U2さんの映画レビュー・感想・評価

U2

U2

映画(240)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

10年内で3度目の鑑賞。美しく儚いSF作品。

近未来風なロケーションを使っているのに、どこかローテク感、70年代感が漂うのが興味深い。

最も好きな映画のひとつ。

オータム・イン・ニューヨーク(2000年製作の映画)

1.9

プレイボーイというより異常性欲者と、小娘過ぎる薄命の美女の物語。
離別していた隠し子にも色目を使ったり、諸々手伝わせたり。素直に美しい物語としては飲み込めない。

ただ、画はとても美しい。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.0

クエンティン・タランティーノらしいと言うべきか、ハーヴェイ・カイテルらしいと言うか。
過激に描いたシットコム的な作品。

予告とかでアクションや暴力的な展開を期待したら負けで、基本は舞台やシットコム。
>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.1

このタイプの家族再生と、不器用でいびつな仲間大集合モノは初めて。
とにかくバランス感覚がよく、シビアな出来事とハートウォーミングかと思えばコメディ。そうかと思えばガンファイトやギーク大活躍と目まぐるし
>>続きを読む

ホワット・ライズ・ビニース(2000年製作の映画)

1.9

午後ロー
心霊ものとサイコスリラーを掛け合わせたやり口はともかく、創意工夫を感じるのはラストの30分だけで急にカメラワークまでやる気を見せる謎仕様。伏線含めて前半はなんだったんだろう。
この時代のハリ
>>続きを読む

ザ・マウンテン 決死のサバイバル21日間(2017年製作の映画)

1.7

午後ロー

エルバ兄貴は変わらずで医療の心得があるとか最強。かたやカメラマン女性は…とんでも。

災害にあうにもパートナーに恵まれなければ更なる災難と言えるだろう。

素晴らしい雪山の映像に比べて、前
>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.0

何を言う事ないひたすらに人物描写が上手い名作。

主演のジャック・ニコルソンは、まるで彼がそんな人物かのように思えるほどの演技が怪演とも言えるかも。

ただ90年代の作品ゆえに長い。
ポジティブに言え
>>続きを読む

悪の法則(2013年製作の映画)

1.9

午後ロー。
かなりカットされている気配があり、ストーリーが掴みきれなかった。
主人公だけの視点ではなく、脇を固めている豪華な役者での多視点なのでなおさらか。

それでもただひたすらにクールで残忍な世界
>>続きを読む

パワー・ゲーム(2013年製作の映画)

1.7

坊主頭のハリソン・フォードは希少だがほぼカメオ出演に近い。

ストーリーは企業スパイとして翻弄される若者の痛快逆転ドラマみたいなものだがティーン向けな印象。
古くは「ウォール街」ほどのシリアスさもなく
>>続きを読む

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

1.7

なんのひねりも無いストーリーだが、ハンドカメラ的な映像とCGの按配で、なかなかの迫力。B級以上、名作未満の午後ローで観れるくらいの丁度良い作品。

アオラレ(2020年製作の映画)

2.7

午後ロー。
暴走、狂気のデブラッシー。
この手の逆恨みドライバーの逆襲って、近年だと「チェンジング・レーン」など良いけれど復讐が大人しすぎな作品が多い中、容赦ない暴力描写がピリついてて良い。
サイコな
>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.0

小説を読んでいるかのようなストーリー展開。登場人物の魅力も相まってなかなかクセ強なはずなんだけど、サラッとラストまで観終えることが出来るのは監督の力か。邦画はこれくらいがとても良い。

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

1.6

ノスタル爺。
この歳で映画を撮り続け、ましてや主役を演じるとは。

数年前にイーストウッドが好演していた「運び屋」の脚本ニック・シェイクが本作にも参加している割に、劇中のイベントが月並みだったのは残念
>>続きを読む

ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.1

劇伴とラストシーンが秀逸なサスペンス。
主人公はユアン・マクレガーじゃないと駄目だっただろう。やはりピアーズ・ブロスナンにはスーツが似合う。などなど色々バランスが素晴らしく、秋の夜長に観たい一作。

コード211(2018年製作の映画)

-

午後ロー。
ストーリーはあくまでオマケ!とはかりに銃撃戦振り切ってるけれど、肝心の銃撃戦もダラダラ。何を観たら良いのか分からない作品。

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

1.3

スタイリッシュ〝風〟B級女性版ジョン・ウィック。

肝心のガンアクションがもったりしてるのと、ストーリーの進行が出来事ではなく、背景や流れを説明してくれるセリフでしか進まないのでストレスがすごい。脚本
>>続きを読む

フライト(2012年製作の映画)

2.0

午後ロー。

アル中のヒーローはどうするのか?と言う着眼点は面白かったが、その葛藤を受け止めたり見限る人たちの描写が弱く、サラッとした印象になっていた。
逆にしっかり描かれたら重すぎたんだろうけれど。
>>続きを読む

モ’・ベター・ブルース(1990年製作の映画)

3.0

実に良い音。
デンゼル・ワシントンのトランペットの当て振りは迫真に迫るし、ダサラップはご愛嬌として劇中曲も素晴らしい。
ウェズリー・スナイプスとの共演も見どころかと思いきや、彼は単なるライバルとしてし
>>続きを読む

ブラッド・ワーク(2002年製作の映画)

2.5

マイケル・コナリーの原作との違いがあるから、そこを知らないと単なる爺さん大活躍な変な作品に見えるだろう。

特に主人公の設定。
壮年〜中年で心臓のハンデゆえに思うように動けない葛藤がベースとなっている
>>続きを読む

ワールド・トレード・センター(2006年製作の映画)

1.0

ほぼ全編と言っていいくらい閉じ込められた状況下の2人の葛藤で終始するから、リアリティはあっても作品として楽しめるものではなかった。
ただ事実を元にしている物語だけに、あの日アメリカでは多くの人々が感じ
>>続きを読む

カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

5.0

小説よりも奇なホテル史をスタイリッシュなドキュメンタリーテイストで美しく描いた、粋と歴史が詰まった名作。
70、80〜90のアメリカンカルチャー史好きなら必見。

何でもないウィークデー、予定のない休
>>続きを読む

MEMORIES(1995年製作の映画)

3.9

星新一のSF短編を大友克洋の超絶技巧な画で再現したような作品。
各話のぶっ飛んだ設定を本気の画力で映像化するもんだからついつい見入ってしまう。

スティルウォーター(2021年製作の映画)

4.0

良い。実にいい。
せっかくフランスを舞台にしているのに後半まで美しい景色など出てこないし、主人公の娘が容姿美麗でもなくいかにも典型的なアメリカ人だし、ものすごく現実的。
登場人物に甘くない脚本は見事。
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

SF映画の金字塔現る。
設定の良さもあるけど、伏線が生きまくるストーリーで割と長いが最後まで楽しめる。
意外と効いたのがドロイドの声。
淡々としているようで感情が豊か、ラストに向かってどんどん移入して
>>続きを読む

コードネーム:ストラットン(2017年製作の映画)

2.0

ほとんど前段もなく特殊ミッションと弔い合戦が始まるシンプル構造。映像見てれば言語すら不要なくらい予想のつくストーリー。

途中それっぽく装飾しようと説明や会議シーンが入るけど、いっそそれも端折って良か
>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

2.0

午後ロー

82年当時の特撮と考えると異生物の出来栄えが良い。
互いを疑い合う描写の浅さやカメラワークの不自由さも当時のクオリティなので、何を求めて観るかによって評価は変わる。
懐古という意味では良作
>>続きを読む

トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

1.5

豪華出演者を最大限にくだらなく使った娯楽作。
ストーリーや出来栄え云々より、中心にベン・スティラーを据えたコメディと言う時点でいつも通りとてもつまらなく仕上がっている。
彼は真面目な作品だと素晴らしい
>>続きを読む

リオの男(1964年製作の映画)

2.0

確かにインディ・ジョーンズに多大な影響を与えている設定やコミカルなアクションシーンと、現代では再現不可能な見ていてヒヤヒヤするスタントなど、興味深く観ることができた。

ただストーリーはシンプルなので
>>続きを読む

デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

1.5

午後ロー

月並みな復讐劇にブルースウィリスを配役、メイン曲はAC/DCとか。
ベタすぎて逆にある程度観るに耐えるから不思議な作品。

割と重要な酒屋のシーンで発動するピタゴラスイッチはちょっと笑った
>>続きを読む

ポセイドン(2006年製作の映画)

1.9

午後ローで2度目。

リーダーすぎるおとんと居なくなりすぎる子供と勇者すぎる兄さんとパニックすぎる女子と助かりすぎるお爺。

ポセイドンアドベンチャーのリメイク作。
オリジナルも4、5回見ているが、オ
>>続きを読む

氷の接吻(1999年製作の映画)

-

午後ロー

ユアンマクレガー演じる調査員のサイコ叙情的横恋慕、といったところだが支離滅裂。
ストーリーより芸術性を楽しもうにも作品の質感もいまひとつ。

これを観るなら他の映画を選んだ方が確実に正解。

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

2.7

石油掘削ベースの噴出火災事故。
近年観たディザスター映画の中でも段違いの迫力。これが実話ベースと言う話だけれど、とんでもない恐怖の中に叩き落とされたんだろう。

実話ゆえにハッピーエンドはなく、同じよ
>>続きを読む

6デイズ/7ナイツ(1998年製作の映画)

2.1

午後ロー

全てが予定調和のチープなストーリー。あまりのバカバカしさゆえに、安心してハリソンフォードを鑑賞できるのでok。

FRIENDSのデヴィッド〝ロス〟シュワイマーも安定のキャラを好演している
>>続きを読む

バンディッツ(2001年製作の映画)

2.0

午後ロー
‘00の「隣のヒットマン」「アンブレイカブル」に続き本作、ブルースウィリスが良かった最後の時期なのでは。これ以降はチョイ役でB級に出まくる暗黒期。

劇場で字幕で観た時は掛け合いや言い回しが
>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

2.4

万人受けの王道で良い物語なんだけど、一番肝心の演奏シーン全部、キーラ・ナイトレイのギターの当て振りが下手。
マーク・ラファエロとの出会いのシーンですら手元を写していない。演奏シーンがファッションのよう
>>続きを読む

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

1.8

痛快アクションコメディと言ったジャンルだろうが、ライアン・レイノルズのアクションシーンが安っぽい。サミュエルLジャクソンが下品なだけでオシャレじゃない。モーガン・フリーマンはなんでこんなB級に出たの?>>続きを読む

>|