AAAさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.4

天変地異によって文明が崩壊するやつストレス解消になるから好き。

2012みたいに完全な天災のみによって崩壊が見たかったというのはあるにせよ、やりすぎ都市伝説みたいでこれはこれで良かったと思う。

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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.5

仮面を剥いで、実は女でしたというのがお決まりになってきているキングダム。

1で長澤まさみは山の民の長として、秦国に力を貸す、借りを返すという部分が描かれて、彼女の感情的な部分はあまり見えてこなかった
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.7

女でも子供でもない儚く有限な美しさを愛してしまった愚かな母親とそれに振り回された女の子の話。

ヴィオレッタが保守的なバアバといるよりも、魅惑的な芸術や大人の世界に引き込まれていく様が痛々しかった。
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.9

4K版があったので再見。

1995年の香港は湿気にまみれていて、立っているだけで汗ばんできそうな気候をしていてクーラーの効いた部屋で観るには最高だった。

金城武のパインを30缶食べて、水分を蒸発さ
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.9

スカヨハとボノを取るか悩んだ挙句、長澤まさみと稲葉さんを取った。

でも最後はやっぱりU2なので字幕版でないとご本人登場感は薄いと思う。

まだまだ続編いけるんじゃないかと思わされるやり方だけど、ポー
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ラブ&ピース(2015年製作の映画)

3.5

震災以降の園子温はちょっとどうかしちゃった感じがあるけど、あの出来事以降一貫しているラブアンドピースがそのまま形になった感じ。

詰め込みすぎて何が何だかだけど、トイストーリー部分は西田敏行がいてくれ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.9

公開した時に観に行った覚えがあったけど、毎日を繰り返してるなーとなんとなく日々への不満が溜まっている今の自分にちょうど良い映画だった。

同じ描写を積み重ねることで見えてくる生活と空気がとても居心地良
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のだめカンタービレ 最終楽章 前編(2009年製作の映画)

3.6

王道のクラシック音楽で彩られ、それがコメディと相まってのだめでしか観た事ない雰囲気が出ている。ドラマもかつて一生懸命観ていた覚えがある。

本作も中学か高校生のとき映画館に観に行った。

しかしながら
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鶴美さんのメリバ講座(2022年製作の映画)

3.0

美男美女しかいない学校で巻き起こる少女漫画みたいな話。

映画館で観るにはキツすぎるノリと編集だけど、ネット媒体で観るドラマとしては世界観もよく出来ている。

終わった風の終わり方だった。

呪詛(2022年製作の映画)

3.6

冒頭の部屋での長回しが秀逸で震え上がり、この作品への期待度がめちゃくちゃ上がった。

けれども、ドキュメンタリー風に撮っているからこその、この映像はそもそも誰が編集しているんだ?という、リアルを追い求
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.5

特撮の根強いファンや概念と三木聡がとことん合わなかった結果な気がする。

2022年最悪の映画というレッテルのお陰でかなり有名になり、それに付随する宣伝の巧妙さも相まって、なんか変な数字の取り方をした
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X エックス(2022年製作の映画)

3.6

「ブギーナイツ」を彷彿とさせる自主映画ポルノの撮影隊と、不気味な老夫婦の対極的な構造から幕を開ける本作。

超常現象や、心霊といった目に見えないものではなく、「人間」という最も不可解で恐ろしいものがや
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スチュアート・リトル(1999年製作の映画)

3.6

リトル家は最高、リトル家に乾杯。

資本主義アメリカ合衆国理想の家族が繰り広げる道徳心活劇。
白人しか出てこないし、スチュアートとスノウベルもみんな白い。

子供の頃めっちゃ観た記憶がある。
吹き替え
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キングダム(2019年製作の映画)

3.4

金ローで観た。

東宝の超大作として、「進撃の巨人」と命運を分けたイメージがある。

脇役も主役級のキャストが名を連ね、アクションやCGもたくさん使用している所は同じだろうけど、なんとなくキングダムは
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速水早苗は一足遅い(2022年製作の映画)

2.8

一足遅いというコンプレックスと向き合い、結局人生なるようになるという話。

道徳心を重んじた作品に感じて、新たな発見も特にはなかった。

パワハラ部長のキャラクターが良くも悪くも印象に残った。

トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.7

村上春樹、妻の喪失、西島秀俊と「ドライブマイカー」に通ずる要素が多くあった。

妻の遺した大量の洋服と父の遺した大量のレコード。
それらを処分しても彼らから逃れる事は出来ずに、喪失と向き合い続けるしか
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まんたろうのラジオ体操(2022年製作の映画)

3.2

きっと実体験が元になっているのだろうと理解は出来るものの、この尺のフィクションで選ぶ題材としては抱え込む傷が弱く浅い感じがしてしまった。

ドキュメンタリーで数多く見てきた過酷労働に対してフィクション
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瑠璃とカラス(2022年製作の映画)

3.5

漫才を描く映画のツッコミキャラクターは行動描写をセリフで言わなければいけないジレンマが映画的表現と相反する所で存在している気がした。

ツッコミだから仕方ないけどそれを映画で見るとセリフで全部言っちゃ
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.7

伊藤淳史の人柄が滲み出る
なんでも肯定してくれる先生だった。

ドラゴン桜みたいな受験の人生逆転は観ていて気持ちが良いので好き。

欲を言うと金髪にミニスカートのギャルのまま受験に挑んでほしかった。
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.1

久しぶりに物語じゃなくて、出てきたあのキャラクターたち良かったなーとか躍動してたなーとか思い返しながら映画館を出た。

70年代のアメリカという生地にいろんな登場人物が乗っかって、エピソードもそれぞれ
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.6

80年、90年代の洋画を吹き替えで見るのがすごく好き。
なんでかめちゃくちゃ感情移入してしまう。
なので本作も吹き替えで見ることをおすすめします。

野球の神様が出てきます。

ピンポン(2002年製作の映画)

3.8

クドカンが脚本書いた事で知られている作品だけど、この映画が持つリズムとか何よりスーパーカーのサントラが良すぎて、映画として好き。

でも、握り方から教えてくれろとか、そこんとこよろしくとかセリフに散り
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.6

冒頭の雨降る韓国の田舎町にソン・ガンホで「パラサイト」を彷彿としたと思いきや、得意の擬似家族が発生し、「東京ゴッドファーザーズ」的な関係性が出来上がった。

今まで「生まれてくれてありがとう」とここま
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.9

この作品を受け入れるのに自分は時間がかかってしまった。

というのも、人間なら死んではいけないと言ったような当たり前に存在する正義の価値観がおもちゃにとっては持ち主に遊んでもらうという事でこれまでの物
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それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.3

当時のスカヨハはアメリカの金髪セクシーインテリを極めた風貌をしていて、それだけで見ていられる。

作中の芸術お化けのペネロペ・クルスが面白すぎる。

でもなんかウディ・アレンもヨーロッパ回ってるしスペ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

字幕が出ているはずなのに言葉がほとんど理解できないから、なんかわかってる感じで話が進んでいく。

母と子が冒険する構造はなんか終始ゾワゾワする変な感じが付き纏って、それがこの映画のダークで変態的な魅力
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

メメントと同じ構造をした作品。

2人の芝居で引き込んで誰もがちょっと思い出す仕組みになっているのすごい。

伊藤沙莉ばかりを追ってしまって、2人の恋愛映画なのに彼女が主人公なのではないかとすら錯覚し
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.6

異常に歪んだ性愛はもはや洗脳。

好きかどうかもわからない、好きでいる事が好きで、積み重ねた日常が歴史になって人をつくっていった感じ。

花食いながら海で暴れ回る池松壮亮はカラックスのドニ・ラヴァンみ
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.9

何も言う事なしの最高の一本。
これから死ぬまで何回も観ると思う。

ロッツォ・バグベアは映画史に残る最大の悪。

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

3.7

NWAを知らなかったけど、曲はなんとなく聞いたことあるやつだった。

まさにギャングスタラップ版の「ウルフオブウォール・ストリート」で、金、女、契約、裏切りの応酬だった。

再結成が観たかった。

ハッピーフライト(2008年製作の映画)

3.7

行って帰ってくるという映画の王道を行く全くハッピーじゃないフライトの話。

またもお馴染みのメンバーが繰り広げるコメディ作品だが、竹中直人の出番が酷すぎて笑った。

実はホノルルにも着いてないので、ハ
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ロボジー(2011年製作の映画)

3.7

ミッキーカーチスが主演と非常にとんがっていて、
老人が主演を務める映画はヒットしないというジンクスを覆した作品。

アルタミラ作品のいつものメンバーが、特に意味もなくアベンジャーズみたいにちょいちょい
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.5

憑依したい相手とのシンクロを描いた作品。

風呂の中に亀がいたり、頭にオイルを塗る寄りだったり、窓ガラスに残ったキスマークだったり、さりげない場所に少女たちが醸し出す大人になりきれないメタファーのフェ
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千年女優(2001年製作の映画)

3.8

原節子や高峰秀子を彷彿とさせる千代子の現実なのか映画なのかわからない空想奇譚が繰り広げられる。

幾重にも重なるイメージが記憶の曖昧さを物語っていて、観ているこっちも途中から単なる昔話であることを忘れ
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

3.5

「誰も知らない」の柳楽優弥のような少年が解体が決まった団地で1人粘り続ける話。

パリ郊外にロシア人宇宙飛行士のガガーリンの名をとった団地がある事もなんか変だし、その団地を改造して宇宙船の一部みたいに
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

冒頭のテーマソングと共に空へと飛び立つエンジン音を聞いた時に、シンプルに鳥肌がたった。

トムクルーズの組織からは煙たがられているけど、能力が凄すぎて頼らざるを得ないというアメリカ人が求める完璧なヒー
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