ななめまえさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

デジャヴ(2006年製作の映画)

3.6

コンデションが悪かったせいか序盤は退屈に感じて眠くなりましたが、後半にかけての盛り上がりとともに眠気が覚めました。
こういう構成は好きなんですよね。
タイムトラベルあるあるな熱いシーンも散りばめられて
>>続きを読む

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.9

原作のファンです。映画を観たのはもう何年も前になるのですが、未だにユリちゃん役の永作博美の屈託ない笑顔が脳裏に焼き付いて離れません。
私自身がまるで主人公の磯貝みるめ君になったように、ユリちゃんに心を
>>続きを読む

ドッグマン(2018年製作の映画)

4.5

この作品は決して手離しで面白い、と手を叩いて賞賛できるようなエンタメ作品などではありません。
けれどどうしようもなく惹かれてしまう、人間の根幹をありありと描いた素晴らしい作品です。
裏寂れた田舎社会の
>>続きを読む

預言者(2009年製作の映画)

4.6

刑務所映画が大好き!という前提を含めまして、
この作品は数年前に鑑賞したのですが妙に印象に残っています。
全体的に好みの雰囲気だったんですが、特にラストが最高に痺れるので絶対に最後まで観て欲しいです。
>>続きを読む

或る終焉(2015年製作の映画)

3.7

今まで鑑賞してきた終焉ものの中でもかなりインパクトが強く残っている作品です。
身終えた後に、タイトルを反芻して人間の生き死にについて考えさせられました。

スノーマン 雪闇の殺人鬼(2017年製作の映画)

3.3

北欧ミステリーの陰惨な雰囲気は大好きなのですが、なんだか全体的に活かしきれていないというか、惜しい感じの作品でした。

暁に祈れ(2017年製作の映画)

4.7

少し前に鑑賞したのですが、この作品とても好きでした。映像と生臭い空気感が堪らない。
タイの監獄は不衛生なうえに無秩序で獣の巣みたいな場所ですね…。収監されている人達も主人公含めて理性が欠損していて血の
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

最初ノリやネタが合わず…どうしようこれが二時間続いたら耐えられる気がしない…と、暗澹たる気持ちで鑑賞していたのですが、
メイン会場についた辺りから面白さが加速していきました。
映像が鮮烈で美しい。小気
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.8

わーすごーい!面白い過ぎました。
想像をはるかに超えてくる監督!!
スタンディングオベーションです。
初っ端から何が起こっているのか訳が分からない混沌に放り込まれて、目まぐるしく状況が変わっていきます
>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

5.0

この作品は私にとって非常に思い入れ深い一作です。
と言いますのも、それまで映画をあまり観たことがなかったのですが、
これを観たことにより、あまりの衝撃で映画の沼にズブズブと嵌るきっかけになった作品だか
>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

4.2

原作読了済みです。
又吉さんの作品は人間の機微がリアルで目を覆いたくなるほど繊細ですが、映画でもきちんとそれが再現されていて丁寧に抉られました。
確かな幸せと長くは続かない諦観をこれでもかとリアルに見
>>続きを読む

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.7

キャリーマリガンが美しすぎる。
猫が可愛い。
歌が良い。
大きな起伏のある物語ではないが、コーエン兄弟作品の空気感が好きです。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.7

前評判をみて戦々恐々初日に劇場に足を運びました。
観た後に凄まじい多幸感と充足感に包まれて酩酊状態だったのを覚えています。
グロいシーンもあるしシチュエーションとしてはトラウマ級なのに、あまりに作品の
>>続きを読む

蟹工船(2009年製作の映画)

2.7

原作を読んだ事があります。
あえてなのかチープな作りで、これまたあえてなのかコントのようでした。

ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.6

始まりからインパクト大です。
何度もアランとは縁を切った方が良いと思いましたが、まさかの特技があったり、思わぬ魅力に溢れたまさにアラン回でした。
クズだし絶対に関わらない方が良いと分かってるのになぜか
>>続きを読む

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.8

もうお酒止めなさい!と総ツッコミが聞こえる続編です。
目まぐるしい情報量とテンポ感は相変わらず。お決まりパターンも心地良く、エンドロールが一番笑えます。
川で歌うシーンはガキの使い「笑ってはいけない〜
>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.6

不誠実不謹慎極まりない彼らのハメを外しちゃったコメディ。次々と色んな事が起こるので情報が追いつかないし突っ込みも追いつかない。目が覚めて虎がいるのには爆笑しました。記憶がないって怖い…!
テンポ良く最
>>続きを読む

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

2.8

過去編は素敵でした。
しかしあまりにもツッコミどころが多すぎて…。
原作もこんな感じなのか疑問です。

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.7

荒んだ空気感と二階堂ふみさん、吉沢亮さんの演技が素敵で好みの映画でした。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.6

シャイニングのオマージュがてんこ盛りで心が躍ったのですが、
ただ正直なところあまりに前作とテイストが違い過ぎて困惑しました。(原作未読)
…超能力バトル??
単独としてみたらこれはこれで面白かったです
>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

5.0

恋愛映画でベストに入る大好きな作品です。
儚いからこそ美しい、人生の煌めきと残酷さの中に、濁りのない清澄な二人の愛を感じます。

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

-

途中まではとても良かったのですが、展開が合わなくて…残念ながら生理的にダメでした。本当に残念です。
スコアを付けると嫌がらせのようになってしまいそうなので控えさせていただきます。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

正直なところ、予告を観てそこまで期待はしていなかったのですが…というか、この手のお話は物語の着地点によっては地雷だったりするので難しいな…と恐る恐る観てみたのですが…、

良かったです。

とってもピ
>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.3

まさかの続編。
正直なところ、鑑賞するまでおっかなびっくりでした。というのも前作が大好きなので、どう転んでしまうのか。ものによっては観た事を後悔するはめになるのでは…という不穏な心をやすやすと飛び越え
>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.8

青春映画といえばコレ!とおすすめしたい一作です。
オシャレで退廃的で、自分はなれないしなりたくはないけど、どこか憧れてしまうダメな若者たちの生活。
便器のシーンが鮮烈に焼き付いています。笑

人生を選
>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

4.6

初めて観た時の衝撃が忘れられない作品です。
ダンスが良い。
ラストは必見。

悪人伝(2018年製作の映画)

4.7

最初から最後までフルスロットルで駆け抜ける。と、いうかこれ以上は無いでしょう。のさらに上をいってくれる、これぞ韓国映画!という感じの大満足の作品でした。
癖者揃いの悪人たち。とくにマ・ドンソク演じるボ
>>続きを読む

ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)

3.9

身を堕としていく人間の作品がなぜこんなにも好きなのか。これは最早性癖なのかもしれません。
前途有望だったポリーナ、しかし徐々に歪みがうまれていく…。
ダンスが圧巻でした。痛みも、苦しみも、芸の肥やしと
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.2

ホラーは得意ではありませんが、ミッドサマーでアリ・アスター監督の底知れなさに平伏したので観てみました。
結果、凄い。
ホラーに留まらない作品だと思います。確かに怖いのですが、美しさやストーリーの秀逸さ
>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.6

短いなかに凝縮されていて無駄がなく、同時にガツンと頭を殴られるような強烈なインパクトを残す作品です。冒頭からぽつぽつと石を置いてゆき線で結ばれていくコンステレーションが絶妙。

(2007年製作の映画)

3.4

グザヴィエドランの母親に対する偏愛のブレ無さを感じました