Yoshishunさんの映画レビュー・感想・評価

Yoshishun

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ナインハーフ(1985年製作の映画)

3.3

短評

ミッキー・ロークとキム・ベイシンガーが共演の官能ドラマ。米国では最も情熱的な性交シーンとして話題をさらった。

最初は『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のようなSMプレイものかと思ったが、
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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.7

短評

塚本晋也監督メジャー2作目は、諸星大二郎による原作を大胆に改変したジュブナイルホラー。
かつて厄災をもたらした伝説の妖怪ヒルコを封印するため、考古学者と友人の息子がキンチョール活用して立ち向か
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

短評

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の出世作。
中等を舞台に、母の謎の遺言を頼りに、姉弟は全く知らない父と兄を探すことになるが、そこには衝撃の真実が待ち受けていた‥‥。

ミステリー性の強い作品だが、根底
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

“序章としてパワー不足”

あのホラー映画の金字塔『エクソシスト』を、リブート版『ハロウィン』3部作のデヴィッド・ゴードン・グリーン監督とブラムハウス・プロダクションズが手掛ける。このニュースが流れた
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.3

短評

やってることが同じな続編。
1作目は超えられないジンクスは本シリーズも該当してしまうとは。

前作から5年後という設定は公開時リアルタイムで実感させるためのものだったが、前作での大活躍とは裏腹
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スパイキッズ:アルマゲドン(2023年製作の映画)

1.5

“ゲームキッズとステューピッドアダルツ(馬鹿な大人達)”

シリーズ全作を手掛けてきたロバート・ロドリゲス監督が、今度はNetflixという場で名作スパイ映画『スパイキッズ』を復活させた!1作目は小さ
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(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

“天下取りに必要なもの”

『レジェンド&バタフライ』『どうする家康』と謎の本能寺の変ブームとなった2023年。そのトリを飾るとでも言うべきか、6年ぶりの北野武監督最新作『首』である。本作はコロナ前に
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.2

短評

月曜から夜ふかし、秘密のケンミンSHOWなど県同士の言い争いを長編映画にしたようなローカルムービー。
ローカルネタてんこ盛りながらも、県の有名人対決含め不謹慎、失礼なネタもありそこは笑処。
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

“あくまでラブストーリー”

北野武監督最新作『首』、NHK大河ドラマ『どうする家康』、そして本作と今年は謎の本能寺の変イヤーとなった。その1本目を飾ったのが、木村拓哉と綾瀬はるかが豪華共演した本作と
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プロジェクトX トラクション(2023年製作の映画)

3.4

短評

ジャッキー・チェン×ジョン・シナがタッグを組んで犯罪集団を蹴散らすアクション。タイトルに『プロジェクトX』とあるが、勿論本家シリーズとは全く無関係である。

ジャッキー・チェンも撮影当時60後
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フランケンシュタインの花嫁(1935年製作の映画)

3.6

短評

花嫁はラスト10分しか出てこない、ユニバーサルモンスター映画『フランケンシュタイン』の続編。前作で研究所ごと燃やし尽くされ、運良く生き延びていた怪物が、友達を求めて彷徨い歩く。

前作以上に、
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.8

短評

ヒッチコックがまだイギリスにいた頃の作品群の中でも傑作とされる作品。ついさっきまで隣りにいた友人がいなくなり、周囲も「そんな人いませんでしたよ?」としらばっくれるロマンティックサスペンス。
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ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

3.9

短評

公開当時、全米でのゲーム原作映画史上最高の興行収入を記録した実写版ソニック第2作。人気キャラのナックルズ、テイルズが参戦し、地球に帰還してきたDr.エッグマンを再び迎え撃つ。

前作のような希
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アフリカの女王(1951年製作の映画)

3.2

短評

ハンフリー・ボガート×キャサリン・ヘプバーンが共演したアドベンチャー。
『カサブランカ』で惜しくもオスカーを逃したボガートが本作で念願の主演男優賞を獲得した。(『ハスラー2』のポール・ニューマ
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地球の静止する日(1951年製作の映画)

3.8

短評

キアヌ・リーブス主演『地球が静止する日』のリメイク元となるSFサスペンス。
『E.T.』や『未知との遭遇』と同じく、好戦的ではなく人類に友好的なエイリアンが登場し、冷戦や核兵器を所持する人類が
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GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

2.4

“結局アニメでやる必要は?”

アニゴジ3部作の最終章。ゴジラ・アースとの闘いの果てにユウコを失ったハルオ。人類は再びゴジラの脅威に晒される中、メトフィエスはかつて母星を滅ぼしたギドラの力を借りること
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GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

“メカゴジラは◯◯だった!”

アニゴジ3部作の第2章。前作で全長300mのゴジラ・アースの出現により絶望的状況に陥ったハルオ大尉らが、2万年のもの間眠っていたある金属生命体を希望に、再びゴジラ・アー
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

2.8

短評

昨年の年間ワースト(旧作)『ロンドン・ロード』と同じく、日常会話でさえも歌に乗せて語る画期的なミュージカル。こちらはカンヌ最高賞など高評価を獲得しており、フランス映画らしい彩色豊かなセットや衣
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.1

“アニメ版ならではの描写に乏しい”

何故か黒歴史のように扱われているアニゴジ3部作の第1章。劇場版『名探偵コナン』を手掛けてきた静野孔文が監督を務め、『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本家・虚淵玄が参加
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.2

“戦乱の被害者”

世界的にも高く評価されている溝口健二監督による、戦国時代に陶芸家として暮らす百姓とその家族の悲劇を描いた作品。
1953年製作となると、戦後間もない中でまだ『ゴジラ』さえも公開され
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

“殺し屋はつらいよ”

『Mank』に続き、Netflix映画となったデヴィッド・フィンチャー監督最新作。マイケル・ファスベンダー演じるフリーの殺し屋が、任務失敗の代償で愛人を病院送りにされたことで、
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白日夢(1981年製作の映画)

1.5

短評

愛染恭子×佐藤慶による本番3部作の1作。日本ではタブーとされていた前貼り無しの本物の性行為を映画の中で描いた作品となっている。

冒頭の歯医者のシーンがピークで、それ以降はひたすら下手なモザイ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

短評

ネイティブ・アメリカン保留地となるウインド・リバーにて、18歳の少女が無惨な姿で発見される事件が発生。発見者となったハンターのコリーは、FBI捜査官ジェーンらと事件の真相を探る内に、街の闇を知
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

1.1

“前作以上に酷くてドラ泣き”

久々に途中で投げ出したくなった映画に出会った。
本作はドラ泣きというワードで大炎上した『STAND BY ME ドラえもん』の続編であり、内容も前作における「のび太の結
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.2

“真実の先に待ち受ける真実”

エドワード・ノートンのデビュー作にして、ゴールデングローブ賞を受賞した法定スリラー。地方検事から弁護士へと転職したマーティンは、大司教殺人事件の容疑者とされる青年アーロ
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

短評

謎の男アレハンドロを演じたベニチオ・デル・トロが全てを持っていくクライム・サスペンス。これだけの存在感と狂気を孕んだはまり役だったのに、映画賞にはほぼかすりもしなかったとは‥‥

壁の中に惨殺
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

“国民vsゴジラ”

『シン・ゴジラ』以来7年ぶりの東宝実写ゴジラ映画。第1作から70年の節目となり、更に本作を以て30作目となる。ダブルアニバーサリーとなる記念碑的作品となるはずだが、制作発表当時、
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マッド・ダディ(2017年製作の映画)

3.6

短評

我が子への愛情が突然無くなったら‥‥?
永井豪による漫画で似た設定があったよなと思っていたら、多くのフォロワー様が同じ指摘をしていて謎の安心感笑
借金返済のために何でも出まくっていた時期のニコ
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ラストサマーウォーズ(2022年製作の映画)

3.5

短評

『成れの果て』の宮岡太郎監督作。前作とは真逆の、小学生が主人公のジュブナイルもの。
引越しを控える女子をヒロインに映画製作に乗り出した小学生6人が、完成に向けて奮闘する姿を描く。

街行く人々
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かくも長き不在(1960年製作の映画)

4.4

“1度切れても、結び直せばいい”

第14回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。キネマ旬報外国映画ベストテン第1位を獲得しながらも長らくDVD化さえされていなかった幻の名作。もうすぐアマプラ配信終了だ
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.8

廃墟と化した第三次世界大戦後のパリにて、地下で過去と未来から救済を求めるために捕虜として連れて来られた1人の男。
彼のイメージをスライドショー形式で追いながら、記憶の中の1人の女性を探すことになってい
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

3.6

短評

何だかんだ観たことのなかったロビン・ウィリアムズ主演のファミリームービー。
現実世界にまで影響を及ぼす危険なボードゲームに手を出してしまったことで、アランらがゴールを目指して奮闘するアドベンチ
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.3

短評

志村けんの急逝により製作が危ぶまれた山田洋次監督作。盟友の沢田研二の代役によってようやく完成に漕ぎ着けた本作は、山田洋次監督自身が映画に馳せた想いをノスタルジックに感じられる人情劇となった。
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たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

4.4

約4年ぶりに再見。
心がしんどい時に映画を観てリフレッシュすることがあるが、本作はその中でも群を抜いてリフレッシュ、というより心が浄化される。

山田尚子×吉田玲子という現代のジャパニメーション最強タ
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ギルガメッシュ/小さなほうき(1985年製作の映画)

3.6

ビリー人形のモデル?
長過ぎるタイトルと相変わらずの世界観が心地良い。

ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋(1984年製作の映画)

3.4

やはりあの博士みたいな人間は、ヤン・シュヴァンクマイエル自身か?
好奇心旺盛な少年との悪夢体験。

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