こまちさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

こまち

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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.4

1970年代
アメリカンニューシネマ
時代の空気
荒廃、無気力、反体制、憤り

私の中では、Green Dayの「Basket Case」とかサリンジャーの「Catcher in the Rye」とか
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画への愛がいっぱいに詰まってる!
「俺は!これが!すき!なん!だーーー!!!」っていう感じ。

鮮やかな原色カラーのドレスをひらめかせ歌い踊るヒロインたち。楽しくならずにいられない。これぞまさにミュ
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.6

あんまり期待せずに観に行ったら、面白かった。
ちゃんと面白かった。結構面白かった。

確かに、エピソード3とエピソード4の間って結構な空白がある。
その空白をこんな壮大なドラマで埋めてしまえるなんて!
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青い春(2001年製作の映画)

3.2

松田龍平、わっか!!!
どことなくロバート・パティンソンっぽさを感じてしまうのは、私だけ?

松本大洋はやっぱりエッジが効いてる。
青い春の苦々しさ、痛々しさが胸に突き刺さる。

青木がいじらしくて仕
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.8

3時間弱の長尺を、長いと感じなかった。もちろん観終わったときにはグッタリ疲れていたけれど、それは退屈とか苦痛からくる疲れではなかった。

遠藤周作の原作もとてもドラマチックな作品だと思うけれど、それ以
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

夜の街には不思議な雰囲気がある。
何か特別なことが起こりそうな、何にも起こらなさそうな。静かな夜の街をタクシーが走る。誰もいないワクワクと、誰もいない寂しさ。

ちびたタバコを吸いながら将来の夢を語っ
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ポカホンタス(1995年製作の映画)

3.4

ディズニーのヒロインの中で、ポカホンタスが一番すきだ。
気高く美しく、強い意志と勇気がある。
反面、ジョン・スミスにはあまり魅力を感じない。
ジョン・スミスの一体どこを気に入ったの、ポカホンタス。
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ニュームーン トワイライト・サーガ(2009年製作の映画)

2.9

ベラ、めんどくさい女やな!
別れた男に会いたいがゆえにムチャしまくるなんて、メンがヘラってるぞ!

ジェイコブのザ☆噛ませ犬っぷりが最早清々しい。
なんでそんなにエドワードがいいの?!
ジェイコブも良
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鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

5.0

我が家にとうとうプロジェクターが導入されました!
テレビを持ってなくて、ずっと今まで小さなノートパソコンの画面で映画を観ていたのが、ここにきてステップアップ!
充実したムービーライフ送っちゃうぞ~~~
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.3

安心して観ていられるサクセスムービー。

ローラが可愛くてかっこいい。
ウィッグをつけてお化粧もキメてヒールの高い靴を履いたときのローラは、自信に溢れていて挑発的ですっごくかっこいい。
だけど、お化粧
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GO(2001年製作の映画)

4.0

「名前ってなに?バラと呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま。」

亡き親友が本に残した印。静かに涙を落す杉原の思いが、深く伝わるシーンだった。ジョンイルが杉原にとってどんな存在だった
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マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

3.2

景色やお料理がカラフルできれい。さすがヨーロッパ。
マルグリットの、可愛いワンピース1枚をサラッと着て自転車を漕ぐ姿や、髪をいつもおしゃれなスカーフでまとめるスタイルがいかにも”フランス娘”でとっても
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トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

3.0

心をティーンにして観る映画。

転校先の学校でミステリアスな美青年(実はヴァンパイア☆)に見初められ、禁断の恋に落ちるなんて……私の中の中二女子が刺激されちゃう!
めっちゃ強い☆クールなイケメンに私も
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

広島の原爆の映画なんだけれど、「広島の原爆の映画」と聞いたときに想像するような、暗くて重たい陰惨なものではない。
ごく普通の、絵を描くのがすきな女性の人生の話だ。厳格なお兄ちゃんと仲良しの妹がいて、す
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.9

すごく面白かった。
ジュディはキュートだしニックはちょいワルでかっこいい。
動物たちをコミカルに、チャーミングに描くのはさすがディズニー。ナマケモノとか、普通に笑った。

驚いたのは、こんなにチャーミ
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ブルーム・オブ・イエスタディ(2016年製作の映画)

3.2

東京国際映画祭グランプリ上映。

主人公二人が苛烈すぎて、私にはちょっと理解しがたかった。でもそんな二人だからこそ惹かれ合うんだろう。

ナチスの話と二人のそれぞれのトラウマの関連性が、わかりにくかっ
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.0

何だこのイケキツネは、まるでジョージ・クルーニーみたいなやつだな……と思って観てたら、ほんとにジョージ・クルーニーだった。笑
声だけでこんなにスタイリッシュな男前演じられるなんて、ジョージ・クルーニー
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転々(2007年製作の映画)

3.1

うんうん、オダギリジョーはやっぱり、大学8年生で借金抱えてるよね……いいぞいいぞ……それでこそオダギリジョーだ。

借金抱えてる大学8年生の話なのに、あんまり陰気な感じはない。むしろちょっと温かいよう
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スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

4.0

青春時代を一緒に過ごしたルームメイトは、家族でも友達でもない。ルームメイト。
一緒に過ごした時間がどんなに短くても、「家族」とか「友達」とかいう言葉では言い表せない、特別な関係がうまれる。

たれ目で
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.9

ウェス・アンダーソン作品の女の子は笑わない。ニコリともせずに煙草を吸って、男の子を魅了する。

テネンバウム家の長女・マーゴもそんな女の子。何とも情緒不安定そうな雰囲気を漂わせていて、実際にいたら絶対
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美しいひと(2008年製作の映画)

3.7

美しいひと=レア・セドゥの美しさに圧倒された。
ブルネットのレア・セドゥ、めっっっちゃくちゃかわいいな!ミステリアスな転校生の美少女役がハマりまくってた。

ジュニーの考えてることは正直よくわからない
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

3.4

青春。
イタリア人に憧れ、自転車の練習に打ち込むデイヴの無邪気さ、ひたむきさが眩しい。能天気な彼にイライラ・やきもきしていた両親がレースに出場する息子を応援する姿が微笑ましかった。
最後のお父さんの表
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.2

何だかとても口当たりの良い、ポップな映画。
色々と丸く収まる展開があまりに「優等生」すぎて、あんまり響かなかった……期待値が高すぎたのかもしれない。
何ていうか、「ONCE」に感じた「生活の温度」とか
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

4.0

グルーヴィ!

ずっと気になってた映画、観た正直な感想は「何だかよく解らなかった」。
でもなんかすき!笑

ドックは一体何のためにこんなに奔走してたんだっけ?よく解らなかったけど、解らなくても退屈しな
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

あんまり大きな声でいえないんですが、私、新海誠さん作品、苦手です……うっ、ごめんなさい……。

確かにすごく綺麗だし誰も傷付けないし、健全ですごくよくできた映画なんだろうけど…。
でも、そういう「誰も
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.1

完成披露試写会。

西川監督いわく、「取り返しのつかない別れを経験した人が、その後の長く退屈な日々をどう生きていくのか、を描きたかった」とのこと。

家族との唐突な別れを経験した衣笠幸夫と大宮陽一は、
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白い帽子の女(2015年製作の映画)

3.2

アンジェリーナ・ジョリーの出演作って、「アンジェリーナ・ジョリーの出演作」以上の魅力がないものが多いように感じていた。それだけ存在感のある女優ということか。
この作品も確かにアンジーの存在感ハンパない
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裏窓(1954年製作の映画)

3.5

窓枠というフレームから覗き見る他人の生活はなんだか人形劇のよう。ちっちゃくて可愛くて現実味がない。
だからなのか、ずっと窓枠の向こう側の存在だったソーワルド氏がジェフのアパートにやって来るシーンでは恐
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.3

家庭で作ったお弁当の配達ビジネスがあるということがまず驚き。
調べてみたら、このお弁当配達ビジネスは「ダッバーワーラー」と呼ばれるもので、100年以上の伝統があるという。
キビキビ動く配達人たちが、車
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.6

クリスタのことが一番気になる。
愛情と裏切りの間を揺れ動いた人だから。ヴィースラー大尉やゲオルク・ドライマンも魅力的な登場人物ではあるけど、彼らには決断力や行動力がある。保身に走るような人間じゃない。
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.6

英語全然聞き取れない。イギリスの北部訛りらしい。

ビリー・エリオットのひたむきさ、かわいらしさが、ストライキに燃える労働者たちの荒涼とした雰囲気の中で救いだった。
何だか粗雑な感じのお父さんやお兄ち
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

映画というより、「音声、ストーリー付きの動く画集」という感じ。それぐらい風景がきれいで思わず見いってしまう。画面から初夏の雨の香りが匂い立つようだ。

ストーリーは正直めっちゃお粗末だと思う。純朴な青
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大・興・奮!!!2回観ました。
1回目はゴジラのあまりの最恐っぷりに終始口は半開き、圧倒されっぱなしだった。
2回目にやっと少し落ち着いて観ることができた。2回観てもやっぱり面白かった。

・ミサイル
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.3

あっ、ウェス・アンダーソンってこんな感じだった…そうそう…ってなる。
何だろう、人形劇を見てるような気持ちになる。妙に現実離れして、フワフワする。

ピアスのシーン、痛い。ヒリヒリする。
でもその"ヒ
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