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“非日常でどう生きるか”
浅野いにおによる同名原作を映画化した2部作の前編。3年前の超巨大円盤の襲来と米軍による勝手な軍事攻撃により壊滅し復興した東京を舞台に、のほほんと生きるJKらの日常とそこに侵>>続きを読む
前作よりチャック・ノリスの出演時間が延びた割には、予算削減の都合で確実にスケールダウンした続編。アクションのモッサリ具合も加速化し、この頃のB級アクションでは定番の爆発も筋肉も目新しさを感じさせない仕>>続きを読む
溜めに溜めてようやく怒涛のミリタリーアクション!
最早前半のフライトパニックが長過ぎてチャック・ノリスの影が薄まっているキャノンフィルムズ作品。
今や懐かしきB級アクションの要素はてんこ盛りで、やられ>>続きを読む
前作とは作風の異なるものの、前作のダークな世界観や容赦のないバイオレンス、ヨハン・ヨハンソンによる重低音はちゃんと継承されている。前作のラストを思えばエミリー・ブラントやドゥニ・ヴィルヌーヴの離脱も致>>続きを読む
モンティ・パイソンが考える人生の意味とは!?
当の本人たちは統一感のない構成に不満を溢していたが、何故かカンヌでグランプリを獲得したオムニバスコメディ。
前座となる短編とアニメーションはテリー・ギリア>>続きを読む
ここまでタイトルがしっくりくる映画も中々無い。男性社会の時代に上流階級との結婚を夢見るシンデレラ脳な姉妹たちと一線を画すエリザベス(キーラ・ナイトレイは例の海賊映画でも同じ名前笑)は、知性を感じさせ逞>>続きを読む
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“何が最も真実“らしい”か?”
本年度アカデミー賞脚本賞受賞作。カンヌ国際映画祭でも最高賞を獲得し、主人公サンドラを演じたザンドラ・ヒュラーのために演技賞を授けるべき!という声が挙がった程にフランス>>続きを読む
“家で観るんじゃなかった”
続編が絶賛公開中というタイミングで全ての始まりとなる本作を鑑賞。『スター・ウォーズ』『風の谷のナウシカ』といった壮大なスペースオペラの原点にして頂点と言わしめた傑作小説で>>続きを読む
ギクシャクした関係の父と山中の別荘を訪れたら、ネオナチ脱獄犯に襲撃されちゃった!
獄中で何年も計画した襲撃が1人の少女の手で敢え無く崩壊していくリベンジホラー。
シッチェス国際映画祭で絶賛され、つい最>>続きを読む
ルドガー・ハウアーがサイコなヒッチハイカーを怪演した名作『ヒッチャー』の現代版リメイク。大筋はそのままだが、最初からカップルが狙われる展開と例の拷問スプラッターの被害者が変わってるなど、細かな改変は見>>続きを読む
実在の受刑者ロバートフランクリン・ストラウドの半生を描いた実録映画。史上最大の刑務所アルカトラズにてその生涯の大部分を過ごしたとされる彼は静かなムショ暮らしの中で自身の過去と向き合いつつ鳥類の研究に没>>続きを読む
“脚本が致命的”
前作は1つのビル内でゴキブリ並に生命力に溢れ過ぎた敵共を殺人体術で仕留めていくスピーディーさが売りだっただけに、続編となる本作はややスローテンポな印象を受ける。本来監督が製作したか>>続きを読む
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“卑しい者は目を背ける”
2022年最長No.1記録(年間8位、非シリーズ/オリジナル作品としては5位)、本年度韓国映画賞最多受賞を果たした歴史サスペンス。朝鮮王朝に伝わる謎多き王の怪死をベースに、>>続きを読む
80年代最後のスピルバーグ映画にして、オードリー・ヘプバーンの遺作。不慮の墜落事故により帰らぬ人となった消火隊のピートは、幽霊の姿のまま遺された愛人と友人たちを見守る内に、自身がこの世に遺された意味を>>続きを読む
“ジャーナリズムは死なない”
先日の『スポットライト』と同様、アメリカの一大スキャンダルを取り上げた新聞社を描いた作品。あちらはカトリック教会神父による性的虐待だったが、こちらは政府に秘匿されたベト>>続きを読む
初ホン・サンス映画だったのだが、濱口竜介作品のような風味を醸しながらも代わり映えしない映像と意味ありげなズームインがしんどくて観るのが辛かった。
とにかく眠かった。
仕事終わりよりも休日体調万全な時>>続きを読む
“劣化版コピー”
私的オールタイムベストフランス映画『最強のふたり』のハリウッドリメイク版。フランス版公開時から既にリメイク決定!と宣伝していただけに、実に6年の歳月を経ての製作・公開となった。ブラ>>続きを読む
“リドリー・スコット版アメリカン・ニューシネマ”
気休めの楽しいドライブ旅行になるはずがレイプ未遂の男を射殺したことで人生転落まっしぐらなテルマとルイーズを描いたロードムービー。SFや歴史大作のイメ>>続きを読む
春のドラえもん祭り最終回は、映画ドラえもん19作目。のび太が偶々言い当てた宝島を巡る海賊アドベンチャー。2018年の『のび太の宝島』とは無関係ながらも、こちらは17世紀にタイムスリップして本物の海賊た>>続きを読む
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Filmarksオンライン試写にて。
ハルモニア=調和という意味で、仲良しな男女4人組のそれぞれの人生が交錯し調和していく過程を描いた、千葉雄大監督2作目。
役者がメガホンを撮るアクターズ・ショート>>続きを読む
“ミステリーとしては赤点”
本屋大賞翻訳小説部門大賞受賞作を、リース・ウィザースプーンが設立したHELLO SUNSHINEスタジオが映画化。沼地で見つかった変死体が発見され、関係者とされる沼地の女>>続きを読む
映画ドラえもん20作目は、のび太の殺人未遂から始まるSW風スペースオペラ。道中、幻惑の星での1幕や悪役の倒し方などトラウマを覚える子どもも多く産み出した曰く付きの作品。とは言っても『夢幻三銃士』のよう>>続きを読む
映画ドラえもん35作目は、SFヒーロー映画撮影中に偶然本物の宇宙人と出会い、彼等の星の危機に立ち向か‥‥リトルスターウォーズじゃないか?
となること必死な作品。映画シリーズ、それもオリジナル作品に絞れ>>続きを読む
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“五感をポイ捨てされる”
インディーズ映画界ではそこそこ名の知れている宇賀那健一監督が、自身の敬愛するスプラッター/ホラーに愛を捧げたカオスムービー。
海外のファンタスティック映画祭では絶賛の嵐でよ>>続きを読む
※本レビューにて3500Mark目達成しました!
いつもこんな駄文を読んでくださりありがとうございます✨
映画ドラえもん37作目は、藤子・F・不二雄による原作無しの完全オリジナル×初の凍える南極>>続きを読む
原題そのままか和訳すると確実に見向きもされないだろうから(本国での酷評も相まって)、ライトノベル調なタイトルを付けたのだろうと思っていたが、内容も正直一昔前の、それもかなり荒唐無稽な作りのパニックもの>>続きを読む
映画ドラえもん14作目は、ブリキのおもちゃやロボットに支えられてきた王国を舞台にした摩訶不思議なアドベンチャーもの。真夜中のTVでコマーシャルを流すブリキンホテルと、支配人等の不気味な振る舞いがホラー>>続きを読む
“自由のために闘え”
映画ドラえもん41作目は、1985年公開の『のび太の小宇宙戦争』のリメイク作。オリジナル版は小学生が戦車に乗り込み敵を蹴散らす描写と静ちゃんのあれの衝撃が強かったのだが、本作は>>続きを読む
映画ドラえもん23作目は、突如現れた少年ロボット・ポコの母を助けるため、ロボット王国に冒険に出るというもの。短編2作と同時上映だったために、映画ドラえもんの中でも上映時間はかなり短い。これが仇となった>>続きを読む
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“毒母の異常な愛情 またはボーは如何にして反抗を止めて支配に身を委ねるようになったか”
アリ・アスター監督長編3作目は、過去の短編映画『Beau』を基に、心配性な中年引きこもり男の帰省映画。そう、亡>>続きを読む
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映画ドラえもん22作目は、鳥と人間の共存をテーマにした作品。過去に落下してしまったトラウマから飛べなくなったグースケを準主人公に、人間を敵視したジークフリード、そして伝説の勇者イカロスと鳥人間が活躍す>>続きを読む
ドラえもん映画では珍しく地球の脱獄犯が敵であったり、『緑の巨人伝』と同様に、環境問題にも言及した社会派な一面も見られる作品。藤子・F・不二雄先生が原作執筆中に亡くなったため、実質的に本作が遺作となって>>続きを読む
“映画ドラえもんの学習”
小学生時代、自宅や学校の図書室に当たり前のようにあった「ドラえもんの学習」シリーズ。科学や歴史といった様々なについてドラえもんがわかり易く解説してくれる、というもの。
本作>>続きを読む
“パワータイプのドラえもん映画”
シリーズ最高の興行記録を保持している映画ドラえもん38作目。『のび太の南海大冒険』以来の大海原を舞台とした作品だが、ストーリーよりもとにかく勢い重視のパワータイプな>>続きを読む
映画ドラえもんシリーズで原作者・藤子・F・不二雄が生前最期に関わった作品。
良い意味でも悪い意味でも原作者の好きなものをこれでもかと詰め込んだような内容。
銀河超特急が松本零士の例のアレを彷彿とさせ>>続きを読む
OPで『月世界旅行』オマージュを繰り出したり、地動説や天動説を巡る異説を取り入れたりと、ターゲット層であるキッズが果たして全て理解できるのか不明な程に大人向けに作られたドラえもん映画39作目。月が舞台>>続きを読む