だんだん可愛く無くなっていくプリシラをとてもうまく描いているが、ソフィア・コッポラ味が出てくるのは終盤も終盤。
プロレスのことを知らなくてもいい。
プロレスはとてもいいドラマの題材。
ましてや実際にあった出来事なわけだし。
思えばダーレン・アロノフスキー『レスラー』は傑作だったし。
未観の方は是非そちらも。
鑑賞者個人個人の想い出や出来事が燃料になってエンドロールへ向かう映画。
実態はいい話ではないのだけど。
妻が自分への試練、夫への愛を確かめるために幼馴染を利用したと思えば映画への印象は全く違ったも>>続きを読む
ほぼ全てのカットが3秒以下。
聴聞会の結果を聞くロバート・ダウニー・Jrのカットは3秒以上あったかもしれない。
180分もある映画だというのに狂っている。
必然のアカデミー編集賞。
話題の映画ということで鑑賞したが、期待はずれ。
映画というフィクションでも、まずそんなことになるわけないだろうという思いの方が強く残った。
魅せ方が上手いということなのだと思う。
アネット・ベニングとジョディ・フォスターがとてもいい。
前作に比べればはるかに良い。
特に音響。
IMAXで観るべき。
ピーター・グリーナウェイ、デレク・ジャーマンの映画を観たことがない人は、彼らの映画を一作品でも観てみるといい。
アメリカンニューシネマの精神をアップデートして作られた映画。
早過ぎるフェミニズム映画と言えなくもない。
傑作。
面白いのにやたらと長く感じる映画代表。
ときどき無駄にドキュメンタリータッチな動きをするカメラ。
最終的にどうなるかなんて目に見えてしまい、ただスクリーンを眺めるばかり。
脚本と演技がいいのがこの映画の良さだと思うし、それだけが良いのが>>続きを読む
期待はずれだった。
近年老成した監督が傑作を生み出すことは多いが、この映画は漢字一文字で良といったところ。
以下ネタバレ。
映画監督として芽が出なかった者の未完成フィルムなのだから出来が>>続きを読む
リプリント上映された2000年の劇場公開を観て以来大好きな映画。
DVDでは二十回以上観たと思う。
今回はIMAXでの上映がありもちろん駆けつけた。
音がとにかく凄い。
2000年の公開時には歌詞の>>続きを読む
18禁だけれど、色々を経験した大人が観るより、高校三年生くらいに観るのが本当はいいと思う。
『ポールズ・ブティック』は現在では名盤になっている。
そんなところを最後の最後に入れてくるところにスパイク・ジョーンズのユーモアを感じた。
本人たちが語るドキュメンタリー。
ジェシー・アイゼンバーグが映画を撮ったということだけで観た映画だったが、これが傑作だった。
脚本もジェシーなわけだが、とてもいい。
ジギーが歌う曲は何気にいいし、劇伴も意表をつく音だが、なぜかよかった>>続きを読む
オーソン・ウェルズからベルイマン、古典映画からの引用シーンが多く、知っていれば楽しさ倍増、知らないと楽しさ減少。
そういう部分があるせいでいつものウディ・アレン映画よりは減点。
逆に加点という人もいる>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
監督がYouTuberだったとのことで納得。
謎が謎のまま終わってしまう。
メタファーの意味もわからない。
結局何だったのかという印象。
遺書の内容があれなのに、父親が遺書を隠す理由がわからない。
つ>>続きを読む
これまでのケリー・ライカートの集大成。
『オールド・ジョイ』と『ミークス・カットオフ』を撮ってきたからこそ本作は傑作かつ到達点になった。
A24だからということはあるが、このような映画を撮れるアメリ>>続きを読む
キャリー・マリガンの映画だった。
ブラッドリー・クーパーがこんな映画を撮れるとは。
編集が凝っていて、観ていて飽きなかった。