やっぱ編集の人か、クロエ・ジャオ。
ザクザクと淡白だが引き締まった編集は、甘ったるい「ドラマチック演出」とは無縁。
というかそんな取り敢えず砂糖ぶっかけました、みたいな味付けが如何に素材の味を損ねる>>続きを読む
もろマグリットというか、「去年マリエンバートで」のあの有名なショットの世界というか、"整地された狂気"を伝える世界観の構築は、なるほどグラフィックデザイン学校卒という監督のキャリアが如実に反映されてい>>続きを読む
なんか懐かしくていいですね!
年に一回はこの手の作品が観たい。このくらいのクオリティで。贅沢か?
今年暫定ベスト。
必要以上に動かないカメラ。
内と外、上と下、それぞれを的確に照らすライティング。
感情に寄り過ぎない、程よく乾いた編集。
門脇麦、水原希子を筆頭に、「リアル」ではない「リアリ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
割とはっきりと凡作だった。
流石に野球シーンに絵的な説得力がなさすぎる。
いや何も本気でプロ並みの投球をしろとかそういう事を求めているわけでは勿論ない。それは無理だし、映画にそういう類の「リアル」>>続きを読む
至高の「勝手にやっとけ」映画。最高。
まくし立てられる方の顔よ。
"完璧な映画"じゃないのもキュート。
あ、でもそろそろひたすらハッピーなだけのゼンデイヤも観たいかも。
「お前は何階からこの映画を観てやがるんだ?」と問うてくる今作に対して「日本人は大体〇〇階くらいかなー」などといった呑気な感想が述べられているのを見ると流石に頭が痛くなるが、その反応はまさに"下の声は上>>続きを読む
もうあと10年は観返したくない程の傑作。
ひたいの脂汗が止まりまへんでしたよ私は。
けどほんま登場人物全員好きになれないのにここまで引き込ませるのはすげぇ。
ちょっと色々考えたい気もするけど、と>>続きを読む
「とても見応えのあるお金のかかった民放ドラマ」感…!
勉強にもなったし役者陣も軒並み良い。
ロケーション等々も贅沢。
にも関わらず「映画」としてのリッチさが足りないのは何故?絵作り?
とても良かっ>>続きを読む
これがシリーズで1番印象薄いかなー…
ハンマーの輪っかの部分が"本来の"用途で使われてたのは覚えてる。
Netflixで配信中の次作「ヘイター」でもそうだった気がするが、とにかく主人公の表情に焦点を合わせた被写界深度の浅いクローズアップが多い。
しかしカメラの近さと、対象への心理的な眼差しの近さが一致>>続きを読む
どこまでも「企業」を体現させられるトニーが、先の戦いによるPTSDに苛まれながら、一個人としてアイアンとマンの狭間でソモサンセッパする話。
テロリズムとメンタルヘルスかー…。
この辺りから少しずつ>>続きを読む
車と人生のハンドルを握って「さぁこれから」なイ・レの最後のセリフがアレなのにはちょっと首を傾げたけど、流石にレベル高いなー。
あとは過剰に湿度の高いドラマパートさえ換気してくれたら…
ドラマパートが軽くて良い。
ロシアより愛を込め帝国の逆襲ってぐらい007感とスターウォーズ感あり。
終盤はジョジョ2部のラストあたりを思い出すねんよなー
あとナタリー・ドーマーやったんやなー彼女>>続きを読む
ブラックウィドウ早く観たいー
社長はなんだかんだで自分でやるのが偉いよなー。
やっと登録されたか…!サムネは無し…
Filmarksのこういうところがなー…
あとせめて全作品撮影監督ぐらいは検索できるようにしてほしいなー…まぁいいや。
昨年最後に観た作品はこれでした。
やっ>>続きを読む
なるほどこれはプレバクラウ !
一貫してるなー…!
安易に「家族の絆」とか「思いやり」のような抽象性にフォーカスして茶を濁すのではなく、物理的な建物としての「住居」をドンと物語の真ん中に据え、まさに>>続きを読む
演出とか画面の質感とか全体的に90年代映画っぽい気がする。
エドワード・ノートンがエンドゲームに出てるの想像つかんもんなー最早。
音波攻撃のシーンは好き。
とりあえず頼んでないピザは怖くて食べれ>>続きを読む
すでにビッグリボウスキの片鱗は少しあるな。
内弁慶で調子乗ってる息子を社会に放り込んで大人にさせるっていうプロセスはもうちょい若い頃にやっといて欲しいかな?神々の時間感覚がよくわかりませんが。
人>>続きを読む
ホン・サンス作品のプロデューサーをしていたというキム・チョヒ長編初監督作品。
「はちどり」のキム・ボラと並べて賞賛する声もあるようだがそれは流石に言い過ぎか。
個人的には初期荻上直子っぽい括弧付き>>続きを読む
これまでアサイヤスのフィルモグラフィに全然アクセスしてこなかった。ので、全くの見当違いを承知で雑感。
なんかロベール・ブレッソンとかクリント・イーストウッドとか、今ならクロエ・ジャオとかが職業役者を>>続きを読む
正月休みの最終日に鑑賞。あー明日から仕事かー…!
お洒落でカラフルな部屋と洋服に囲まれた主人公ハンターを捉えるシンメトリックなカメラ。が不意に手持ち風に揺れる。
他人の価値観によってコントロール>>続きを読む
怖いものがあれば作品が書ける的なことを言っていた気がするスティーヴンキング。
今作でやっぱ1番怖いのは馬鹿でかいトラックばっか通るあの道路。
あの環境で子育ては怖すぎる!
子供が危険に晒されるの>>続きを読む
社会福祉について語る若者がホームレスの臭いにたじろぐ冒頭からして「イヤな映画」感が…!
アニメならではの表現というのがそもそもどういうものなのかよく知らないけど、カメラの位置や編集などは割と実写映画>>続きを読む
笑っちゃうほど面白い。
神の視点で世界を見渡すことが限りなく容易になった2020年現在における「観光映画」の極北。
この映画は一体私をどこへ連れて行こうとしているのか、という期待と不安が終始脳髄を>>続きを読む
もう号泣!!!!
今年最も優しく正しい…!!
なぜ映画は今日も観られ続けるのか、なぜ音楽は明日も聴き続けられるのか。
それはそうした表現の数々が、1人の天才の霊験あらたかなマジカルタクトによって>>続きを読む
2011年製作のイギリス・プエルトリコ共作映画「TheCaller (邦題:恐怖ノ黒電話)」をベースに、今作が長編初となるイ・チュンヒョン監督がメガホンを取ったSFサイコスリラー。
監督1990年生ま>>続きを読む
これは終盤泣いたなー。
たまに映画館で冒頭5分ぐらい経ってから入ってくるお客さんおるけど意味ないやろと思う、こういう作品観ると特に…。
しかし度胸ある撮影と編集。そらみんなA24で撮りたくなるよな>>続きを読む
自分の中で4.5というのはすごく高評価なんですが、これ別にテーマについての評価じゃないですからね。映画としての正直な反応なので。そこのところはっきりさせとかないと。誰に言い訳してるのかわからないですけ>>続きを読む
エロイーズとおんなじ表情しながら涙ポロポロ…。。。
大傑作。。
主演の2人はもちろん、撮影・脚本&監督も女性という、貫徹された「女の眼差し」の交点に浮かび上がる、愛と思い出の物語。
映画を観たので>>続きを読む
観よう観ようと先延ばしにしてたコブラ会の予習。
改めて観るとダニエルさん思ってたよりいじめられっ子マインドじゃなかった!子供の頃の記憶あてにならんなー…!もっとメソメソキャラのイメージやった。女の子>>続きを読む
傑作アクションコメディ。
こないだ何となく観直した「ミッションインポッシブル2」の何倍もアクション映画だった。
キャラと固有名詞の紹介を織り交ぜながら超ハイスピードで交わされる言葉と視線のやり取り>>続きを読む
「映画の映画による映画の(未来の)為の映画」
縦にも横にもスーパーハイコンテクストなキメラ作品で正直まだまだ未消化なのでひとまずのスコア。
しかしすごいものを観た…!この感覚は久しぶり…!
約80>>続きを読む
久しぶりに観直したら流石にいろいろキツいなこれ…笑
楽しいのは楽しいけど!
良くも悪くもジョン・ウー感満載。
当時はこの座組が正解やったんかなー…
撮影、編集、演出、劇伴、どれをとってもコテコ>>続きを読む
「マンク」へ向けて改めて。
映画史上最高の映画は今見るとすごく「普通」で、だからこそ「異常」。
1941年の映画が今の感覚で普通に観れるって何?
やっぱり撮影と編集で語ってこそ「映画」ということ>>続きを読む
バイデンが勝つことを見越しての公開タイミング?
「先に進む事は見捨てる事ではないんだよ。」
と諭されるアメリカの"敗れた"白人達。
映画としては全然悪くないけど特別良くもない感じ。
テーマ的>>続きを読む