まっどでーもんさんの映画レビュー・感想・評価

まっどでーもん

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映画で人生を学んでもええじゃないか。

映画(340)
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ハズバンズ(1970年製作の映画)

5.0

ある日突然死んだ友人の葬儀をキッカケに、孤独と死に怯える三人組の初老の男(ギャザラ、カサヴェテス、フォーク)による滑稽極まりない「現実逃避」。

何故そこまで彼らが死に怯えるのかは分からないが、「友人
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風たちの午後(1980年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

主演の綾せつこさんが後半、歯磨きをシャカシャカさせながら自宅アパートを去っていくところで幕を閉じるのかと思いきや、その後一転してストーカー劇みたいになる構成が誠にユニーク。🌹

本作、友人と某ミニシア
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ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

3.8

知人の映画マニアから言わせれば本作は「クソ」だということらしいが、本当に「クソ」なのかどうか確かめる為観たところ、別にそこまで悪くない…というか普通に笑えるし面白い作品ではないですか!

良くも悪くも
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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

5.0

あのキアロスタミ監督が日本映画を撮ったというので期待を大にして観たのだが、やはりいつものキアロスタミだった。かなり日本社会のダークサイドに切り込む内容であったのも事実。

要するにイマドキの女の子を買
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太陽(2005年製作の映画)

3.6

やはりソクーロフ監督の映画は私には向いていないようだ。本作を観てそう確信した。

一種の前衛表現なのか知らないがテンポが悪過ぎで観ていて頭の中が消化不良を起こし何もする気が無くなってしまう。ヒロヒト役
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静かなる一頁(1993年製作の映画)

3.6

これは難解だ。あのタルコフスキーをさらにコアにしたような映像表現。ストーリーそのものが曖昧模糊としていていまひとつ感情移入し難い。

まさかドストエフスキーの「罪と罰」が下敷きにあるとは思わなかったが
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ナッシュビル(1975年製作の映画)

4.8

いかにもロバート・アルトマン監督らしくほのぼのした雰囲気の中に辛辣さが光る作品。

主要人物だけでも一ダースほどいるのでちょっと混乱するが、ラストできちんと収まるところはやはり監督の手腕の良さなのだろ
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ケンタッキー・フライド・ムービー(1977年製作の映画)

3.8

昔テレ東で深夜放映していたところを拝見したのだが…ベタベタな笑いに下ネタ、パロディの連べ打ちで凄かった。悪ノリの極致みたいな作品。

字幕監修が「みうらじゅん」というのも頷けるジョン・ランディス監督の
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終の信託(2012年製作の映画)

4.2

周防監督の「シコふんじゃった。」とか「Shall We ダンス?」とかは素直に楽しめてもさすがにこれは難しいだろうと思わされる出来。😓

しかし私としてはこのような陰湿で暗いタイプの映画、結構好きなの
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Helpless(1996年製作の映画)

4.0

青山真治初期のヤクザ映画。かなり北野武の「ソナチネ」を意識しているのが分かる作り…というかパクリである。

本作が主演デビューである浅野忠信の演技はまだ未熟だが、それなりにオーラはある。光石研も怖い。
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弾丸ランナー(1996年製作の映画)

4.0

何だかオリジナリティがあるような無いような微妙なシナリオではあるけれど、役者同士が楽しく追っかけっこしてる様子を観てるだけでも楽しかった。SABU監督初期の佳作である。🙄

全編を通してブラックユーモ
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.8

決して雰囲気は嫌いではないが、この監督が明らかに自分の才能に酔っているのは明白だろう。

登場人物のほとんどがナルシスト且つエゴイスト。大人の為のファンタジー映画といった趣。独特なカメラワークや構図な
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狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)

3.8

冒頭から教会に飛ぶ鳩さん。🐦
謎が謎を呼ぶ展開。ありえねープロットにありえねーラスト。

如何にもジョン・ウーらしいシュールな世界観だ。最早現実やら虚構やらを超越した色即是空の境地。一歩間違えるとトン
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.6

鑑賞前はテンション高めだったのに、いざ本編を観て唖然とした。勘違いも甚だしい「男のロマン」の描写の数々にはいささか失笑😅

格好良いような格好悪いような…このビミョーな感じは何なのだろう?
小学6年生
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ブレード/刀(1995年製作の映画)

4.0

さすがツイ・ハーク。

ちょっと展開が重々しい嫌いもあるが、ワイヤーアクションを駆使した戦闘シーンや広大な砂漠のロケ地など見所が多数。この手の香港映画にはよくあるシナリオだが、本作もまた両腕を失った主
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郊遊 ピクニック(2013年製作の映画)

4.8

ミンリャン監督が本領を発揮するのは最後の最後、無言の長回し約10分間である。その後で切り返しがあるとホッとする。

ロングテイクどんだけ?と思わず突っ込みたくなるのも確かだが、映画を観に来ていたお客さ
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(1997年製作の映画)

5.0

10代の時に鑑賞して以来、未だに心に引っかかる台湾映画の傑作。

公開当時「ホウ・シャオシェン」とも「エドワード・ヤン」とも違うタイプの映画作家が現れたと一部のシネフィル達を賑わした印象が強く、冒頭か
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シンシナティ・キッド(1965年製作の映画)

3.8

取り敢えず主演のマックィーンは素晴らしい。🤔

ポーカーのシーンもリアリティが感じられハラハラさせられる。しかしこの手のギャンブル映画の名作「ハスラー」と観た後だと演出があまりに淡白で全く印象に残らな
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ハスラー(1961年製作の映画)

4.6

そりゃスコセッシが作った続編も好きといっちゃ好きだけど、やはり鑑賞後の「ずっしり感」は一作目に軍配が上がるかな…😅

ビリヤード映画の衣を被ったダメ人間観察記録みたいな作品。其処彼処にロバート・ロッセ
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屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)

4.5

子供の頃は古き良きミュージカル映画を家族でよく観たものだった。本作もそんな内の一つ。ユダヤの頑固親父を演じるトポルが一世一代の名演を披露している。「フォロー・ミー」も好きだがこういう老け役も実に味わい>>続きを読む

キャバレー(1972年製作の映画)

4.5

随分前には「雨に唄えば」とか「バンド・ワゴン」とか「掠奪された七人の花嫁」などがあり、その後は「ウエストサイド物語」「マイ・フェア・レディ」「サウンド・オブ・ミュージック」「オリバー!」とミュージカル>>続きを読む

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.3

いきなりクラシックからジョン・ゾーンの曲に変わるオープニングは秀逸。

いわゆるハリウッドの暴力映画とは一線を画すリアリティと後味の悪さはこの監督ならではのもの。またドラマが無く淡々とした描写の積み重
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リベンジ(1990年製作の映画)

3.6

特に心に引っかかるものは無いけど時折トニー・スコットらしい映像センス(?)は垣間見れる。

あの「トップガン」の後にこんなしょぼいマカロニウエスタンみたいな映画を撮る監督の気質自体は好み。良くも悪くも
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ラスト・ボーイスカウト(1991年製作の映画)

3.6

ブルース・ウィリス主演なのにぜんぜん「ダイ・ハード」と比べ印象が薄いと思ったら監督トニー・スコットだった。これは意外。

この手のバディムービーは数あれど、ほとんど内容を記憶しておらずせいぜい野沢那智
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.0

傑作「アンブレイカブル」の続編というよりも暗いトーンの「アベンジャーズ」といった趣向の作品。ほとんど精神病院が舞台のヒーローものというのも珍しい。

私はシャマラン監督の「アンブレイカブル」をリアルタ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

いやぁ、まさかここまで社会現象になるとはブライアン・シンガー監督も思ってなかったろうなぁ。

彼のことにはほとんど触れられずひたすらクイーンが!フレディが!と大賑わい。しかしこの映画の一番の勝因は主人
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

まあ低予算でここまで面白いコメディを撮れるのは一種の才能だと思うし、役者のテンションの高さも素晴らしい。アイデア💡が全てであってドラマとか内容的なものを期待すると肩透かしを食らうかも知れないが…。😅>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.8

私にとってはジム・ジャームッシュ=根っからのオシャレ監督なのだが、こういう脱走ものでもユニークな映画が撮れるんだね。

前作「ストレンジャー・ザン・パラダイス」が大好きだった為か今回はわりと平凡の出来
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ライフ・イズ・ビューティフル(1998年製作の映画)

4.3

普段映画を観て泣くことの少ない私だが、不覚にも泣いてしまった。😭 やはり戦争は残酷。

こういう映画を観ると如何に戦争が人々から希望や夢を奪い取るのかよく分かります。戦争は何も生み出さない。これこそ学
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街の灯(1931年製作の映画)

4.8

「ニューシネマ・パラダイス」ではぜんぜん泣けないのにチャップリンの本作のラストは思い出す度に涙腺が緩む。普段映画を観て泣くことの少ない私だがこの映画のラストでは必ずボロ泣きする。現代人が失った全ての要>>続きを読む

ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦(1972年製作の映画)

5.0

正直、ペキンパー監督のバイオレンス西部劇がそこまで好きではない私としては一番フィットする作品である。ペキンパーのフィルモグラフィー中ではこの作品と「砂漠の流れ者」が自分の中でマスターピースだと信じてや>>続きを読む

バイオレント・サタデー(1983年製作の映画)

3.5

偉大なる巨匠の最後っ屁。それなりに惹きつける要素はあるが映像がほとんどテレビ並みの薄っぺらさ。これほど贅沢なキャストで思い切ったバカ映画をよく撮れるなぁ〜とある意味感心。

キラー・エリート(1975年製作の映画)

3.0

ん?😭

何をやりたいのかさっぱり理解不能なアクション映画。前半30分でリタイアした。どうやらサム・ペキンパー監督の「地雷」を踏んでしまったようだ。。。😭

主演のロバート・デュバル、ジェームズ・カー
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白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

3.2

偶然テレ東の深夜に放映されていたので観たのだがあまり面白くなかったイーストウッド作品である。前半が特に退屈で何度も観るのを断念しそうになった。こういう題材にイーストウッドを使うこと自体がそぐわない気が>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.5

法を守ってばかりじゃ犯人が捕まらないので法を破ってでも俺がタイホする!という右翼のおっちゃん映画。良くも悪くも。しかしそれを演じるイーストウッドが格好良いので飽きずに観れます。ドン・シーゲル監督らしい>>続きを読む

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

5.0

未だに色褪せない中盤のカーチェイス…。105分間ハラハラしっぱなし。ジーン・ハックマン演じる鬼刑事がしつこくて麻薬組織以上に恐ろしい。全編に渡る手持ちカメラの多用はゴダールの影響か、とにかく映像の臨場>>続きを読む

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