macaroniさんの映画レビュー・感想・評価

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

奇天烈な世界観、少々強引な性描写、エマの怪演技、そして独創性高い美術設計で、毒気がありながらも魅入ってしまった。

週末の夜、酒を飲みながら、ひとりで観るほうがいいね。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

主人公のキャラが魅力的なので、それだけで十分。物語もすんなり楽しめる勧善懲悪モノです。

LUCY(2015年製作の映画)

2.9

人間の脳を100%使うことができたら…という少々使い古されたSF設定を、運び屋として体内に埋め込まれた合成麻薬が溶け出したら、化学変化でそんな人間になってしまった女性をヒロインにしたアクションムービー>>続きを読む

トラスト・ノー・ワン:消えた巨額仮想通貨を追え!(2022年製作の映画)

3.0

仮想通貨詐欺に遭った被害者たちが、行方不明となった詐欺の首謀者を探して、自分たちの金を奪い返そうと試みるドキュメンタリー。

誰もが思う、仮想通貨ってそもそも詐欺だよね? ババ抜きだよね? なことが根
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

ミステリー映画として、上質な時間を間違いなく過ごせる安心の作品。

ミステリーだから内容について書いては蛇足。

週末の夜、映画探しに時間を費やさず、スマホもオフにして、本作を心置きなく鑑賞してほしい
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

先にスプリットを観ておかないと面白さ半減なので注意。

超人的な要素が本当に実在するのか? という根底で構築された現実世界観の作品なので、超能力描写が巧みに抑制されており、それがかえって全編に緊張感を
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

うーん、原作を読むと評価は高くできるのか?

ナタリーの美しさ、バレリーナとしての所作、演技力が光っているものの、物語がなんだかモヤモヤして、結局なんなの?という印象をずっと持ったままラストシーンまで
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なるほど、こういう構成だったのか。情報を完全にシャットアウトしていたんで、存分に楽しめた!
でもねー、やっぱり漫画の完成度の高さを改めて実感させられました。

とはいえラストの無音シーンは、映像ならで
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

若い才能が、不自由な境遇から見出されて羽ばたく話は、とても心地良い!

聾唖一家に生まれて、自分ひとり健常者のヒロイン。歌うことが好きで、また歌声にも才能が溢れている。

しかし自分がその道を究めてい
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

4.5

驚きのドキュメンタリー。
普通の料理人がスパイとなって、北朝鮮に潜入するという、信じられないドキュメント。
経済制裁を掛けられても、なぜ北朝鮮が存続できているか、の謎が解明できる貴重な作品。

ならず
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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

家族を顧みず自由気ままで我が儘な老年の主人公が、長く経営してきた事業が時代の流れで立ち行かなくなり廃業し、家族の元に戻ることに。ところが数十年、娘とは口を聞いてもらえない冷めた関係で居場所なし。
そん
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

5.0

とても面白かった思い出とタイムパラドックスな内容だったことしか覚えていない。もう一度観たいのに、ことごとく配信される気配のない作品。
今さらDVDを借りて観るしかないのか…。

地球が静止する日(2008年製作の映画)

1.0

とてつもない駄作。キアヌが出ている作品は、マトリックス以外、なんか痛々しいんだが、脚本とか読んでいないのかね。

とにかく映画の締め方が、唐突かつ尻すぼみ感ありすぎ。撮影中に打ち切りになったんだろうか
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.2

うーん、殺害描写がなかなかグロいですが、脚本は面白い。時効成立で告白した犯人の狙いがわかるところがクライマックスだなー。本当はそのあとに更なるクライマックスが来るんだけど、ちょっと弱い印象。
ところで
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.5

福山雅治と役所広司の演技に引き込まれる作品。台詞と台詞の、間の取り方も絶妙で、じっくりと映画に没頭できる。
タイトルからのイメージで、サスペンスミステリーと思ってしまうと、大きな捻りもないので、肩透か
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シャーリーズセロンだから、なんとかもった感じ。アクションシーンはキレキレで見応え抜群ですが、不死をテーマにした壮大な世界観設定はギュッとハートを掴まれるものの、細部が少々浅くて、残念な印象は拭えず。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの田舎町で起こる静かなるサスペンスミステリーと思いきや、思いの外、侘び寂び諸行無常なヒューマンストーリーでした。
そこかしこにドンぱちと血生臭い要素が入るところはアメリカン。

最後の旅路の目
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地球が静止した日(2008年製作の映画)

-

※間違い投稿。正しくは『地球が静止する日』になります。
とてつもない駄作。キアヌが出ている作品は、マトリックス以外、なんか痛々しいんだが、脚本とか読んでいないのかね。

とにかく映画の締め方が、唐突か
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孤狼の血(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

主演の所浩二さんを筆頭に名ただたる役者たちが演じるマル暴刑事やヤクザなど、迫力ある演技で、見応えたっぷりな臨場感!

クローズのヤンキー映画でもそうなんですが、「ヤクザ」もみんなが思うヤクザの型がそも
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.0

ボストンマラソンの爆弾テロ事件という悲劇が起きたからこそ存在する映画なため、悲劇が起きる前の平和な日常から、起きる爆破事件、犯人捜索、追跡、確保と描かれていく。
エンターテイメントに寄っているため、ド
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麻薬王(2017年製作の映画)

2.5

実話なのかしら? 映像作りはしっかり作られつつも、脚本の流れが少々強引で端折りして進んでいる感じ。『仁義なき戦い』に『ブレイキング・バッド 』の麻薬製造シーンを加味して、ソンガンホの演技力で作り上げた>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ネットフリックスで全世界的に人気急上昇なんてニュースに唆されて観たら、これだよ。
ゾンビが蔓延して、ひとり団地に残された青年が生存するため閉じこもりながら、たまたま同じ団地に残された女性と手を取り合っ
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美しい湖の底(2017年製作の映画)

4.0

とある田舎町で起きたとある事件を、日時系列を逆さにして描いているサスペンス作品。
脚本の構造から、今ひとつ作品の全体像が見えないが、観続けていくと不可解だった謎が解明する構成なので終盤になると、なるほ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.5

ピチカートファイブ感のあるレトロでスタイリッシュなスパイコメディー作品。
しっかりとした脚本、隙のない映像シーン、シリアスコメディな絶妙の演技など、最高級クラス!なはずなんだけど、なんだろう、キリッと
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長い長い殺人(2007年製作の映画)

2.0

なかなか痛い脚本に感じるのだが、これは原作と比べてどうなんだろう…。登場人物の財布を擬人化して各章の導入でナレーションさせるミステリードラマって斬新すぎて観たことないわ。
さらに至る所で、登場人物たち
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

連続殺人事件の犯人を捕らえるため奔走する刑事たちだが、犯人の目星すらつけることはできない。
そこで腕利きのプロファイラー(?)で人生セミリタイヤを引っ張り出して、事件解決を目論む。

そのプロファイラ
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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

誰もが経験する家族の出会いと別れ、そして全てを包み込む家族愛の物語。
法廷モノと思って鑑賞すると、足下を掬われますよ!

積み重ねた月日を思い返し綴る家族愛の物語は、観る者の心を揺さぶるが、切なさの裏
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リンカーン弁護士(2011年製作の映画)

4.0

すんなりと面白く楽しめるサスペンス作品! 脚本も捻りが効いて、観賞後の爽快感も心地よし!
現代劇で、そこまでヒリヒリせず、適度にサスペンスのスリルを味わいながら、2時間を満足したい気分の時に、ぴったり
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メビウス(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ちょいと人間関係の把握に手こずる作品。CIA、FSB(ロシア連邦保安局、ロシアのCIAみたいなものかしら?)、ロシア富豪が絡み合うお話。

モナコ警察のフリしたFSBが、ロシア富豪を資金洗浄で捕まえた
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ミスト(2007年製作の映画)

5.0

なにひとつ語ることができないが、この映画は必ず観るべき作品。ベンチマークなんだもん。

このネット時代、一切情報を入れずに観賞できない可能性は高いけど、もしなにひとつ知らない幸運な人は、そのままの状態
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.5

うーん、むむむむ。キムタクの存在感が圧倒的過ぎて作品にのめり込めんが、その分ダレずに観賞できたのは良かった。
とはいえ原作・東野圭吾のネームバリューが観賞の支えになりました。

ホテルを舞台にしたラグ
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだろう。
脳移植、乱暴者が愛に触れる、改心と成長、テロリストから世界を救う、最後はちょっと影響は残るけど元の鞘的な結末、といったキーワードで映画作ったらこうなりましたな印象。

ケビンコスナーがゴ
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.8

トムハンクスの演技力もさることながら、犯人リーダー役のバーガッドアブディの存在感が素晴らしい。貧相な面構えで見ているものを不快にさせつつ、意外にもインテリな面も持っているキャラを見事演技して、終始ダレ>>続きを読む

13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

4.0

全編緊張感満点のノンフィクション骨太ムービー。アメリカの最新火器の威力は凄まじいものの、迫撃砲を持ち出されてしまうと、やはり厳しい。
隠密部隊だけにドローンによる救援がない、戦闘機による威嚇行為もない
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