まだまだぼのぼのさんの映画レビュー・感想・評価

まだまだぼのぼの

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ドールハウス(2025年製作の映画)

3.4

ミステリー映画と謳われていましたが、普通にオカルトホラー映画でした。
とはいえホラー映画としてはそこまで怖くはなく、ジャンプスケアもほとんどないので、ホラー好きには物足りないかも。
個人的には、ツッコ
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フロントライン(2025年製作の映画)

3.8

記憶に新しいダイヤモンドプリンセスでの集団感染。日本での新型コロナウィルスによる初めての集団感染であり、豪華客船という環境も相まって、たくさんの真偽不明な告発やマスコミ報道がなされ、まだコロナの実態が>>続きを読む

国宝(2025年製作の映画)

4.2

歌舞伎のことは分からなくても、175分という長尺に耐えうる素晴らしい作品でした。
美しく華やかである一方、孤独で脆く残酷な芸事の世界。血筋が全ての歌舞伎界に対し才能と努力と意地でくらいついていく喜久雄
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ガール・ウィズ・ニードル(2024年製作の映画)

3.3

なかなかショッキングな内容、しかも実話ベース。
全編モノクロで描かれる第一次世界大戦後のデンマークを舞台にした物語は、モノクロじゃないと直視出来ないであろう苦しく救いがないものでした。
とにかくずっと
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か「」く「」し「」ご「」と「(2025年製作の映画)

3.0

眩しい…!眩しすぎるキラキラの青春…!
“人の気持ちが少しだけ見えてしまう”5人が織りなす高校生活。気持ちの見え方はそれぞれで異なるし、お互いにそれを知らないので、すれ違いや衝突もある。そのあたりにフ
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

3.8

今作もいつも通り、何がどうなったら世界を救えるのかざっくりした説明しかされず、今誰が何をしようとしているのか良く分からず、メインキャラ以外の思惑もなんだかピンと来ないまま、ひたすら訪れるピンチの連続に>>続きを読む

サブスタンス(2024年製作の映画)

4.2

見た目の美しさを求め続け承認欲求をいつまでも手放せないエリザベス、禁断の薬に手を出したことから辿る末路が強烈。グロテスクでキャッチーで、とても個性的なホラー作品でございました。
女性なら誰しもが感じる
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ぼのぼの(1993年製作の映画)

4.5

可愛くて可笑しくて温かくて、奥深い。子どもの頃はただただ楽しく観ていたけれど、大人になって観るとまた、気づく事や感じることが色々あって、改めて好きだなぁと思います。
目的をもって生きる必要はなくて、た
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パディントン 消えた黄金郷の秘密(2024年製作の映画)

4.4

紳士なクマ・パディントンがブラウン一家と共に、ルーシーおばさんを探してペルーの森を大冒険!
今作もまた、温かく優しい気持ちになれる素敵な作品になっていました。笑顔と挨拶を忘れないパディントン、忙しく色
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かくかくしかじか(2025年製作の映画)

2.0

原作未読で観賞。色々話題の本作ですが、シンプルに面白くなかったです。
大泉洋演じる先生が、怒鳴る一辺倒で辟易としてしまうし、更に漫画編集者もネチネチタイプなので、なんだかずっと時代錯誤のパワハラモラハ
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サンダーボルツ*(2024年製作の映画)

4.4

かつてのヴィラン達がチームアップしたサンダーボルツ。負け犬だからこそ、後悔をたくさん抱えているからこそ、清廉潔白な正義のヒーローじゃないからこそ、今やるべきことがあるんだ。
これまでとはちょっと違う“
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たべっ子どうぶつ THE MOVIE(2025年製作の映画)

3.7

イルミネーション作品を彷彿とさせるキャラクター造形とストーリー展開に、たべっ子どうぶつ以外にも馴染みのお菓子キャラが登場するのが楽しいカラフルキュートな作品でした。
個性豊かなたべっ子どうぶつがスイー
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#真相をお話しします(2025年製作の映画)

3.2

生配信で衝撃的な“真相”を暴露することで、承認欲求を満たしたり、お金を稼いだり。行き過ぎたバズ狙いが問題視される今、真正面から問題提起する作品を今をときめく人気者2人で描く本作。
かなりチープな造り、
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マインクラフト/ザ・ムービー(2025年製作の映画)

4.3

マインクラフトをプレイしたことがないので、元ネタは全く分かりません。ストーリーはテキトーだし(ゲームを知ってれば分かるのかな?)、各キャラ設計も薄いし、メッセージ性を無理矢理ぶち込んだ感あるし、とにか>>続きを読む

名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)(2025年製作の映画)

4.2

原作漫画派なので、アニメコナンは映画でしか観ていません。コナンくんに求めるのはラブコメではなくミステリーという私にとっては、本作はすごく面白かった!

これまで語られることがなかった長野県警大和警部の
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アマチュア(2025年製作の映画)

3.3

銃の扱いも体術も全然ダメなアマチュアが、頭脳だけで愛する妻の敵にリベンジを企てる風変わりなスパイムービー。
主人公のスペックが故に、派手なアクションシーンなどはほとんどなく、全体的には地味め。頭脳以外
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BETTER MAN/ベター・マン(2024年製作の映画)

3.1

ロビー・ウィリアムズを猿の姿で映し出す音楽伝記映画。
楽曲パワーをもってしても、個人的にはあまり楽しめず。若くして成功したが故のプレッシャーや孤独や不安を、ドラッグとアルコールに依存することでどうにか
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HERE 時を越えて(2024年製作の映画)

3.3

出会い、愛し合い、家族になって子どもを育て、その子どもが成長し、また家族ができる。そんな人の時の流れを、一つの視点でずっと見つめ続ける。
いくつかの家族の人生を眺めたような感覚。喜び、怒り、哀み、楽し
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片思い世界(2025年製作の映画)

1.9

ある共通の秘密を抱える家族ではない3人が穏やかに過ごす日常を、旬の若手女優の共演で描き出す本作。究極の片思いという意味が序盤で分かり、そこから本作の全体像が見えていきます。

正直な感想としては、好み
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悪い夏(2025年製作の映画)

3.4



シングルマザーの愛美と出会ったことで、普通の社会人の佐々木の日常が壊れていく。
ケースワーカーの佐々木が真面目に仕事をし、愛美にも最初はちゃんと距離を置き恋愛も真面目。完全にとばっちりでひたすら辛
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エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.4

アカデミー賞をはじめとする各賞レースで話題になっていた作品が、やっと日本でも公開。
とりあえず、主演はゾーイ・サルダナの方では?というのは置いておいて…。

ミュージカルであり、クライムムービーであり
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.1

何度も死んで、何度も生き返るミッキー。ひょんなことから自分が2体存在してしまったり、移住計画先の星の先住民(ナウシカの王蟲みたいなやつ)と出くわしたりした事で、ひたすら実験体として生きるエクスペンダブ>>続きを読む

白雪姫(2025年製作の映画)

3.2

小さい頃に何度も見たディズニーの名作アニメ映画「白雪姫」。優しく美しいお姫様が、王子様のキスで目覚めて幸せになる。
そんなクラシックアニメの実写化である本作は、美しいグラフィックで彩られた世界観と名曲
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ロングレッグス(2024年製作の映画)

2.5

「ここ10年のホラー映画で一番怖い」的な評を見かけていましたが、うーん…。
最初から最後まで、ずーっと怖がらせようとし続けるので疲れるし飽きてしまったというのが正直な感想。とにかく音が大きいので、びっ
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.4

コンクラーベという特別な状況下で繰り広げられる心理戦。閉ざされた環境で繰り広げられる枢機卿達の会話に終始するも、緊張感が物凄い。自分もその場にいるような感覚で、固唾を飲んで選挙の行き先を見つめていまし>>続きを読む

知らないカノジョ(2025年製作の映画)

3.0

80〜90年代ハリウッドラブストーリー映画を意識したという本作。まさにその通りで、予想外のことは特に起きないストーリー展開と、どこかで観たことのある演出や音楽の使い方、誇張されたキャラクター設計、ハリ>>続きを読む

Flow(2024年製作の映画)

3.8

一匹の猫の冒険を描く本作。人間は出てこないし、台詞も無い。説明がないままに映し出される神秘的で不思議な世界。
でも全く飽きることなく没入できるのが凄い。

ねこと、わんこと、カピバラさんと、おさると、
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.9

現代版「プリティーウーマン」リアルバージョン、爽快でハイテンションでビターでした。

突然娼婦から大富豪の妻になるシンデレラストーリー、現実はそんな上手くいくわけねーだろと言われた感じ。アニーはとても
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

3.5

日本での公開前から数々の映画賞受賞やノミネートが報じられ、絶賛の声を多く目にしていた本作。215分という長尺で、インターミッションを挟むほど。
ホロコーストを生き延びたユダヤ人建築家の半生を描いた本作
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.7

ファンタジーミュージカル映画としてパーフェクト!
カラフルでポップで可愛くてオシャレで、とにかく画がずーっとゴージャス。美術や小物、衣装、細部まで抜かりなく拘りが詰まりまくっています。CGも違和感なく
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

4.0

ボブ・ディランは、有名な曲を数曲知ってる、ビジュアルもファッションやヘアスタイルが印象的…というくらいの知識しかない私ですが、しっかり楽しむことができました。

そんな浅い知識しかないので、ボブ・ディ
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聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

3.5

イランで暮らす一組の家族に起きた、ある事件。それは社会背景だったり、父の昇進だったり、これまでの家族生活の積み重ねだったり、信仰であったり。様々な要因が絡み合っての結末だったのかな…辛い。

日本でも
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ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!(2024年製作の映画)

3.5

可愛くて温かくレトロでオシャレなストップモーションアニメのビジュアルに、ユーモアたっぷり風刺も込められた巧みなストーリー。
チャッキーみたいなお手伝いロボを使って仕返しを企てる悪ペンギンvs賢すぎるグ
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

4.6

野生の島で起動した最新型ロボットが、「仕事」を果たそうとする中で、設定にはないモノが生まれていく。

名作映画「ウォーリー」を彷彿させるプロットですが、本作もまた素晴らしかった。野生動物の暮らす島に現
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