景さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

景

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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

4.0

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軽い気持ちで見始めたらいい映画じゃないですかこれ。ティアナはしっかり者で可愛いし、楽曲もいいし、アニメーションも華やかな演出が入って見応えがあるからミュージカルパートが楽しい。ワニのルイスの動きはディ>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「おもちゃがもし持ち主である子供に飽きられたらどうするか」という問題は前作でも出ていたけど、今回は真正面から描いており、解答もパーフェクトだったと思う。話に聞いていた通りの名作でした。

といっても大
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ドラえもん のび太とアニマル惑星(1990年製作の映画)

3.0

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環境問題をテーマにしているけど、そこは上手く描かれていない(のび太のママとか)のもあって作品の面白さには繋がってないよーな……。それでも臆病になってしまうジャイアンと、猫耳をつけているのが嬉しいのかニ>>続きを読む

トッツィー(1982年製作の映画)

3.0

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ちょっとモヤモヤするところもあるし当時の価値観の違いもあるけど、基本的には安定して面白い映画でした。ダスティン・ホフマンのマイケルでいる時とドロシーでいる時との切り替えはさすがなんだけど、マイケルの友>>続きを読む

ドラえもん のび太の日本誕生(1989年製作の映画)

4.0

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子供の頃に何度も見たので思い入れもあるけど、今見ても面白かった。みんなで家出するに至るまでの序盤が面白いし(ドラえもんまでが家出を決め込むのが笑う)、太古の日本での生活にはワクワクしちゃうよな。ペガ、>>続きを読む

ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.0

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療養先で貴族の少年に心を奪われる音楽家の話ではあるけど、単純に「ゲイ映画」と呼ぶには少し違うかなと感じた。「芸術家の生み出す崇高な美」に拘る男が「生まれながらの究極の美」にねじ伏せられたというか、アッ>>続きを読む

イノセンス(2004年製作の映画)

3.0

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映像や音楽は今回も高品質だし、終盤のバトーと素子の再会は熱かったので嫌いな作品ではないんだけど、面白かったかと聞かれたら肯定はできないかな、と。前作以上に会話が回りくどく、「今は何の調査をしてるんだっ>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.0

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難解だと聞いていたのでなかなか見る気になれなかったけど、気まぐれを起こして見てみたら面白かった。いきなり映画から入ったから「ゴースト」という言葉の意味を把握するのに時間がかかったけど、「生命の本質の定>>続きを読む

荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.5

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西部劇のお約束を綺麗に取り揃えたような内容で、ストーリーも「普通に面白い」以上のものはないんだけど、主人公の名無しのガンマンの格好良さと、口笛とギターの音色が印象的なエンニオ・モリコーネの音楽が良かっ>>続きを読む

ドラえもん のび太のパラレル西遊記(1988年製作の映画)

3.0

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この映画は雑であまり好きじゃない。『ドラえもん』の映画を見ていてのび太にイライラすることはこれまでにもあったけど、今回は特に苛立たされた。前半ののび太の振る舞いのことごとくが腹立たしいし、なんか最後の>>続きを読む

オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.0

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古典的名作と名高い作品ではあるものの、制作の裏の闇深いエピソードは聞いていたし、ミュージカルがそこまで好きではないこともあり、期待しないで鑑賞したら意外にも楽しめた。ドロシーやトト(犬の演技力よ)は可>>続きを読む

パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

4.0

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続編は一作目ほどのシュールな雰囲気はなかったけど、安定して面白かった。ミミ子の状況をあっさり受け入れているおばあちゃんにも驚いたけど(というかいつお帰りになるんですか)、ミミ子たちがベッドや歯ブラシか>>続きを読む

パンダコパンダ(1972年製作の映画)

4.0

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『トトロ』の原型と言えそうな作品で、軽い気持ちで見始めたら可愛くてファンシーで不気味で想像以上に面白かった。パンちゃんで「舐めてた相手が実は殺人マシンではないけど超強いパンダでした」をやるとは思わなか>>続きを読む

タイピスト!(2012年製作の映画)

3.5

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スポ根要素も入れたフランス版『マイ・フェア・レディ』で、ストーリーは真新しいものはないけど普通に面白いし、オープニングアニメーションもファッションもネイルも可愛いので目の保養になった。タイプ音も心地良>>続きを読む

リプリー(1999年製作の映画)

3.0

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あらすじは面白いのにマット・デイモンの演じるトムが最後まで好きになれず、見終わる頃には徒労感が残ってしまった。なんか内面がよく分からんのよなトムって。息を吐くように次々と嘘を重ねていくから本心や真意が>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.5

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謎、アクション、フェミニズム、ロマンスと、それぞれの要素が上手く絡み合ってバランス良く楽しめる良質のエンタメムービーでした。前作はストーリーが今ひとつだったけど、今回は序盤こそなかなか乗れなかったもの>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かったけど、誰にも感情移入できないのでちょっと乗れなかった。私はあんまし好きじゃないかもなこの映画。コソ泥三人組は揃いも揃ってクズだし、老人のほうもクズではないけど倫理観を捨てているので共感はでき>>続きを読む

ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

3.5

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カーチェイスや爆発なども含めて派手なアクションシーンは多いし、ルパン、次元、五ェ門の仲違いのシーンはぐっと来るし、マモーも個性的な敵だし(オープニングで西村晃の名前があって驚いたけど、マモー役を怪演さ>>続きを読む

ムーラン(1998年製作の映画)

3.5

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中国を舞台にした男装主人公の成長物語で、『アナ雪』よりずっと前からディズニーはありのままでいることの大切さを描いていたのだと知った。フェミニズムにも言及されているけどムーランは性別云々以前に「自分らし>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.5

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前作もかなり面白かったけど、今回はそれ以上に楽しめた。キャラクターは立っているし謎も魅力的だし、コミカルなシーンも多く笑いのバランスも絶妙で、ミステリ抜きにしてもただただストーリーが面白い。伏線も細や>>続きを読む

スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.0

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ブラックユーモア満載で、噛み合ってるんだか噛み合ってないんだかよく分からないシュールな映画だった。要するに変な映画なんだけど私は好き。勘違いが勘違いを呼び、それが更なる勘違いを呼び、そうして復讐に次ぐ>>続きを読む

マジェスティック(2001年製作の映画)

4.0

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いい映画でした。記憶喪失という定番設定ながらも、記憶を失って別の男に間違われたまま新たな生活を送る主人公と、そんな主人公に希望を見出す町の人々との交流が丁寧に描かれているのが良かった。町の人々はみんな>>続きを読む

ドラえもん のび太と竜の騎士(1987年製作の映画)

3.5

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見やすくて安定した面白さがあって気楽に見れる『ドラえもん』の映画は、体調の悪い時に見るのにちょうどいい。特に今回は、これといった悪役の存在しない作品になっているので尚更。ゲストキャラであるバンホーさん>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ソン・ガンホが好きなのと、『Fate/Zero』の切嗣を彷彿させるようなあらすじに惹かれて鑑賞。ピンチになる要素をあれもこれもと詰め込んでいて冗長ではあったけど、概ねエンタメムービーとして楽しめました>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

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SFホラーというよりはサスペンス要素が強かったのが予想外で、でも密室サスペンスとして普通に面白かったし、クリーチャーのグロテスクな造形もちゃんと気持ち悪いのが素晴らしい(特殊メイクを担当したのが『トー>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

設定自体は面白いのに、ストーリーは凡庸な上に長すぎる。普遍的な物語を敢えて描いたのかなとは思うけど、静かに進行していくのもあってただただ画面をぼんやり眺めていた。ラストシーンにはぐっと来たし、老いても>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「公式が解釈違い」という言葉はよく使われるし私も経験があるけど、要するに「自分が気に入らない」という話だと思うんですよねだいたいは。それでも私は「自分の好みに関わらず作家が生み出したものは絶対である」>>続きを読む

楢山節考(1983年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

しんどい映画だろうなと事前に予想はしてたけど、しんどいというよりは生々しかった。極貧の山村を維持するための掟や慣習を描いており、口減らしのために赤ん坊を捨てたり老人を山に置いてきたりするのに、長男だけ>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ストレートに笑えて燃えて泣けるいい映画でした。やはり列車アクションのある映画は最高。しかしほんっとぉーにアニメシリーズの続きなのねこれ。しかも前回までのあらすじもろくに描かれないもんな。でも見終わって>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

たいへん面白かったです。旧態依然とした国粋主義の世界にエキセントリックな天才が放り込まれて世界を変えようとする、というテンプレ展開は大好物なので、櫂が敵の妨害工作にもめげず戦艦の建造計画の不正を暴いて>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

2.5

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豪華なキャストに惹かれて見たけどこれは微妙だった。キャラクターの掘り下げは浅いし、肝心のマジックが現実的でなくファンタジーなのは気にならなかったものの、単純に見ていて面白いとも思えない(ノーランの『プ>>続きを読む

トレマーズ(1990年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地中でうごめく化け物との攻防は陸上版『ジョーズ』のようで、難しいことは何もないシンプルな面白さがいい。突如襲ってくるモンスターに驚かされて、何度かビクッとさせられるのも楽しい。舞台が砂漠地帯の田舎町な>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

戦時中、日本が負けるという結果がほぼ見えている頃のジャワの俘虜収容所を舞台に日英兵士の人間模様を描くドラマなんだけど、正直キャラクターの心の機微は分かりづらく、理解できている自信はない。それでも最後は>>続きを読む

ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

舞台をニューヨークに移して豪華にはなったものの、後半の泥棒コンビとの攻防は前作の焼き直し感は否めない。ただ、今回は前作以上に殺意の高いトラップが多いのでちょーっと痛々しいな……それでもハリーとマーブは>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

キューブリックが何を思ってこの作品を撮ったのか、私にはよく分からなかった。全編に渡って会話が冗長でテンポも鈍いからか、中盤まで何度も寝そうになったし、少なくとも四度目のワクチン接種による高熱で朦朧とし>>続きを読む

トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今度はウッディがアイデンティティを揺るがされる話になっており、さらわれたウッディを助けようと向かったバズたちがアルのトイ・バーンの中で誘惑の数々にふらつきながらバタバタするところとか、ウッディが職人に>>続きを読む