前之崎文吾郎さんの映画レビュー・感想・評価

前之崎文吾郎

前之崎文吾郎

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

3.7

ダイハードってテレビでやっててみんなそれを見て育ってきて、もちろん私もそうだと思ってたんやけど…
ふと思い返すとストーリーに関する記憶が何もない。タンクトップのブルースウィリスが大爆発を背にジャンプし
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.4

これを元に作られた「12人の優しい日本人」は大好きで何回も観たことあるんだけど、ついに元ネタを初めて観た!!
コメディ要素はないけど、ひとつの部屋の中で会話だけで展開していくのは全く同じ。
そして本当
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.5

ミスターガラスを観ようとしたらどうやらこれはなにかの続編なのかも?!と気付き、途中で一旦中断して1作目らしきこれを観た。
絶対壊れないと絶対壊れるとかいう面白ろ設定ヒーローものなのにめちゃくちゃしっと
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.4

おかっぱのおもしろマドンソクという画が撮りたかっただけでストーリー考えるのめんどくさかったのかな?
おかっぱのおもしろマドンソクが観れたのは良かったです。

成功したオタク(2021年製作の映画)

3.5

「推しが犯罪者になってしまったその時、果たして私は被害者か?加害者か?」という地点から始まるこのドキュメンタリー。
そこに辿り着ける時点で既に救いがあると思う。もちろんそこから推しへの誹謗中傷に走るの
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.7

私はミズマーベル観てたから割とすんなりいけたんやけど、映画観た人はみんな観てたんかな?
本来のマーベルの、設定よく分からんくても誰が主役で誰が悪役かわかりやすいざっくり感があって、でも好きな人は「この
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.8

1のコミカルとアクションの絶妙なバランスが一番好きだったし、オープニングのあの衝撃は忘れられない!
2からだんだん世界観が内臓みたいになってきて、この3はそれをもっと拡張した感じ。
一旦区切りがついた
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

大ヒットしたシンゴジラにあんまりハマれなくて逆にモンスターバース版は好きだったので、邦画ゴジラとの相性悪いんやなと敬遠してたこれ。オスカー獲って話題だし上映延長されたしで結局観に行ってみた。

ベタに
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.9

ロンドンのパンクファッションと音楽がとにかくかっこいい!Hushかかるタイミングとか最高。
表の顔と裏の顔を使い分けてのしあがってくクルエラ良かったなー。

ところで私、101匹わんちゃんをちゃんと見
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.6

名前は知ってる、SF映画の金字塔、ということも知ってる。でも観たことない…映画のひとつ。
世界観かっこよかった!そりゃみんな夢中になりますわ。あのエセアジア感いっぱいの日本デフォルメめちゃくちゃ良い。
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.9

ちょっと興味があったので鑑賞。
勝手にカラー映画だと思ってたら白黒で、途中で飽きるかと心配になったけど、オープニングの足元のシーンがかっこよくて一気に引き込まれてしまった。
73年前の作品なのに、映像
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.6

1の中国マフィアと2のソンソックの激ヤバ加減が凄すぎて、3は超薄味に感じてしまったー!
ベトナムから始まりデパートやトンネルで市バス内バトルした2に比べ、アクションも今までで一番ソフトな作りで映像も小
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.0

ジェイソンステイサムが無口で謎の男やってるだけでわくわくするし、ラストギリギリまでその謎が解けないのも緊張感高まって良かった!

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.4

どういう気持ちで見ればよいのかよくわからん映画だった。
アメリカの下ネタ罵倒コミュニケーション文化もよくわからん。
時代背景が全然違うとはいえやっぱり日米間の「戦争映画」のテンションって違うよなぁと思
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シークレット・ジョブ(2019年製作の映画)

2.9

無理ある設定ならそれをどうでもいいと思わせるくらい笑わせないときついかと。
“絶滅の危機に瀕している野生動物の国際取引に関する条約”が一回で聞き取れる日、絶対来ない…って思った。

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.9

ジョージ6世とか民衆のシーンはちょっとドラマチックに盛りすぎでは?と思ったけど、そこに至るまでのチャーチルの極限の苦しみや悩みがすごく人間的で、どうしてあの選択をしたのかがよく分かって良かった。結果オ>>続きを読む

映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

親切に見えたクマ工場長は実は傀儡人形で、工場の建物自体が意思を持ってて、社会のレールからやや外れたコたちをその中に閉じ込めて、ブラック労働の環境下で生産させたおもちゃたちが街中で遊んでくれない人たちを>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.7

小物チンピラが度胸だけで成り上がっていくんやけど、成功すればするほど上辺だけの度胸になって内心ビクビクして全てを失っていく。悪趣味な大豪邸で憧れの美女と暮らしてもちっとも楽しそうじゃなくてひたすら哀れ>>続きを読む

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

4.0

細切れの群像劇が少しずつ時系列を整理しながら繋がっていくさまがめーちゃくちゃ面白かった!
全員不幸に浸かりきってて善人でもないのがどうしようもなくリアル。誰か一人が主人公というわけでもないので、どんど
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.9

ゴッドファーザーを観た時のように、人の名前に翻弄されて終わりそう…と思ってたら意外と登場人物少なくて面白く観れた。
トミーの何を理由にキレるかもよくわからんしキレたら何するかわからないけど変に魅力ある
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.7

犯行方法とか動機が意味不明で淡々としてるのが妙にリアルで怖い!
事件を色んな人の目線で描いてる上に長い年月がかかってるのでややこしかったり盛り上がりに欠けるところもちょこちょこ。
本物の事件を元にして
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.7

やっぱりこれも最終的に血がびしゃびしゃでいいなぁ〜ってなった。
ウガチャカかかるタイミングめっちゃ良かった!

哀しき獣(2010年製作の映画)

3.6

原題は4つめの「黄海」なんやけど、この邦題が結構いいと思う。主人公の虚しい人生を思うと悲しいじゃなくて「哀しい」なのがぴったりくるし、冒頭の狂犬病のエピソードとその後のストーリーがリンクしてるのを拾っ>>続きを読む

新しき世界(2013年製作の映画)

3.9

インファナルアフェアと同じ設定なんだけど話の順序や展開は違ってて、でもその流れにちゃんと説得力があって良かった。
アジアのノワールものは汚くてギトギトしてて好き。

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.9

めっちゃ映像綺麗だし世界観もファンタジーなのに、虎のキャラクターとかパイとの関係性だけ妙にリアルなのが引っかかってたら、最後でその理由がわかってイメージひっくり返った。映画のジャンルから何から変わって>>続きを読む

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.8

冒頭の潜入シーンのハラハラから一転、時間が巻き戻ってオフィス内の知能戦に突入するんやけど、無駄に状況説明するようなセリフもほぼ無く進んでいくので、ネイサンが張り巡らせる伏線や状況を理解するのが難しかっ>>続きを読む

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

3.5

めっちゃ豪華キャストなんやけど、なんでわざわざこの人がこの役なんやろう…と思うのが何個か。
ジェニファーローレンスは合ってたけど。

喋ってる人の顔から突然体の一部に中心をずらす写し方がやたら出てくる
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

絶対に予習が必要な映画。

観た後にシャロンテート事件調べて「クッソーーーーーー!」になった。
全然知らんかったので、知ってる人に比べて面白さ半減どころじゃ無いと思う。

なのにちゃんと面白かったのが
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.7

無限に続く壁を挟んで2人の人間が立っていて、お互いが「自分は外にいて相手は内側にいる」という時の外側と内側ってそもそもなんだ?っていう話。

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.8

キューバ危機から世界を救った2人の実話。
彩度の低い映像で淡々と進んでいく地味な話なんだけど、張り詰めた糸みたいなストーリー展開で息が詰まる。感情描写も最低限だし、台詞もあまり多くない。
あのボリショ
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

イムシワン死ぬまでがホラー味あってめっちゃ面白かったけど、その後は妙に展開が早かったなあ。
ホノルルまで往復できるほど燃料積むもんか?片道8時間やで?とか、急降下してんのに酸素マスク落ちてこないの?と
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ポリスアカデミー(1984年製作の映画)

3.2

たぶんテレビで観たことあると思うんやけど中身全然覚えてなかったし今後また観たこと忘れると思う。
「暴動」という文化。謎すぎる。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.7

映画の序盤、自分を偉大な才能があると信じてるパプキンに対して周囲の人々が小物扱いし続けるくだり、観てる私が恥ずかしくなったり居た堪れなくなる必要はないのにとにかく穴があったら入りたくなった。
でも結局
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

冬の韓国でタラ鍋を食べた時、隣の席でコートを着込んだままの地元のサラリーマンたちがセリを何度も何度もおかわりしてて、真緑になった鍋を前にソジュを飲んでたのが印象的だった。
サムギョプサルにもセリ乗せて
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.6

原作を読みたい読みたいと思いながら、なかなか手が出なかったんやけど、アニメ映画があったので観てみた。
キャラクターたちは簡素な陰影なのに、トーンを抑えつつも描写はしっかりした背景と馴染んでて、山の下も
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.5

旧作のオマージュも散りばめられてて、映像や音楽もあの時らしさにこだわっててなんだか懐かしい雰囲気だった。
女性版続篇は賛否両論だったらしいので、これが正史だ!ってことなんだろうけど、旧作の軽快なテンポ
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