マカ坊さんの映画レビュー・感想・評価

マカ坊

マカ坊

映画(316)
ドラマ(22)

過去を逃れて(1947年製作の映画)

3.9

第二次大戦前後に量産されたフィルムノワール。

戦場へ行ってしまった男達。

必然、労働力が足りなくなるので好むと好まざるとに関わらず女性の社会進出は進む。

戦争が終わり癒しを求め帰還した男達は「家
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

これも好きやなーやっぱり。

結局「共に生きよう」は「互いに畏れ敬いながらそれぞれの領分で生きよう」なんだなと。

大人になって見ると確かにいわゆる「大衆」というやつが全然登場しないことに気づかされ
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.9

これはサメ映画の威を借りた痛快シスターフッドムービーだ!

前作がある事も何も知らずに鑑賞したけど問題なし。
ていうかスタローンの娘さん役者デビュー作なのか!

相変わらずジャンル映画のスコアがやけに
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WAR ウォー!!(2019年製作の映画)

4.4

おもしれ〜!!

そこまで期待してなかったのもあるけどそれにしてもレベル高い!
今年日本で観れるアクション映画の中では配信なども含めて今のところダントツじゃないかこれ。

シヴァ神と同じぐらいジョン・
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.0

おもしろかった!

警察無能とか細かい部分気にしない為にも、こういういかにも「現実世界」が舞台かのような顔してくるファンタジーサスペンスは自分の中でのリアリティラインの設定を間違えないようにする事が大
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

3.9

これもまた「複雑な事柄を複雑なまま観る者に投げかけてくる映画」だった。

聖職者による児童への性的虐待というセンセーショナルな実話を、大人になった被害者達の視点で淡々とテンポよく綴っていく。

時系列
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.5

なるほどこれは前・後編合わせて観るのが正解。

「ハウス・ジャック・ビルト」観た後だとこの頃からすでに自身の倒錯性に自虐的な部分もみられたり。(オチもそうみえた)

前編のレビューで「ハーフ・オブ・イ
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

今さら自分が生まれる前の作品と知って驚き。
成人してからは初めての鑑賞かも。

今見ると環境問題にひとり向き合う少女、というのは完全にグレタ・トゥーンベリ。
子供にこういうのを背負わせるなよ、という思
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はちどり(2018年製作の映画)

-

「世の中はこういう仕組みなんだからお前は黙って従え」という棒で殴られ続けると、血は出なくとも心と背骨は歪む。

1994年の韓国で暮らす14歳の少女ウニ。
大文字の「歴史」の中に埋もれかけた小文字の「
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.3

トリアーのコメディセンスはやっぱり好きです。
これみた後だと「カンヌ出禁」という字面すらエロく感じるから大したもん。
今なら「ハーフ・オブ・イット」と合わせて観たい。

マーダー・ドライブ(2017年製作の映画)

3.0

車体と連動してけつかる元連続殺人鬼の霊のおかげで(楽しい)家族旅行が台無しに?

キャンピングカーと荒野=ブレイキンバッドという事で、明らかに意識したようなショットやタイムラプス撮影がちょろっとだけ出
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

エミリー・ブラントの顔芸、いや顔演技やっぱええなー笑
顔面アップのカットをつないでいけば大体ストーリー追えそう。

妊婦さんがいっぱい動かないといけない映画ってもう可哀想であんまり見れないけどこれは何
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.7

フランクオーシャンの「godspeed」はwavesじゃなくてこっちで流れるんかい!笑
そろそろフランクオーシャンは使用許可出す作品を絞った方がいいと思う…。

シャーリーズ・セロンの新作が配信で観れ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.9

「男らしさ」を求められる磁場から意識的に離れるようにしてきた(それが許される環境だった)こともあって、この映画で描かれるトキシック・マスキュリニティ、「有害な男性性」が及ぼす鈍い痛みの実感は個人的には>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.1

まず邦題の「透明人間」のフォントが良い!
作品のスタイルにマッチしてる。

映画の登場人物達にとって常に透明人間である我々観客。

観てるのはこっち。知ってるのはこっち。

この構造を巧みに利用した捻
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.5

ほぼ20年ぶりの劇場鑑賞。

いやーやっぱりおもしろい。

お花の間を通り抜けるシーンが綺麗で好き。
ジブリってアニメ表現がすごいのか単純に絵が魅力的なのか実はよくわからん。どっちもか。

親の負債の
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.2

アルモドバル作品を見続けてきた人にはたまらんのだろうな。

ヘロインやCTスキャンでタイムトリップするアントニオ・バンデラスの極上の眼差しと、存在そのものが極めて映画的なペネロペ・クルスの圧倒的ミュー
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.4

そうかイスラエルのホロコースト生存者の孫なのか監督…

ネオナチとレイシズム。

人物紹介とストーリーテリングの手際の良さに唖然。

映画は手段か目的か、という問いの答えはきっと「両方」なんだろうけど
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

とにかくリッチ!

これだけのメンツが集まると流石に画面が華やかなこと!

フローレンス・ピューがやっぱりちょっと頭抜けて凄いとはいえ、快活なシアーシャ・ローナンも最高やしエリザ・スカンレンの繊細な佇
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

-

2016年なのか。とにかく腰が痛そう…!

腰痛持ちからすると落ちるかどうか以前にあの体勢にされた時点で詰み。

ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

4.6

これすごい!!!

勝手に邦題をつけるなら「既知との遭遇」!

手垢だらけのジャンル映画の威を借りてこんなに野心的な事をよくも!すごい!



「パラドックスシアターアワー」なるトワイライトゾーン的な
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.3

あくまでも娯楽映画としての体裁を取りながら、複雑な状況を複雑なまま観客に放り投げてくる意欲作。まさに今の映画だ。

1ストライクでバッターアウト。どころか即退場になるかもしれない、黒人にとってのアメリ
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ハリエット(2019年製作の映画)

3.7

ホワイトハウス前の道路に黄色い文字で大きく書かれた「BLACK LIVES MATTER」。

これをニュースでみて「完全に(HBO版)ウォッチメンやん…!」と思っていたら案の定同じことを感じた人が沢
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

この世界は情報量が多すぎる。

目の前のガサツだが幼く繊細な母と、とびきりの「受信機」を持って生まれた為、ときに暴力的なまでのアウトプットが必要な心と体を備える自分。

これ以外の雑多な景色を同時に、
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.0

公開当時、これは観なければと思いながらタイミングが合わずいつのまにか終わってしまった作品だったので、4DX版で再上映と聞いて早速観てきました!

初4DX体験!!

まず本編上映前のデモプレイの段階で
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.0

映画館復活!最初の一本はこれにしました!



え、劇映画ですよねこれ…。

ってくらい「撮りたい画」と「撮るべき画」と「撮れちゃった画」のバランスと編集が凄い!ひとまずそこに感動した!




ドキ
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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

4.2

コロナの影響で新作映画が公開されない期間中、ひたすら海外のドラマシリーズを観続けた。

「ユーフォリア」「ウエストワールド」「サクセッション 」「ウォッチメン」そして「ゲームオブスローンズ」などなど…
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.2

なんとなく見始めたけどかなり面白かった!

よくあるハリウッド版ディザスタームービーを日本的に再構築するとこうなりました、的な。

無音の演出。素晴らしい。

後半のとあるシーン。直前のスローモーショ
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.3

コロナとの関連云々はとりあえず置いといて、この作品の映画としての完成度の高さにこそ注目が集まってほしい。

これだけの人物が群像劇的に描かれ、個人の葛藤や、国家・組織の対応など、大小さまざまな視点が入
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ペルドリックス(2019年製作の映画)

3.5

いかにもソフトストーリー風なルック。
でもプロットは意外にも王道というかベタというか。

いわゆる女性神話の系譜に連なる「既存のコミュニティ内での自分と、本来こうありたい、ありたかった自分との狭間で葛
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

トム「いや男の性欲ってさ…ほら…いろいろあんねん…女の人にはわからんやろうけどさ…」


ニコール「…!え…マジで…?女に性欲無いとかマジで言ってんの…!? ヤバw
めっちゃウケるんですけどwwww」
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

4.1

感染防止の観点から、あるいは倫理的な側面から、マスクをせずに外に出る事が躊躇われる今こそ見頃だろう。

端的に言えば、映画を観て「気持ちよくなりたい」人には到底お勧めできない、とても「気持ちの悪い」映
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.2

いつ死んでもいいように生きろ!

スラッシャーとループのミックスは新鮮で、根アカな主人公のキャラクターも良かった。ビッチ上等。

「恋はデジャヴ」の素晴らしさを何とか伝えたくて色んな知り合いに観てくれ
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.8

脚本以外はかなり楽しめた!
軽薄な暴力、最高。

アクションしっかりしてんなーと思ったらジョン・ウィックのチャド・スタエルスキ率いる87 Elevenが一枚噛んでるんか!どおりで!

DC作品では初の
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.5

心じゃなく体が痛い。

MCUのサノスやGOTのホワイトウォーカー、日本なら天気の子など、2010年代はエンタメの世界の中心でも、気候変動もとい気候危機がテーマになったキャラクター、作品が数多く生まれ
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リチャード・リンクレイター 職業:映画監督(2016年製作の映画)

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これまでに観た全ての映画の中で2番目に好きな「6才のボクが、大人になるまで。」の監督リチャード・リンクレイターの半生を辿ったドキュメンタリー。

今作自体は監督や関係者のインタビューや、過去作の映像な
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