自首していればよかったのにな、、
ちょっとずつバレてくところが気になって全部見た、という意味では割と楽しんだけど、なんせ最悪の結末。
最初ホラーやと思ってたけど
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

先行上映というどきどきの場。はあ〜!
スコアはトークも含めて。

あらすじを書くと、なにそれ面白いの?となりそうやけど
なにもせずに、なにかを考えていること、思っていること、時間をかみしめていること、
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シュブク(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見終わったあとガーーーーーン...で浮かび上がるのに甘いパウンドケーキを要した作品。

彼かっこい〜と思ったのは最初の数分で、マリシュカがゲロ吐いて怒鳴りまくって中絶しようとする怒涛の展開にうわわわわ
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⽉への⽚道切符(2013年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

童貞を捨てろとか、そのための兄プロデュースの一夜とか、踊り子さんに過剰に感情移入して一緒に駆け落ちしようとか、聞いたことありまくるホモソーシャルな展開が続いてもうええわって思ってた。
最後はまさかのハ
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

しばらく体の中に置いて発酵させたい気がする作品。
朝鮮人虐殺と部落出身者虐殺の映画を世に送り出した森さんと、2000人以上のクラファン協力者の思いを受け取った。

本当にあったことに対して良かったとか
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理想郷(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

友人とたくさん話したあとの感想として、

女性の強い強いたたずまい、眼差しがとても魅力的でした。
が、夫と幸せに暮らしていたはずの前半より後半の方が魅力的に見えるのってどうなんや。。

ただ祈りの日々
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ドストライクでした
監督さんの、一瞬を大事にする演出がとても丁寧ですごく好き。

わたしは上流階級のことはわからへんけど、みきティーの田舎の地元の感じはリアルすぎる。「親の人生トレースしてるだけなのは
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ジャム DJAM(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

楽しみに観に行って、想像以上にいろんなものを受け取って帰るって幸せやなあと改めて...

ジャムはむちゃくちゃで、わたしが彼女と良い友達になれるかはかなり不明やけど(他人のお股の毛は剃りたくない)、
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フェミニストからのメッセージ(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「noを言えるようになったのはこの10年」と言ってる方がいて、
わたしは少なくともいままでnoと言いたい時に言い続けてこられたことに気づいた。仕事をする上でハラスメントにあいやすいというやりづらさはま
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バービー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

男の人をケチョンケチョンにバカにしてるから、気を悪くする人がいそう😅
でもぎりぎりのところでケンはいとおしく、「自分を認めてほしい」「バービーの付属のケンじゃなく、自分が何者なのかを知りたい」という気
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

とてもとても静かな映画やけど2人から目が離せなくて食い入るように見た。
イェーイェ、といつも返事するおじさんがかわいくて、
「デートに行って悪いことはないんじゃないか」と、コペンハーゲンに見送るところ
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灼熱/灼熱の太陽(2015年製作の映画)

4.2

「和解」を勉強したいと軽々しく口にできないような痛みと激情が、とても綺麗な景色のなかでむき出しになっていた。
感情が変わるときを
表情だけで見せた主人公2人の演技に心奪われます。
この映画は何年も前に
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裸足になって(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

光の捉え方、体の動き、最初のシーンから最後の1秒まで全部好きでした。
物理的な痛みをこらえながら、誰かに認められようと踊るバレエの時と、
自分のための、友達のための最後のコンテンポラリーダンスの対比が
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.8

絵が美しくてずっと見てられた。
いまはこのスピードの物語が見たかった。

こどものときに「初恋の来た道」を映画館で見て以来、
大人になってから初のチャンイーモウ監督作品やった。

中国のこの時代の「恋
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

終始、大切なことが散りばめられていて胸いっぱいになった。だれかが徹底的に大切にされているのを見ると、自分も大切にされるべきものやと信じられる。

こどもの素直な表情の変化、ある意味とてもわかった。
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いま見返すと名作である理由がよくわかる、ジャックの目からあふれる魅力よ!
あの表情はだれかを思い出させるんやけどだれやろう。
毎日は贈り物、と言うジャックが死ぬのはもちろん絶望的に悲しいことやけど、
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劇場版 優しいスピッツ a secret session in Obihiro(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「つぐみ」の音を聴いた瞬間口が開いた、、
聴いてるうちにいろんな皮がはがれていって、もう元々のわたししか残ってないところで「雪風」と「大好物」が流れ、古い友人がそこにいてくれているような感じがした。
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

期待して行ったからこそ、途中まではよかったからこそ、最後まで観ると足りない!趣味悪い!なんじゃこりゃ!と言いたくなった。(言った)

「自分を解放するということは、自分の生き方を自分で決めるということ
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

自由とはきついものなのだ、とヴィヴィカとの関係から感じとった。相手の自由を認めると、自分ののぞみや想像通りには全くいかなく傷つくことも多いよな、と..。

主人公の顔があまりタイプではないのによく最後
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沖縄のハルモニ(1979年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

4.23映画祭にて。
70年代のかなり粗い画像からでも溢れんばかりに苦しさが溢れ出してきた。恐ろしい疲労感にふらふらで出た。
しかしその後のトークと合わせて、本当に観ることができてよかった。

映画祭
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ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

エマは赤いライトに照らされながらミンミの前で踊ったときが1番魅力的でうつくしかった。だれかが好きなことを、心のままにうれしそうに表現しているのを見ると涙がでる。
クラブで踊っているときより、本番に飛べ
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アロハの心をうたい継ぐ者(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

トランスジェンダー映画祭にて。
(filmarksさん登録嬉しい!)

ハワイでは昔からトランスジェンダーは強い者として尊敬されていたとは知らなかった。
それでも差別偏見はある。

トランスのホオの母
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マリアムと犬ども(2017年製作の映画)

4.2

毎度のごとくイスラム映画祭の映画は心かき乱される。、でも絶対に見てよかったと思うしふとした時にいろんな情景が思い出される。

何から言えばいいかわからんぐらい、レイプ被害者に対してかけてはいけない言葉
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午後の五時(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

必ず白いヒールの靴に履きかえて歩く彼女が、ミナが死んだ後、こつ、こつ、こつ、こつと足を踏み鳴らすシーン、そのあと脱ぎ捨てて素足でも。わたしはここにいるよね、いるよ、と確かめるように鳴らしていて、顔は泣>>続きを読む

ペーパーシティ 東京大空襲の記憶(2021年製作の映画)

4.2

淡々とした記録映画ではなく、ビジュアル的にとても美しい映像が続く。この問題に
特に関心がなかったとしても、映像を作る人々の関心を引くのではと思える。

空襲被害者が国から何の補償も受けられず78年が過
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光州5・18(2007年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

タクシー運転手や1987に比べると、ちょっとあほみたいに見える善人orかっこつけの善人ばかりという演出のくささがあまりにも目について、事実に集中できず。、
ただ、看護師であるシネさんが主人公を助けるた
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.7

岸井ゆきのちゃんの凄みのある目にずっと釘付けではあったけど、良く言えばすごくシンプル、悪く言えば展開に深みがなくて面白さに欠けた。

聞こえないことにスポットライトを当てすぎず、ある一人のボクサーの女
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オールド ロング ステイ(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

在日であり障害者であるという、二重のマイノリティから見えていることを、少しだけ知ることができる貴重なドキュメンタリー。ひとりひとりの語りがひたすらに続く静かな作品ですが、飽きるどころではない、本当に知>>続きを読む

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